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更新日:令和6(2024)年4月1日

ページ番号:20701

知事定例記者会見(平成24年12月27日)概要

知事発言へ質疑応答へ

日時

平成24年12月27日(木曜日)10時30分~10時53分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成24年12月27日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 平成24年県政10大ニュースについて

知事発言

 平成24年県政10大ニュースについて

知事

おはようございます。

はじめに、昨日、東庄町で発生いたしました高校生のボート転覆事故についてでございます。保護者など多くの方々にご心配をおかけいたしましたが、生徒が大事に至らなかったことに安堵しているところでございます。また、近隣住民の方々や東庄町役場の方々に、救出や救護でご協力をしていただき、感謝申し上げます。安全に行われるべきスポーツで、このような事故が発生し、大変残念に思っております。二度とこのような事故がないよう、あらためて安全対策に万全を期してまいります。

それでは、平成24年の県政10大ニュースを発表いたします。これは、報道機関の皆様と県関係者、合わせて30人の投票により選定されたものでございます。

それでは、第1位から順番に発表してまいります。

今年の県政10大ニュース第1位は、海の上の高速道路を走る日本初のフルマラソン、「ちばアクアラインマラソンの開催」が選ばれました。

第2位は、「成田空港を拠点とする日系LCCの新規就航」でございます。今年は、国内各地でLCCが就航し、「LCC元年」と言われた年となりました。

第3位は、アクアラインの着岸地である「木更津市に首都圏最大級のアウトレットモールのオープンと観光情報発信」でございます。

第4位は、「第90回全国高等学校サッカー選手権大会での市立船橋高等学校の優勝!」でございます。

第5位は、2つございます。

1つは、「全国初、避難のための津波浸水予測図、液状化しやすさマップの公表」

もう一つは、「タイ王国訪問・トップセールス」が選ばれました。

そして、第7位は4つが並びました。

1つ目は、「東日本大震災を踏まえた地域防災計画の見直し」

2つ目は、「県人口、調査開始以降で初の減少。千葉県人口動態分析検討会議を設置し、人口減少要因を分析」

3つ目は、「ロンドンオリンピック・パラリンピックでメダルを獲得した本県ゆかりの9選手に県民栄誉賞などを授与」

4つ目は、「第46回衆議院議員総選挙の執行」でございました。

それでは、10大ニュースの中から、いくつかの項目を振り返ってみます。まずは、第1位となった「ちばアクアラインマラソン開催」についてでございます。10月21日、さわやかな秋晴れの中、午前10時の号砲とともに、約1万4,000人のランナーがスタートを切りました。アクアラインの上では、青い空と海に囲まれた絶景の中を気持ちよく走ることができた、というランナーの声がたくさんございました。コース沿道では、約31万人が応援にかけつけ、横断幕や楽器の演奏、地元小中学生などから熱い声援が送られ、ランナーを後押しいたしました。大会の運営に当たっては、ボランティアや地元木更津市、袖ケ浦市をはじめとする地域の方々など、多くの皆様にご協力をいただきました。また、警察やネクスコ東日本、スポンサーなどの関係者の皆様方にもご尽力、ご支援をいただきました。改めて心から厚く御礼申し上げます。

第2位の「成田空港を拠点とする日系LCCの新規就航」により、成田空港における国内線の旅客数が大幅に増加し、今年7月以降、10月までの国内線の旅客数は前年の約2.2倍になっております。

第3位の「木更津市にオープンした首都圏最大級のアウトレットモール」については、アクアラインを利用しての首都圏からの買い物客をはじめ、国内外からの観光客も訪れ、大変、にぎわっております。県では、施設内に千葉県観光情報館「チーバくんプラザ」を開設して、県内の観光地や地域の魅力を発信してまいります。

第4位は、「全国高校サッカー選手権で市立船橋高校が優勝!」でございます。決勝は、延長戦となった熱戦で、応援に行った私もスタジアムで元気をもらいました。

また、第7位に「ロンドンオリンピック・パラリンピックでメダルを獲得した本県ゆかりの9選手に県民栄誉賞などを授与」が選ばれました。今年もスポーツの力が県民に勇気と感動を与えてくれました。

さて、県では、東日本大震災発生以降、安全・安心のための取り組みや復旧・復興などに全力で取り組んでまいりました。

第5位に入った「避難のための津波浸水予測図と液状化しやすさマップ」は、津波に対する具体的な避難行動や液状化対策につながる住民目線のマップを公表した全国初の取り組みでございます。

また、第7位に入った「地域防災計画の修正」については東日本大震災を踏まえ、「命を守る」、「生き残る」ための対策を最優先として見直しを行ったものでございます。

このほか、東日本大震災関連では、20位までの項目に、県と旭市の共催による「東日本大震災1周年追悼式の開催」が選ばれたほか、「原発事故に係る放射能問題に対する取り組み」が入りました。災害から命を守るためには、自助・共助・公助が一体となって地域防災力を向上することが重要でございます。これからも県民と一体となって全力で取り組んでまいります。

その他、20位までの項目を見ますと、「子ども医療費助成の対象拡大」、「子育て応援!チーパス事業の取り組み開始」という子育てに関する事柄や「東関東自動車道館山線」と「圏央道」の道路事業についての事柄が選ばれております。来年春には圏央道の東金・木更津間の開通も予定されております。道路ネットワークの整備については、県内経済の発展に限らず防災上の面からも重要であり、一層の推進に努めてまいります。

こうして10大ニュースを通して今年を振り返ってみますと、経済の活性化やスポーツでの活躍、さらにはアクアラインマラソンにおける地域が一体となった取り組みなど、本県のもつポテンシャルの高さを確認することができました。

さて、年明けからは、「元気あげます!春の房総」をテーマに、早春の観光キャンペーンが始まります。あたたかい房総半島には、ひと足早く春が訪れます。花摘みやイチゴ狩り、おいしい海の幸など、早春の房総の魅力を満喫し、リフレッシュしていただきたいと思います。

私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。質問は2点ありまして、1つが東庄町のボート転覆事故ということで、警察や国のほうで調査は行われていますけれども、県としても、原因の究明や検証作業をするつもりがあるのかということが1点。

もう一つは、昨日、安倍内閣が発足しましたけれども、閣僚の顔ぶれを見まして、知事は、どう評価されているのか、聞かせてください。

知事

東庄町の皆さん、役所の皆さんにも大変お世話になりました。ボートの事故でございますが、本当に自然というのは怖いですね。スタートのときには風はおさまっていたというんです。それがずーっと下っていったときに、急に風が吹いたということで、今、国のほうも調査に入っておりますので、県としても、この辺をしっかり精査しながら、こういうことが二度と起こらないようにやっていかなければならないと、そのように思います。

組閣でございます。私、今回は、本当に重さを感じた布陣でございます。特に、麻生(太郎)副総理、菅(喜偉)官房長官、甘利(明)大臣、非常に経済通ですし、麻生副総理におかれましては、総理もおやりになったし、外務大臣もおやりになっている。いろんな意味で、世界に堂々と行けるお方だと思います。また、官房長官の菅代議士は、非常に目配り、気配りもありますし、議員からの信頼もあるのでね。甘利さんは、まさしく経済通でございますので、非常にいい布陣なのかなと、そう思っております。

それと、今回テレビを見ていると、大勝組と負け組といろいろ出ているじゃないですか。私は二大政党論者なんですよ。国会議員の友人に電話しても、みんな、あれだけ大勝しても、非常に緊張感を持ったしゃべり方をするんです。今回は、ばっちりやらなきゃいかんということで異口同音なんです。ということは、民主党が一回は政権をとったじゃないですか。それによって自民党も、その3年半、物すごく勉強したし、政権をとっても、待てよと。ちょっとでも油断を見せたり失敗したりすると、またしっぺ返しが来るなという、そういう緊張感ですね。だから、どんどん当選が出たときも、執行部の人たちは余り笑顔がなかった、緊張感のほうが強かったですね。ですから、民主党がここでへこたれるんじゃなくて、捲土重来を期して、また踏ん張ることが、これが自民党においても緊張感が出る、民主党においても緊張感が出る、イコール日本国国民にとっていい状況になると、そう思っています。

ですから、私は、自民党におかれましては、実行と政権の安定、経済の安定、外交、エネルギー、これをびしっとやっていただきたいし、民主党においては、今までのことを精査しながら、もう一度国民に、政権を俺たちは担えるぞという姿勢を、ぜひとも見せていただきたい、そのように思います。

記者

手賀沼の一時保管施設なんですけれども、運び入れ、搬入のときに、早速もめたということがあるんですけれども、今後、どういうふうに対処していくのかということと、あと、最も気がかりになる最終処分場のほうですけれども、それの見通しについてどうなっているかということを教えていただきたいんですが。

知事

反対住民の方には、私ども県といたしましても、できる限り丁寧に、そしてご理解を賜るように、今まで努力してまいりました。これからも努力していかなければならないと、そのように思っております。ただ、各市、焼却灰等の保管が逼迫しているという、こういう状態も、これはやっぱり共助の面からいっても、何とかご理解をしていただきたいと同時に、県といたしましても、安全面において万全を期しているところでございます。毎日、空間放射線量の測定、24時間体制管理などをしっかりやっているところでございます。

そして、最終処分場につきましては、指定廃棄物はお国がきちっと処分すると、これは法律で決まっておりますんで、これは政権が変わろうと何しようと、お国でしっかりやっていただきたい、そのように思っております。

そういう意味においては、4市1組合も、お国のほうにこの最終処分場のことについて、前に環境省に要請に行ったときに、そして、我孫子市長も国を信じるということにおいては、県と共有しているところでございますから、私たちもやることはやると。しかし、やってもらうことはぴしっとやってもらうと。そういう気持ちで、それと同時に県民の皆様にお願いしたいのは、こういう災害というのは、いつ何時立場が変わるかわかりません。県としても一生懸命やります。共助の精神をお願いしたい、そのように思っているところでございます。

記者

ありがとうございました。

記者

繰り返しになってしまいますが、昨日のボートの事故の関係で、県として、具体的に今後調査やあるいは再発防止策の検討なんかをされるお考えがあるか、もう一回、具体的にお答えいただけますか。

知事

それは先ほど申したように、国の調査が入っております。もちろん生徒等、指導者等も含めて、県もできる限り、国と調査、精査してまいりたいと、そのように考えております。その辺、担当部局、詳しいことがありましたらご説明申し上げてください。

職員

(教育庁体育課)今、知事がお答えしたとおり、国のほうの調査が入りますので、その調査の結果を踏まえて、我々も調査をいたしますが、結果だけではなくて、今後、今回の事故を踏まえて、再発防止に努めるところまでしなければいけないので、今回の調査をしっかりやりたいというように考えております。

記者

もう一つ、これも繰り返しになりますが、最終処分場の関係ですが、国のほうからは、いまだに具体的な提示等はないということでよろしいですか。

知事

そうですね、ご案内のとおり、今、お国はこういう状態でございますから。それはまた近いうちに、今度石原(伸晃)大臣がおなりになりましたので、また何かの指導は来るんではないかなと、そのように思っております。

記者

おはようございます。まず、新内閣の顔ぶれについてですけれども、麻生さんが総理時代にアクアラインマラソンをやるということを知事が決意されたように、個人的に仲のいい大臣の方ですとか、太いパイプのある大臣の方ですとか、そういう方はいらっしゃいますでしょうか。

知事

国会議員時代、懇意にしていただいた麻生元総理とか、菅代議士もそうでございます。甘利代議士もそうでございます。林(芳正)先生は、参議院時代、一緒にいろんな仕事をやりました。それなりにみんな知っておりますけれども、そのあたりの大臣かなと思っております。

記者

しつこいようなんですけれども、今年最後の記者会見だということで、来年の知事選に向けて、あらためてまた知事のお考えを。

知事

もちろん私、前にも申したとおり、今年正月、しっかり考えて、来年明けてから皆さんにお話しいたします。

記者

ありがとうございました。

記者

おはようございます。よろしくお願いします。10大ニュースに関してなんですが、知事ご自身として、この並びについて、どのようにお感じになったかということと、ご自身としてのトップは一体何だったかというのを聞かせてください。

知事

ほとんど皆さんと同じ考えの羅列かなと思っております。私は、トップにやっぱりアクアラインマラソンを入れました。これは非常に、千葉県のポテンシャルといいますか、風光明媚な魅力、それから千葉県民の人情を全国に発信することができたのかなと、そのように思っているところでございます。

記者

また繰り返しになって恐縮なんですが、昨日のボート転覆事故の関係で、一応、県は主催者であって、練習の実施の判断を現場に任せていたと。かなり経験とかそういうことが必要だということがあると思うんですけど、主催者として、改めて責任というか、そういった体制が本当によかったのかどうかも含めて、まだ調査の結果を踏まえてということなんですが、やはりスポーツの向上と安全対策は両立しなければいけないと思うんですが、その辺を県としてどのように考えておられるか、知事のお考えを。

知事

記者さんも十分におわかりになっていると思いますが、これは本当に難しいんですよね。さっき言ったように、まず現場の、何事もそうですよ、記者さんもそうでしょう、現場というのは一番大事ですよね。デスクにいるより現場なんですよ。だから、現場の意見を物すごく尊重するということは大事だとも思っております。

ただ、今回の場合、現場において、スタートの時点においてはそういう風等はなかったと。ところがそういうところに来て、現場においては、すぐ上がるようにというそういう指示もなさったと。そういうふうに大まかには聞いております。ただ、実際にその辺の判断基準をも含めてどうだったのであろうかとか、では、生徒に対して万が一の場合はどのように指導していたのかどうかとか、そういうことは精査する必要があると思います。

記者

そうすると、今後、マニュアル的な基準の見直しとかそういったものも、知事としては必要だとお感じになられているんでしょうか。

知事

精査してみないとちょっとわかりませんがね、スポーツというのは難しいんですよ。どこまで頑張れと言ったらいいのか、もうやめてもいいよと言っていいのか、これは非常に難しいところなんです。ですから、その辺も考えながら、県としても対応してまいりたいと思います。何か担当部局、ありますか。

職員

(教育庁体育課)知事が申したとおりですけれども、マニュアルというか、例えば気象条件とかをきちっと勘案しなさいよということで、競技によっては例えば雷なんかも含めてなんですけれども、雷が鳴ったらすぐにやめなさい、これが行ってから20分待ちなさいというようなマニュアルを立てているところもございます。

今回の事故を受けまして、では一体、風速とかそういったものがどうなっていたのかというのを、もう一回精査して、事故の防止に努めたいと考えております。マニュアルをどうするかというよりも、それぞれの競技団体の判断というのはやはり一番正しゅうございますので、今回の判断につきましても、練習開始時においては、できる状態であったということでございます。

したがいまして、現場、これは40団体がございますので、全て県のほうで、今日はやっていいよ、やっちゃいけないよというふうなことは、なかなか判断できません。練習の開始というのは、それぞれの現場の判断に任せるしかないんですけれども、事故の防止対策については、今後徹底してまいりたいと思いますので、ご理解いただきたいと考えております。

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