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更新日:令和6(2024)年4月1日

ページ番号:20697

知事定例記者会見(平成24年10月18日)概要

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日時

平成24年10月18日(木曜日)10時30分~10時47分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成24年10月18日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 「福祉のしごと就職フェア・inちば」の開催について
  2. 文化資源を活用した地域活性化の取組について
  3. 県立博物館の催しについて
  4. 「ちばアクアラインマラソン」について

知事発言

 「福祉のしごと就職フェア・inちば」の開催について

知事

おはようございます。

はじめに、今週の土曜日、幕張メッセで開催する「福祉のしごと就職フェア・inちば」についてお知らせいたします。急激な高齢化の進展などにより、福祉や介護の分野では、人材の確保が大きな課題となっております。「福祉のしごと就職フェア・inちば」では、福祉関係の仕事への理解を深めていただくとともに、福祉の仕事を目指す人の就職を支援するため、様々な職場を紹介いたします。当日は、165の社会福祉施設や事業所の担当者から、職場の環境や、どのような人材が求められているのかなどについて話を聞くことができます。また、相談コーナーでは、福祉関係の様々な職種や資格の取得方法をわかりやすく説明をいたします。さらに、「就職フェア」に先立って開催する「福祉のしごとセミナー」では、福祉の現場で働く先輩たちから、仕事の内容ややりがいなどを直接聞くことができます。

福祉の仕事は、たくさんの人から「ありがとう」と感謝される、とてもやりがいのある仕事でございます。福祉や介護、保育などの仕事に興味を持っている人や、就職活動中の学生の皆さんなどが参加して、自分に合った仕事を見つけてほしいと思います。

 文化資源を活用した地域活性化の取組について

知事

次に、文化資源を活用した地域活性化の取組についてお話をいたします。

近年、全国各地で、その土地ならではの資源を活用して地域を活性化しようとする動きが盛んでございます。その中でも、長い歴史の中で育まれてきた文化資源は、特に重要な資源といわれております。県内においても、歴史的建造物などの文化遺産や棚田などの美しい景観を活用して、魅力あるまちづくりにつなげようとする取組が進められております。今年の3月に県が策定した「ちば文化振興計画」では、「文化資源を活用した地域の活性化」を重点施策に掲げ、文化資源を観光やまちづくり、産業振興などに活かしていくことを目指しております。

そうした取組の一環として、来月14日には、千葉市内で「地域活性化フォーラムin千葉」を開催いたします。このフォーラムでは、文化資源を活用して、住民の「地元愛」を深め、「まち」のブランド力を高めていくことについての課題と展望を考えていきます。第1部では、木更津市出身の俳優で、絵画などにも造詣の深い中尾彬さんに、「文化が育む豊かな人生」というテーマで講演をしていただきます。第2部は、「文化資源がまちを活性化するふるさとの魅力、再発見」と題したパネルディスカッション、第3部は、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉のミニコンサートという構成でございます。応募者は、すでに定員を超えており、県民の皆様の関心の高さがうかがえます。

県では、今後とも、文化資源を活用して地域を元気にする取組を進めてまいります。

 県立博物館の催しについて

知事

次に、今週の土曜日から始まる県立博物館の催しについて2つご紹介をいたします。

まず、県立中央博物館で開催する特別展「ティラノサウルス肉食恐竜の世界」でございます。最新の研究成果に基づいて復元された全長12メートルの完全骨格を、関東地方では初めて公開いたします。ティラノサウルス研究における最新の高い技術により、非常に精密な仕上がりで、獲物に襲いかかろうとする瞬間がいきいきと再現されております。このほか、会場には、最古の肉食恐竜の化石など約50点が集合いたします。最強といわれている肉食恐竜の迫力ある姿をたくさんの人々に体験していただきたいとそのように思っております。

2つ目は、県立現代産業科学館で開催する企画展「未来へつなぐエネルギー」でございます。新エネルギーとして注目を集めているコンパクトな風力発電や水力発電設備の展示のほか、全国の生産量の8割を千葉県が占めるヨードを素材とした次世代太陽電池の紹介も行います。また、メタンハイドレートやバイオ電池などに関する実験教室も開催いたします。新しいエネルギー事情を理解し、エネルギーの未来について考えるきっかけにしてほしいとそのように思います。

県立博物館では、このほかにも様々なテーマの展示会やイベントを開催しています。ぜひ、ご家族やお友だちといっしょに好奇心を刺激する楽しい1日を過ごしていただきたいと思います。

 「ちばアクアラインマラソン」について

知事

最後は、いよいよ目前に迫った「ちばアクアラインマラソン」についてでございます。

今週の日曜日の午前10時、海の上の高速道路を走る初めてのフルマラソンである「ちばアクアラインマラソン」がスタートをいたします。世界中から集まった1万5,000人のランナーが、アクアラインの海に囲まれた大パノラマをはじめ、のどかな田園地帯や緑あふれる丘陵地帯、美しい街並みの住宅地など、変化に富んだ景色の中を駆け抜けます。

ランナーは、18歳の若者から79歳まで、幅広い世代構成となっております。招待選手には、公務員ランナーの川内優輝選手、実業団からは川上智之選手と吉田香織選手、そして、大会のPR大使でもある猫ひろしさんをお迎えいたします。コースの沿道では、18カ所の応援ポイントで、地域の皆様による郷土芸能やダンス、吹奏楽などのパフォーマンスが行われ、ご当地キャラクターたちもランナーに熱い声援を送り、大会を盛り上げてくれます。また、34.4キロ地点にある応援ポイントでは、びわ羊羹や落花生などの県産品や、新鮮な牛乳などの飲み物がランナーに提供され、ラストスパートのエネルギーを補給いたします。さらに、ゴールとなる木更津市役所周辺のメイン会場では、いわし丼やつみれ汁、メンチカツ、豚肉炭火焼きなど、30を超えるご当地グルメや、地元の野菜、海産物などの販売が行われ、ランナーや応援の皆さんに千葉の味覚を楽しんでいただきます。

なお、大会当日は、東京湾アクアラインが午前8時から午後2時まで通行止めとなるなど、コースや周辺道路の交通規制を行いますので、どうぞご理解とご協力をお願いいたします。

いよいよ大会まであと3日でございます。これまで、本当にたくさんの皆様のご協力を賜りまして、準備を進めてまいりました。当日も県民の力を結集して、多くの人々に感動を与え、千葉県ってすばらしいなと、千葉県って行ってみたいなと、そういうふうに思っていただけたらなと、そのように思っています。千葉の魅力を十分に発信してまいりたいと、そのように思います。どうぞよろしくお願いいたします。

私からは以上です。

質疑応答

記者

発表にありましたアクアラインマラソンで1点お伺いしたいんですけれども、海の上の高速道路を走るという異例の大会を実現するには、安全対策とか、使用許可など、いろいろハードルがあったかと思うんですけど、改めて発案されてから実現するまでの一番難しかった点というのをお聞かせいただけますか。

知事

それは、記者さんもご案内のとおり、何しろ高速道路を止めるというのは、これは大変な作業でございまして、県警を初め警視庁も神奈川県警も、皆さんに大変なお力を賜りました。それから、何しろ初めてですから、ああいう橋を走るわけですから、気候のことも含めて、それから選手の皆さんの安全性も含めて、いろいろ私ども研究し、しっかりやっているつもりでございます。その点、詳しくは担当部、説明してください。苦労の点だとか、こういうところに注意したとか、今、こうやっているとか、そういったことを。

職員

(教育庁教育振興部体育課)やはり一番は、交通規制の問題でございます。6時間という長い時間、アクアラインをとめるということで、観光施設等にご協力を賜ってきたところでございます。あと、コースの沿道、一般道ですけれども、どうしても閉鎖地区になるところが出てまいります。そういう店舗等、事業所等にも1軒ずつ丁寧に回りながらご理解を得てきたところでございます。以上でございます。

記者

よろしくお願いします。国の焼却灰の問題ですけれども、その後、国のほうから具体的に候補地を示されたりとか、この辺を予定しているなど、何かお話はありましたでしょうか。

知事

もう記者さん、ご存じかと思いますけれども、国のほうは、ほかのところでもいろいろとなかなか難しいような状況でございます。私ども、国のほうからは、情報提供等、一時保管等しっかりやってくれと言われておりますので、私どもは、それはお約束ですから、私どもしっかりやっております。情報をいろいろ私ども提供しています。大事なことは、地域によって、みんなそれぞれ、例えば千葉県の場合、国有林がちょっと少ないと、そういうことも含めてウイングを広げていろいろとお考えになったほうがよろしいんじゃないですかという情報提供はしております。今、お国のほうもいろいろと精査している中において、もうちょっと待っていただきたいと、そういうようなことでございます。

記者

2点ありますが、まず1点。復興予算の関係で、全国防災の名のもとに、省庁の関連施設の補修とかそういうことにも使われるというので、ちょっと問題になっていますけれども、それについて、まず復興予算、直接関係のないものに使われているんじゃないかというご指摘について、知事としてどうお考えになっているのかというのが一つと、さらには、被災地の県のトップですから、こうした面について何かもっと全国発信して、被災県のトップとして、もっとそれについて発信するべきことはないんでしょうか。そのお考えをちょっとお聞かせください。

知事

私の親戚も、宮城県の亘理郡山元町で、まさしく被災しまして、いとこも亡くなっているんでございますが、親戚のいとこなんかに話を聞いても、はっきり言ってがっかりしているというか大変だというか、どうなっているんだろう、先行きが見えないという話を聞いております。私、この復興予算って、いうなれば増税が相当数入っていますよね。これはやっぱり多くの国民がそれを許したというのは、早く復興してほしいという願いからだと思うんです。一番大事なことは、まさしく復興させなければいけない、いうなれば被災した人たちに、まず十分手当てすること、十分に話を聞いて、十分にやってやること、それからいろいろ話も聞きます。全く関係がないということもないですよ、いろんなところからこれも被災には関係ある、それはそういうことをやった後の、私は配分だと思っております。ですから、頭からそちらのほうを配分していったら、これはとっちらけになっちゃいますよ。まず、被災された方々の十分な意見を聞くと、それをぴちっとやると、それが、まずもって大事だと、そのように思っています。

それから、被災県として発信することはないのかと。これは我が千葉県、東北3県に比べたら、大変いうなれば軽度といいますか、だったんでございますが、何しろ我が千葉県は、そういう意味においては順調のほうに来ておりますが、それでももっともっとお国に頼らなければならないところもあります。ですから、これは重複しますが、まず被災地の人たちの意見を十分に育んでほしい。それが第一次的なものだということを、これからも機会あるたびに、私はお国のほうに申し上げてまいりたいと、そのように思っています。

記者

あともう一点、済みません。昨日、最高裁で1票の格差の判決が出ました。かねて知事は、混迷する、空白状態になっております国政の状況を見ながら解散を早期にすべきだとおっしゃっていますよね。この1票の格差というのは、衆議院の選挙にも通ずるところがありますけれども、これをまず解決してから解散というか選挙すべきなのかどうなのか、そのあたり、お考えをお聞かせください。

知事

そうですね、今までよく1票の格差。私なんかがいたころもそういうことが問題になって、いろいろありました。今回最高裁でも出たことでございます。これはやっぱりお国のことですから、国会議員がぴちっと話し合って、どういう形ならば国民に納得してもらえるかということを、私は決めていただきたいなと。部外者といいますか、私たち国民に言わせれば、そういうことを整理整頓していただきたいなと、そのようには思っております。

記者

指定廃棄物の最終処分場の県内設置、先ほどの質問と関連するんですけど、国からはもうちょっと待ってほしいという話でしたが、具体的な期日というのは示されなかったということでよろしいですか。

知事

そうですね、国が今、大変混乱していることもよくわかりますし、これはそんなにすぐに決まるわけでもないわけですから、とりあえず私は、国が責任を持ってやると言っているわけですから、情報提供しろと言ってるわけですから、そういうことをまず、私は言われたことをぴしっとやっているというところでございます。

内容についてのお問い合わせ先

  • 「福祉のしごと就職フェア・inちば」の開催について

→健康福祉部健康福祉指導課【電話】043-223-2313

  • 文化資源を活用した地域活性化の取組について

→環境生活部県民交流・文化課【電話】043-223-2406

  • 県立博物館の催しについて

→教育庁教育振興部文化財課【電話】043-223-4127

  • 「ちばアクアラインマラソン」について

→教育庁教育振興部体育課【電話】043-223-4111

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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