ここから本文です。

更新日:令和3(2021)年4月5日

ページ番号:20679

知事定例記者会見(平成24年2月16日)概要

知事発言へ質疑応答へ

日時

平成24年2月16日(木曜日)10時30分~10時50分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成24年2月16日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 「千葉県こども病院周産期センター」の完成について
  2. 「はーとふるメッセ実りの集い2012」の開催について
  3. 「平成23年度第2回千葉ものづくり認定製品」の認定について
  4. 「植木伝統樹芸士」及び「植木銘木百選」の認定について
  5. 「千葉の米粉スイーツフェア」の実施について

知事発言

「千葉県こども病院周産期センター」の完成について

知事

おはようございます。

最初は、千葉県こども病院の機能拡充に関する話題でございます。

千葉県こども病院は、県内随一の小児総合医療機関として、新生児から15歳未満の子どもを受け入れ、高度で専門的な治療を行っております。このたび、母体と胎児の集中治療室や分べん手術室を持つ産科や、新生児集中治療室などを備えた「周産期センター」が完成し、来月21日にオープンすることとなりました。これまでは、産科の機能がなかったため、他の医療機関で生まれた直後に、新生児のみを搬送して治療を行っていましたが、今後は、母子の受入が可能となり、出産前から一貫した医療を提供することができるようになります。また、他の医療機関から新生児を搬送するリスクや、母親と新生児が離ればなれになってしまうことも解消されます。「周産期センター」は、こども病院の本館に隣接して増築され、病床数は24床で、今月25日に完成記念式典を開催いたします。県では、今後とも、良質で適切な医療を効率的に提供する周産期医療体制の整備を進め、安心して子どもを産み、育てていける環境づくりに取り組んでまいります。

 「はーとふるメッセ実りの集い2012」の開催について

知事

次は、地域における障害者の活動を紹介するイベントについてでございます。

地域社会においては、障害のある人も、ない人も、住民の1人として、その人らしく暮らすことができるコミュニティづくりが求められております。県内の障害福祉事業所では、ものづくりや製品の販売活動を重ね、障害者の方たちが、地域との関わりを深めています。県では、「働く障害者の仕事に光を当てる」というテーマで、障害者の働く姿と、その成果を広くアピールするため、来月3日、幕張メッセで、「はーとふるメッセ実りの集い2012」を開催いたします。当日は、障害福祉事業所の優れた製品や活動を「はーとふるメッセ・オブ・ザ・イヤー」として表彰いたします。また、受賞製品をはじめ、手作りのパンやスイーツ、小物などを販売するほか、障害福祉事業所の先進的な取組を紹介いたします。ぜひ、会場で、障害者の方たちの熱心な取組に触れていただき、すべての人が暮らしやすい千葉県づくりに向けて、理解を深めてほしいと思います。

 「平成23年度第2回千葉ものづくり認定製品」の認定について

知事

次に、今年度2回目の「千葉ものづくり認定製品」の認定についてお話をいたします。

県では、中小企業が開発した優秀で独創的な製品を「千葉ものづくり認定製品」として認定し、販売の支援などを行っております。今回は、5つの製品を認定しましたので、ご紹介いたします。

1つ目は、有限会社曽田金属製作所の「フライス用簡易傾斜台」でございます。

金属の板などを円錐形や斜めに削る際に、角度を自在に変えることができる使い易い加工台でございます。

2つ目は、株式会社メカの「観覧車式自動フライヤー」でございます。

観覧車のように回転する自動揚げ物機で、回転速度を調節することにより様々な食材に対応できます。

3つ目は、有限会社渡辺機械の「高精度高温多軸成型機」でございます。

油圧シリンダーを5本にすることで加工精度を高めた小型・軽量のプレス成型機でございます。

4つ目は、株式会社ファインテック高橋の「マイクロバブルセーバー」でございます。

シャワーなどに取り付けると、水に小さな泡が発生し、節水効果と洗浄能力の向上が期待できます。

5つ目は、株式会社アカリネの「ライティングアンドブルートゥーススピーカーシステム」です。

照明がついたスピーカーから流れる音と、銀糸で作られたランプシェードが映す光が、いやしの空間を演出いたします。これらの製品に対する認定証の交付式を、この後、県庁で行います。また、12時からは、県庁1階多目的ホールで、製品の展示やポスターによる紹介も行います。県では、今後とも、中小企業が開発する独創的な製品をサポートしてまいります。

 「植木伝統樹芸士」及び「植木銘木百選」の認定について

知事

次は、植木栽培の伝統的技術の保存などに関する話題でございます。

千葉県は、全国有数の植木の生産県でございます。特に、「県の木」であるマキをはじめ、マツ、キャラボクなどの植木は、品質、生産量とも全国トップクラスでございます。さらに、アジアやヨーロッパへの輸出額も20億円を超えるなど、海外でも高く評価されております。植木栽培を支える伝統的な職人技は、本県の貴重な宝であると言えます。この宝を保存し、継承していくため、県では、平成14年度から、優れた技術を有する生産者を「植木伝統樹芸士」として、また、品位と風格のある植木を「植木銘木百選」として認定し、県のホームページで紹介しております。今年度は、3名の「植木伝統樹芸士」と7本の銘木を認定し、認定式を来月行う予定でございます。今回の認定により、「植木伝統樹芸士」は46名、「銘木」は51本となりました。県では、植木づくりのすばらしい技術や貴重な銘木が、次の世代に大切に伝えられるよう努めてまいります。

 「千葉の米粉スイーツフェア」の実施について

知事

最後は、お米を使ったスイーツの話題でございます。

米を粉にした米粉は、もっちりした食感で、油を吸いにくいため低カロリーであることから、米の新しい食べ方として注目をされております。これまでも和菓子の原材料として使われてきましたが、製粉技術が向上し、より細かい粉がひけるようになったことから、パンやケーキ、麺類などをはじめ、様々なメニューに使われるようになっております。この米粉に親しんでいただき、米の消費拡大につなげていくため、県では、来月1カ月間、米粉を使ったスイーツをテーマに、「千葉の米粉スイーツフェア」を開催いたします。期間中は、桜や梅の花をデザインしたロールケーキや、生地に菜花を使ったショートケーキなど、春を感じるスイーツをはじめ、県内各地のホテルや洋菓子店など30店舗が、県産の米粉を使った自慢のスイーツを提供いたします。ぜひ、この機会に、千葉の米粉スイーツを召し上がっていただき、新しい味わいを体験していただきたいと思います。

以上でございます。

質疑応答

記者

おはようございます。本日、参議院の総務委員会の方々が千葉市と県庁を視察されるというご予定があるということで、知事が直接お会いになるのかどうか。

知事

私、冒頭、ご挨拶をさせていただきます。

記者

関連して、県の経済状況についてもお話を伺いたいという目的だと思うのですが、知事として、今、千葉県の現状をどのようにお伝えになるかということと、もし要望されることがあるのであれば、お聞かせください。

知事

その後、担当部課から話を細かいことすると思うのです。私は大まかな話、言うならば、千葉は被災県でもあります。それと同時に、今、超円高、これから電力も上がるということで、産業の空洞化をも含めて非常に心配されているときでございます。千葉県におきましては、まず千葉県の宝である成田空港、圏央道、アクアライン、これは首都圏の動脈でもございます。そういうことをしっかりやりながら、企業誘致に努めてまいりたいと、そのように言うつもりでございます。

記者

昨日、9都県市で東京電力の値上げに関して要望を行っているのですが、この際、千葉県知事としてもっとさらに言っておきたいということがございましたら、お願いしたいのですが。

知事

あの文言どおりでございまして、ほんとに17%というのは非常につらいですよ。これはまさに産業の空洞化になっていきますよ、この超円高、この2つのダブルパンチですから。電力の値上げ、これは、どうしろああしろというというよりも、国としっかり考えて、産業、言うなれば経済にいかに打撃を少なくするかということをしっかりと熟慮していただきたいと、そのように思っています。

記者

今のに関連してなんですが、直接、もちろん産業ということで、それが一番大切なことだとは思うのですが、直接、県有施設で値上げとかがどれぐらいあるのかというような試算というか、していらっしゃいますでしょうか。

知事

担当部局、その辺を詳しく、その辺の数字を。

職員

管財課でございます。全庁におきます昨年度の電力使用量、これから試算いたしますと、14億9,000万ほどの影響が出ると試算されます。

記者

関連しまして、東電の値上げに伴って、千葉県の産業界が受ける打撃というんでしょうか、そういう試算がございましたら、お聞かせ願いたい。

知事

大変な打撃があると思うので、ちょっと数字を持っていない、担当部局、その辺を。

職員

経済政策課でございますけれども、今、特に数字は把握しておりません。ただ、実は今、県内のいろんな企業さんに対してさまざまなヒアリングを行っているところでございます。額としては把握しておりません。

記者

別件で、手賀沼終末処理場に基準超えの焼却灰を一時保管する件なんですが、説明会の開催を地元に対して坂本副知事が先日求めたわけですが、その後の開催日時ですとか、交渉状況をどのように進展されているのか、お聞かせ願いたい。

知事

まず初めに、4市1組合がどうにもならないということで、県に何とか相談に乗ってくれ、何かいい案はないかと、強い要請がありました。県といたしましても、広域自治体として責務がございますから、内容を提案して、それから協議が始まっているところでございます。この間、坂本副知事が行って、市長、副市長といろいろお話をした中で、いろんな意見が出たと聞いております。ですから、私どもは県として提案した以上は、なぜこうなのかということも、これはやっぱり説明しなければいけないところだと思っているところでございます。

記者

まだ場所ですとか、日時等は調整中ということですか。

知事

そうでございます。

記者

先ほどの電力の値上げに関連しての質問なんですが、東電が値上げする背景として、定期検査で停止中の原発の再稼働が難しいということによるコストの増加という問題があります。再稼働に際して、千葉県は直接の立地県というわけではないのですが、このさきの原発事故では大きな除染費用を強いられている、大きな影響を受けている立場から、原発の再稼働については、知事は電力値上げとの絡みの中でどのようにお考えでしょうか。

知事

これは大変難しい問題で、方程式ですぐ解けるような問題じゃないんですが、事実、この原発に頼っている部分があるわけですよ、それは大変大きい数字でございます。その中において、現実的に今どうだ、こうだと、そうなったら、実際に供給していかなければいけない立場の東京電力さんもありますね。そうするとその採算をも含めていろんな問題が出てくるところでございます。ですから、私、まず現実的に考えると同時に、代替エネルギーというのもこれからは模索をしっかりしていかなければならないのではないかなと。国としてもその辺をしっかり見ながらやっていくべきだと、そのように思います。これ、ほんとに困るんですね。

記者

現実的に考えると困るということは、当面は、この夏、再稼働がなければ、電力が不足するという事態が予想されてるんですけれども。

知事

それはそうですね。十分安全性を確認していただいて、これは現実的に考えると、今やっていただかなければ、困るところもあるでしょう。ですから、それは今、非常に国民が不安に思っている。現実、汚染問題でも大変でございます。しっかりその辺の安全を確認をしていただきながら、お願いしたいなと思っております。

記者

もう一点、今、国が、現在の政権は長期的には原発がないような状態を目指すという基本的な方針なんですが、知事としては、政治家、森田健作としては、原発についてはどのようにお考えですか。

知事

それは頼らないで済むんだったら、こんなことにこしたことはないですよ。でも、世界の推移もしっかり見て、どうなんだろうということも考えていかなければいけないし、ですから、私は国で安全で、十分私たちを満たしてくれるものがあるならば、これはこれにこしたことないですよ。でも、先ほど言ったように、じゃあ、無資源国の我が日本国で、どうしたら今の経済状態をより一層プラスのほうにさせていくのか、国民を豊かに生活させていくのかということもしっかり考えていかなければならないのではないかなと思っております。

記者

先日、わいせつ教員の処分、知事部局のお話ではないですけれども、わいせつ教員の処分がありましたけれども、知事は以前にも相次いでいるというお話をしたときに、教育長のほうにそういうことがないように申し入れるというお話をされていましたけれども、そのあたりについてはどうなんでしょうか。

知事

記者からわいせつのことをいつも何回も何回も言われて、そのたびに今日も庁議でなにしろコンプライアンス、しっかり守ってくれよと。あと部課長会議でも私、言っているのでございますが、何とかまた強く言って、困ったですよね。でも、より一層そういうことが一件でも、あってはならないことですから、一生懸命やります。

記者

具体的に働きかけをするとか、そういう予定はありますか。

知事

今、相当働きかけはしておりますけどね。

記者

ありがとうございます。

記者

旭市の市議会さんが産業廃棄物の処分場についての意見書を出されたのですが、県担当部局のほうが事務手続がおくれたりとか、適正な文書管理ができていないということがあったようでして、旭市さんとしても全会一致で出している文書で、その文書の扱いについて懸念というか、残念な思いを持っているようですが、この件について知事さん、どのようにご見解をお持ちですか。

知事

それはおっしゃるとおりで、私、担当部局に意見書というのは受領してから速やかに対応するようにと言ってきました。注意しました。

記者

今の関連ですね、どのような処理というか、経過でそのようなことになったのかというのが、旭市さんでも知りたいというお気持ちがあるそうなんですが、知事、その辺の事実経過についても調べるようにということでお約束というか、お話しされるということでよろしいですか。

知事

もしあれでしたら、その辺の事実関係言ったほうがいいのかな。今のでいいですか。

記者

知事さんからそういうふうにちゃんともうお話はされているという……。

知事

もちろん、もちろん、私のほうから注意してちゃんと旭市さんのほうに、もし誤解があるようなことがあれば、しっかり言わなければいけないし、ちゃんとその辺はお話をするようにと、それは言ってあります。

記者

説明しなさいというお話し申し上げているということ。

知事

ちゃんと話ししなさいと言ってあります。

記者

わかりました。

内容についてのお問い合わせ先

  • 「千葉県こども病院周産期センター」の完成について
    →病院局経営管理課【電話】043-223-3962
    →千葉県こども病院【電話】043-292-2111
  • 「はーとふるメッセ実りの集い2012」の開催について
    →健康福祉部障害福祉課【電話】043-223-2336
  • 「平成23年度第2回千葉ものづくり認定製品」の認定について
    →商工労働部産業振興課【電話】043-223-2717
  • 「植木伝統樹芸士」及び「植木銘木百選」の認定について
    →農林水産部生産販売振興課【電話】043-223-2880
  • 「千葉の米粉スイーツフェア」の実施について
    →農林水産部生産販売振興課【電話】043-223-2880

 

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?