ここから本文です。

更新日:令和3(2021)年4月5日

ページ番号:20677

知事定例記者会見(平成24年2月2日)概要

知事発言へ質疑応答へ

日時

平成24年2月2日(木曜日)10時30分~10時55分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成24年2月2日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 「健康ちば推進県民大会」の開催について
  2. 高齢者の孤立化防止について
  3. 「千葉ものづくり製品・技術展覧会2012」の開催について
  4. 「第61回関東東海花の展覧会」の開催について
  5. 「東日本大震災一周年追悼式」の実施について

知事発言

「健康ちば推進県民大会」の開催について

知事

おはようございます。

最初は、県民の健康づくりに関する話題でございます。

平成22年に、県内で亡くなった方の約6割は、がん、心疾患、脳血管疾患などの生活習慣病が原因でございました。また、介護を必要とする状態になる原因としても、生活習慣病が大きな割合を占めております。いつまでもいきいきと生活するために、生活習慣病の予防は非常に重要であり、運動やバランスのとれた食生活など、毎日の生活に健康づくりを取り入れることが効果的でございます。そこで、県民一人ひとりが自分自身の健康づくりに積極的に取り組んでいただけるよう、「健康ちば推進県民大会」を来月10日、千葉県教育会館で開催をいたします。大会では、千葉大学大学院医学研究院教授の横手幸太郎先生をお迎えし、生活の中での糖尿病予防のポイントについて、講演をいただきます。また、スポーツジャーナリストの増田明美さんには、「自分という人生の長距離ランナー」というテーマでお話ししていただきます。健康は、人が元気に輝くための土台でございます。この県民大会にご参加をいただき、毎日の生活を振り返って、健康について考える機会にしてほしいと思います。

 高齢者の孤立化防止について

知事

次に、高齢者の孤立化を防ぐ取組についてお話をいたします。

千葉県は、高齢者の増加率が全国で2番目であり、今後も急速な高齢化が見込まれております。高齢者の一人暮らしや高齢のご夫婦のみの世帯、また、認知症の高齢者の方などをどのように支援していくかが大きな課題となっております。また、東日本大震災では、高齢者など災害弱者の安否確認や生活再建支援などに関する問題も浮き彫りになりました。そこで、県民一人ひとりの行動により、高齢者の孤立化を防ぐことを目指すため、県では、「しない、させない、孤立化!」を合言葉にした啓発事業「ちばSSKプロジェクト」を実施いたします。まず、来月3日には、幕張メッセで「ちば高齢者孤立化防止県民フォーラム」を開催いたします。会場では、精神科医の香山リカさんの講演や、先進的な取組をしている団体からの活動報告のほか、孤立化からの脱却を描いたドラマや孤立化診断チェックを盛り込んだDVDの初上映などを行います。このDVDを、多くの方々にご覧いただけるように、市町村や公共施設に配布するほか、地域で活動する団体の研修にも活用していただきたいと考えております。また、今月14日から4日間、JR海浜幕張駅などで行う街頭PRでは、「散歩を習慣化する」、「挨拶をする」など、孤立化を防ぐための具体策が描かれているトランプを配布します。さらに、私が出演するCMをテレビや金融機関、JR京葉線の車内、病院などで放映し、高齢者の孤立化防止を訴えてまいります。高齢者が孤立することなく、安心して暮らせる社会をつくるためには、地域の皆様の支え合いが大切でございます。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 「千葉のものづくり製品・技術展示会2012」の開催について

知事

次に、ものづくりの技術や製品を紹介する展示会についてでございます。

県では、県内の中小企業が作る優れた製品を「千葉ものづくり認定製品」として認定したり、ものづくりを支える高い技術を県のホームページに掲載することなどにより、販売促進や取引拡大を支援しております。そして、千葉のものづくりポテンシャルを広く知っていただくため、来週10日から12日まで、県立現代産業科学館で、「千葉のものづくり製品・技術展示会2012」を開催いたします。会場では、直径0.1ミリほどの毛細血管を縫い合わせることができる世界最小の手術針や、1秒間に1万粒の米の色を見分け、不良米を取り除く選別機など、驚きの技術により作られた「千葉ものづくり認定製品」を見ることができます。また、県内企業の優れた技術を、映像などを用いて、わかりやすくご紹介をいたします。さらに、展示会期間中には、現代産業科学館で、中小・ベンチャー企業向け再生可能エネルギーセミナーや、プロデザイナーによる無料相談会を実施いたします。展示会には、チーバくんも参加して、記念撮影も行います。是非、皆様で、千葉のものづくりのすばらしいポテンシャルを体験しに会場においでください。

 「第61回関東東海花の展覧会」の開催について

知事

次に、国内最大規模の花の展覧会について、お話しいたします。

関東・東海地域の1都11県で丹精込めて育てられた花々が集う「第61回関東東海花の展覧会」が、明日から3日間、「池袋サンシャインシティ文化会館」で開催されます。カーネーション、キク、バラ、洋ランなど、約2,000点の花々が、会場いっぱいに咲き誇ります。また、今回の展覧会では、「花萌ゆる早春の房総・心をつなぐ花のかけ橋」をテーマに、千葉県の特別展示を行います。東京湾のかけ橋であるアクアラインで各地とつながる春満開の房総をイメージして、本県が育成したベゴニアの新品種「プリンセスファンタジー」や、ストック、キンギョソウなどが、展覧会場のエントランスを華やかに彩ります。来場者の皆様に、ひと足早い春をお届けするとともに、10月21日に開催する「ちばアクアラインマラソン」の魅力をご紹介いたします。その他、「フラワーデザインコンテスト」や、親子で楽しむ「花育教室」、「フラワーアレンジメント教室」など、花に関する様々な催しが行われます。また、最終日には展示品の即売会も行います。花は私たちの心を癒し、幸せな気分にしてくれます。是非、多くの皆様に、お越しいただき、春の訪れを感じていただきたいと思います。

 「東日本大震災一周年追悼式」の実施について

知事

最後に、東日本大震災の追悼式典についてお話しいたします。

東日本大震災は未曾有の被害をもたらし、本県においても20名の方が亡くなりました。その大震災から1年となる来月11日、旭市の「いいおかユートピアセンター」で、旭市との合同追悼式を行います。当日は、政府主催の追悼式会場と画像中継で結びます。大震災の発生時刻には、黙とうの時間を共有し、犠牲者のご冥福をお祈りたいと思います。詳細な日程については調整中ですので、決まり次第お知らせ申し上げます。

私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。今出た高齢化の進展ということにちょっと絡んでいるんですけれども、千葉県の人口が初めて減少に転じたということになっておりまして、これは知事としては、長期的なものとお考えか、一時的な現象ということとお考えかということがまず1点。それで、これに対して、いずれ減るものだし、有効な対策というものはあまり考えられないのかもしれないんですけれども、何か考えていらっしゃることが、防止といいますか、少しでも鈍化させるような方向とか、考えていらっしゃるようなことがありましたら、その点についてもお願いいたします。

知事

ありがとうございます。我が千葉県も人口が減少している、これはまた事実でございます。この要因といたしましては、特に記者さんご案内のとおり、例の浦安の液状化、市川とか柏とか、そういう震災の影響も多々あるのではないかなと、私はそう思っております。これは千葉県のみならず、全国的に減少になっていることは、また事実でございます。その中において、私たち千葉県はどのようにやっていくか、もちろん子育てできやすい、しやすいように、そういう施策もとっていることも事実でございますが、それと同時に、企業誘致、例えば木更津あたりは、人口が増えているのもまた事実でございます。そのような活性化をすることによって、私は人口の減少も多少は緩やかになっていくのかなと、そのように思っております。それと同時に、やっぱり女性が子育て、言うならばお子さんを産めるような状況を、少しでもサポートしていかなければならないと、そのように思っているところでございます。

記者

よろしくお願いします。一つは、石原都知事のおっしゃっている石原新党の動きというか構想について、知事がどのようにお考えになっているかということと、具体的に関東圏の知事の方々が集まってお話し合いをするような場が設けられるご予定があれば教えていただきたいということが1つと、あと、震災関連なんですけれども、食品の放射性物質の測定に関して、4月から厚生労働省が新基準で、お野菜なんかは500から100ベクレルというふうに基準は厳しくなります。そういった動きに関する知事のお考えと、4月から施行ということなので、あと2カ月の県内の準備体制というか、測定の準備が間に合うのかどうかというところを教えてください。

知事

まず、石原都知事の新党構想でございますね。最近、新聞等でよくにぎわっております。私、最近、おかしいなあと思うんだけども、地方の知事が連携して国を変えようといろいろやっておりますよね。私、本当は国を変えようというのは国会議員の仕事じゃないのかなと。国会の先生方が踏ん張っていただいて、そして地方はどうするというんじゃないかなと、ふっと本末転倒かなという考えもあるんでございますが。でも、今、こういう時期の中で石原都知事が一石を投じよう、そしてまた日本を変えようという、その思いは、私は、どんどんお持ちになっても結構ですし、どんどん国民に大いなる刺激を与えていただきたいと、そのように思っております。では、関東の知事たちと集まって話したことがあるかということでございますが、それは、いまだありません。これからそのような話が出るのかなとは思いますが、私は地方の千葉県知事の職でございます。今、千葉においてやらなければならないことが多々あります。それを、たとえ地味だと言われても、一つずつやっていくのは、私の責務なのかなと、そのように思っております。それから、国の規制についてですね。では、詳しく担当部局のほうから。

職員

防災危機管理監です。まずは、厚労省の基準が厳しくなるということで、それは当然ながら対応していかなくちゃならないということです。体制についても対応できるような形で準備を進めておりますので、4月からには間に合うようにしたいと思っております。以上です。

知事

県といたしましても、県民の安心・安全、これは当たり前のことなので、その辺はしっかりと取り組んでまいりたいと、そのように思っております。

記者

おはようございます。先ほどの石原新党についてなんですけれども、知事と石原都知事は、随分長いおつき合いであると思うんですけれども、具体的に石原都知事から新党に誘われるようなことはありましたでしょうか。

知事

いや、そういうことはございません。私は、基本的には、いつもお会いしているときに言うんですけど、何しろ千葉を、問題が山積していると。私は、まず千葉をやらなきゃいけないといつも言っているものですから、今のところはそういうことはありません。

記者

それと、JFEスチールで事故が相次いでいる関係なんですけれども、先日、県のほうも立入調査を千葉市と合同でいたしましたけれども、その辺の知事のご感想について。

知事

そうですね、これはね、JFEに限らず、そういう事故が起きたとき、いつも私、はっとするんでございますね。もちろん県としてもしっかりとした立入検査等、また行政指導もしていかなきゃいけない、今回も改めて指示するとともに、綱紀粛正を図ったところでございます。

記者

ありがとうございました。

記者

人口減少についてお伺いしたいんですけれども、首都圏、東京周辺の、東京圏と言われる4都県の人口も、東京、千葉、神奈川、埼玉、4都県の人口も伸び悩んでいる状況なんですけども、昔から東京にあまり人口や企業が増え過ぎると、地震が起きたときのリスクが大きいですとか、あるいは土地の価格が上がって、家が狭い、交通渋滞も起きるというようなことで、一極集中についてはマイナス面も指摘されていたかと思うんですけれども、知事として東京圏の人口が減るということ、東京周辺の人口が減る、一極集中が緩和するということについてはいいことだと思うのか、それともそうでないのか、どのようにお考えでしょうか。

知事

東京の一極集中の緩和はいいことかどうかということですね、簡単に言うと。私、一極集中というのは、非常に今回の震災も含めて、万が一のことを想定したとしても、あまりよくないんではないかなという、大まかなですね、いろんな細かく、機能はどうだとかそういうものを別にしてですね、そう思っているところでございます。また、例えば集中すると地価も上がりますし、いろんな面で高騰することは、また事実でございます。そういう面において、千葉は特にアクアラインを使えば、本当に土地なんか数分の1になるようなところでございます。だから、その意味において、うまく東京の周りを使うということは大事なのかなと、そのように思っているところでございます。ですから、東京一極というんじゃなくて、関東が1つのものと、これから考えていくときが来るんではないかなと。道路の動脈がしっかりとしていけば、なおさらそういう考えが生まれてくるのではないかなと、そのように思っております。

記者

もう一点ですが、石原新党についての関連なんですけれども、国政は国会議員の仕事であるということなんですけれども、知事ご自身は今後また国政に復帰されるようなことはお考えはございますでしょうか。

知事

いやもう、僕は、何しろ今、千葉県知事として、まだまだ踏ん張って、もっともっと頑張っていかなきゃいけないと思いますので、頑張ります。

記者

よろしくお願いします。災害ごみの受け入れなんですけれども、神奈川と埼玉がそれぞれ受け入れを表明して、それぞれ住民の反発を受けているみたいですけれども、千葉県の場合、まだ今受け入れていない理由の一つとして、旭の災害ごみが片づいていないからだという理由があったかと思うんですけれども、旭のごみは、もう年度末には、ほぼ片づくという話があるんですけれども、これが終わった後に、千葉県として他県のごみを受け入れるなんてことはあり得るんでしょうか。

知事

記者さん、ご案内のとおり、千葉県も被災県でございます。ですから、旭市も含めて、そういうものをきちっとやっていかなきゃいけない。その後はどうなのかということはですね、これはやっぱり千葉県としても、もちろん安全性、そういうことも確認もすべきですが、考える余地はあると、またそうしていかなければならないときも来るんではないかなと、そのようには思っております。そういう意味においても、もちろん近隣の県とも相談もしながら考えていかなければならないんではないかなと、そのように考えております。

記者

お願いします。人口減少に絡んだお話ですが、県の長期計画、想定ですと、7年後、2017年が人口増加のピークだと思うんですけども、それよりも7年早い人口減少となったわけで、例えばさまざまな計画ですとか、施策に影響はないのか、例えば変更するお考えはあるのかないのか、このあたりを聞かせてください。

知事

そうですね、やっぱり今回の千葉は人口的に、右肩上がりに来てガクンと落ちたことも事実です。これは要因として先ほども申し上げましたとおり、震災のこともあると思います。これね、正直な話、全国的にそうでございますから、特効薬というのはないんでございますね。ですから、先ほど言いましたように、企業誘致も含めて活性化することによって人口を増やすこと、それから特にお子さんを産みやすく、そして育てやすいように、私たちはやっていかなければならない。その辺の施策のところを担当部局、ちょっと詳しく説明、お願いいたします。

職員

政策企画課でございます。今、記者さんがおっしゃられたように、総合計画では平成29年、2017年がピークだろうというふうに見込んでおりまして、確かに今回の事例といたしましては、それのちょっと早目に下がったということは事実でございますけれども、これからも伸び率としては極めて緩やかになっていって、ピークを越えて減少ということを見込んでおりましたし、初めて減少に転じたというようなインパクトは確かに大きい部分がございますけれども、県全体の人口から比べますと、非常に微々たるものでございますので、直ちに施策なり計画を見直すということは、今のところ考えておりません。ただ、来年度以降、次期の総合計画、実施計画の策定作業に入ってまいりますので、その中で、特に知事が申し上げておりますように、企業誘致ですとか、子育てをしやすい社会づくりといったものを、もう少し色濃く施策として掘り下げるということは考えていかなくてはいけないと考えております。以上です。

記者

先ほどの被災地のがれきの受け入れ検討ということについてなんですけれども、どの県のものを受け入れるかによるんですが、放射性物質が付着しているようながれきについての扱いというのはどのようにお考えでしょうか。

知事

ですから、これは、さっき言ったように、安全性等もしっかり確認しなきゃ、これはしようがないです。でも私は、基本的に、やっぱりお互いに助け合わなきゃいけないんですから。東北は甚大でございます。千葉県も被災県でございますが、それがある程度片づいたら、お手伝いするというのが、これはやっぱり私は当たり前だと思っていますから、それと放射能の何だかんだ、これはまた、考え方は別として、ピシッとそれは私たち確認していかなきゃならないと、そのように思っております。

記者

人口減少の関連でもう一点なんですけれども、震災の影響もあるのではないかということなんですが、もしそうだとすると、除染作業とか液状化対策とか、もっと早期にしないと、なかなか転入者が入ってこないという状況だと思うんですけれども、震災の後の除染対策などについて、改めて早期に完了に向けて、ご意見をお願いします。

知事

記者さんは十分ご案内と思いますが、今、処分場も含め、いろんな形でですね、県としても広域自治体の責務として、今、一生懸命やっているところでございます。それから、液状化も含めて、しっかりと精査してやっていかないと、これは非常に難しいところもあります。一人ひとりの個人の土地もあるわけですから、本当は前も言いましたけど、極端に言えば、一回、みんな出てもらって、ちゃんと土をトントントントンたたいて、きれいにしてから、またどうぞというやり方というのが一番いいらしいと、私、聞いておるんですが、それぞれのお考えがあるから、そうもいきませんけれども。私たち、初めて経験する大変な被害でございました。これ一つ一つ住民の皆さんの意見も聞きながら、市町村と連携をとりながら、しっかりとやっていきたいと、そのように思っております。

内容についてのお問い合わせ先

  • 「健康ちば推進県民大会」の開催について
    →健康福祉部健康づくり支援課【電話】043-223-2633
  • 高齢者の孤立化防止について
    →健康福祉部高齢者福祉課【電話】043-223-2237
  • 「千葉のものづくり製品・技術展示会2012」の開催について
    →商工労働部産業振興課【電話】043-223-2717
  • 「第61回関東東海花の展覧会」の開催について
    →農林水産部生産販売振興課【電話】043-223-2880
  • 「東日本大震災一周年追悼式」の実施について
    →防災危機管理監防災危機管理課【電話】043-223-2297

 

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?