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更新日:令和3(2021)年4月5日

ページ番号:20676

知事定例記者会見(平成24年1月26日)概要

知事発言へ質疑応答へ

日時

平成24年1月26日(木曜日)10時30分~10時50分

場所

本庁舎5階大会議室

動画 平成24年1月26日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 千葉県医師キャリアアップ・就職支援センターの設置について
  2. 新卒未就職者支援事業について
  3. 「チーバくんふるさと・ことばかるた」について
  4. 県産農林水産物の販売促進月間について

知事発言

千葉県医師キャリアアップ・就職支援センターの設置について

知事

おはようございます。

最初は、「千葉県医師キャリアアップ・就職支援センター」についてお話をいたします。

県では、「千葉県地域医療再生プログラム」に基づく新たな医師確保対策として、若手医師を千葉県に呼び込み、県内定着を促進するため、昨年12月に「千葉県医師キャリアアップ・就職支援センター」を千葉大学医学部附属病院内に開設をいたしました。来月5日に、このセンターの開所記念式典を行います。このセンターは、国内で最大規模の医療従事者に対するシミュレーション研修施設となります。最先端の機器を用いた研修環境により、県内の若手医師をはじめ、広く医療従事者の方が、実践的かつ高度な医療技術を習得することができます。また、研修修了後も千葉県で働いていただけるように、千葉ドクターバンクなどの無料職業紹介事業や臨床研修に関する情報提供事業を展開してまいります。なお、センターの運営は、千葉県医師会、千葉大学、県内の主要病院が参加して成立したNPO法人「千葉医師研修支援ネットワーク」に委託し、オール千葉県で、医師確保対策に取り組んでまいります。多くの若手医師の方々にセンターを利用していただき、千葉県の地域医療の中核的な担い手として、県内のさまざまな地域で活躍していただくことが大いに大切と思い、また期待もしております。

 新卒未就職者支援事業について

知事

次に、新卒未就職者人材育成事業についてお話をいたします。

今月17日に、千葉労働局から、今年の春に県内の大学を卒業する学生の12月1日時点での就職内定率が51.1%と発表されました。この数値は、過去最低だった2年前と比べて回復傾向が見られるものの、依然として低いものとなっております。さらに、15歳から24歳の完全失業率は8.7%ととても高くなっております。このように、若年者の就職環境はいまだに厳しい中で、県では、「新卒未就職者人材育成事業」を実施しております。この事業は、内定の得られていない卒業予定者や、卒業後3年以内の求職者を対象に、社会人として必要な知識を身につける基礎研修と、県内の企業などで働くことにより実務能力を身につける職場実習を通じて、早期の就職を目指すものでございます。昨年度から、この事業による就職決定率は80%以上、就職決定者は400名を超えるなど、大きな成果を上げております。県では、この「新卒未就職者人材育成事業」を来年度も実施いたします。実施期間は、本年4月から9月までの6カ月間で、募集人員は320名でございます。この事業の説明会を、来月16日に幕張メッセで開催をいたします。説明会では、この事業に参加し、就職できた方の体験談の発表などを行う予定でございます。この事業に参加した多くの若者たちが、研修や職場実習を通じて大きく成長し、社会に羽ばたいております。就職活動中の皆さんには、この事業を活用して、就職に向けての第一歩を踏み出してほしいと思っております。

 「チーバくんふるさと・ことばかるた」について

知事

次に、「チーバくん、ふるさと・ことばかるた」についてお話をいたします。

県では、「『いのち』のつながりと輝き」をテーマとして、子どもの発達段階に応じた道徳教育を推進しております。また、子どもたちの豊かな語彙や感性、コミュニケーション能力を高めるため、日本語の理解を深める教育を進めているところでございます。その取り組みの一つとして、就学前児童を対象とした教材「チーバくん、ふるさと・ことばかるた」の制作に取り組んでおります。この「かるた」の「読み札」の文案、「絵札」の図案を募集したところ、「読み札」には8,090点、「絵札」には1,080点余りの応募をいただきました。さくたんの応募、まことにありがとうございました。このたび、応募作品の中から「読み札」と「絵札」それぞれ44枚を決定いたしました。選ばれた札には、日常生活での大切なルールやマナー、「犬吠埼」「谷津干潟」といった千葉県の地名や、「びわ」「梨」「落花生」などの特産物が盛り込まれております。さらに、それぞれの絵札には、いろいろな「チーバくん」が登場し、子どもたちにも親しみやすく、温かみあふれるものに仕上がっております。一部を紹介いたしますと、

「ありがとう、笑顔になれる、言葉です」

「九十九里、いわしがピンピン、地引網」

「まんまるい、おひさまの味、千葉のびわ」

などでございます。このかるたは、来月中に県内すべての幼稚園に配布をいたします。また、今年の3月末より、販売を予定しております。皆さんのご協力により作成された「チーバくん、ふるさと・ことばかるた」で、たくさんの言葉と出会い、豊かな心を育んでほしいと思っております。

 県産農林水産物の販売促進月間について

知事

最後に、「ちばが旬!販売促進月間」の取組みについてお話をいたします。

これから房総の花や、なばな・キャベツなどの春野菜の出荷が最盛期を迎えます。そこで、千葉県産の農林水産物の魅力を県内外の消費者の皆様に楽しんでいただくため、販売促進キャンペーンを集中的に展開いたします。このキャンペーンの主な内容をご紹介いたします。

初めに、今週の土曜日にイオン千葉ニュータウン店で「落花生の豆まきイベント」を開催いたします。来月3日の「節分の日」を迎えるに当たり、千葉県の特産品であり、全国の4分の3の生産量を誇る落花生を活用した豆まきを行います。当日は、私も参加し、千葉のおいしい落花生をPRさせていただきます。

また、来月7日には、東京都中央卸売食肉市場で、千葉県産牛肉の品評会を開催いたします。その前夜祭として、前日6日に品川プリンスホテルで「元気もりもり・千葉の牛肉の集い」を開催いたします。千葉県産銘柄牛の総称であります「チバザビーフ」の試食や情報交換会などを行い、本県の牛肉のおいしさと安全性をアピールいたします。このほかにも、千葉産直市、千産千消まるごとグルメパーティー、国内最大級の花の展覧会、県内外のスーパーや百貨店での千葉県フェアなど、千葉県産の農林水産物の魅力をアピールするイベントが各地で開催されます。県民の皆様には、ぜひ、この機会に、千葉県産農林水産物の新鮮さ、おいしさを堪能していただき、また、色彩豊かな千葉の花を楽しんでいただき、一足早い春のたよりを満喫していただきたいと思います。

以上でございます。

質疑応答

記者

質問を1点お願いしたいのですが、昨日、千葉県警の警察官が官舎の中の同僚の部屋に忍び込んだとして逮捕されたのですが、去年の年末ごろから、車検証の偽造ですとかETCの不正ですとかで警察官が逮捕される事例が続いているかと思われるのですが、県民の安全を守るという知事のお立場から、今後、どのように再発防止していくことをお考えでしょうか。

知事

それは残念ですね。ですから、ここで、ちゃんと警察官の綱紀粛正、並びにそういうことをしっかりと伝えていかなきゃならないと思っております。

記者

関連して、同様に、学校教職員の話ですが、先週の体罰など、未成年の女性に対するわいせつ行為ですとか援交などで逮捕されたり処分されたりという例がほぼ毎月のように出てきているような状況なのですが、県民が子どもを安心して学校に通わせられるかどうかという視点で、知事として県内の教職員の不祥事が多いというふうにお感じになりますでしょうか。

知事

これは多いとか少ないとかそういう問題じゃなくて、こういうことはあってはならないことでございます。教育委員会にもしっかりとその辺を伝えてまいりたいと思っております。

記者

具体的に教育委員会ですとか県警に対して、何らか知事のほうから要請なりをされる、あるいは、されたのでしょうか。

知事

直接はまだしておりませんけれども、もちろん、これは適切に対応しなきゃいけないと思っております。

記者

おはようございます。先日、我孫子の市議会のほうがごみの焼却灰の関係で、市内から出るごみの焼却灰も受け入れないような意思表示をされていると思うのですが、この意思表示について、地域エゴともとられかねないような印象があると思うのですが、知事はそのあたりについてどのようにお考えでしょうか。

知事

その住民感情というのは、私も理解するところでございます。議会においても、それは自分のところは自分のところで処分すべきだと、そういう意見もあったことも事実でございます。一時保管場所について、県としてはご提案申し上げました。それは、4市1組合から、こういうことなんで、何とか県として提案してくれないかと、そのような話があったところでございます。県といたしましても、いろいろと精査しながらご提案申し上げたところでございますが、広域自治体としてやったことでございますが、今回の場合、4市1組合ですか、しっかりと話し合っていただいて、また、お互いの市間でいろいろ話し合いもされていると聞いておりますので、県といたしましては、この推移を見守ってまいりたいと思っております。

記者

我孫子市の反発というのはますます強まっているように思うのですが、そのあたりの解決策、解決への道筋というのはどのようにお考えですか。

知事

これは非常に難問でございます。こうしろ、ああしろという特効薬がないのも、また事実でございます。こういう放射能の問題でございます。ですから、これは国がしっかりとした安全基準、地元へのご理解と指示というものを出していただかなければ困るなと思っております。もちろん、県といたしましても、その辺、国とも相談してやっていかなきゃいけない。でも、何よりも、そういう地元の方々がお互いに、こういうときだから、もちろんわかりますよ、気持ちはわかりますが、冷静になって、冷静に考えていただいて、その中でいい案が出ればいいなとそのように思っております。

記者

2つありまして、去年の11月の九都県市会議で検討が決まった、自治体同士でお金を出し合って発電所なり、そういったエネルギー施設をつくろうという、連携官民ファンドみたいなものを検討しようという動きがあったかと思うのですが、それに東京都と神奈川、埼玉、それぞれの知事がかなり前向きなご発言をされているということですが、自治体でエネルギーをどうにかしようという、非常に重要な課題だと思うのですが、千葉はまだ意見表明とか、そういったものが出た覚えがないので、知事は、まずこれに関してどのようなお考えですか。

知事

これはいい考えだと思います。また、それぞれ地域によって事情も違うところもございます。千葉においては発電の半分ぐらい、たしか関東圏に供給している部分があるんですね。数字においては、また別ですが、そういうこともございます。また、今、事務方同士で話し合っているところもあると思いますので、また九都県市でそのようなことが提議されるならば、またその辺も調整し、千葉県としての対応も考えてまいりたいと思っております。

記者

もう一つは、東京都のほうがほかの自治体がまだまだ足並みがそろわないということなので、来年度予算に30億円計上して、自前でファンドをつくってしまえという動きを既に都は発表しているかと思うのですが、こういった動きに関して、千葉県独自でそういったようなお金を出すというお考えはあるのでしょうか。

知事

ですから、とりあえず、千葉県としては供給県であることは間違いないですよね。ですから、多分、石原都知事のおっしゃったことだと思うのですね。そのファンドの件、私も聞いたことがあります。これは、もう一度、九都県市で、もちろん事務方同士で話し合った後、九都県市の大きな議題にすべきかなと思っております。

記者

東大地震研究所が首都圏直下型地震がこの4年以内に70%の確率で起こるという試算を出したのですが、これについての知事の受けとめと、県の対応の変化等あるのか、このあたりをお聞かせください。

知事

本当にね、私、あれ見たときショックで、これ、本当なのかなと。また、外れてほしいなと思ったことも事実でございますが、でも、そういう専門家のいろいろな調査によって出てきたんでしょうから、ただ、千葉県としては、いつ来てもいいように、万全な体制を整えていかなければならないと思っていますので、これ、担当部局、しっかりとした説明をしてください。

職員

防災危機管理監です。そういう研究成果が発表されたというのは承知しております。知事が今おっしゃいましたように、いつ来ても大事に備える。あの研究発表も大きな地震が来て、しばらく来ないんだということがないようにということで、啓発の意味も含めて発表されているように、私たちは地域防災計画の見直し、今、千葉県でも専門家による委員会を設置しておりますので、そういった意見を伺いながら、今後の防災対策をしっかりしていきたいと思います。以上です。

知事

新聞の発表にも、より一層早めるようにと、私はそのように指示しております。

記者

それともう一点ですが、発表事項の新卒未就職者人材育成の事業、来年度も基金を使って7億5,000万円分やるというお話ですが、確かにこの就職決定のパーセントは80%程度と高いとは思うのですが、予算額が高いのに対して1人当たりの額も236万円ぐらいかかるということで、こういうお金の使い方、1人当たりの額が高いことについては、知事はどのようにお考えですか。

知事

高い安いは非常に難しいところでございますが、何しろ、就職に当たっては、言うなれば、若者の夢と将来の人生設計でございますから、県としてはできることは応援していきたいと考えております。

内容についてのお問い合わせ先

  • 千葉県医師キャリアアップ・就職支援センターの設置について
    →健康福祉部医療整備課【電話】043-223-3881
  • 新卒未就職者支援事業について
    →商工労働部雇用労働課【電話】043-223-2741
  • 「チーバくんふるさと・ことばかるた」について
    →教育庁企画管理部教育政策課【電話】043-223-4177
  • 県産農林水産物の販売促進月間について
    →農林水産部生産販売振興課【電話】043-223-2880

 

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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