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更新日:令和3(2021)年4月5日

ページ番号:20655

知事定例記者会見(平成23年4月28日)概要

知事発言へ質疑応答へ

日時

平成23年4月28日(木曜日)10時30分~10時53分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成23年4月28日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 全国知事会議について
  2. 「第9次千葉県交通安全計画」の策定・春の交通安全運動について
  3. アクアラインマラソン実行委員会第1回総会の開催について
  4. ゴールデンウィークにおすすめの観光・イベント情報について
  5. 被災地への県職員派遣について
  6. 本庁舎等における建物内禁煙について

知事発言

全国知事会議について

知事

おはようございます。

まず最初に、一昨日、都内の都道府県会館で開催された「全国知事会議」の結果についてご報告をいたします。今回の会議では、全国知事会の会長を務められていた麻生福岡県知事の退任に伴い、新しい会長が選出されました。選挙の結果、山田京都府知事が新たな会長に選任されました。山田新会長は、知事会の活動にも熱心で、非常に見識の高い方であります。大震災の後で、地方も一体となって我が国の再建に向けて取り組まなければならない時にあって、山田新会長には、ぜひ強いリーダーシップを発揮していただきたいと思います。また、今回の震災に関して、私からは「本県も被災県であり、特に液状化による被害が大きな問題となっている。被災者生活再建支援法では、液状化による住宅被害までは想定されていないので、知事会としても、ぜひとも検討をしていただきたい。」旨、話してまいりました。山田新会長からは、「いろいろな形で災害が起きている。一つ一つ検証して、しっかりと対応できるようにしていきたい。」という発言がございました。

「第9次千葉県交通安全計画」の策定・春の交通安全運動について

知事

次は、第9次千葉県交通安全計画と春の全国交通安全運動について、お話をいたします。

千葉県では、さまざまな交通安全対策を進めてまいりました。その結果、昨年の交通事故による死者数は184人と、昭和45年の約4分の1まで減少させることができました。特に、全国で唯一、千葉県だけが平成12年から11年連続で交通事故死者数を減少させることができました。県では、さらに一件でも不幸な交通事故を減少させるため、平成23年度から5年間で取り組む第9次千葉県交通安全計画を策定いたしました。この計画では、交通事故のない安全・安心な千葉県を目指して、最終年度である平成27年度の目標を、死者数150人以下、死傷者数2万5,000人以下として、対策に取り組んでまいります。また、鉄道に関しては、「乗客の死者数をゼロにする」ことや、「踏切事故の発生を極力防止」することなどを目標として、取組んでまいります。この目標達成に向け、特に道路交通の安全対策として、高齢者・子どもの安全確保、歩行者・自転車の安全確保、生活道路・幹線道路における安全確保、地域でつくる交通安全の推進の4つの視点を重視して、対策の推進を図ってまいります。また、来月11日から20日までの10日間、県下全域で平成23年春の全国交通安全運動を行います。千葉県では、今年に入って、昨日現在43人もの尊い命が交通事故で奪われており、全国ワースト10位という残念な状況になっています。特に今年は、高齢者の方が歩行中に被害に遭われる事故が多発しております。さらに、5月は新入学の小学校1年生や新生活をスタートさせた方々がようやく新しい環境になじんだ頃であり、このようなときに、ふとした油断から、事故に遭うことも考えられます。そこで期間中は、「運転手さん急いでいるのにありがとう」というスローガンのもと、特に子どもと高齢者の交通事故防止や自転車の安全利用の推進などを重点目標に取り組んでまいります。運動初日には、本庁舎1階エントランスホールで出動式を行います。この出動式には、四街道旭幼稚園の園児や県警察の白バイ隊をはじめ、関係団体の車両が多数参加することとなっております。このほか、運動期間中は、県内各地で子どもや高齢者の交通安全教室の開催や、街頭啓発キャンペーンなど、関係機関・団体と協力して交通事故防止活動を実施してまいります。交通事故は突然襲ってくる悲劇でございます。できる限りゼロに近づけるよう、県民の皆様をはじめ、警察や国の機関、市町村、関係機関・団体等との「チームスピリット」のもと、交通事故のない、だれもが安心して暮らせる「交通安全県ちば」の実現を目指してまいりたいと思っております。

アクアラインマラソン実行委員会第1回総会の開催について

知事

次に、「ちばアクアラインマラソン」についてお話をいたします。

県では、スポーツの振興と千葉県の魅力の発信を目的とした、躍動に満ちた千葉ドリーム「ちばアクアラインマラソン」を開催することといたしました。首都圏の大動脈となった「東京湾アクアライン」を舞台にした大会の開催により、地域間交流の拡大を通じて、地域の活性化が図れると考えております。昨日、「ちばアクアラインマラソン実行委員会第1回総会」が開催されました。実行委員会は、マラソン指導の第一人者である、佐倉アスリート倶楽部株式会社代表取締役、小出義雄さん、NPO法人ニッポンランナーズ理事長、金哲彦さん、大阪芸術大学教授、増田明美さん、国際武道大学教授、前河洋一さんをはじめ、県、地元市、各経済団体及び競技や救護関係者など、計40名の委員で構成されております。第1回総会では、「ちばアクアラインマラソン」の基本構想が決定されました。その概要は、平成24年10月21日の日曜日に、東京湾アクアラインを活用し、42.195キロのフルマラソンを開催しようとするものでございます。コースについては、スタート及びゴールを木更津市役所周辺とし、東京湾アクアラインの橋梁部を往復します。定員は1万5,000人、参加料は1万円といたします。東京湾の上を走る雄大なコースは、ランナーに大きな感動を与えると思います。今後のスケジュールでございますが、大会開催の1年前に当たる本年秋に、コースなどの詳細を盛り込んだ大会実施要項を公表いたします。その後、来年春にはランナーの募集受付を開始し、レース当日に向けて大会開催ムードを盛り上げていきたいと考えております。東京湾アクアラインを走ることができるということで、全国から多くの皆さんが千葉県にお越しになるのではないかなと、大いに期待しているところでございます。この大会を通じて、県民・国民に夢と元気を与え、「がんばろう千葉」とエールを送れるような、すばらしいマラソン大会にしたいと思います。よろしくお願いいたします。

ゴールデンウィークにおすすめの観光・イベント情報について

知事

次は、ゴールデンウィークにお勧めの観光情報をご紹介いたします。

まずは、千葉県の初夏を代表する「潮干狩り」でございます。木更津市や富津市では、雄大な東京湾の景色を一望しながら、さわやかな青空のもとで、潮干狩りを楽しむことができます。身のふっくらとしたとれたての「あさり」は絶品で、どんな料理でもおいしく食べられます。次は、これから旬を迎える南房総市の「ビワ狩り」でございます。5月はハウスビワ、6月は露地ものが味わえます。生産者が心を込めて、ゆっくりと時間をかけて育てたビワは、肉厚でとてもジューシーでございます。皇室にも献上されている房州ビワをとれたてで味わうことができます。ぜひお試しください。家族や友人でショッピングを楽しみたいという方には、幕張で行われる、日本最大級のフリーマーケットはいかがでございましょうか。日替わりで毎日、約1,300店舗が立ち並び、全国のおいしいグルメも大集合でございます。また、各地域の観光団体がイベントや観光案内を行います。チーバくんをはじめとしたかわいいご当地キャラクターも大集合いたします。盛りだくさんの楽しみが皆様をお待ちしております。最後に、栄町の「房総のむら」で行われる「端午の節供」でございます。毎年好評の時代衣装をまとえる特別イベントや、勇壮な「銚子はね太鼓」、大道芸の「猿まわし」など、大人も子どもも楽しめます。大空をのびのび泳ぐ鯉のぼりの下で、のんびりとしたひとときをお過ごしください。アクアラインなどをドライブするにはとてもよい季節になりました。ゴールデンウイークはJRの特別列車も走り、列車の旅もお楽しみいただけます。また、フェリーでの船旅も、心地よい季節でございます。震災後の全国的な自粛ムードの中、地域経済にも大きな影響が出ております。皆様が観光に出かけていただくことも、千葉県を元気にするために必要なことだと思います。県内の観光地では、皆様のお越しを心からお待ちしております。ゴールデンウィークは、ぜひ心も体もリフレッシュしてください。

 被災地への県職員派遣について

知事

次に、東北地方被災県への千葉県職員の派遣についてお話をいたします。

東日本大震災により被災した岩手県に、5月2日から6月27日までの約2カ月間、本県の事務職員を1回当たり10名、計80名を派遣し、義援金の申請受付業務などの支援を行うことといたしました。これまでは本県も被災県であることから、県内被災地の復旧を最優先に対応してまいりました。この間、東北地方の被災県には、避難所における健康管理や医療救護活動等、可能な限りの支援を行ってきたところでございます。今後、東北地方の被災県では、現在の深刻な状況の長期化が見込まれることや、全国知事会から要請があったことも踏まえ、今回の派遣を行うこととしたものでございます。

本庁舎等における建物内禁煙について

知事

最後に、県庁本庁舎、出先機関等における建物内の禁煙についてお知らせいたします。

現在、県庁の本庁舎と中庁舎の喫煙室は、強制排気による分煙方式をとっております。県では、受動喫煙防止対策を推進するため、5月31日の世界禁煙デーから、県庁本庁舎、中庁舎、出先機関、企業庁、水道局などの建物内を全面禁煙といたします。なお、喫煙される来庁者の皆様のために、敷地内に喫煙スペースを確保することといたします。どうぞご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

私からは以上でございます。

質疑応答

記者

おはようございます。また、農水産物の出荷制限の問題についてお聞きしたいのですが、先日、香取市産のほうれん草の出荷がわかって、結果的にこれまでに3件のこういった事案が出て、それぞれ、背景や県の関与は全く別ですが、結果として3件、こういった事態が起こったことについて、知事、どのように認識されているか。

知事

昨日、市長からいろいろお話を聞きました。本当に残念です。こういうときだからこそ、私たちはみんな苦しいのです。でも、一致団結して、法として、みんなが決めたことですから、それをしっかり遵守していかなければならないと思っております。また、そういうことが起こらないように、県としても市と綿密、また市場関係者ともより一層の情報交換等も含めまして、やっていかなければならないと思っております。

記者

重なってしまうのですが、今回、県内全域ということではなくて、非常に限られた地域で制限が行われたにもかかわらず、周知の方法であるとか、しっかり周知できなかったというところにも少し問題点があるのではないかなと思うのですが、その辺は。

知事

そのとおりだと思います。だから、昨日も農林水産部に言ったのですが、これだけやっている、あれだけやっているだけじゃなくて、それだけやってもこういうことが起きたのだと。だから、生産者、市場関係者の皆さんに、千葉県はうるさいなと、市はうるさいなと言われるぐらい、これからもっともっとやっていかなきゃいけないということを指示いたしました。

記者

引き続き、よろしくお願いします。今の関連で、昨日の市長さんたちとのやりとりの中で、県にも管理監督の責任があったのではないかというお話を知事さんがされておりましたが、これまでの県の対応みたいなところは、管理監督という側面から見て、どのように総括というか、どのようだったか。

知事

今と重複しますが、今まで県がやってきた周知徹底も含めて、管理等、まだまだ足りなかったということをより一層認識いたしました。ですから、調査等も含めて、しっかりやるようにと、改めて指示したところでございます。

記者

もう一点、違う話です。県議選の浦安の選挙ですが、昨日、選管の会議がありまして、投開票などの期日が決まったということになるのですが、ただ一方で、臨時の議会には間に合わないかなということも懸念されているのですが、改めて、このような形で日程が決まって、今度は多分、選挙が行われる見通しだと思うのですが、そのことについて知事の所感を伺えますか。

知事

市議選は行われたわけでございます。でも、喫緊であった県議選が行われなかったということは、ましてや、浦安も被災市でございます。今回の臨時県議会のときも代表がいないということは、浦安市民にとっては大変残念、また不安ではないのかなと思います。ですから、返す返すでございますが、県もあれだけ協力すると言っていましたので、市関係者の皆さんにおいては、やっていただきたかったなと思っております。しかし、それはそれとして、浦安は液状化がいろいろと問題になったところでございます。枝野官房長官、全国知事会においても、液状化において政府もしっかりと対応していただきたいということも話をしております。ですから、そういうことは別にして、県としてもしっかりと県民の安心・安全のために頑張りたいと思っています。

記者

国では、節電対策のためにクールビズを5月1日から始めることになりましたが、県でも前倒しの計画はありますでしょうか。

知事

実は、今日の庁議で、県もクールビズを1カ月前倒ししたらどうかと、そういう話が出て、検討することに相なりました。式典等だとかいろいろありますので、私はできる限りネクタイはしたいなとは思いますけども、職員はそのほうが仕事しやすいというのならば、結構じゃないかなと思っております。

記者

具体的にいつからというは。

知事

その辺、担当部局。

職員

今、知事のお話のとおりですので、5月1日、事実上は営業日の2日からスタートということにしたいと思っています。とりあえず、今、全庁的な夏のピーク時の節電量をどうするかということで、職員の勤務時間ですとか、電気のことですとか、今のクールビズのこととかさまざまございますので、それを今、総合的に議論していますので、とりあえず5月1日以降は、まさに我々、上着やネクタイについては外していい。ただ、そうした式典や儀礼的なときについては、ちゃんとした服装をするということで、とりあえずネクタイと上着はとっていいですよと。さらに、Tシャツですとか、短パンですとか、いろんな議論、冷房の温度等ありますので、そうしたことは急ぎ、また全庁的な電力量の節電という中で議論し、一日も早く決めて進めていくということです。

記者

今日の報道でアクアラインの800円維持があったのですが、これについてのお考え等、伺わせてください。

知事

これは記者さんご案内のとおり、今、未曽有の大震災で観光地は大変なことになっております。聞くところによると、90%減とか、あとは潮干狩りも今のところ、毎年と比べると10%ぐらいしかお客さんが来ていないという状況でございます。今においては、アクアラインはそういう観光地をつなげる大変な大動脈ですよね。それがまたもとの値段に戻るというのは3倍になるわけですから、これは大変つらいところでございます。ですから、今回、お国のほうからこの800円は継続すると、そのようなお話を賜っていますので、大変よいことだと思っています。

記者

毎回、大型連休のときの前に聞いていると思うのですが、ゴールデンウィークの知事のご予定のほうは。

知事

休もうと思っています。でも、今、1日だけ、もしこれが決まったら皆さんに力を借りたいと思います。そういう観光地で「がんばろう千葉」を盛り上げていきたいなということもありますので、お知らせがあったときは、ひとつ皆さん、力を貸してください。

記者

観光地というのは、県内ということ。

知事

そうでございます。

記者

それはご公務ということですか。

知事

そうなのかな。そうですね。

記者

そうすると、個人的には何かゴールデンウィーク、うちにいるとか、どちらかに行かれるかというご予定はないですか。

知事

それは今のところは、ずっと千葉県にいて走ったりだとか、またロッキーの映画でも見ようかなと。

内容についてのお問い合わせ先

  • 全国知事会議について
    →総合企画部政策企画課【電話】043-223-2207
  • 「第9次千葉県交通安全計画」の策定・春の交通安全運動について
    →環境生活部生活・交通安全課【電話】043-223-2259
  • アクアラインマラソン実行委員会第1回総会の開催について
    →教育庁教育振興部体育課【電話】043-223-4111
  • ゴールデンウィークにおすすめの観光・イベント情報について
    →商工労働部観光課【電話】043-223-2419
  • 被災地への県職員派遣について
    →総務部総務課【電話】043-223-2028
  • 本庁舎等における建物内禁煙について
    →総務部管財課【電話】043-223-2088

 

 

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所属課室:総合企画部報道広報課報道室

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ファックス番号:043-225-1265

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