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更新日:令和5(2023)年12月21日

ページ番号:20654

知事臨時記者会見(平成23年4月25日)概要

知事発言へ質疑応答へ

日時

平成23年4月25日(月曜日)10時30分~10時51分

場所

本庁舎1階多目的ホール

項目

  1. 「がんばろう千葉」キャンペーンについて

知事発言

「がんばろう千葉」キャンペーンについて

知事

おはようございます。

東日本大震災による被害に加え、農林水産物の買い控えや、観光・イベントの自粛などにより、本県だけでなく、全国的にも経済活動が停滞し、復興への悪影響が懸念されているところでございます。そこで、活気のある千葉を取り戻し、千葉から日本を元気にしていくため、県民・企業・行政などが一体となった「がんばろう千葉」キャンペーンを展開いたします。

このキャンペーンは、大きく分けて2つの取り組みを組み合わせて進めてまいります。

一つは、県民一人ひとりができることを積み重ねていただき、県民の皆様が中心となって千葉を支えていけるよう、応援隊を結成する取り組みでございます。

もう一つは、「がんばろう千葉」の旗印のもと、いろいろなイベントを開催し、県民一人ひとりの機運を高める取り組みでございます。

まず、応援隊についてですが、その第1弾として、千葉県産のおいしい野菜や魚、肉などを積極的に買って食べていただくことで千葉を元気にする「がんばろう千葉・ちば産品応援隊」を、本日から募集いたします。今後、イベント会場や郵送などにより、隊員を募集していきます。応援隊員になりますと、個人の皆様には「隊員証」と千葉県マスコットキャラクター・チーバくんのイラスト入り「オリジナルバッジ」を差し上げます。また、県産品のPRイベントなどの情報が満載の「応援隊マガジン」をメールまたは郵送にて送付いたします。千葉のより一層のファンとなり、毎日の食卓に千葉の産品を使った料理を並べて味わって、そのおいしさを広めていただければと考えています。企業、団体の隊員には、掲出用として「がんばろう千葉」オリジナルののぼりを差し上げます。また、チーバくんの統一シンボルマークを無償でお使いいただけますので、名刺にご利用いただいたり、シンボルマーク入りのグッズの頒布、独自キャンペーンでのシンボルマーク利用など、積極的なご協力をお願いいたします。多くの県民、企業、団体の皆様の熱い思いを心からお待ちしております。

次に、イベント関係でございますが、「がんばろう千葉」を合言葉に、県民の皆様が中心となって千葉を支えていけるよう、ゴールデンウイーク期間を中心に、さまざまなイベントを実施していきます。シーズンを迎えた潮干狩りのPRや、千葉の野菜を応援するフェアなど、県内各地で実施されます。さらに、例年、多くのお客様が集まる「どきどきフリーマーケット」が今年も元気に開催されます。また、「千葉そごう」で今週29日から開催される「地元千葉の野菜・魚の直販イベント」には、私も出席する予定でございます。当日は、応援隊の申し込みも受け付けております。多くの方にお集まりいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。「がんばろう千葉」の統一シンボルマークにより、「千葉県の復興の力になりたい」、「千葉県から日本を元気にしたい」といった、千葉から元気を発信していこうという県民の皆様の思いを一つに結集して、広く訴えかけてまいりたいと思います。私も先頭に立って運動を引っ張ります。県民・企業・団体などが一丸となって、この運動に取り組み、元気のある千葉を取り戻し、震災からの復興につなげてまいりたいと思います。

私からは以上でございます。

このように、千葉県産の野菜がいっぱいございます。一部で千葉県産の野菜が出荷停止になっておりましたが、先週の22日にめでたく、全部解除です。これはおいしいですから、皆さん、どんどん食べていただきたい。甘くておいしい。これは、さっき洗ってきたのです。このように皆さん、本当においしいですから、ぜひ、これからも千葉県産を食べていただきたい。本当においしい。キュウリもある。キュウリも一時は、風評被害で値段が3分の1になっちゃった。特にお味噌だとか塩なんかつけるとうまい。うまいよ。千葉県産の野菜もすべて安心でございますから、ぜひ皆さんに食べていただきたい。よろしくお願いします。

質疑応答

記者

おはようございます。この「がんばろう千葉」キャンペーンですが、まず、産品応援隊ということから始めると思うのですが、この応援隊シリーズとしてほかにどういうのを続けていこうと考えていらっしゃるのでしょうか。

知事

今は観光が非常に苦しいです。風評というのは怖いもので、予約も90%ぐらいキャンセルになっちゃっている。これは大変なことです。でも、本当に皆さん、先ほど言ったように、野菜なんかもおいしいですよ。残念なことに潮干狩りも、例年に比べて大変激減しているのです。どうぞ皆さん、いらっしゃってください。そういうものを含めまして、観光応援隊もぜひ考えたいと思っています。首都圏から近いんですから。アクアラインは800円、そのままですよ。アクアラインで1時間ちょこっとで来たら、安心・安全な食材がいっぱいある千葉県、風光明媚な千葉県、そして、お手洗いもきれいですよ。ぜひ、いらっしゃってくださいという観光隊をつくりたいと思っています。

記者

続きまして、よろしくお願いします。「がんばろう千葉」のキャンペーンと離れてしまうのですが、昨日、統一選がとりあえず終了しまして、4年に1度の選挙が行われまして、各地で首長とか議員さんが新しく決まったことになるのですが、県内では一部浦安で選挙が挙行されなかったという事例があったりしましたが、改めて今回の統一選に関して知事の所感をお聞かせいただけますでしょうか。

知事

未曽有の震災という大変な被害を我が千葉県も受けたわけでございます。ですから、言うなれば、地域の舵取りを任せるにふさわしいという方がみんな上がってきたわけですから、そういう人たちと腕を組んで、まさにチームスピリットで、この千葉県を復興させていかなければならないと思っております。浦安では市議選が行われたということで、これはよかったなと。ただ、返す返す、県議選が行われなかった。市民の皆さんが選挙権を行使できなかったということは非常に残念だなと思っております。

記者

おはようございます。「がんばろう千葉」キャンペーンで2点お伺いしたいのですが、知事は先ほどキュウリも3分の1になったりとか、旅館の予約が90%キャンセルということだったのですが、もし、例えば経済活動の影響というのがどのくらい出ているかという全体のものなどありましたら、教えていただければ。

知事

僕も大まかですが、その辺を詳細に担当部局。

職員

観光担当部長でございます。観光関係の影響につきましては、先ほど知事から申し上げましたとおり、震災後の計画停電であるとか、原発等の影響によりまして予約のキャンセル等が大きく出ておりまして、昨年の通常ベースと比べると1割ぐらいしか入っていないといった状況でございます。千葉県の被災をしていない地域もありますし、被災された地域も、できるだけ頑張っていきたいという話を聞いておりますので、そういったところと連携をとりながら、県内の観光に次のステップとして取り組んでいきたいと考えております。経済関係につきましては、今日は資料を持ち合わせておりません。経済全体は日々変化していると思いますが、これも製造業であるとか、いろんな面でかなり影響が出ております。数字につきましては、また後ほど調べましてご連絡をさせていただきます。

知事

それを文書で皆さんにわかりやすく出してください。これは千葉県だけということじゃなくて、今、いろんな観光地においてそういう悲鳴が上がっております。ですから、私、何回も言うようですけども、確かに自粛も大事でございます。しかし、過度の自粛というのは、ここまで来ますと経済が停滞してきますから、私たちは普段の生活に戻りましょうと、そういう気持ちでいっぱいでございます。

記者

あともう一点、よろしいでしょうか。多分、千葉県民の方は、恐らく千葉を応援しようという気持ちは当然あって、応援隊に参加される方もいらっしゃるかと思うのですが、特に農林水産物などは首都圏の台所としての千葉という意味もあると思うのですが、例えば首都圏ですとか、他県に働きかけるようなご意向というか、どのような形で活動されるというふうに思っていらっしゃいますか。

知事

それは観光の意味ですか。それとも、そういう農業の面ですか。

記者

このキャンペーン自体が千葉県民だけを対象にしているものではないのかなと思ったのですが、そういう意味で。

知事

今度、関東知事会等もございますので、そこで一つ意見を出してみようかなと。この間も4知事とお会いしたのですけども、みんなそれぞれ思いがあるようでございます。ですから、今度の関東知事会のときに、どういうことが一緒にできるかということも意見を述べたいと思っています。

記者

おはようございます。統一選の市議選のことに関係してですが、白井市、北総線の問題で、今回の結果ですと、まだ態度を表明していない議員さんも含めて、恐らくまた勢力はほぼ拮抗しているような状況なのかなということですが、市議会に対してこれから求めていくこと、また、今回は5年間の枠組がありますが、県としても今後、北総線のさらなる値下げに向けて、何か行っていこうということがありましたら、お願いいたします。

知事

これは市民の選択でございますから、重く受けとめなければならないと思っています。それと、せっかく当時、6市2村がまとまってできたことですから、これは一番最初に白井と印西さんがまず私のところに来て、ぜひこれをやりたいと言ってきたわけでございます。白井さんは旗振って来たわけでございますので、その辺はぜひご理解を賜りたいと思っております。

記者

関連してですが、今回、白井の市議選は投票率が50%台ぐらいで、どちらかといったら、こういう大切な問題に関しては低いほうなのかなというのがあって、今後、5月の末に市長選が予定されておりますが、市長選に対して、市民に対して求めることがありましたら、ぜひお願いいたします。

知事

選挙の投票率というのは、いつでもよく言われることでございますけども、自分たちの地域の大変大事なことでございますから、その意識を持っていただきたいという気持ちでいっぱいでございます。それと、文句を言う以上は、自分がこうしたい、ああしたいという以上は、自分もやることもやっておかないといけないということを、もう一度、私たちは自分に言い聞かせなきゃならないのではないかなと思っております。この北総線というのは、本当に大事ですね。特に今回、約5%値下げはしたのでございますが、大事なことは、学割が25%下がったということだと思うんですね。京成さんだって私企業ですから、それはビジネスとしてどうなのかとか、いろいろ考えていかなきゃいけない。ただ、下げろ下げろじゃなくて、一人でも多くお客様が乗っていただけるように、私たちも努力していかなければならない。それは住民の皆様の理解も得なきゃならない。そういうことも、まさしくチームスピリットでいかなければ、次へのステップへは行けないと私は思っております。だから、みんなが一丸となって、より一層安くなるように頑張ろうではありませんかということを言いたいですね。

記者

ありがとうございました。

記者

よろしくお願いいたします。2点ですが、まず、先ほど知事のご説明の中にもありましたアクアラインの関係ですが、今、休日1,000円も非常に厳しいという状況になっておりまして、社会実験そのものもどうなのかという不安もあるかと思うのですが、その辺は何かお話が出ていればというところですが、何かありますでしょうか。

知事

アクアラインの場合は、社会実験は継続と聞いております。

記者

それは震災後も確認をされていらっしゃるということでよろしいですか。

知事

そのように聞いておりますし、そうでございます。お国と確認はしております。

記者

わかりました。あともう一点ですが、今日、並んでますものが野菜ばかりですが、水産物は今回、全く基準値を超えてないにもかかわらず、風評被害は相当大きかったと聞いていますので、水産物に対してもアピールをお願いできればと思います。

知事

そうなんですよ。でも、ここで例えば魚だといっぱい持ってきてしまうと、ものすごく皆さんも驚いてしまうので、これは分けて、今度はそごうへ行きますから、そのときは魚も目いっぱい持ってきて、皆様にも食べていただきたい、そのように今、考えております。

記者

改めて安全だということでよろしいですか。

知事

もちろん安全でございます。モニタリングなんかも私たち適宜していますから、それでしっかりと皆さんにも周知してまいりたいと思っています。

記者

ありがとうございました。

記者

この後、習志野と浦安市が副知事あてに液状化で傾いた住宅に対する損害の認定の基準を国に求めてほしいという要望書を持ってくるということですが、内容として傾き具合に応じて大規模半壊だったり半壊だったりと認定するように求めてほしいという内容なのですが、この点について知事の見解をお願いします。

知事

これは、ご案内のとおり、15日に枝野官房長官にお会いしまして、この補償の面についてもしっかりと考えていただきたいと。そして、枝野官房長官が担当大臣のほうに私からもしっかりと言っておきますと、そうおっしゃってくださいまして、今回、非常に素早く大臣、副大臣に来ていただいております。ですから、いい方向に向いているのではないかなと思っております。この液状化は大変大きな問題でございますので、県としてもしっかりとお国のほうにお願いしてまいりたいと思っています。

記者

先ほどの液状化の追加で、県独自で補助というのを検討されているというお話もあったと思うのですが、それはその後、どうなっているのでしょうか。

知事

もちろん考えております。一応、頭100万円ぐらいで、市ともいろいろと協議しながらやってまいりたいなと思っています。担当部局、もしその辺について詳細説明がございましたら。

職員

防災危機管理課でございます。今、知事おっしゃいましたように、県独自のものといたしまして、液状化につきましては今の支援策に該当しないということがありますので、特に地盤が沈下したりして住宅が傾いたりしているという世帯につきまして、支援ができるように、100万円を限度に検討しているところでございます。以上です。

記者

この要望書の中で、県独自の支援があると聞いているけれども、さらに見直しを求めると。

知事

県に対してですか。国に対してでしょう。

記者

国に対してです。県の独自はあって、その上でさらに国に基準の見直しを要請してほしいという内容ですが、そのようなお願いをするお考えは。

知事

それは官房長官にお願いしてあります。そのときには額は言いませんでしたが、県としても頑張るけれども、お国としてぴしっとやっていただきたいと、そのように申して、枝野官房長官から先ほど言ったような回答を得ております。

記者

わかりました。それと、既に前回以前に出ていたら申しわけないですが、知事はその後は現地には行かれたのでしょうか。

知事

浦安も含めて、いろんなところを見ています。

内容についてのお問い合わせ先

  • 「がんばろう千葉」キャンペーンについて
    →総合企画部報道広報課【電話】043-223-2053

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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