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更新日:令和6(2024)年4月3日

ページ番号:20645

知事定例記者会見(平成23年1月20日)概要

知事発言へ質疑応答へ

日時 平成23年1月20日(木曜日)10時30分~10時55分
場所 本庁舎1階多目的ホール
動画 平成23年1月20日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 「千葉のものづくり」製品・技術展示会の開催について
  2. 「グローバルフェスタChiba」の開催について
  3. 「落花生での豆まき」イベントについて
  4. 早春の観光キャンペーン「きらきら房総春満開!」これからの見どころについて

知事発言

「千葉のものづくり」製品・技術展示会の開催について

おはようございます。

本日は、まず初めに「『千葉のものづくり』製品・技術展示会」についてお話をいたします。千葉県では、「ものづくり」を支える優れた技術を持った中小企業が数多くあり、中小企業がつくる独創的で優れた製品が数多く産まれております。県では、これらの優れた製品を「千葉のものづくり認定製品」として認定し、中小企業の販売促進の手助けするとともに、中小企業の技術力をさまざまな分野で活用してもらえるよう、専用ホームページ「千葉県ものづくりネットワーク」を通じて、広く情報を発信してまいります。さらに県では、千葉が誇る製品や技術を情報発信し、広く県民の皆様に知っていただくため、2月4日の金曜日から13日の日曜日まで、市川市の現代産業科学館で「『千葉ものづくり』製品・技術展示会」を開催することといたしました。この展示会には、「千葉ものづくり認定製品」の認定企業や「千葉県ものづくりネットワーク」に掲載された企業のほか、「地域資源活用」事例企業を含む34社の参加が予定されております。各企業のブースには、認定された製品の実物が展示されており、ネットワークで紹介された保有技術の映像もご覧いただけます。また、県内のものづくり産業に関するさまざまな取組事例や協力機関を紹介する展示、中小企業向けの相談コーナーが開設されているほか、期間中の平日には、知的財産に関する各種セミナーや技術講習会も行われる予定でございます。さらに期間中の土曜、日曜、祝日には、県のマスコットキャラクター「チーバくん」も参加し、来場していただいた方との記念撮影が行われます。ものづくり中小企業に関する展示・紹介をメインにした展示会を県が開催するのは、今回が初めてとなります。皆様、ぜひ会場にお越しいただき、「千葉のものづくり」の素晴らしいポテンシャルを体験していただきたいと思います。

グローバルフェスタChiba」の開催について

次は、国際交流と国際協力に関するイベントについてのお話でございます。県では、県民の皆様に世界を身近に感じていただくとともに、国際交流及び国際協力活動に積極的に参加してみようという気運を盛り上げるため、ちば国際コンベンションビューロー、JICA、日本ユニセフ協会千葉県支部とともに、平成19年から「グローバルフェスタChiba」を開催しています。4回目となる今回は、「あなたが世界のためにできること」をテーマに、2月6日に千葉大学を会場に開催いたします。それでは、主な内容をご紹介させていただきます。まず、ベストセラー「世界がもし100人の村だったら」の著者であり、著書の印税で設立した基金により、ネパールの小学校を支援するなどの国際的な活動を行っている池田香代子さんが「世界の一員として、今わたしたちにできること」という演題で講演会を行います。また、「国際交流・協力団体活動紹介コーナー」では、教育支援、環境保全などさまざまな取組を世界各地で行っている団体が、その活動の様子を写真などで紹介しております。このほかにも、世界各国の雑貨・食べ物の販売や音楽の演奏など、見て、知って、体験する盛りだくさんの内容となっております。また、県のマスコットキャラクター「チーバくん」も登場いたしますので、ご期待ください。今、私たちの住む社会は、経済をはじめ、文化や個人の生活まで、あらゆる分野で国際化が進んでおります。「グローバルフェスタChiba」は、子どもから大人まで、だれもが学び、楽しめるイベントでございます。多くの皆様に来場していただき、世界を見て、知って、体験していただきたいと思います。

「落花生での豆まき」イベントについて

次に、落花生を使った豆まきイベントについてご紹介いたします。千葉県と包括協定を結び「千産千消」を進めているイオンリテール株式会社が、節分における「落花生豆まき」の普及と落花生の販売促進を図るイベントを、今月の29日にジャスコ津田沼店において開催いたします。落花生は、千葉県が日本一の生産県であり、全国の7割を超える生産量を誇っております。また、コレステロールを減らすオレイン酸や抗酸化作用のあるビタミンEなどを豊富に含んだ食品で、生活習慣病の予防にも効果があると言われております。北海道や東北・信越地方では、まいたものを再び再利用できることや、厳しい冬場の栄養源になることから、殻つきの落花生を節分の豆まきに用いていると聞いております。今回のイベントを契機に、関東地域においても節分の日の「落花生豆まき」が浸透し、冬の寒さに負けない体づくりに高栄養価の落花生のよさを再認識していただければと思います。会場には、節分の日のイベントにちなんだ商品はもちろん、日本一の生産量を誇る県産落花生の製品がたくさん並びます。また、社団法人千葉県落花生協会のキャラクター「ピーちゃん」や「チーバくん」が落花生の豆まきに登場する予定でございます。イベント当日は、私も「落花生豆まき」に参加したいと思います。多くの皆様に会場においでいただき、社会行事としての節分の日を再認識するとともに、千葉を代表する特産品である落花生のすばらしさを十分に味わっていただきいと思っております。

「早春の観光キャンペーン「きらきら房総春満開!」のこれからの見どころについて

最後に、今月からスタートした早春の観光キャンペーン「きらきら房総春満開」のこれからの見どころについてご紹介をいたします。初めは、暖かい南房総で人々の目を楽しませてくれる色とりどりの花々についてのご紹介でございます。今、まさに見ごろを迎えているのがスイセンでございます。江戸時代からつくられてきた鋸南町のスイセンは、日本三大群生地と言われており、香りが高いことで知られております。今月いっぱい「水仙まつり」が開かれていますので、早春のやわらかい光の中、甘い香りに包まれるスイセンの里を散策においでくださいませ。このスイセンは、本当に上品ないい香りなのです。いいにおいがするのでございます。また、2月上旬には、南房総の早春の風物詩とも言えるお花畑が見ごろを迎えます。南房総市の千倉・白浜周辺では、「ストック」や「キンセンカ」、「ポピー」など、色とりどりの露地栽培の花畑が広がり、訪れる者を暖かく包んでくれます。次は、早春の千葉のおいしいものをご紹介いたします。まず、今が旬のイチゴでございます。千葉県では、館山市、山武市、東庄町などのほか、都市近郊の観光農園でもイチゴ狩りができ、種類が豊富で、甘くておいしい新鮮なイチゴを心ゆくまで味わえます。そして、全国トップクラスの生産額を誇る野菜を使ったグルメ料理が味わえる「東葛六市特産野菜グルメ・フェスタ」もおすすめでございます。2月の1カ月間、我孫子・柏・鎌ケ谷・流山・野田・松戸各市内のフェスタに参加するレストランでは、自慢の料理で皆様をお待ちしております。さらに、新鮮な海の幸もまたおすすめでございます。この時期しか食べられない絶品の江戸前の生のり料理が味わえる「ふっつ生のりフェア」は、富津市内で3月まで開催されていますので、ぜひご賞味くださいませ。また、日本有数の水揚量を誇る銚子では、2月1日から「銚子すし祭り」が開催されます。千葉ブランド水産物の「銚子つりきんめ」や寒ブリなど、銚子漁港直送の安くて活きのよい魚介の味を堪能してくださいませ。最後におすすめのイベントを幾つかご紹介させていただきます。まず、今月30日まで開催しているイベントを2つ紹介いたします。ふなばしアンデルセン公園の「チューリップまつり」では、開花の時期が早まるように育てられた早春のチューリップ1万5,000株が楽しめます。また、鴨川市郷土博物館では、葛飾北斎の浮世絵に影響を与えたといわれ、近年、大変注目されている鴨川生まれの江戸時代の名工「波の伊八」の『新発見展』が開催されています。そして、2月5日から開催される香取市の「さわら雛めぐり」では、商家に江戸時代から伝わる貴重なおひなさまなどを見ながら、江戸時代の面影を残す情緒あふれる町めぐりを楽しめます。さらに、1年に一度だけのチャンスとなりますが、2月6日に国の重要文化財である睦沢町妙楽寺の「大日如来坐像」が公開されますので、ぜひお見逃しのないようおいでくださいませ。以上、早春の観光キャンペーンのこれからの見どころをご紹介いたしました。これから春満開を迎える千葉においでいただき、バラエティーに富んだ千葉県の魅力を満喫していただきたいと思います。

私からは以上でございます。ご質問を受けます。

質疑応答

記者

おはようございます。アクアラインの関係、毎週のように伺っているのですが、新しい国土交通大臣とはお話しされたりとか、何か接触を持たれたり、この1週間、いかがでしょうか。

知事

いつものことですが、できるならばお会いして、アクアラインのことも含め、空港問題も含め、お話ししたいなと、そのように思っております。これは多分、大臣も大変多忙だと思いますので、うまくスケジュールが空き次第、お会いしたいと思っております。

記者

調整はされているということですか。

知事

そうでございます。

記者

わかりました。ありがとうございます。

記者

おはようございます。八ッ場ダムについてお尋ねしたいのですが、先日、国土交通省の方で今年の秋に八ッ場ダムの建設が仮に再開されたとした場合でも、完成時期が平成30年度で3年遅れるという見通しを示したのですが、この辺についての受けとめを聞かせていただけますか。

知事

正直言って、遅れるということは、現場の住民の皆様、関係者の皆様にとっては大変なことだと思っています。ですから、一日も早くちゃんと検証を終えて、ぴちっとした方向性を示していただきたいと思っております。

記者

おはようございます。昨日ですが、教育委員会の方で教諭の懲戒処分が行われましたが、1人の教諭が盗撮をしていたということで懲戒免職となりましたが、刑事告発はしないということですが、この点について知事のお考えをお聞かせください。

知事

こういうことが起きたということは、県としても大変遺憾であり、こういうことが二度と起こらないようにしなければならないと思います。法的処分等につきましては、しっかり精査しながら考えて、そのような結果になったものと思います。以上でございます。

記者

それと新年度予算についてですが、財源不足135億円ありますが、その分の手当てというのはどんなふうになっているのでしょうか。

知事

もう間もなく皆様にもご紹介すると思いますが、職員一同、簡単に言えば、いかに無駄を省くか、しかし、必要なところにはぴちっとやっていこうと。財政が大変厳しい中でおりますが、ひとつひとつ前進しているのかなと思っております。

記者

ありがとうございました。

記者

予算に関連してお伺いします。子ども手当については、現時点で予算上の扱いというのは、どうなっていますでしょうか。

知事

子ども手当については、当初予算に計上するつもりでございます。これも私たち地方は混乱するばかりで、「男はつらいよ」じゃないけども、「地方はつらいよ」というような感じでございます。皆さんもご案内のとおり、現政権が、国が全部やると、面倒見ると。鳩山前総理もそれをはっきり言って選挙をなさったわけではないですか。それがいつの間にか地方負担だと。それで地方主権だとか、地方の話はよく聞くとか、いつも言うんですよ。でも、そういう話を聞いてくれないんですね。これだけじゃないですよ。私も言いたいこといっぱいありますが、こういうことを続けるということは、国民が誰を信じていいのか、何を信じていいのか、この国どうなっちゃうんだろうと、そのように思いつつあるんじゃないですか。子ども手当についても、いろんなご意見があります。しかし、市町村等の配慮といいますか、混乱を考えると、全国知事会でも予算計上はやむを得ないという方向に進んでいますので、今回はやりますけれども、これはしっかりと政府もすっきりした形で国がもっていただきたいと思います。

記者

アクアラインの話に戻ってしまうのですが、神奈川県であるとか東京都であるとか、他の自治体と国の負担実現に向けて何らかの協議をしていくご予定というのは、今のところ、あるのでしょうか。

知事

それは記者さんご案内のとおり、関東知事会、九都県市で話し合って、全会一致で決めているわけでございますから、前も申しましたけど、国の方から「こういう形でどうですか」とか、「こういう形でやりますよ」と、ないんですよ。基本方針としては、「地方の負担をお願いしつつ、利用しやすい料金設定をする」と、こうですね。意味わからないでしょう。「何なんだ」と。再三、「どういうことなんでしょう」と。まだ来ません。ですから、これは、ある程度提示された段階において、私どもも今いろいろ考えています。それをやっていかなきゃならないなと。ここもまた問題なんですよ。「地方の話を聞く」とか、「意見を聞く」と言っても、3月いっぱいで終わるんですよ。何も聞いてこない。これは、余計地方の不信を募らせると思いますので、ぜひご提示をいただきたいなと思っております。

記者

このアクアラインの料金負担に関しては、ほかの新聞のアンケートなどを見ていると、県内の自治体の首長によっては、「地方の負担も、受益者の負担もある程度はやむを得ないのではないか」といったような見方をされる首長の方もいらっしゃるようですが、その点についてはどうでしょうか。

知事

いろんな考えがあると思います。でも、その考えも頭に入れながら、まず国からの提示を見て、それで考えたい。でも、原則的に「地方の負担はしない」という考えで臨みたいと思っています。無料化と言っているんですから、これから無料化していくというのに、「地方に負担しろよ」というのは、考えによってはおかしいでしょう。ましてや、前も言いましたけども、菅(総理が)副総理のときに来て、「無料化か800円化がいいんだ」と、はっきり言ってるわけですから。この辺がぴしっとこない。「じゃあどうするんだ」と、何も言ってこない。以上です。

記者

アクアラインに関係してですが、確認になりますが、県として今回、新年度の予算に計上することはないということで。

知事

今のところ、考えておりません。

記者

予算に関しても時間がありませんが、万々が一、国の方から何かしらの打診があった場合、そういったときは今考えている中で、財源不足とも言われていますけれども、その中で何とかやっていくと。

知事

今、いろんなことを想定しながら、私どもも考えております。

記者

わかりました。ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。ぶり返してしまって申しわけないのですが、先ほども質問があった、昨日の教育委員会の男性教諭の懲戒免職の件ですが、今回の件については最終的に議論をされた上で匿名という形にされたかもしれないのですが、盗撮というのは大きい犯罪行為だという認識はあると思うのですが、その人に対してネットへの流出はなかったかの話のときに、自宅のパソコンを復元して、なかったという返答もあったのですが、犯罪行為を犯す人が足がつくようなことをするわけはないというか、外で流出していることもあり得るわけですよね。

知事

違う形で流出している可能性もある。

記者

流出させていることもあるわけですし、被害が広がっている可能性もあるわけですよね。そうした中で、捜査権がない人たちが勝手に、これで大丈夫だろうというふうに判断をして、ある意味、社会からは免職という形で疎外されて社会的制裁を受けているかもしれないですが、本当にこの人が再犯をしないのか、被害者が増えないのかという面も考えたら、告発をして、捜査権のある人に調べてもらって、ちゃんとした方がいいと思うのですが、知事のお考えをお聞かせください。

知事

あなたの気持ち、わかります。私も基本的に、あなたと同じ考えですよ。ところが、法律というのは、例えばプライバシーの問題だ何だかんだとか、いろんなことが出てくるんですね。でも、私、そういうことはぴちっと、二度と再犯を起こさないようにやらなきゃならないし、また環境的にもそういうことをちゃんと整備していかなきゃならないと思っております。その経過について、担当課、詳しく。本当に議論があるところですね。

職員

教職員課からお答えしますが、こちらの保護者の方が要望書を出しておりまして、保護者が学校の子どもの生活がこれまでどおり行えるよう、刑事告発をしないでほしい、それから被害者が特定されやすい事実や学校名、教員名など公表しないという要望が出ておりまして、これは見送ったということであります。

記者

この事案のときはそうかもしれないのですが、道徳教育を推進している県にとっては、臭いものに蓋をしているというようにとらえられても仕方がないと思うのですが、知事のお考えをお聞かせください。

知事

はっきり言って、私はあなたと同じ考えですよ。でも、保護者が小さい子どものことを考えて、そういうことを何とかお願いすると言ってきた場合において、いろんな形で考え、私から言えば、しようがないのかなという気持ちでございます。保護者の方が、どうしてもこうしてくれと。子どもはこうなんだと言っているわけですから、例えば反対に、冗談じゃないと。これはこうなんだとなって、そのお子さんが学校なり、いろんなところで面倒くさいことが起きたとするとなると、これまた問題でございますね。こういうものはその辺が非常に難しいんですね。わかります。

内容についてのお問い合わせ先

  • 「千葉のものづくり」製品・技術展示会の開催について
    →商工労働部産業振興課【電話】043-223-2717
  • 「グローバルフェスタChiba」の開催について
    →総合企画部国際室【電話】043-223-2255

  • 「落花生での豆まき」イベントについて
    →農林水産部生産販売振興課【電話】043-223-2980
  • 早春の観光キャンペーン「きらきら房総春満開!」のこれからの見どころについて
    →商工労働部観光課【電話】043-223-2487

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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