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更新日:令和6(2024)年4月3日

ページ番号:20635

知事定例記者会見(平成22年9月30日)概要

〔知事発言へ〕〔質疑応答へ〕

〔平成22年9月30日知事定例記者会見(動画)〕

知事定例記者会見概要

日時

平成22年9月30日(木曜日)10時30分から11時06分

場所

本庁舎1階多目的ホール

項目

  1. ゆめ半島千葉国体の開会について
  2. 「企業庁新経営戦略プラン」(改訂版)の策定について
  3. 平成22年国勢調査の実施について
  4. チバザポーク・キャンペーン月間と千葉県畜産フェアの開催について
  5. 「ビジット・ジャパン・トラベルマート2010」の開催等について

 知事発言

知事

 【ゆめ半島千葉国体の開会について】

おはようございます。最初は、開催中の国体についてお話をいたします。9月25日、天皇皇后両陛下のご臨席のもと、「ゆめ半島千葉国体」の総合開会式が、選手、観覧者など、約3万3,000人が参加し、千葉マリンスタジアムで華々しく行われました。式典前演技では、猛暑の中、練習を積み重ねてきた約2,200名の出演者により、感動的な演技が披露されました。開会式では、選手団入場と同時に、航空自衛隊の「ブルーインパルス」が上空を飛行し、「ゆめ半島千葉国体」にふさわしい壮大な幕開けとなりました。また、千葉県ゆかりの著名人の方々にもさまざまなシーンにご出演いただき、式典を盛り上げていただきました。このように、多くの関係者のご尽力により、総合開会式は大成功のうちに終了いたしました。ブルーインパルスが上空を通ったとき、まさにロイヤルブルーといいますか、真っ青な青空でございました。開会式翌日の26日からは、各種の競技が始まりました。千葉県選手団「チームちば」は、「ゴルフ」、「ソフトボール」、「軟式野球」の総合優勝をはじめ、「セーリング」、「ボウリング」が2位、「なぎなた」、「ライフル射撃」が3位でした。種別では、「ゴルフ」成年男子、「ボウリング」少年女子、「体操」の成年男子と少年男子、「ソフトボール」の成年男子と少年男女、「バスケットボール」青年男女が団体優勝、そして「ボウリング」の向谷美咲選手の個人2連覇などの活躍が続きました。昨日までの成績で、我が千葉県は、総合得点1,260.5点で、男女総合1位のポジションにつけており、2位の東京都に144.5点差をつけております。今日と明日から始まる競技も多く、いよいよ後半戦に入る国体は、今後も各競技で注目選手が続々登場いたします。また、千葉国体へのご臨場と県内ご視察のため、9月24日から27日の4日間、天皇皇后両陛下がご来県されました。1日目に、私が県勢概要をご説明した際には、前日に起きた「大原はだか祭り」での落雷事故のことをご心配いただきました。また、猛暑による熱中症や農作物への影響などについても気遣っていただきました。その後、訪問された介護老人福祉施設「淑徳共生苑」では、入居者の皆さんに親しくお言葉をかけていらっしゃいました。皇后陛下は、腰をおかがめになり、皆さんと同じ目線でお話しになっておられました。両陛下の心から国民を思いやるお気持ちに触れ、改めて尊敬の念を強くいたしました。2日目は、澄み切った青空のもと行われた千葉国体総合開会式にご臨席され、元気に入場行進をする選手たちに感心されたご様子でした。野球場での開会式は、昭和21年の第1回大会以来でしたが、天皇陛下からは「コンパクトでよい開会式でしたね。」とお言葉をいただきました。3日目は、千葉市で行われたボウリング競技と、白子町で行われたソフトテニス競技を熱心にごらんになった後、勝浦市内の県立「海の博物館」をご視察になりました。4日目は、鴨川市の大山千枚田や館山市内にある東京海洋大学館山ステーションをご視察になりました。ご訪問される先々で大勢の人々の熱い歓迎を受けていらっしゃいました。私も4日間ご一緒させていただきましたが、常に温かな笑みを絶やすことのない両陛下のお姿に、深い感銘を受けました。県内各地では、今日も熱戦が繰り広げられています。選手の皆さんには、持てる力を十二分に発揮し、青春の汗を思いっきり流していただきたい。私も昨日、体操競技の応援に行き、華麗な演技に感激いたしました。皆さんもぜひ、競技会場へ足を運び、選手たちに熱い声援を送るとともに、来県される皆様を笑顔でお迎えしていただきたいと思います。

 【「企業庁新経営戦略プラン」(改定版)の策定について】

次に、このたび改定された「企業庁新経営戦略プラン」についてお話をいたします。企業庁では、平成18年3月に策定した前プランに基づき、平成24年度末の土地造成整備事業の収束を目指し、保有する土地の処分や公共施設の引継ぎなどに取り組んできました。しかし、景気悪化に伴う土地分譲収入の大幅な減少や、公共施設の引継ぎに時間を要していることなど、その後の状況に大きな変化がありました。そこで、このような厳しい状況変化に的確に対応し、事業に一定の区切りをつける収束に向けた取組をさらに加速させるため、プランの全面改定を行いました。改定プランでは、平成24年度までの3年間を「待ったなしの収束取組期間」と位置づけ、保有する土地の処分促進、基盤整備と公共施設の引継ぎの促進、清算会計の設置など、23にわたる重点的取組項目を盛り込んでおります。また、特殊な要因により、24年度末までに事業が終わらない千葉ニュータウン事業など2つの地区については、おおむね3年間の清算期間内で完了させ、その後は企業庁の後継組織に引き継いでいくこととしております。なお、工業用水道事業については、土地造成整備事業の収束後も、引き続き事業を継続してまいります。企業庁は、京葉臨海工業用地、内陸工業団地、幕張新都心の整備など、千葉県の発展や県民福祉の向上に大きな役割を果たしてきました。今後は、この改定プランを着実に実行し、平成24年度末の土地造成整備事業の収束に向けて、全力で取り組んでまいります。

 【平成22年国勢調査の実施について】

次は、国勢調査の実施についてでございます。5年に一度の国勢調査が明日10月1日、実施されます。調査対象は、10月1日の午前零時において国内に住むすべての人であり、本県においても既に250万世帯へ調査票を配布したところでございます。各世帯の皆様には、10月1日現在の状況を漏れなく、正確に記入し、10月7日までの間に提出してください。今回の調査では、個人情報の保護に配慮して、調査票の提出に当たって、封筒に入れられることが全面的に導入され、郵送による提出もできるようになりました。各世帯で記入を済ませた調査票は、封筒に入れて、封をした上で調査員に渡していただくか、お住まいの市町村に郵送してください。また、国では国勢調査に関する問い合わせに対応するため、コールセンターを設置しております。固定電話からであれば、全国どこからかけても市内通話料金でかけることができますので、どうぞご利用ください。国勢調査の結果は、来年の2月に人口と世帯数の速報値が公表された後、順次、男女別、年齢別人口など、詳しい内容が公表され、防災計画の策定や高齢者福祉、雇用対策、将来人口の推計など、今後の施策に幅広く活用されます。県民の皆様には、調査にご理解をいただき、調査票の早目のご提出をお願いいたします。

 【「チバザポーク・キャンペーン月間」の実施等について】

次は、千葉県の畜産をPRする取組についてでございます。千葉県は、畜産の年間産出額1,000億円を誇る全国第6位の畜産県でございます。そのうち豚については、産出額の3分の1を占め、100万頭を出荷しています。県では、特にえさや育成環境にこだわった14の銘柄を「チバザポーク」と名づけ、その多彩なおいしさを発信しております。食欲の秋も本番となり、豚の成育も進む10月を「チバザポーク・キャンペーン月間」とし、集中的にPR活動を展開してまいります。キャンペーンの主な内容の1つ目は、「チバザポークフェスタ・イン・ちばのホテル」の開催でございます。10月の1カ月間、県内の10のホテルのシェフが腕によりをかけ、「チバザポーク」を使ったスペシャルメニューをご用意してお待ちしております。2つ目は、「チバザポーク」の応援ショップの開設でございます。キャンペーンの期間中、千葉市内の精肉店「シェフミートチグサ」を応援ショップとし、さまざまな個性を持つ「チバザポーク」の主な銘柄を一堂に集めて、皆様をお迎えいたしますので、おいしい豚肉を満喫していただきたいと思います。3つ目は、ラジオによるPRです。ベイFMで月曜日から金曜日の午後4時から放送される「ベイラインゴーゴー」の中で、10月4日から22日の平日に「チバザポーク」をご紹介するとともに、抽選で「チバザポーク」をプレゼントいたします。豚肉はビタミンB1が豊富で、疲労回復に効果的です。キャンペーンを機会に、ぜひ、安全・安心でおいしい千葉県産の豚肉のすばらしさを知っていただきたいと思います。また、10月2日に船橋競馬場で、豚を含めた千葉県の「畜産」と「畜産物」について、「『食べよう』、『話そう』、そして『知ろう』」をテーマに、「千葉県畜産フェア」が開催されます。会場では、畜産物の展示・販売、畜産についての紹介、クイズ大会などが行われます。場内では乗馬体験やフリーマーケットなどのイベントも行われていますので、どうぞご家族連れでお出かけください。生産者は、安全でおいしい畜産物をお届けしようと日々努力しております。ぜひ、多くの皆様に千葉県産の畜産物を味わっていただき、そしてファンになっていただきたいと思います。

 【「ビジット・ジャパン・トラベルマート2010」の開催等について】

最後に、幕張メッセで開催されることになりました国内最大の国際観光商談会についてでございます。来る11月25日と26日に「ビジット・ジャパン・トラベルマート2010」が幕張メッセを会場に開催されることになりました。この催しは、アジアを中心に、世界各国から約300の旅行会社と31社の旅行メディアが集まり、国内の約400の観光関係事業者と2日間にわたり商談を繰り広げるものでございます。今年の春にメッセで開催した国内の観光総合見本市である「旅フェア」と並び、我が国における観光の二大イベントとなっております。県では、海外からの参加者を歓迎するとともに、本県の観光をPRし、県内の観光関係者と交流を図っていただくため、11月25日の商談会終了後、「千葉県の夕べ」を開催いたします。商談会のレセプションですので、一般の方は入場できませんが、記者の皆様には、ぜひ取材に来ていただきたいと思います。国際都市「幕張」でこのような盛大な催しが開かれること、また、本県の観光を全世界に発信し、アピールする機会ができたことは、大変うれしいことでございます。この絶好の機会をとらえ、「千葉県の夕べ」では、私、自らが直接、海外の皆様に、千葉県の観光の魅力や、ポテンシャルの高さを伝えてまいりたいと思っております。

私からは以上でございます。質問をお受けいたします。

 質疑応答

記者

よろしくお願いします。国体の関連で2点、お尋ねしたいと思います。1点目は、競技の面だけではなく、千葉県ではおもてなしの訓練をしてきたりですとか、国体を千葉の特産品をPRするチャンスだととらえるということで準備をしてきたわけですが、その点についての成果は、今のところどうであるかというのが1点。もう一点が、総合で1位についているということで、今後の選手の活躍が期待されるところですが、その選手たちにエールの言葉をお願いします。

知事

昨日も体操の競技を見てまいりました。お手洗い等も見ておりましたけれども、非常に清潔感があったと思います。会場も非常に多くの方が来ていただきまして、千葉県の応援団も千葉県だけじゃなくて、他の県の皆さんが頑張っているときには一生懸命拍手していたし、県民の皆さんも理解して、一生懸命やってくださっているかなと、そのように感じました。千葉県産のPRでございますが、私もラジオ、メディア等を通じていろいろ宣伝しておりますし、特にマリンスタジアムでは、千葉県のそういう海産物等も含めまして、大変、人気があったと、そのように聞いております。総合優勝を目指して頑張っている選手の皆さんに、一番大事なことは、悔いがないよう頑張る。そして、最後まであきらめないと、こういう気持ちを持って頑張っていただきたいと思っております。

記者

ありがとうございました。

記者

よろしくお願いいたします。北総線の関係ですが、一昨日、白井の議会最終日に市長が予算案を三度提案いたしました。ただ、それが議会も空転して、最終的に流会となってしまったのですが、この件についてのご感想を伺いたいのと、また、市長が専決処分についても若干含みを持っているような感じなのですが、これに関してどのように思われているのか、お願いいたします。

知事

昨日、議会のことはいろいろ聞きました。しかし、白井市長は、何としても予算化すると、そのように明言しております。また、直接お会いしたときにも、そのようにお話をしてくださっておりますので、確実にやっていただけるものと思います。そういうことです。

記者

おはようございます。尖閣諸島沖の漁船衝突事故について伺いたいのですが、現在、中国人船長が解放ということになりましたが、それについて、とりあえず知事のお考えを伺えますでしょうか。

知事

ほんとに国民の一人として、情けないなと、そのように思っています。国際社会においては、残念ながら力が正義であって、力のない正義はただ無力であると、そんなような言葉が、今回の一連の中国を見て、痛感いたしました。でも、大変残念なチャンスを逃したと思うのです。これは外交手段としてアメリカを巻き込まなければ、アメリカを仲裁に持ってこなければまずいと思うのです。でも、その中において、この間、アメリカが尖閣諸島は安保下にあると、その言質までとったわけですから、なぜこれを外交的に使わなかったのか。アメリカにしてみれば、尖閣諸島といっても、正直な話、余り関係ないのです。どっちが面子立った立たなくたって、正直言って、アメリカはいいと思うんですよ。でも、アメリカが一番困ることは、そこで日本と中国が対立すること、紛争が起こることなのです。ですから、アメリカは、船長を保釈した、歓迎する、よかったと。それはそうですよ、そういうもめごとが起きなかったわけですから。でも、ここで日本国は、中国は違法なんですから、はっきりと国際社会においても日本は正しいんだと。正しいことを国内法によって粛々とやっているんだということをアピールして、そうすれば、アメリカだって、必ず日本の味方になりますよ。当たり前のことですから。そして、アメリカをまず巻き込んで、アメリカに妥協案というか、こうしなさい、ああしなさいと。そして矛先をおさめなさいと、今、こんなことをやっているでしょう。国際社会は、日本という国は、どんどん叩けば、どんどん曲がっていくなと。見なさい、ソ連。ソ連という国は、今までもわかるでしょう。アメリカが勝ちそうだと。連合国が勝ちそうだと。日ソ不可侵を平気で破って入ってきちゃうんだから、そういう国も私たちは周りにいるんですから、ここは日本国の正論をぴちっと言っていかないと、日本はどんどん叩かれますよ。ですから、日米同盟、これをぴちっとうまく、アメリカと意思疎通を持ちながら、そして中国、ソビエトも含めて対応していかないと、また同じようなことが起きます。そのときにどうするんですか。先日、ブラジルの県人会の人とお会いしましたが、日本、大丈夫ですかと。頑張ってくださいと。日本が弱くなると、私たちはもっと弱くなっちゃうと。お国のことが心配ですと、そう言ってましたよ。ですから、政府にお願いしたいことは、その場しのぎの鎮静剤じゃなくて、こういうことが二度と起こらないように、アメリカをうまく巻き込んだ、アメリカを利用していかなきゃいけないと、私はそう思っています。

記者

ありがとうございます。その政府ですが、仙谷官房長官など、検察独自の判断であり、政治介入はないということをおっしゃっていますが、それについて知事のお考えと、証拠となる海上保安庁のビデオの公開ですが、一部、公開するよう求める声が上がっておりますが、それについてのお考えをお聞かせください。

知事

検事の一存なんて、そんなことあるわけないじゃないですか。だれが考えたってそうでしょう。それとビデオの公開は、もっと早く、国民に対しても、世界に対しても、公開してよかったんじゃないかなと。アメリカに対しても、そして日本の立場をぴちっと示すべきだったと、そう思います。

記者

最後に1点だけ。先ほどソ連という話が出ましたが、ロシアのメドベージェフ大統領が、近く必ず北方領土を訪問するという意向を表明しましたが、それについての危機感などがもしおありでしたら。

知事

だからなんだよ。今回の中国のことがあったから。日本は弱体していると。今、どんどん叩けば、日本はどうにかなるんだと、そういうことなんですよ。それは鳩山さんが友愛と言うのも結構だけど、それは国内では通じるかもしれない。国際社会で友愛なんか通じませんよ。これは日本国の危機ですよ。しっかり日本国の国民を守ってくださいよ。国土も守ってくださいよ、そうお願いしたいです。

記者

ありがとうございました。

記者

おはようございます。三番瀬のことについてお聞きしたいのですが、先日の三番瀬の再生会議で県側が、次回に新たな推進体制について示すということを公表されたのですが、それについてですが、一つは三番瀬の再生会議というのは廃止されるということでよろしいのかということが1点と、もう一つは、次の新しい推進体制というのが、どういったイメージで、どういったものになるのか、お聞かせいただきたい。

知事

記者さんご案内のとおり、この三番瀬の問題は相当長く、ある新聞によると、実りはなかったとかあったとか、いろいろ書いてありますけれども、私たち、もう一度、再構築ということも考えていますので、担当部局ありましたら、その辺を詳しくご説明してください。

職員

政策企画課でございます。三番瀬再生会議、先週、今年2回目の会議が開かれまして、その際に9月議会の質問に対しましても、再生会議の見直しを検討しているという答弁を知事からいたしましたと、こういうお話を再生会議の際にもさせていただきました。再生会議を廃止をするというような説明はしておりませんで、会議のあり方を見直すというお話をさせていただきました。9月議会でのご指摘ですとか、また、再生会議での委員の方からのお話といいますか、希望、そういったものも総合的に勘案しながら、また地元市のご意見も伺いながら、最終的な見直しの形を検討していきたいと考えております。以上でございます。

記者

説明をお聞きしたのではなくて、多くの議員とか関係者も、廃止ということなのではないかと受け取っている方が多いのですが、見直しというのは、再生会議は一旦、終わりにすると、そういうことではないですか。

職員

再生会議を終わりにするということですが、名称を変えることをもって終わりにするという定義をすれば、その可能性も排除はできないと思っておりますが、その会議という形態を継続していくということも含めて、検討しているということでございますので、これまで議論を積み重ねてきた会議形態を全くなくしてしまうというところまで判断をしたというわけではありません。

記者

それに関してもう一点、知事にお聞きしたいのですが、今後、県がリーダーシップをもって進めていきたいという答弁が9月議会であったと思うのですが、知事は第二湾岸道路については、どのようにお考えでしょうか。

知事

この三番瀬の問題で、いろいろ考えているのですが、県がリーダーシップという意味は、大きい意味でのリーダーシップということでございますが、第一義的に地元の方がこうするんだ、ああするんだという、話の中である程度構築していただかないと、これは難しいです。第二湾岸もまたいろんな意見があるところで、これをも含めて、これから考えていきたいと思います。何しろ8年間やっていて決まらないことなんだから、いろいろな糸がぐじゅぐじゅぐじゅぐじゅなっていますから、その辺も含めて考えてまいりたいと思います。

記者

最後に一つだけ。知事は必要性についてはどういうふうに考えていますか。

知事

第二湾岸ですか。まだ、赤か白かというのは非常に難しい段階でございます。

記者

企業庁の新経営戦略プランの改定版について、お尋ねしたいと思います。今回のプランでも24年度で一たん事業に区切りをつける、すなわち収束をするというような前提になっているのですが、24年度以降の土地造成整備事業会計を残していくということになると、実質的には24年度の収束というのは、断念したというふうに受け取るのが自然ではないかと思うのですが、それでも、なおその収束という言葉にこだわっている理由は何なのかというのをお聞かせいただければと思います。

知事

担当部局。

職員

企業総務課でございます。事業収束というのは、24年度で収束するということは、今までどおり変わっておりません。ただ、千葉ニュータウン、成田物流につきましては、事業が結果的に延長することになりますが、市町村等々との関係で、24年度に基盤整備を終えて、公共施設の引き継ぎをするということで、24年度に一定の区切りをつけるということについては、今までどおり堅持をしたいということでございます。

知事

24年度までにできるものはもちろん、どんどんやっていかなければいけないと。でも、どうしてもまたがってしまうものもあるということを説明いたしました。

記者

宮崎県知事の東国原知事が知事選に不出馬を決めました。理由として、知事の仕事としての限界を感じたと、そういったお話も聞こえるのですが、森田知事は宮崎県知事の行動をどう思われますか。

記者

私もちょっと驚いたのですけども、強く地方から国を変えると言っていたから、3期ぐらいはおやりになるのかなと思っていました。政治家として、自分の信念を持って政治をおやりになるということですから、私はそれはそれでいいと思っております。

記者

森田知事自身、知事の仕事としての限界を感ずるような、そういったことはありますか。

知事

私は中央にもいましたので、ある程度、多少なりとも国のやり方とか国の戦略というのは理解しているつもりでございます。ですから、その経験を生かしながら、いかにこの千葉を、この地方を活性化するか。今のところ、私は特に限界だと思っていません。もっともっとこの千葉を活性化させること、そして、まさしく首都圏はこの千葉がリードするんだというふうに持っていきたいと。知事というのは地方でございますから、その辺を一生懸命やらせていただきたいと、そのように思っています。

記者

今のに関連して、東国原知事が今後、都知事選、もしくは国政に出るという話もありますが、仮に都知事になった場合にお隣になるという中で、知事として今、改めてになりますが、どういう感想を持っているのか、これが1点と……。

知事

都知事に当選したら。

記者

(当選)した場合のことですね。出馬するとか、そういった場合のお隣の関係として、どういうふうに思っていらっしゃるかという質問が1点と、もう一つ、今、地方、千葉を活性させていくことが大事だという話の中で、羽田もいよいよ第4滑走路ができて、成田の方は日航のブラジルの路線が廃止となっていますが、今、改めて成田空港の位置づけとか、どういうふうに思っていらっしゃるのかという、この2つの点について知事のご感想を。

知事

これ、皆さん、おわかりになってない方もいるのかもしれませんが、記者さんはおわかりになっていると思いますけども、成田国際空港というのは非常にバランスのとれた空港なんですね。例えば、世界97都市につながっているわけですね。そのバランスと言ったことに関して、例えば仁川空港で言いますと、アジア便がたしか78%だったと思います。そして、米、欧、豪の便数が18%なんですね。ところが我が成田は、アジア便が48%なのです。米、欧、豪は36%なのです。まず、そういうところから見ても、成田国際空港というのは非常にバランスのとれた空港だと私は思っています。羽田空港が第4滑走路ができた。これでも結ぶのは16都市しかないのです。今、成田には40カ国以上の国が待っているわけです。ですから、私が言うのは、羽田も頑張って、しっかりと成田空港を補完していただきたいという、成田と羽田が今、けんかしている場合ではないでしょうというのです。お互いに自分のいいところをうまく使って、そしてしっかり手を組んで、我が日本国の表玄関を守りましょうというのです。ですから、成田においても、今30万回に何とか地元のご理解をいただいて進めて、そしてなったならば、国内の飛行機便を充実させる。ビジネスジェットも含めて、成田のいろんな環境も含めて、経済面も含めて、しっかりと考えてまいりたいと、そのように思っていますから、私としては、どうぞ羽田空港も頑張って、千葉も頑張りますよと、そういう気持ちでございます。それともう一つ、何だっけ。

記者

東国原知事に、もし、エールとかあれば。

知事

東さん、私、先ほど言いましたように、政治家というのは自分の持っている信念でございますから、その信念に基づいて、それは東京都知事だろうが、国政だろうが、自分で決めたら貫いてほしいと、そのように思っています。

記者

よろしくお願いします。先ほど北総線の関連で知事のお話がありまして、予算化すると聞いたということと、確実にやってもらえると思うというお話をされていましたが、これは知事のご感想とか、ご見解ということでいいのですか。あるいは情報を得て、確実にやってもらえるという思いというか、根拠があるのかどうか。

知事

今までの流れも見て、首長ですから、市長ですから、言うなれば、市長という名のもとに判こを押したんだから、私は責任をとりますと言っているわけですから、それで私は十分だと思っていますから、よろしく頼みますよと、そのように言っているんです。

内容についてのお問い合わせ先

  • ゆめ半島千葉国体の開会について
    →国体・障害者スポーツ大会局大会総務課【電話】043-223-2069
    →教育庁教育振興部体育課【電話】043-223-4109
  • 「企業庁新経営戦略プラン」(改訂版)の策定について
    →企業庁管理部企業総務課【電話】043-223-8463
  • 平成22年国勢調査の実施について
    →総合企画部統計課【電話】043-223-2235
  • チバザポーク・キャンペーン月間と千葉県畜産フェアの開催について
    →農林水産部畜産課【電話】043-223-2927
  • 「ビジット・ジャパン・トラベルマート2010」の開催等について
    →商工労働部観光課【電話】043-223-2419

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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