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更新日:令和6(2024)年4月3日

ページ番号:20601

知事定例記者会見(平成21年7月23日)概要

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[平成21年7月23日知事定例記者会見(動画)]

知事定例記者会見概要

日時

平成21年7月23日(木曜日)10時30分~11時09分

場所

本庁舎1階多目的ホール

項目

  1. 経理問題特別調査外部審査委員会の設置について
  2. 緊急雇用対策(母子家庭や中小企業に対する職業訓練の充実)について(詳細情報:企業の従業員)
  3. 「子ども参観日キャンペーン」について
  4. 災害時要援護者対策等について
  5. ゆめ半島千葉国体競技別リハーサル大会及びゆめ半島千葉国体・ゆめ半島千葉大会募金(チーバくん募金)の第1回感謝状贈呈について

 知事発言

(知事)

皆さん、おはようございます。それでは、定例の記者会見を始めます。
 

 経理問題特別調査外部審査委員会の設置について

(知事)

まず初めに、経理問題特別調査外部審査委員会の設置について申し上げます。

経理問題につきましては、内部調査を進めてまいりましたが、第三者の立場からの検証や、これを踏まえた改善策・再発防止等につきましての助言といったことが大変重要であると認識しております。

そこで、この度、本県の経理問題につきまして、客観的かつ専門的な立場から検証していただくため、3名の弁護士と1名の公認会計士を「千葉県経理問題特別調査外部審査委員会」の委員に選任し、第1回会議を今月28日に開催いたします。

今後、委員会で十分な検証を進めてもらえるものと考えており、検討結果を踏まえ、まとまり次第、公表いたします。

万が一、県民の皆様からお預りした大切な税金・公金が不正に使われていたというようなことがあった場合には、県民の視点に立って、必要ならば職員の処分、また必要ならば職員からの弁償など、毅然とした対応をとってまいります。
 

 緊急雇用対策(母子家庭や中小企業に対する職業訓練の充実)について

(知事)

次に、緊急雇用対策における職業訓練の充実についてのお話でございます。

職業訓練は、失業者や就労経験が少ない母子家庭のお母さんなど、就職が困難な方々を安定した雇用に結びつけるために大きな役割を果たしております。

また、中小企業等にとっても、職業訓練により従業員の技術・技能のスキルアップを図ることが競争力を強化し、ひいては、本県経済の活性化につながるものと考えております。

そこで本日は、県が行う緊急雇用対策として、2つの職業訓練についてご紹介申し上げます。

1つ目は、母子家庭のお母さんなどを対象として、県内の専門学校で行う職業訓練でございます。9月から3カ月間でパソコンと医療事務の2コースの訓練を行います。

母子家庭のお母さんは小さな子どもを抱えているため、職業訓練を受けることは困難な場合もあると聞いております。そこで、県といたしましては初めての取り組みといたしまして、この訓練に合わせ、生後6カ月以降の子どもを対象とする託児サービスを実施いたします。受講料、託児サービス、いずれも無料でございます。

申し込みは、今月末までに管轄のハローワークへお願いいたします。

もう一つは、県立高等技術専門校で行う中小企業の従業員向けの職業訓練「ちば企業人スキルアップセミナー」でございます。

このセミナーは、企業現場ですぐに役立つ溶接や機械加工など45コースの実践的訓練を今月の27日から順次実施するものでございます。また、このほかにも企業ニーズに応じたオーダー型の訓練も行います。

なお、この「ちば企業人スキルアップセミナー」は有料でございます。

詳しくは、各専門校、または県庁産業人材課にお問い合わせをお願いいたします。

安定した職業を求める母子家庭のお母さん、ぜひ、この職業訓練を活用していただきたいと思います。

また、中小企業の皆さん、このセミナーを活用して、現場力の向上を図ってみませんか。

県では、県民の皆様の安定した就業と中小企業の皆さんの企業力アップのお手伝いをさせていただきたいと思います。
 

 「子ども参観日キャンペーン」について

(知事)

次は、「子ども参観日」キャンペーンについてでございます。

近年、若い人たちの働くことに対する意欲や目的意識が薄れているとか、人と人とのコミュニケーションが苦手だとか言われております。しかし、人はだれでも大人になります。そして、社会に出て、自分の大切な家族・家庭を支えていきます。そのためにも、小さいころから働くことの大切さを知ってもらうことが何よりも重要だと思います。

よく昔は、「親の背中を見ながら子供は育った」と言われております。

私の小学校時代といいますと、昭和30年代でございます。私の父親は警察官、刑事でございました。たしか小学校2年か3年のころ、友人が学校へ来て、教室の中で、昨日はお父さん、お母さんに動物園へ連れていってもらったとか、遊園地へ連れていってもらったとか話す。ところが私は、当時、父親は警察官、刑事だったものですから、刑事というのは本当に忙しいんですね。毎日帰ってくるわけでもないし、帰ってくると死んだように寝ておりまして、いつも連れていってもらったことがない。そういうことで私は母親に言ったことがあるのです。「ねえ、何で連れていってくれないの」と言ったら、母親が「お父さんは、友達がみんな楽しく遊べるように、みんなを守っているんだよ」と、そういうことを言われた記憶がございます。それから、友達が遊びに行くというと、「うちのお父さんがおまえたちを守ってあげるよ」なんて偉そうに言った記憶がございます。その後、警察署に私は見に行ったりして、父親はこれだけ頑張っているんだなと。父親の背中が、その後すごく大きく見えたことを記憶しております。

しかし、今の若い皆さんは、親の働いている姿をなかなか見ることはできません。

そこで、親や身近な大人の働く姿を小中学生の子どもたちに見せる「子ども参観日」キャンペーンを県庁及び協力していただける企業において実施いたします。

この取組みは、平成15年に実施された「次世代育成支援対策推進法」に基づく「行動計画策定指針」の中でも取り上げられているもので、教育委員会と連携して行うものでございます。

この「子ども参観日」のねらいは、子どもたちが身近な大人の働く姿や社会のルール、あいさつの仕方など、マナーに触れ、仕事というものに興味を持ってもらうことによって、働く意味や楽しさを知るきっかけにしてもらうことにあります。

まず初めに、7月24日に県庁職員の子どもを対象に「子ども参観日」を行います。当日は、千葉県庁や警察本部などを見学した後で、県庁で働いているお父さんやお母さんの仕事ぶりを見学したり、将来なりたい職業について話をしてもらいます。そして、お父さん、お母さんと一緒に子どもたちには帰宅をしてもらおうと思っております。

また、県内の企業などのご理解により、現在24の団体から協力の申し入れがありました。

7月下旬から12月の期間、特に夏休みの期間を中心に、それぞれ企業の特色を生かした「子ども参観日」を実施していただけるものと伺っております。

今後とも、このような機会を大切にして、民間の企業などと手を携えながら、「学校・地域・家庭が一体となって次世代を担う子どもたちを育てる」という機運を高めていきたいと思っております。
 

 災害時要援護者対策等について

(知事)

次は、災害時の避難対策の話題でございます。

県では、防災・災害対策を取り巻く社会環境の変化に対応し、県民の安全・安心を第一と考え、これまでの災害弱者対策や震災時の避難所運営の手引きを全面的に改訂いたします。

そしてこのたび、「災害時要援護者避難支援の手引き」と「災害時における避難所運営の手引き」の案を取りまとめ、本日より広く県民の皆様の意見を募集いたします。

まず、「災害時要援護者」とは、災害発生時に避難所など安全な場所に避難し、そこでの生活を送るに当たって、周囲からの手助けを必要とする方、例えば、ご高齢の方、障害をお持ちの方などでございます。

「災害時要援護者避難支援の手引き」では、障害のある方や内部疾患のある方など、災害時に要援護者の方のそれぞれの特性と、その特性に合わせた支援方法など、具体的な内容まで盛り込んでおります。

また、地域の自主防災組織やボランティア団体などの役割や支援の方法もわかりやすく紹介しております。

なお、今回の手引きでは、国際空港を持つ観光立県千葉といたしまして、観光客も支援の対象に入れた全国的にも例がない先駆的な内容となっております。

次に、「災害時における避難所運営の手引き」については、避難所の開設から運営、閉鎖までの一連の流れを記載しております。

また、避難所における住民の具体的な役割分担や住民自身による避難所の運営方法もわかりやすく紹介してまいります。

さらに、女性への配慮、ペット対策などの新たな課題と、その対応方法を盛り込むなど、先進的な内容となっております。

いずれの手引きも、災害時に避難所を開設する市町村向けに作成しておりますが、実際に災害が発生した場合、災害時要援護者の支援を行い、避難所の運営を行うのはだれになるのでしょう。それは、地元の消防団、自治会や自主防災組織、福祉関係者の方など、まさに地域のさまざまな人が主役なのでございます。

災害が発生したときに犠牲者を減らし、混乱のない避難生活を送るために、なんといっても地域の連携が大変重要でございます。今回の手引きには、そのためにだれが何をしなければならないのかという具体的な記載が多くあります。

ぜひ、県民の皆様の貴重な御意見をお待ちしております。

 ゆめ半島千葉国体競技別リハーサル大会及びゆめ半島千葉国体・ゆめ半島千葉大会募金(チーバくん募金)の第1回感謝状贈呈について

(知事)

次に、現在オール千葉県で準備を進めている国体関係について、2件お話いたします。

1つ目は、競技別リハーサル大会についてご紹介いたします。ゆめ半島千葉国体の開催に向けた競技別リハーサル大会を5月から開催しておりますが、この夏から秋にかけて、いよいよ本格的になってまいります。

この大会は、国体の成功を目指して、会場地となる市町や競技団体の皆さんが競技会の運営に慣れること、そして、県民の皆様にも国体に対する関心を高めていただくことを目的に実施しております。

このリハーサル大会としては、来年の本大会で実施される39の正式・公開競技のうち32の競技が行われます。特にこの8月から9月に、県内17市町で17競技が行われます。これらの大会にはトップアスリートもたくさん出場します。県民の皆様には、ぜひ競技会場へ足を運んでいただき、青春の汗を流すアスリートと感動を分かち合っていただきたいと思います。

なお、この大会の詳しい日程につきましては、「ゆめ半島千葉国体」ホームページに記載しておりますので、ぜひご覧ください。

2つ目は、チーバくん募金の感謝状贈呈式についてでございます。

県では、「ゆめ半島千葉国体」と全国障害者スポーツ大会である「ゆめ半島千葉大会」の両大会を県民総参加のもとに成功させるために、現在「チーバくん募金」を実施しております。

このたび、これまでに多額の募金をいただきました企業に対しまして、7月27日に第1回感謝状贈呈式を行います。今回、感謝状を贈らせていただくのは、株式会社千葉銀行様、株式会社京葉銀行様、株式会社千葉興業銀行様、東京電力株式会社様の4社でございます。本当にご協力、ありがとうございました。

いただきました募金は、花いっぱい運動や各都道府県の応援・選手との交流などのおもてなし運動の経費などに大切に使わせていただきます。

「チーバくん募金」は、引き続き、県民の方々や企業の皆様にお願いしておりますので、ぜひご協力を賜りたいと思います。

このように、両大会の開催に向けてさまざまな準備を進めております。県民の皆様にもいろいろな形でご参加をいただき、来年秋の「ゆめ半島千葉国体」「ゆめ半島千葉大会」に向けて、一緒に千葉県を盛り上げてまいりましょう。

私からは以上でございます。

 

 質疑応答

(記者)

よろしくお願いします。

先日、21日に衆院が解散され、いよいよ総選挙に向けて各党とも本格的に動き出しまた。解散総選挙について、改めて知事のご所見を伺えればと思います。

(知事)

去年の夏以降から解散、解散とよく言われて、正直な感想、おっ、やっと来たなという感じでございます。

今回の解散、名をつけるとしたらどんな解散かとよく言われるのですが、私はこう言ったのです。未知との遭遇解散。正直言って、民主党が過半数をとるのか、大勝するのか、自民党が惨敗するのか、それとも、これを機に大きな政界再編のうねりになるのか。

民主党と自民党の掲げる経済政策、安全保障等、これは一体どうなっていくんだろう。

ですから、本当に予想もつかないというか、まさに未知との遭遇じゃないかなと、そんなような気持ちで、私は思ったのでございますが、今回は非常に大切な選挙だと思います。

私たち国民の一人ひとりがしっかりと、今回、いろんなマスコミ報道がございますが、ただそれだけに流されるのではなくて、今回は本当にそうだと思います。この1票で日本国が変わると、そう思います。そういう重い気持ちを持っていただいて、ぜひ、自分でどっちがいいかなということをしっかり見つめていただいて、投票していただきたいなと、そのように思います。

こういう投票でも、50数%ぐらいなんです。極端に言えば、半分ぐらいしかいかないんです。でも、皆さん、今回は特に日本という国をこれからどっちへ向けていくんだと。これからどうするんだという大事な選挙でございますから、何とか70%を超えていただきたいなと、そのような気持ちで、私も皆さんに投票に行こうよと言うし、そういう意味で、私もじっくり勉強して投票させていただきたいなと、そのように思っています。

(記者)

各社、ご自由にお願いします。

(記者)

重ねて、選挙について。選挙の応援の要請は、その後、どこからか入ったりはしていますでしょうか。

(知事)

特にありません。

(記者)

今のところ、まだない。

(知事)

はい。

(記者)

じっくり考えてということですが、お気持ちとしてはどうなのでしょう。知事選では自民党の方からも応援もあったと思いますが、その状況を踏まえて考えるということで。

(知事)

そうですね、僕は、応援するとしたらどうするんだという話をいただきますが、もちろん、日本という国を第一義的に考えるのは当然でございます。それは経済も、教育も、安全保障も含めて、それは考えなければいけません。

それと同時にもう一つは、私は千葉県の知事でございますから、千葉県に対して非常に理解をしてくださる方、またこれからも応援してくださる方、今まで応援してくださった方、そういう人から、もし来てくれと言われるならば、私は応援をさせていただきたいなと、微力ですが、そのように思っております。

(記者)

この県の経理問題の委員会のことについてですが、主な役割として結果の検証というふうに書いてあるのですが、結果自体はいつぐらいに出る予定なのでしょうか。

(知事)

これは担当部局。

(職員)

内部調査の作業は鋭意進めておりまして、概要が今月の終わりぐらいには固まってくるのではないかと考えております。

従前申し上げました知事部局以外の企業庁や水道局など、任命権者が違うところも同様な作業をお願いしておりますが、そちらが若干遅れているというふうに今、聞いておりますが、目途としまして今月いっぱいには概要を固めていきたいという状況でございます。

(記者)

重ねてお伺いしますが、今回の28日の後ですか、それとも、その前に出るのでしょうか。

(職員)

28日の段階では、まだ調査結果というものは固まっていない状況だと思います。8月中に重点的に調査結果についての検証作業等をしていただきたいという予定で考えております。

(記者)

調査を進める過程で、先ほど毅然とした対応をとるというふうに知事おっしゃっていますが、内部調査の結果、不正が明らかになって、看過できないという場合は、職員の方を県が告訴することも考えているのでしょうか。

(知事)

いろんな形を考えております。もちろん処分等も含め、また弁済も含めて、それは考えております。

(記者)

告訴も含めてですか。

(知事)

そうですね、もちろん。

(記者)

先ほど選挙の関連で、民主党が政権をひょっとしたらとるかもしれないしというようなお話も触れられたと思うのですが、民主党の政策に関しては、ばらまきであるとか、政権担当能力への不安ですとか、そういったものをおっしゃる方々も多いのですが、仮に民主党が政権をとった場合、知事はそういったものに対する危惧というのは何かございますでしょうか。

(知事)

まず、大きく言うと、安全保障等、今、日本という国はそれこそ、北朝鮮も含めて非常に、はっきりと私たち国民が感じている以上に大変危険なところに来ているということは記者さんたちは十二分にご承知かと思いますけれども、その辺がいま一つ、この後、国際貢献も含めて、どうなるんだろうと。野党のときはいろいろおっしゃるんですけども、それが今、現実にいろんな問題が出てきたときに、もう少し明確にはっきり出していただきたいなというのが率直な感想でございます。

例えば、経済の問題にしても、私たちの一番身近なところでいいますと、本県においてはアクアラインを800円ということで、社会実験を1日からやろうとしているところでございます。

民主党さんは、この間も質問がございましたが、高速を全部無料化すると。この辺は一体、どうなっていくんだろうと。これは私だけじゃなくて、記者さんも大いに興味のあるところなのかなと、そのように思っております。

(記者)

この選挙の流れの一つではあったのですが、東国原知事が結局、国政には今回、出られないという結果になりましたが、森田知事はやり切ってほしいというような形でエールを送られていたと思うのですが、東国原知事の判断に関してはどう思われますでしょうか。

(知事)

それは知事の判断ですから、私たちがとやかく言うものではございませんが、私はどちらかというと、馬に乗ってお尻にむち打つまでは、きょろきょろしたり、降りようかな、また走ろうかなとするものですが、お尻にむち打ったら、どんなことがあっても、しがみついても突進しちゃうタイプなものですから、私の考えからそのように言ったことでございまして、東さんの決断に対してどうこうありますが、それは政治家としてご決断なさったんだと、そのように理解しております。

(記者)

続けてで恐縮ですが、山口県で土砂災害があったのですが、千葉県内で同様の危険性があるという場所を、山口の件を受けて調べたり、把握されたりはされていますでしょうか。

(知事)

防災等も含めて、自然災害等も含めて、今、万が一の時はどうしよう、こうしようといういろんな考え等も含めてやっております。山口のことは現場の判断というのが、これは結果論で言うのですから何とも言えますけれども、ちょっと遅れたのかなという感もあるのでございます。それを他山の石とすべしではありませんが、私どもとしても、この千葉県内、もう一度、新たにチェックしてやっていきたいなと、そのように思います。

担当部局、もし何か言うことがありましたら、手を挙げてよろしいですよ。

(職員)

知事がおっしゃったとおり、事前の気象情報を把握して、例えば、警報が発令されますと、県庁から各市町村の方にそういう情報を流しまして、避難勧告等の措置を判断する材料等を現在、提供するような体制をとってございます。

ゲリラ豪雨等の情報も、逐次、地区ごとに、また別途、気象会社からもとっておりますので、そういった面で市町村と連携をとりながら対応をしていきたいと思っております。

以上です。

(記者)

アクアラインのことなんですけれども、8月1日から値下げが始まるということで、早くも、高速道路会社の予測でも夏の間、渋滞が発生するというような予測も出されているようなのですが、質問が2点あります。知事として、夏のお盆期間などの間には、去年と比べてどのくらい増えるというふうに予測していらっしゃるのかというのと、もう一点は、値下げによって木更津の中心部ですとか、フェリー会社などへよくない影響も予想されるのですが、そのあたりについて、どのようにお考えか、その2点、お願いします。

(知事)

お盆を含めて、どのくらい増えるのかと、今、ご質問でございます。はっきり言って、私の考えというか見方でございますが、確かに土日は非常に混雑しておりますし、海ほたるなんかも大変多うございます。

しかし私は、今、土日、祭日は1,000円だからということで、みんなそこに集中してしまっている部分もあるのかなと。これが全日になれば、相当ばらけるのではないかなという感じはいたします。

先日、20日でございますが、海ほたるでPRをやりました。800円のことを知らない方が結構多かったのです。それと、意外と地方から来た方が多かったです。NHKだったかな、インタビューの中で、800円になるのを知っているのだったら、もっとほかの日に来ればよかったという、そういうインタビューもあったように、これはばらければ、相当分散していくのかなと、そう思います。

それと、どのぐらい増えるかと。私は前年比1.5倍ぐらいは増えるのではないかなと。ひょっとすると2倍になっちゃうのかなと、そのように考えております。

フェリー会社等の関係は、確かにそうなっていくと、ご迷惑かけるといいますか、フェリー会社にとってはマイナスの部分、これは国ともいろいろ話し合っていって、県としてできることをやらせていただきたいなと。

ただ、私、思うのです。今度はフェリー会社とそういうツアーも、例えば、フェリーで行って、帰りはアクアラインだとか、アクアラインを通って帰りはフェリーだとか、そういう共存共栄できるような旅行プランというのを考えてまいりたいなと思っております。

(記者)

先ほどの経理問題に戻ってしまうのですが、先ほど県の概要をそのまま発表する予定があるのかどうかという、まとまった段階で、特別委員会とか第三者委員会とは別に発表するか。

(知事)

担当部局、どうぞ。

(職員)

内部調査の結果につきましては、そのまま出してしまうということは、今、考えておりません。第三者委員会の目できちっと、私どものやり方がよかったのかどうか、そういったことを踏まえて、第三者委員会の検証を踏まえての発表という形で進めさせていただきたいと思います。

(記者)

同じことですが、再発防止ということも外部委員会に含まれているのですが、もちろん再発防止は大切なのですが、再発防止ということの前に結果の公表というのは必要だと思うのですが、それをこの外部委員会の中ででも先に結果の検証を発表するというようなお考えは、知事、ございませんでしょうか。

(知事)

内部だけじゃなくて、そういう意味で第三者をつくったわけですから、もう一度、そこで精査していただいて出した方が、私ははっきりするのかなと、そのような気持ちも持っております。

これは、また精査している間にいろいろなことは出てくると思いますが、最終的にぴちっとした形で皆様にご報告したいなと、そのように思っております。

(記者)

各党のマニフェストがそろったときに採点するなど、知事会としていろいろあるかと思うのですが、知事が今回の選挙戦で各党のどういう主張というか、先ほど安保問題ということも出ましたが、どういうところを一番、選挙のみそと考えていらっしゃるか、どういう問題を一番、各党で比べられるかというところを伺ってもよろしいでしょうか。

(知事)

国という大きな部分に関しては、先ほども申しましたけれども、例えば、この全国知事会におきましては、確かに分権ということは、一知事としては大変重要でありますし、直轄事業の負担金等も含めて、これははっきり言って、全部、面倒見てくれるというんだったら、こんないいことはありません。

ただ、私、知事会でも申し上げたんですが、そうなると、全部、国に裁量権、主導権も含めて、みんな持っていかれちゃうとなると、地方の意見とか考え方はどうなるんだいと。そうすると、そういう地方の意見も事前に聞くということを提言するという、そんなようなことも出ていたらしいですが、私はそれだけじゃ甘いだろうと。本当にそうしていただけるのだったら、法的な縛りも入れるべきだと、そのようなことも言いました。また、そのような方向に向かっていくようでございます。

その中で出た話ですけれども、政党を支持すべき、これは東さんが、私が言い出しっぺですから、これは知事会として政党を支持するということを決めるべきだと、挙手でもいいじゃないかというような話も出ましたが、それはされなくて、それに対して私が言ったことは、地方分権に対して知事会が点数をつけるという話もありました。そういう点数をつけて評価するというのはいいですが、政党を支持するとなると、先ほど言ったように、今度は分権のことだけじゃありませんね。経済も教育もいろんなものも含まれてきますから、それはそぐわないと。ですから、私は知事会において政党を支持するということには反対でありますと、そんなようなことを申しました。

知事会のそういうことも含みながら、私はもっと大きく見て、先ほど言いましたように、安全保障、教育、もっと身近に言うと、さっき言ったように、各論でもありますが、高速料金の無料化とか、そういうことを自分なりに精査して、対処して、考えてまいりたいと思います。

(記者)

知事、1点だけ、内部調査の結果はすぐには出されないということだったのですが、そうすると、県がやっていらっしゃる内部調査というのが第三者の目を経ないと出せないということ自体が、どういう観点で調査をやっていらっしゃるのかというところが、若干疑問が残るのかなという気もするのですが、それでもあえて出されないというのは、どういうことでしょうか。

(知事)

これ、県だけで調査というのは、ある意味では、まだまだ足りない部分があったり、いろんなことが出てくると思うんですよね。そうすると、第三者の専門の先生方から、もうちょっとこれはどうなっているんだと、この部分はこうじゃないかと、そういうものをぴちっとしてからの方が、かえって誤解を招かないかなと、そのように思っています。

(記者)

過程を含めてオープンにしていくということは。

(知事)

今のところは考えていません。

(記者)

今の問題と絡んで2点あるのですが、外部の調査委員会の方が入って、結果を多分、出されると思うのですが、例えば、県の調査でこういう事案があって、外部の方からこういう指摘を受けて、こういうふうにしましたとか、そういう形で公表するということはないという理解ですか。

(知事)

まだ、はっきり言って、そういうことを考えてなかったものですからね。

(記者)

公表の仕方も含めて、まだ特にお考えにはなってないということでしょうか。

(知事)

そうですね。特にこうしよう、ああしようというのは考えておりません。

(記者)

もう一点ですが、今までもお話しされましたが、選挙がこの夏あるのですが、知事さんの夏休みのご予定とか、県外とか海外に出られる予定とか、いつごろ。

(知事)

今、お盆も考えている、僕も全然休んでないんでね。ぜひ、ちょっと夏休み、もう一度、体鍛え直して、頑張ろうかなと、そのように思っています。

(記者)

お盆の時期。

(知事)

日程調整して、迷惑にならないときと思っています。

(記者)

海外に出られるということ。

(知事)

今、ちょっと考えています。

実は、昨日、千葉の観光をより一層盛り上げるために修学旅行を、平日ですから、もっと盛り上げたらどうだと。私、昨日、経済諮問会議でオリエンタルランドの会長の加賀美さんから、ぜひ、平日にお客様に来てもらった方がいいんだということで、修学旅行。

そうしたら、その中で山梨県とか長野県という話が出て、私、すぐ山梨県の横内知事に電話したのです。千葉県、言うなればディズニーランドも含めて、房総も含めて、修学旅行でぜひ来てくれないかと。そのかわり山梨県もどんどん宣伝してもらって、千葉県も山梨県に修学旅行へ行けるように、お互いに担当が来てガイダンスやって、交流やろうよと言ったら、昨日の段階で、それはおもしろいなと、お互いに考えようかと、横内知事もおっしゃってくださいました。

知事とは衆議院のときに一緒に仕事をやって非常に親しくしていただいたものですから、そういう意味で非常に気楽に話したのでございますが、それを差し引いても、いい反応だったんではないかなと。これからも山梨だけではなく、例えば、九州で言えば長崎だとか、そういうところにも話をして、お互いに修学旅行に行けるようにしたらどうかなと、そのように考えております。
ありがとうございました。

内容についてのお問い合わせ先

  • 経理問題特別調査外部審査委員会の設置について
    →総務部総務課【電話】043-223-2678
  • 緊急雇用対策(母子家庭や中小企業に対する職業訓練の充実)について
    →商工労働部産業人材課【電話】043-223-2751
  • 「子ども参観日キャンペーン」について
    →教育庁教育振興部生涯学習課【電話】043-223-4167
  • 災害時要援護者対策等について
    →総務部消防地震防災課【電話】043-223-2297
  • ゆめ半島千葉国体競技別リハーサル大会及びゆめ半島千葉国体・ゆめ半島千葉大会募金(チーバくん募金)の第1回感謝状贈呈について
    →国体・全国障害者スポーツ大会局大会総務課【電話】043-223-2299

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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