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更新日:令和4(2022)年3月24日

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令和3年度第1回景観セミナーの開催結果

セミナーの概要

 令和3年度第1回景観セミナーをZoomウェビナーを利用したオンライン形式にて開催しました。

 講師の窪田亜矢先生からは「生活環境のケア~いかにして私たちは共に暮らすのか」と題した基調講演をしていただきました。

 また、地域で多様な活動を行う方々に、活動事例紹介をしていただくとともに、パネルディスカッションを実施し、意見交換を行いました。

浦安景観まちづくり啓発事業10年を振り返る

日時:令和4年2月27日(日曜日)13時00分~16時30分
開催方式:Zoomウェビナー(オンライン)
内容:基調講演、活動紹介・パネルディスカッション

基調講演
講師:窪田亜矢 氏(東京大学生産技術研究所特任研究員)

活動紹介・パネルディスカッション
【コーディネーター】
佐久間康富 氏(和歌山大学システム工学部准教授)
【パネリスト】
窪田亜矢 氏(東京大学生産技術研究所特任研究員)
横山 茂 氏(入船北エステート団地管理組合元理事長)
横山清美 氏(浦安水辺の会事務局長)
大和 稔 氏(うらやす景観まちづくりフォーラム代表)

開催案内チラシ(PDF:2,380.6KB)

【参加者からの主な御意見・御感想(要旨)】

基調講演について

  • 他者とつながる生活環境の在り方について、とても興味深いお話でした。

    特に、道路が車が通るだけの空間ではなく、人々の交流の場になっていたということ、空間構造として今も残っているという事を初めて知りました。当時の「みちにわ」だった道をぜひ現地で見てみたいと思いました。

    景観というと、どのような工夫で多くの人々に支持されるまちづくりに繋がるのか、という視点で見ていたのですが、今ある景観に対する理解を深めることも重要であること、また、読み解いていくのも楽しそうだと感じました。

  • 窪田先生の講演は深淵に感じました。沢山の問題点を含みながら受容し成立するのが地域の街並みなのだと。そしてそれが景観を創っている。ポジティブもネガティブも多様にあって『味』が醸成されていくのだと仰っていると、個人的には聞こえました。窪田先生にはいつかまた教壇に戻っていただきたい気がしてやみません。

    浦安の方は凄い!というのがその他の印象に残ったことです。自律してまちを思う方が率先して動いておられる。

    また漁師町であった元町を活かしながら(多分かなり昔から住まわれている方の気質は異なるのではないかと思いますが)歴史に裏付けられた『味』の違うまちも同時に存在する、浦安の魅力の発展の可能性と文化の深化の可能性が想像できました。

活動紹介・パネルディスカッションについて

  • 入船北エステート

    航空から見た時の緑のボリュームがすごくて圧倒されました。緑の憲章、園芸緑化委員会といったシステムを設け、開発時だけでなく、保全していくための工夫がなされているのが良いと思いました。

    一方、緑の剪定等の保全活動に関わるメンバーの高齢化が問題になっているとのことですが、日本全国の緑を有する物件において課題になると思います。世代交代がうまくいっている事例についても知りたいと感じました。

    三番瀬クリーンアップ

    人が立ち入らない無機質な護岸というイメージだった三番瀬が、クリーンアップ活動を通じて身近な存在となるように活動されており、素晴らしいと思いました。護岸に対するイメージを変革するだけでなく、学びにつながるような楽しい体験と絡めた企画は、ぜひ参加してみたいと思いました。

    うらやす景観まちづくりフォーラム

    美しい景観・専門的・抽象的な景観の表彰から、市民が身近に魅力を感じられる参加の場を作られたとのこと、非常に参考になりました。スマホを活用して景観資源を探すというのは、市民も参加しやすく、もっと身近に景観を啓発していくための有効な手法だと感じました。

  • 行政の援助、協力がほしいという意見がある一方で、住民が自主的、自律的に活動しない限り持続性はないというような意見もあり、興味深かった。

    市民の活動に対する行政の理解や協力は必要だと思うが、金銭的な補助を求める等、財源の面で行政に依存すると活動の継続性が期待できないのではないかと感じた。

お問い合わせ

所属課室:県土整備部公園緑地課景観づくり推進班

電話番号:043-223-3279

ファックス番号:043-222-6447

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