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更新日:令和2(2020)年6月11日

ページ番号:21832

ブラジル

千葉県姉妹州「パラー州」両県州の友好と繁栄をめざして

[パラー州地図]

諸外国の人々とのふれあいを通じて、相互に理解と友好を深めることは、世界の人々の願いです。

ブラジルは、日本から最も遠い位置にありますが、戦前戦後を通じて数多くの日本人が移住し、日系人数140万人有余、ブラジル社会での活躍にはめざましいものがあり、日本との結びつきは強まりつつありました。

また、パラー州は当時、農業主体の州から国の開発計画等により産業の多様化が進み、調和のとれた産業州へと発展しつつあり、本県の生い立ちとよく似ていました。

このような背景のもと、千葉県では、昭和54年11月5日、ブラジル連邦共和国パラー州と姉妹県州関係を結び、両県州の繁栄と緊密な友好関係の促進のために、親善交流を行うこととしました。平成15年11月には、パラー州幹部が来県されています。

パラー州の横顔

概要

アマゾン川と密林におおわれた広大なこの地域の開発は、他の地域に比べ遅れましたが、近年の大規模開発の進展に伴い、産業・経済構造において第2次、第3次産業の振興が著しく、州全体が活気を呈しています。
日本からの移民は、1929年43家族189名がトメアス波止場に上陸したのが始まりで、幾多の困難の末、ピメント(胡椒)、ジュート(黄麻)を世界的な生産額とするまでに成功しました。
州都は、ベレーンですが、アマゾン河口を大西洋岸から約120kmさかのぼったブラジル北部第一の都会で、河口港として古くから栄え、外国との交易も盛んで、ポルトガルが植民地政策をとった際の外敵を防ぐための要塞基地でもありました。
現在も、欧州やアジアの船舶、航空の要路として、またブラジル北部の政治、経済の拠点都市として発展を続けています。

地理・気候

アンデス山脈に源を発し、延々6,200kmを流れ、水量と流域面積の広さでは世界一の大河アマゾン川の下流域にパラー州があります。
パラー州はブラジル北東部に位置し、面積約125万平方キロメートル(日本と約3.3倍)を有し、アマゾンの豊かな水と赤道直下の太陽に育てられた、さながら緑の海を思わせる広大な森林地帯が広がっています。
気候は、高温多湿の熱帯性です。ブラジルでも南へ下がりますと霜がおり、雪が降る地域もありますが、赤道に近いパラー州ではそのようなことはありません。しかし6月から11月頃までが乾期、他は雨期となる極端な気候です。

産業・経済

20世紀前半までのパラー州の産業・経済はピメント、ジュートの栽培が中心でありましたが、1960年ブラジリアへの遷都を契機に、連邦政府による大規模プロジェクトのいくつかがパラー州内にも計画され、この中でも首都ブラジリアから各州都を結ぶ幹線道路網の整備は各州の産業・経済を飛躍的に発展させる糸口となりました。
特に連邦政府の国家統合計画の一環としてのアマゾン横断道路(全長5,500km)の建設がパラー州の発展に大きく寄与し、日本の協力によるアマゾン開発のためのビッグプロジェクトの実施がパラー州をブラジルの産業・経済の重要な一翼を担う州にしました。

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