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報道発表案件

更新日:令和5(2023)年5月15日

ページ番号:585491

令和4年度青少年ネット被害防止対策事業(ネットパトロール)の実施結果について

発表日:令和5年5月15日
環境生活部県民生活課

県では、青少年がインターネット上のトラブルに巻き込まれることを未然に防止するため、青少年ネット被害防止対策事業(ネットパトロール)を実施しています。この度、令和4年度実施結果を取りまとめましたのでお知らせします。

令和4年度は、323人による問題のある書き込みを発見し、そのうち「特に問題のある書き込み」(レベル2・レベル3)については、学校を通じて指導・削除等を行いました。

ネットパトロールを継続し、関係機関と連携・協力しながら、子どもたちの指導や保護につなげていきます。

1.青少年ネット被害防止対策事業(ネットパトロール)について

(1)実施方法

専門的な知見やノウハウ、AI等最新技術を持つネットパトロールに精通した事業者への委託により、県内の全ての中学校、高等学校、特別支援学校等、630校を対象に、生徒が行っているSNSなどについて、検索・監視を行いました。

問題のある書き込み監視区分(危険度・内容)

区分

危険度

内容

(1)

レベル1

自分自身の個人情報の公開(氏名・学校名・顔写真)

(2)

レベル2

自分自身の詳細な個人情報の公開

(3)

レベル2

他人の個人情報の公開

(4)

レベル2

個人を特定した誹謗・中傷

(5)

レベル2

自傷行為等(自殺予告等)

(6)

レベル2

暴力・問題行動(飲酒・喫煙等)

(7)

レベル2

わいせつ表現

(8)

レベル3

緊急性のある少年の刑事事件、自殺に係るもの等

レベル2及びレベル3の書き込みを「特に問題のある書き込み」としている。

危険度別自分自身の個人情報の公開の内容について

レベル1…氏名・学校名・顔写真の投稿から個人が特定されているもの

レベル2…(原則として)レベル1に該当した上、二次元コード・住所・電話、直接的なやりとりが容易になる個人情報が投稿されているもの

(2)問題のある書き込みを発見した場合の措置

  • 特に問題のある書き込み(レベル2及びレベル3)を発見した場合に、教育委員会等に連絡し、削除を含めた生徒への指導を依頼します。
  • 事件性・緊急性の高いものについては、学校、教育委員会、警察など関係機関と早急に対応します。
  • 毎月、ネットパトロールの結果と情報を教育委員会等に情報提供し、教員の研修や生徒への指導に役立てるなど、インターネットの安全利用について啓発を実施します。

2.令和4年度実施結果

(1)実施状況

  • 実施校数 630校(県内全ての中学校、高等学校、特別支援学校等)
  • 問題ある書き込み人数の総数は323人でした。
  • 特に問題がある書き込み人数は83人、書き込み件数は115件でした。
  • レベル2については、自分自身の詳細な個人情報の公開4件、他人の個人情報の公開21件、個人を特定した誹謗・中傷20件、自傷行為等(自殺予告等)6件、暴力・問題行動44件、わいせつ表現8件でした。
  • レベル3に該当する緊急性のある少年の刑事事件、自殺に係るもの等については12件でした。
  • 性別で見ると男子が193人、女子が112人、不明が18人でした。
  • 学年別では書き込み人数の多い順に、高校2年生60人、高校1年生54人、中学3年生50人となりました。

(2)特に問題のある書き込みの主な事例

  • 学校行事における集合写真(他人の顔写真)の公開など、肖像権の侵害にあたる恐れがある投稿
  • 特定の人物に対する誹謗・中傷の投稿
  • 危険行為、喫煙や薬物を連想させる投稿
  • 援助交際を連想させる投稿
  • 情緒不安定な投稿 など

3.まとめ

  • 自分自身の個人情報を公開する書き込み人数(レベル1)は年々減少しており、自分自身の個人情報を公開することに対するリスク啓発が進んでいるものと考えられます。
  • レベル2の「特に問題のある書き込み」の人数及び件数は、前年度と比べて増加しており、特に、「暴力・問題行動」に関する内容の投稿が前年度と比較して約2倍となっています。
  • レベル3の「特に問題のある書き込み」の人数及び件数についても、前年度と比べて大きく増加しており、特に希死念慮や自殺企図の投稿が多くなっています。
  • このため、令和5年度においても、生徒間でよく使われる学校名の略称や文化祭などの行事名をキーワードとして活用した調査を行うなど、引き続き効果的なパトロールを実施するとともに、インターネットの適正利用をテーマとした研修会へ講師の派遣等を通じて、トラブルの未然防止を図ります。
  • さらに、各種相談窓口の周知を図り、悩みや不安を抱える青少年の早期発見・支援に努めていきます。

【参考】県の相談窓口

千葉県子ども・若者総合相談センター「ライトハウスちば」 

電話043-420-8066

火~日曜日10時~17時まで

定休:年末年始、月曜(祝日の場合は翌火曜日)

千葉県警察少年センター(ヤング・テレホン)

電話0120-783-497

月~金曜日9時~17時まで

定休:休祝日・年末年始

千葉県子どもと親のサポートセンター

電話0120-415-446

24時間  

24時間子供SOSダイヤル

電話0120-0-78310

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二次元コードSNS相談の二次元コードです。

毎週火、木、日曜日 18時~22時

 

お問い合わせ

所属課室:環境生活部県民生活課子ども・若者育成支援室

電話番号:043-223-2291

内線:2291

ファックス番号:043-221-5858

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