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更新日:令和4(2022)年1月18日

ページ番号:4280

平成29年医療施設調査・病院報告の概況

健康福祉部健康福祉指導課
企画情報班
電話:043-223-2607
FAX:043-222-6294

調査の概要

医療施設調査

1 調査の目的

この調査は、医療施設(医療法(昭和23年法律第205号)に定める病院・診療所)の分布及び整備の実態を明らかにするとともに、医療施設の診療機能を把握し、医療行政の基礎資料を得ることを目的とする。

2 調査の種類、期日及び期間

  • 静態調査(3年に1回)平成29年10月1日現在
  • 動態調査(毎月)平成28年10月1日~平成29年9月30日

3 調査の対象

  • 静態調査:調査時点で開設しているすべての医療施設
  • 動態調査:開設・廃止等あった医療施設

医療施設には、往診のみの診療所を含むが、助産所、介護老人保健施設、保健所は除く。

4 調査の事項

施設名、施設の所在地、開設者、診療科目、設備、従事者の数及びその勤務の状況、許可病床数、社会保険診療等の状況、救急医療体制の状況、診療及び検査の実施の状況、その他関連する事項。

5 調査の方法及び系統

静態調査は、医療施設の管理者が自ら調査票に記入する自計方式によった。

厚生労働省ーーーー都道府県ーーーーーーーーーー保健所ーーーー医療施設
           |__保健所設置市・特別区_|

動態調査は、医療施設からの開設・廃止等の申請・届出に基づいて、都道府県知事又は保健所を設置する市・特別区の長が動態調査票を作成し、厚生労働大臣に提出する。

厚生労働省ーーーー都道府県ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー病院・診療所
           |_指定都市ーーーーーーーーーーーーーーーーーー病院・診療所
           |_保健所設置市(指定都市を除く)・特別区ーーー診療所

6 結果の集計

厚生労働省政策統括官(統計・情報政策、政策評価担当)において行い、本概況は本県の結果について、まとめたものである。

病院報告

1 報告の目的

病院、療養病床を有する診療所における患者の利用状況を把握し、医療行政の基礎資料を得ることを目的とする。

2 報告の期間

平成29年1月1日~12月31日(毎月報告)

3 報告の対象

病院、療養病床を有する診療所

4 報告の事項

在院患者延数、新入院患者数、退院患者数、外来患者延数等

5 報告の方法及び系統

病院・診療所の管理者が作成し、厚生労働大臣に提出する。

病院報告報告系統図

6 結果の集計

厚生労働省政策統括官(統計・情報政策、政策評価担当)において行い、本概況は本県の結果について、まとめたものである。

利用上の注意

  • (1) 「地域医療支援病院」及び一般診療所の「療養型病床群」は、平成10年4月1日に新設された。
  • (2) 「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」が平成11年4月から施行され、「伝染病院」は廃止され、「伝染病床」は「感染症病床」に改められた。
  • (3) 表章記号の規約
    計数のない場合-
    計数不明又は計数を表章することが不適当な場合…
    統計項目があり得ない場合・
    比率が微小(0.05未満)の場合0.0
    減少数又は減少率を意味する場合△
  • (4) この概況に掲載の数値は四捨五入してあるので、内訳の合計が「総数」に合わない場合がある。
  • (5) 本概況は厚労省公表値を用いて千葉県版概況として掲載している。なお、人口10万対比率は「住民基本台帳人口(平成30年1月1日現在)」(総務省)を使用している。

用語の説明

(1) 医療施設の種類

病院

医師又は歯科医師が医業又は歯科医業を行う場所であって、患者20人以上の入院施設を有するもの

一般診療所

医師又は歯科医師が医業又は歯科医業を行う場所(歯科医業のみは除く。)であって、患者の入院施設を有しないもの又は患者19人以下の入院施設を有するもの

歯科診療所

歯科医師が歯科医業を行う場所であって、患者の入院施設を有しないもの又は患者19人以下の入院施設を有するもの

(2) 病院の種類

精神科病院

精神病床のみを有する病院

一般病院

精神科病院以外の病院(平成10年までは伝染病院、平成24年までは結核療養所も除く)をいう。

(3) 病床の種類

精神病床

精神疾患を有する者を入院させるための病床をいう。

感染症病床

「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(平成10年法律第114号)に規定する一類感染症、二類感染症(結核を除く。)、新型インフルエンザ等感染症及び指定感染症並びに新感染症の患者を入院させるための病床をいう。

結核病床

結核の患者を入院させるための病床をいう。

療養病床

病院の病床(精神病床、感染症病床及び結核病床を除く。)又は一般診療所の病床のうち、主として長期にわたり療養を必要とする患者を入院させるための病床をいう。

一般病床

精神病床、感染症病床、結核病床及び療養病床以外の病床をいう。

介護療養病床

療養病床のうち、「健康保険法等の一部を改正する法律(平成18年法律第83号)附則第130条の2第1項の規定によりなおその効力を有するものとされた介護保険法」に規定する都道府県知事の指定介護療養型医療施設としての指定に係る病床をいう。

(4) 在院患者

病院の全病床及び診療所の療養病床に、毎日24時現在在院している患者をいう。

(5) 新入院患者・退院患者

毎月中における新たに入院した患者、退院した患者をいい、入院してその日のうちに退院した患者も含む。

(6) 外来患者

新来・再来・往診・巡回診療患者の区別なく、すべてを合計したものをいい、同一患者が二つ以上の診療科で診療を受け、それぞれの科で診療録が作成された場合は、それぞれの診療科の外来患者として取扱う。

結果の概要

医療施設調査

施設数

平成 29年10月1日現在における千葉県の医療施設総数は7,302施設であり、前年に比べ18施設減少した。
うち病院は288施設で、前年に比べ2施設増加し、一般診療所は3,759施設で、前年に比べ19施設減少した。また、歯科診療所は3,255施設で、前年に比べ1施設減少した。

(1) 施設の種類別にみた施設数

施設を種類別にみると、病院では一般病院が254施設で、精神科病院は34施設である。
療養病床を有する病院は121施設であった。
一般診療所は、有床診療所が182施設で、前年に比べ13施設減少し、無床診療所が3577施設で、前年に比べ6施設減少した。(表1

 表1 施設の種類別にみた施設数(各年10月1日現在)

区分

施設数

構成割合(%)

平成29年

平成28年

増減数

増減率(%)

平成29年

平成28年

総数

7,302

7,320

△18

△0.2

100.0

100.0

病院

288

286

2

0.7

3.9

3.9

 

 

 

 

 

(100.0)

(100.0)

精神科病院

34

34

-

-

(11.8)

(11.9)

結核療養所

-

-

-

-

(-)

(-)

一般病院

254

252

2

0.8

(88.2)

(88.1)

(再掲)

 

 

 

 

 

 

地域医療支援病院

16

15

1

6.7

(5.6)

(5.2)

療養病床を有する病院

121

119

2

1.7

(42.0)

(41.6)

一般診療所

3,759

3,778

△19

△0.5

51.5

51.6

 

 

 

 

 

(100.0)

(100.0)

有床

182

195

△13

△6.7

(4.8)

(5.2)

(再掲)療養病床を有する
一般診療所

14

14

-

-

 

(0.4)

(0.4)

無床

3,577

3,583

△6

△0.2

(95.2)

(94.8)

歯科診療所

3,255

3,256

△1

△0.0

44.6

44.5

注1)掲載の数値は四捨五入しているため、内訳の合計が総数に合わない場合がある。

注2)()内の数値は、病院、一般診療所の総数をそれぞれ100とした場合の構成割合(%)である。

(2) 人口10万対施設数

人口10万対施設数は、病院4.6、一般診療所60.2、歯科診療所52.1であった。(表2

 表2 施設の種類別にみた人口10万対施設数(各年10月1日現在)
区分

人口10万対施設数
平成29年

人口10万対施設数
平成28年

病院

4.6

4.6

精神科病院

0.5

0.5

一般病院

4.1

4.0

一般診療所

60.2

60.6

歯科診療所

52.1

52.2

注)掲載の数値は四捨五入しているため、内訳の合計が総数に合わない場合がある。

H29医療施設概況図1

病床数

医療施設の病床総数は61,852床であり、前年に比べ530床増加した。
病院の病床数は59,538床であり、前年に比べ637床増加した。
一般診療所の病床数は2,314床であり、前年に比べ107床減少した。

(1) 施設の種類別にみた病床数

病院の病床数を病床の種類別にみると、一般病床は36,039床で、前年に比べ563床増加し、精神病床は12,518床で前年より183床減少した。
病院の療養病床は10,799床で、前年に比べ263床増加した。
一般診療所の療養病床は151床で、前年に比べ11床減少した。
1病院当たり平均病床数は、206.7床で、前年に比べ0.8床増加した。
有床の一般診療所の1施設あたり平均病床数は12.7床で、前年と比べて0.3床増加した。

表3 施設の種類別にみた病床数(各年10月1日現在)

区分

病床数

構成割合(%)

平成29年

平成28年

増減数

増減率(%)

平成29年

平成28年

総数

61,852

61,322

530

0.9

100.0

100.0

病院

59,538

58,901

637

1.1

96.3

96.1

 

 

 

 

 

(100.0)

(100.0)

(再掲)精神病床

12,518

12,701

△183

△1.4

(21.0)

(21.6)

(再掲)感染症病床

58

58

-

-

(0.1)

(0.1)

(再掲)結核病床

124

130

△6

△4.6

(0.2)

(0.2)

(再掲)一般病床

36,039

35,476

563

1.6

(60.5)

(60.2)

(再掲)療養病床

10,799

10,536

263

2.5

(18.1)

(17.9)

一般診療所

2,314

2,421

△107

△4.4

3.7

3.9

 

 

 

 

 

(100.0)

(100.0)

(再掲)療養病床

151

162

△11

△6.8

(6.5)

(6.7)

1病院あたり
平均病床数

206.7

205.9

0.8

0.4

 

 

有床の一般診療所1施設あたり平均病床数

12.7

12.4

0.3

2.4

 

 

注1)掲載の数値四捨五入しているため、内訳の合計が総数に合わない場合がある。
注2)()内の数値は、病院及び診療所の総数をそれぞれ100とした場合の構成割合(%)である。
注3)平成11年4月に「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」」が施行され、「伝染病床」は「感染症病床」に改められた。
注4)平成13年3月に「医療法等の一部を改正する法律」が施行され、「その他の病床」が「療養病床」と「一般病床」に区分されたことに伴い、本調査において平成12年まで便宜上「一般病床」と表章していた「その他の病床」は、平成13年から「療養病床」、「一般病床」、「経過的旧その他の病床」に表章を分割していた。平成15年8月に経過期間が終了したので、今後は「療養病床」と「一般病床」とする。
また、一般診療所の「療養型病床群」は「療養病床」にみなすこととされたため、「療養病床」と表章している。

(2) 人口10万対病床

人口10万対病院病床数は953.2で、前年の944.5に比較して8.7増加している。

表4 施設の種類別にみた人口10万対病床数(各年10月1日現在)
区分

人口10万対病床数
平成29年

人口10万対病床数
平成28年

病院

953.2

944.5

精神病床

200.4

203.7

療養

172.9

169.0

一般

577.0

568.9

一般診療所

37.0

38.8

注1)掲載の数値は、四捨五入しているため、内訳の合計が総数に合わない場合がある。
注2)「病院」には、「感染症病床」及び「結核病床」を含む。

表5 医療施設調査・対全国比較

【人口10万対施設数】

区分

千葉県

全国

1位・47位の都道府県及び数値

順位

病院

4.6

6.6

1位

高知県

18.1

44位

47位

神奈川県

3.7

一般診療所

60.2

80.1

1位

和歌山県

109.5

45位

47位

埼玉県

58.3

歯科診療所

52.1

54.1

1位

東京都

77.5

12位

47位

福井県

38.0

【人口10万対病床数】

区分

千葉県

全国

1位・47位の都道府県及び数値

順位

病院

953.2

1227.2

1位

高知県

2544.8

43位

47位

神奈川県

806.2

精神

200.4

261.8

1位

鹿児島県

588

40位

47位

神奈川県

151.5

結核

2

4.1

1位

高知県・香川県

12.2

43位

47位

和歌山県

1.6

療養

172.9

256.7

1位

高知県

914

43位

47位

神奈川県

145.4

一般

577

703.1

1位

高知県

1109.8

43位

47位

埼玉県

497.4

一般診療所

37

77.6

1位

大分県

331

40位

47位

新潟県

26.3

注1)「千葉県順位」は、厚生労働省概況の「都道府県別統計表」の高い方から数えたものである。

病院報告

1日平均患者数

千葉県の病院における1日平均の在院患者数は46,399人で、前年に比べ577人増加しており、新入院患者数は1,815人で37人、退院患者数は1,813人で37人と、それぞれ増加している。
また,外来患者数は60,706人で262人の減少となっている。

在院・新入院

区分

在院患者数

新入院患者数

平成29年

平成28年

増減数

増減率(%)

平成29年

平成28年

増減数

増減率(%)

総数

46,399

45,822

577

1.3

1,815

1,778

37

2.1

退院・外来

区分

退院患者数

外来患者数

平成29年

平成28年

増減数

増減率(%)

平成29年

平成28年

増減数

増減率(%)

総数

1,813

1,776

37

2.1

60,706

60,968

△262

△0.4

注1)1日平均在院患者数=年間在院患者延数/当該年の年間日数
注2)1日平均外来患者数=年間外来患者延数/当該年の年間日数

2 病院の病床利用率及び平均在院日数

全病床における病床利用率は、78.1%であり、前年に比べ0.3ポイント増加している。
病床の種類別にみると、介護療養病床が88.9%で最も高く、次いで療養病床の87.4%となっている。
また、入院患者の平均在院日数は25.6日で、前年に比べ0.2日短くなっており、病床の種類別にみると、精神病床が306.6日で最も長く、次いで介護療養病床の283.9日となっている。

表2 病床の種類別にみた病床利用率及び平均在院日数

区分

病床利用率

平均在院日数

平成29年

%

平成28年

%

対前年増減

平成29年

平成28年

対前年増減

総数

78.1

77.8

0.3

25.6

25.8

△0.2

精神病床

82.2

82.2

-

306.0

312.3

△6.3

感染症病床

5.4

5.1

0.3

4.5

7

△2.5

結核病床

40.9

40.1

0.8

64.4

58.6

5.8

療養病床

87.4

87.1

0.3

164.3

162.4

1.9

一般病床

74.2

73.7

0.5

15.4

15.4

-

介護療養病床

88.9

88.5

0.4

283.9

268.8

15.1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注1)

病床利用率

注2)

平均在院日数

 

病院報告・対全国比較

【病床利用率】
区分 千葉県 全国 1位・47位の都道府県及び数値 順位
総数 78.1 80.4 1位 沖縄県 86.7 37位
47位 福島県 71.7
精神病床 82.2 86.1 1位 富山県 90.9 38位
47位 福島県 76.1
感染症病床 5.4 3.3 1位 福井県 26.6 11位
27位※ 北海道

0.0

結核病床 40.9 33.6 1位 大阪府 62.6 13位
47位 岩手県 7.1
療養病床 87.4 88.0 1位 富山県 93.1 25位
47位 福島県 80.1
一般病床 74.2 75.9 1位 沖縄県 83.4 34位
47位 福島県 68.3
介護療養病床 88.9 90.9 1位 滋賀県 96.2 29位
47位 島根県 71.7
【人口10万対1日平均患者数】
区分 千葉県 全国 1位・47位の都道府県及び数値 順位
在院 742.9 988.3 1位 高知県 2121.4 44位
47位 神奈川県 647.8
新入院 29.1 35.1 1位 高知県 46.3 46位
47位 埼玉県 24.9
退院 29.0 35.1 1位 高知県 46.2 46位
47位 埼玉県 24.9
外来 971.9 1062.8 1位 高知県 1753.5 40位
47位 神奈川県・静岡県 835.2

※感染症病床の都道府県比較については、20県が計上する数値が無いため、最下位は27位となる。

【平均在院日数】

区分

千葉県

全国

1位・47位の都道府県及び数値

順位

総数

25.6

28.2

1位

高知県

45.9

40位

46位

東京都・神奈川県

22.1

精神病床

306.0

267.7

1位

山口県

413.0

12位

47位

東京都

190.8

感染症病床

4.5

8.0

1位

島根県

29.3

17位

26位

広島県

1.8

結核病床

64.4

66.5

1位

鹿児島県

120.0

29位

47位

福井県

26.5

療養病床

164.3

146.3

1位

富山県

242.7

12位

47位

長崎県

97.6

一般病床

15.4

16.2

1位

高知県

21.3

40位

47位

神奈川県

13.7

介護療養病床

283.9

308.9

1位

秋田県

620.8

29位

47位

山形県

74.1

※感染症病床の都道府県比較については、最下位が26位となる。

注1)「千葉県順位」は、厚生労働省概況の「都道府県別統計表」の高い方から数えたものである。

ダウンロード/EXCELFILE

統計表1 二次保健医療圏・保健所・市区町村別にみた施設数及び人口10万対施設数(エクセル:26KB)

統計表2 二次保健医療圏・保健所・市区町村別にみた病床数及び人口10万対病床数(エクセル:30KB)

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部健康福祉指導課企画情報班

電話番号:043-223-2607

ファックス番号:043-222-6294

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