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更新日:令和5(2023)年9月19日

ページ番号:4275

平成28年医療施設調査・病院報告の概況

健康福祉部健康福祉指導課
企画情報班
電話:043-223-2607
ファックス:043-222-6294

調査の概要

医療施設調査

1 調査の目的

この調査は、医療施設(医療法(昭和23年法律第205号)に定める病院・診療所)の分布及び整備の実態を明らかにするとともに、医療施設の診療機能を把握し、医療行政の基礎資料を得ることを目的とする。

2 調査の種類、期日及び期間

  • 医療施設動態調査(以下「動態調査」という。)
    動態調査は、静態調査(3年に1回・前回は平成26年実施)の結果に医療施設の開設、廃止等の状況を順次加減し、医療施設の状況を把握するものであり、平成28年調査は平成27年10月1日から1年間の調査結果である。

3 調査の対象

動態調査は、開設・廃止等のあった医療施設。

医療施設には、往診のみの診療所を含むが、助産所、介護老人保健施設、保健所は除く。

4 調査の事項

施設名、施設の所在地、開設者、許可病床数、その他関連する事項

5 調査の方法及び系統

動態調査は、開設・廃止等の申請・届出に基づいて、都道府県知事又は保健所を設置する市・特別区の長が動態調査票を作成し、厚生労働大臣に提出する。

医療施設調査報告系統図

6 結果の集計

厚生労働省政策統括官(統計・情報政策担当)において行い、本概況は本県の結果について、まとめたものである。

病院報告

1 報告の目的

病院、療養病床を有する診療所における患者の利用状況及び病院の従事者の状況を把握し、医療行政の基礎資料を得ることを目的とする。

2 報告の種類、期間及び期日

患者票(毎月報告)平成28年1月1日~12月31日
従事者票(病院のみ年1回報告)平成28年10月1日現在

3 報告の対象

患者票:すべての病院、療養病床を有する診療所

従事者票:すべての病院

4 報告の事項

患者票:在院患者数、新入院患者数、退院患者数、外来患者数等

従事者票:医師・歯科医師・薬剤師・看護師等の数

5 報告の方法及び系統

病院・診療所の管理者が患者票・従事者票を作成し、厚生労働大臣に提出する。

病院報告報告系統図

6 結果の集計

厚生労働省政策統括官(統計・情報政策担当)において行い、本概況は本県の結果について、まとめたものである。

利用上の注意

  • (1) 「地域医療支援病院」及び一般診療所の「療養型病床群」は、平成10年4月1日に新設された。
  • (2) 「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」が平成11年4月から施行され、「伝染病院」は廃止され、「伝染病床」は「感染症病床」に改められた。
  • (3) 表章記号の規約
    計数のない場合-
    計数不明又は計数を表章することが不適当な場合…
    統計項目があり得ない場合・
    比率が微小(0.05未満)の場合0.0
    減少数又は減少率を意味する場合△
  • (4) この概況に掲載の数値は四捨五入してあるので、内訳の合計が「総数」に合わない場合がある。
  • (5) 本概況は厚労省公表値を用いて千葉県版概況として掲載している。なお、人口10万対比率は「住民基本台帳人口(平成29年1月1日現在)」(総務省)を使用している。

用語の説明

(1) 医療施設の種類

病院

医師又は歯科医師が医業又は歯科医業を行う場所であって、患者20人以上の入院施設を有するもの

一般診療所

医師又は歯科医師が医業又は歯科医業を行う場所(歯科医業のみは除く。)であって、患者の入院施設を有しないもの又は患者19人以下の入院施設を有するもの

歯科診療所

歯科医師が歯科医業を行う場所であって、患者の入院施設を有しないもの又は患者19人以下の入院施設を有するもの

(2) 病院の種類

精神科病院

精神病床のみを有する病院

一般病院

精神科病院以外の病院(平成10年までは伝染病院、平成24年までは結核療養所も除く)をいう。

(3) 病床の種類

精神病床

精神疾患を有する者を入院させるための病床をいう。

感染症病床

「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(平成10年法律第114号)に規定する一類感染症、二類感染症(結核を除く。)、新型インフルエンザ等感染症及び指定感染症並びに新感染症の患者を入院させるための病床をいう。

結核病床

結核の患者を入院させるための病床をいう。

療養病床

病院の病床(精神病床、感染症病床及び結核病床を除く。)又は一般診療所の病床のうち、主として長期にわたり療養を必要とする患者を入院させるための病床をいう。

一般病床

精神病床、感染症病床、結核病床及び療養病床以外の病床をいう。

介護療養病床

療養病床のうち、「健康保険法等の一部を改正する法律(平成18年法律第83号)附則第130条の2第1項の規定によりなおその効力を有するものとされた介護保険法」に規定する都道府県知事の指定介護療養型医療施設としての指定に係る病床をいう。

(4) 在院患者

病院の全病床及び診療所の療養病床に、毎日24時現在在院している患者をいう。

(5) 新入院患者・退院患者

毎月中における新たに入院した患者、退院した患者をいい、入院してその日のうちに退院した患者も含む。

(6) 外来患者

新来・再来・往診・巡回診療患者の区別なく、すべてを合計したものをいい、同一患者が二つ以上の診療科で診療を受け、それぞれの科で診療録が作成された場合は、それぞれの診療科の外来患者として取扱う。

結果の概要

医療施設(動態)調査

 施設数

平成28年10月1日現在における千葉県の医療施設総数は7,320施設であり、前年に比べ47施設増加した。
うち病院は286施設で、前年に比べ1施設増加し、一般診療所は3,778施設で、前年に比べ27施設増加した。また、歯科診療所は3,256施設で、前年に比べ19施設増加した。

(1) 施設の種類別にみた施設数

施設を種類別にみると、病院では一般病院が252施設で、精神科病院は34施設である。
療養病床を有する病院は、119施設であった。
一般診療所は、有床診療所が195施設で、前年に比べ10施設減少し、無床診療所が3,583施設で、前年に比べ37施設増加した。(表1

 表1 施設の種類別にみた施設数(各年10月1日現在)

区分

施設数

構成割合(%)

平成28年

平成27年

増減数

増減率(%)

平成28年

平成27年

総数

7,320

7,273

47

0.6

100.0

100.0

 

 

 

 

 

 

 

病院

286

285

1

0.4

3.9

3.9

 

 

 

 

 

(100.0)

(100.0)

精神科病院

34

34

-

-

(11.9)

(11.9)

結核療養所

-

-

-

-

(-)

(-)

一般病院

252

251

1

0.4

(88.1)

(88.1)

(再掲)

 

 

 

 

 

 

地域医療支援病院

15

12

3

25

(5.2)

(4.2)

療養病床を有する病院

119

119

-

-

 

(41.6)

(41.8)

 

 

 

 

 

 

 

一般診療所

3,778

3,751

27

0.7

51.6

51.6

 

 

 

 

 

(100.0)

(100.0)

有床

195

205

△10

△4.9

(5.2)

(5.5)

(再掲)療養病床を有する
一般診療所

14

14

-

-

 

(0.4)

(0.4)

 

 

 

 

 

 

 

無床

3,583

3,546

37

1.0

(94.8)

(94.5)

 

 

 

 

 

 

 

歯科診療所

3,256

3,237

19

0.6

44.5

44.5

注1)掲載の数値は四捨五入しているため、内訳の合計が総数に合わない場合がある。

注2)()内の数値は、病院、一般診療所の総数をそれぞれ100とした場合の構成割合(%)である。

(2) 人口10万対施設数

人口10万対施設数は、病院4.6、一般診療所60.6、歯科診療所52.2であった。(表2

二次保健医療圏別に見ると、千葉医療圏(132.6)が最も多く、次いで安房医療圏(126.2)、東葛南部医療圏(118.0)となっている。(図1

 表2 施設の種類別にみた人口10万対施設数(各年10月1日現在)

区分

人口10万対施設数

平成28年

平成27年

病院

4.6

4.6

精神科病院

0.5

0.5

一般病院

4.0

4.0

一般診療所

60.6

60.3

歯科診療所

52.2

52.0

注)掲載の数値は四捨五入しているため、内訳の合計が総数に合わない場合がある。

二次保健医療圏別人口10万人対施設数

 

病床数

医療施設の病床総数は61,322床であり、前年に比べ85床増加した。
病院の病床数は58,901床であり、前年に比べ201床増加した。
一般診療所の病床数は2,421床であり、前年に比べ116床減少した。

(1) 施設の種類別にみた病床数

病院の病床数を病床の種類別にみると、一般病床は35,476床で、前年に比べ225床増加し、精神病床は12,701床で前年より72床減少した。
病院の療養病床は10,536床で、前年に比べ48床増加した。
一般診療所の療養病床は162床で、前年と同数であった。
1病院当たり平均病床数は、205.9床で、前年に比べ0.1床減少した。
有床の一般診療所の1施設あたり平均病床数は12.4床で、前年と同数であった。(表3

 表3 施設の種類別にみた病床数(各年10月1日現在)

区分

病床数

構成割合(%)

平成28年

平成27年

増減数

増減率(%)

平成28年

平成27年

総数

61,322

61,237

85

0.1

100.0

100.0

 

 

 

 

 

 

 

病院

58,901

58,700

201

0.3

96.1

95.9

 

 

 

 

 

(100.0)

(100.0)

(再掲)精神病床

12,701

12,773

△72

△0.6

(21.6)

(21.8)

(再掲)感染症病床

58

58

-

-

(0.1)

(0.1)

(再掲)結核病床

130

130

-

-

(0.2)

(0.2)

(再掲)一般病床

35,476

35,251

225

0.6

(60.2)

(60.1)

(再掲)療養病床

10,536

10,488

48

0.5

(17.9)

(17.9)

 

 

 

 

 

 

 

一般診療所

2,421

2,537

△116

△4.6

3.9

4.1

 

 

 

 

 

(100.0)

(100.0)

(再掲)療養病床

162

162

-

-

(6.7)

(6.4)

 

 

 

 

 

 

 

1病院あたり
平均病床数

205.9

206.0

△0.1

△0.05

 

 

有床の一般診療所
1施設あたり平均病床数

12.4

12.4

-

-

 

 

注1)掲載の数値は四捨五入しているため、内訳の合計が総数に合わない場合がある。
注2)()内の数値は、病院及び診療所の総数をそれぞれ100とした場合の構成割合(%)である。
注3)平成11年4月に「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」」が施行され、「伝染病床」は「感染症病床」に改められた。
注4)平成13年3月に「医療法等の一部を改正する法律」が施行され、「その他の病床」が「療養病床」と「一般病床」に区分されたことに伴い、本調査において平成12年まで便宜上「一般病床」と表章していた「その他の病床」は、平成13年から「療養病床」、「一般病床」、「経過的旧その他の病床」に表章を分割していた。平成15年8月に経過期間が終了したので、今後は「療養病床」と「一般病床」とする。
また、一般診療所の「療養型病床群」は「療養病床」にみなすこととされたため、「療養病床」と表章している。

(2) 人口10万対病床数

人口10万対病院病床数は944.5で、前年の943.3に比較して1.2増加している。(表4

 表4 施設の種類別にみた人口10万対病床数(各年10月1日現在)

区分

人口10万対病床数

平成28年

平成27年

病院

944.5

943.3

精神病床

203.7

205.3

療養

169.0

168.5

一般

568.9

566.5

 

 

 

一般診療所

38.8

40.8

注1)掲載の数値は、四捨五入しているため、内訳の合計が総数に合わない場合がある。
注2)「病院」には、「感染症病床」及び「結核病床」を含む。

 

 表5 医療施設調査・対全国比較

【人口10万対施設数】

区分

千葉県

全国

1位・47位の都道府県及び数値

順位

病院

4.6

6.7

1位

高知県

18.0

44位

47位

神奈川県

3.7

一般診療所

60.6

80

1位

和歌山県

110.7

45位

47位

埼玉県

58

歯科診療所

52.2

54.3

1位

東京都

78.2

12位

47位

福井県

37.3

 

【人口10万対病床数】

区分

千葉県

全国

1位・47位の都道府県及び数値

順位

病院

944.5

1229.8

1位

高知県

2530.4

43位

47位

神奈川県

808.9

精神

203.7

263.3

1位

鹿児島県

590.3

40位

47位

神奈川県

152.1

結核

2.1

4.2

1位

高知県

12.1

43位

47位

和歌山県

1.6

療養

169

258.5

1位

高知県

920

43位

47位

宮城県

138.4

一般

568.9

702.3

1位

高知県

1093.8

44位

47位

埼玉県

491.7

一般診療所

38.8

81.5

1位

鹿児島県

338.7

40位

47位

新潟県

28.1

注1)「千葉県順位」は、厚生労働省概況の「都道府県別統計表」の高い方から数えたものである。

病院報告

1日平均患者数

千葉県の病院における1日平均の在院患者数は45,822人で、前年に比べ231人増加しており、新入院患者数は1,778人で46人、退院患者数は1,776人で42人と、それぞれ増加している。
また,外来患者数は60,968人で723人の増加となっている。(表1

 表1 1日平均患者数

在院・新入院

区分

在院患者数

新入院患者数

平成28年

平成27年

増減数

増減率(%)

平成28年

平成27年

増減数

増減率(%)

総数

45,822

45,591

231

0.5

1,778

1,732

46

2.7

退院・外来

区分

退院患者数

外来患者数

平成28年

平成27年

増減数

増減率(%)

平成28年

平成27年

増減数

増減率(%)

総数

1,776

1,734

42

2.4

60,968

60,245

723

1.2

注1)1日平均在院患者数=年間在院患者延数/当該年の年間日数
注2)1日平均外来患者数=年間外来患者延数/当該年の年間日数

2 病院の病床利用率及び平均在院日数

全病床における病床利用率は、77.8であり、前年に比べ0.1ポイント減少している。
病床の種類別にみると、介護療養病床が88.5%で最も高く、次いで療養病床の87.1%となっている。
また、入院患者の平均在院日数は25.8日で、前年に比べ0.5日短くなっており、病床の種類別にみると、精神病床が312.3日で最も長く、次いで介護療養病床の268.8日となっている。(表2

 表2 病床の種類別にみた病床利用率及び平均在院日数

区分

病床利用率

平均在院日数

平成28年

平成27年

対前年増減

平成28年

平成27年

対前年増減

 

%

%

 

 

 

 

総数

77.8

77.9

△0.1

25.8

26.3

△0.5

精神病床

82.2

83.2

△1.0

312.3

325.1

△12.8

感染症病床

5.1

5.5

△0.4

7

8.1

△1.1

結核病床

40.1

39.2

0.9

58.6

57.3

1.3

療養病床

87.1

87.6

△0.5

162.4

168.5

△6.1

一般病床

73.7

73.3

0.4

15.4

15.6

△0.2

介護療養病床

88.5

91.9

△3.4

268.8

241.5

27.3

注1)

病床利用率

注2)

平均在院日数

 

 表3 病院報告・対全国比較

【人口10万対1日平均患者数】

区分

千葉県

全国

1位・47位の都道府県及び数値

順位

在院

734.8

985.4

1位

高知県

2108

44位

47位

神奈川県

646.1

新入院

28.5

34.5

1位

高知県

45.5

46位

47位

埼玉県

24.4

退院

28.5

34.5

1位

高知県

45.5

46位

47位

埼玉県

24.4

外来

977.2

1068.1

1位

高知県

1755.1

40位

47位

静岡県

834.5

【病床利用率】

区分

千葉県

全国

1位・47位の都道府県及び数値

順位

総数

77.8

80.1

1位

沖縄県

87.6

35位

47位

福島県

71.9

精神病床

82.2

86.2

1位

大分県

91.4

38位

47位

福島県

76.4

感染症病床

5.1

3.2

1位

福井県

23.7

11位

30位※

北海道

島根県

熊本県

0.0

結核病床

40.1

34.5

1位

佐賀県

65.7

12位

47位

岩手県

10.5

療養病床

87.1

88.2

1位

富山県

93.5

29位

47位

岐阜県

80.5

一般病床

73.7

75.2

1位

沖縄県

84.4

31位

47位

福島県

67.9

介護療養病床

88.5

91.4

1位

秋田県

96.9

33位

47位

島根県

77.2

※感染症病床の都道府県比較については、17県が計上する数値が無いため、最下位は30位となる。

【平均在院日数】

区分

千葉県

全国

1位・47位の都道府県及び数値

順位

総数

25.8

28.5

1位

高知県

46.4

40位

47位

神奈川県

22.3

精神病床

312.3

269.9

1位

大分県

415.2

13位

47位

東京都

193.1

感染症病床

7

7.8

1位

神奈川県

14.6

14位

29位

新潟県

1.6

結核病床

58.6

66.3

1位

鹿児島県

123.1

36位

47位

福井県

21.4

療養病床

162.4

152.2

1位

富山県

252.9

15位

47位

長崎県

100.4

一般病床

15.4

16.2

1位

高知県

21.3

42位

47位

神奈川県

13.8

介護療養病床

268.8

314.9

1位

秋田県

532.3

30位

47位

山形県

72.1

※感染症病床の都道府県比較については、最下位が29位となる。

注1)「千葉県順位」は、厚生労働省概況の「都道府県別統計表」の高い方から数えたものである。

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統計表1 二次保健医療圏・保健所・市区町村別にみた施設数及び人口10万対施設数統計表1(エクセル:54KB)

統計表2 二次保健医療圏・保健所・市区町村別にみた病床数及び人口10万対病床数統計表2(エクセル:61KB)

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部健康福祉指導課企画情報班

電話番号:043-223-2607

ファックス番号:043-222-6294

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