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報道発表案件

更新日:令和5(2023)年12月28日

ページ番号:469218

千葉県新型コロナウイルス感染症対策連絡会議専門部会(第28回)の開催結果について

発表日:令和3年10月13日
健康福祉部健康福祉政策課

千葉県では、今後の新型コロナウイルス感染症対策について検討するため、医療機関の関係者や、感染症の専門家などから御意見を伺っています。10月5日に開催した会議では、今後の医療提供体制の整備を進める上での御意見を伺いました。

 開催日時・場所

令和3年10月5日(火曜日) 午後6時から午後8時まで
千葉県庁 本庁舎5階大会議室

主な内容

(新規感染者の発生動向等について)

【現状・課題】

  • 新規感染者の発生数は、8月第3週をピークに減少し、現在は第3波(令和2年12月から令和3年1月の感染拡大)以前の水準となっている。年代別の新規感染者数は、10代から30代が多いが、今夏の感染拡大前の水準となっている。第3波では高齢者施設、医療機関でのクラスター発生が多かったが、今夏の感染拡大ではこれらの施設での発生割合は小さかった。
  • 千葉・東葛地域の主要な繁華街等における滞在人口は、直近1か月では、概ね横ばい傾向であるが、上昇傾向が認められる地点・時間帯もある。

(ワクチン接種の進捗状況について)

【現状・課題】

  • 高齢者(65歳以上)への2回目ワクチン接種率は約9割に到達し、横ばいとなっている。12歳以上のワクチン接種率は、1回目は7割を超え、2回目も約6割となっている。

【出席者からの意見等】

  • 副反応等について誤解している保護者もいるため、未成年者のワクチン接種率を上げるためには、保護者に対して正確な情報を発信していく必要があると考えられる。

(学校での発生状況と学校ガイドラインの改訂について)

【現状・課題】

  • 学校での発生状況は、県全体の陽性者の動きと同じであった。千葉市立を除く公立の学校種別の発生割合では、小学校が約4割を占めている。学年別では同程度の発生となっている。地域別では東葛、葛南地域で半数以上を占めている。感染経路を聞き取った結果、家族からの感染が最も多かった。
  • 文部科学省のマニュアルを参考に県独自の学校における感染対策ガイドラインの改訂を予定している。改訂の主なポイントとしては、(1)不織布マスクの着用推奨、(2)濃厚接触者の特定につながる情報収集の内容と、保健所の業務がひっ迫した場合の濃厚接触者の特定に係る対応、(3)臨時休業に当たっての具体的な人数や日数等の基準、(4)ワクチン接種に係るいじめの防止 等を予定している。
  • ワクチン接種に関する信頼できる情報を伝えることができるよう、県医師会等が作成したリーフレットの配付を行った。また、新型コロナウイルスワクチン等に関する動画等を掲載したホームページ(こびナビ)へのリンクをガイドラインで紹介するなどして広報をしていく予定としている。

【出席者からの意見等】

  • 学校における感染拡大防止対策はとられているので、家庭内での感染拡大防止について啓発していく必要があると考えられる。

(第5波と今後の対応について)※令和3年8月から9月の感染拡大

【現状・課題】

  • 第5波では、入院患者の増加に伴い、酸素投与者数や重症者数が増加した。入院率については、感染拡大前は30%以上であったが、8%を切る日もあった。第5波では、第3波と比較して重症患者数、人口呼吸器利用者数等は2倍近い状況であった。救急搬送の搬送調整に長時間要する件数は、7月後半から急増していた。
  • これまで臨時医療施設の開設や宿泊療養施設に酸素濃縮器の設置などを行ってきたが、このような状況の中、今夏の感染拡大の際には、新たな入院待機ステーションや夜間外来の整備等を行った。
  • 今後、国からの通知を受け、「入院を必要とする者が、まずは迅速に病床または病床を補完する施設に受け入れられ、確実に入院につなげられること」等を目標とした保健・医療提供体制の構築方針及び計画を策定していく。

【出席者からの意見等】

  • 長期入院している患者が病床を埋めている現状があるため、県として実態を把握しておく必要がある。
  • 保健所がひっ迫しないような体制を構築する必要がある。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部健康福祉政策課

電話番号:043-223-2675

ファックス番号:043-222-9023

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