ここから本文です。

報道発表案件

更新日:令和5(2023)年12月28日

ページ番号:541318

千葉県新型コロナウイルス感染症対策連絡会議専門部会(第40回)の開催結果について

発表日:令和4年10月3日
健康福祉部健康福祉政策課

千葉県では、今後の新型コロナウイルス感染症対策について検討するため、医療機関の関係者や、感染症の専門家などから御意見を伺っています。9月27日に開催した会議では、今後の医療提供体制の整備を進める上での御意見を伺いました。

 開催日時・場所

令和4年9月27日(火曜日) 午後6時から午後7時40分まで
千葉県庁 本庁舎5階大会議室

主な内容

(新規感染者の発生動向について)

【現状・課題】

  • 新規感染者数は、全年代で減少しており、9月25日現在で人口10万人当たり289.07人となっている。重症者数、死亡者数も減少している。

  • ゲノム解析の結果は、オミクロン株(BA.5)が主体となっている状況が継続している。オミクロン株(BA.2.75)も確認されているが、増加の傾向は認められていない。

  • 9月26日から全数届出の対象が65歳以上の者等の4類型に見直されたが、今後も県に提出された情報から活用可能なデータを用いて分析していく。

(次の新型コロナウイルスの感染拡大期における入院医療ひっ迫の指標について)

【現状・課題】

  • 従来、医療ひっ迫の状況は、即応病床使用率を主な指標として評価されてきたが、今夏の感染拡大では即応病床使用率が必ずしも医療ひっ迫の状況を反映しない現象がみられた。

  • 今後は、入院調整関連指標も医療ひっ迫の判断において参考にしていくことを検討している。

【出席者からの意見等】

  • 入院調整関連指標は、解釈が必要なものなので、従来の指標と組み合わせて使うことが必要である。

  • 今夏の感染拡大では、外来でも医療ひっ迫していたので、入院関連の指標だけでなく、外来における医療ひっ迫の状況が反映される指標も必要ではないか。

(新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行を想定した入院・外来体制の整備について)

【現状・課題】

  • 季節性インフルエンザが過去最大規模で流行し、かつ新型コロナウイルス感染症も今夏以上の規模で流行した場合、発熱患者による外来医療の負荷は、理論上は今夏を大きく超える可能性がある。また、入院医療への負荷も楽観視できない。

  • 新型コロナウイルス感染症に対しては、発生届の提出対象の見直し等による負担軽減等を通じた発熱外来等の診療数の底上げ及び発熱外来等の追加確保、県民に対する陽性者登録センターの活用の呼びかけ等により対応していく。

  • 季節性インフルエンザワクチンについては、新型コロナウイルスワクチンとの同時接種が可能であることを周知する等、接種の円滑化に努める。

  • 国においても新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行を想定した対策の検討が行われる見込みである旨報道されているため、国における議論も注視していく。

【出席者からの意見等】

  • 現在、新型コロナウイルス感染症は患者自身が自己検査できる体制となっているが、インフルエンザは自己検査できるキットがなく、そのような体制をとれないため、国に働きかけていくことも必要ではないか。

  • 過剰な標準予防策の見直しやオンライン診療の拡充等により、引き続き、新型コロナウイルス感染症に対応できる医療機関を確保していくことも一案である。

(その他)

【出席者からの意見等】

  • 夜間の救急対応において、新型コロナウイルス感染症を疑わせる症候がない患者にもスクリーニング的に検査を行い、新型コロナウイルスの感染が判明した場合に適切な対応が行われない可能性についての指摘があった。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部健康福祉政策課

電話番号:043-223-2675

ファックス番号:043-222-9023

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?