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更新日:令和4(2022)年5月30日
ページ番号:18
2以上の市町村の公共下水道から流れてくる下水を広域的に集めて、終末処理場で浄化し、公共用水域に放流する大規模な下水道を流域下水道といいます。
流域下水道の整備によって、広い範囲にわたって下水道の整備が行われ、水域の水質は効果的に保全されます。
流域下水道が完備すると
などに大きな効果を発揮します。
昭和40年代、東京から50km圏にある印旛沼(地図リンク)は、その流域の急速な開発と都市化により水質が悪化し、貴重な水資源の保全を迫られていました。
そこで、主として印旛沼流域を対象とする印旛沼流域下水道が、昭和43年12月に都市計画決定され、県が建設を進めてきました。
印旛沼流域下水道は、13市町の生活排水や工場排水を、千葉市美浜区磯辺の「花見川終末処理場(地図リンク)」と、千葉市美浜区豊砂と習志野市芝園にまたがる「花見川第二終末処理場(地図リンク)」とで処理しています。
花見川終末処理場は昭和49年4月に、花見川第二終末処理場は平成6年6月にそれぞれ供用開始しました。
また、下水道の多目的利用として、次の事業を行っています。
さらに、花見川終末処理場の水処理施設の上部空間を「美浜ふれあい広場」として開放しています。
区分 |
全体計画 |
現況 |
---|---|---|
処理面積 |
27,391ヘクタール |
18,068.6ヘクタール |
処理人口 |
1,406,200人 |
1,317,292人 |
処理能力 |
花見川終末処理場 (処理能力) |
(令和2年度実績値) |
花見川第二終末処理場 (処理能力) |
(令和2年度実績値) |
|
管渠延長 |
217.6キロメートル |
170.9キロメートル |
中継ポンプ場 |
11ヶ所 |
10ヶ所 |
終末処理場 |
2ヶ所 |
2ヶ所 |
排除方式 |
分流式 |
分流式 |
処理方式 |
凝集剤併用型循環式硝化脱窒法+急速砂ろ過法 |
標準活性汚泥法他 |
処理場 |
花見川終末処理場 約21ヘクタール |
約21ヘクタール |
花見川第二終末処理場 約24ヘクタール |
約24ヘクタール |
|
計画目標年度 |
平成36(令和6)年度 |
------------- |
関連市町村 |
13市町(12市1町)
|
|
その他接続関係 |
幹線名 |
全体計画 |
供用 |
管径 |
---|---|---|---|
東部幹線 |
42.7 |
42.7 |
φ800~3,200 |
東部第二幹線 |
29.3 |
29.3 |
φ700~2,200 |
東部第三幹線 |
31.4 |
0.0 |
φ800~1,350 |
西部幹線 |
31.6 |
31.6 |
φ800~3,300 |
西部第二幹線 |
19.5 |
9.6 |
φ1,000~1,800 |
鹿島幹線 |
9.5 |
9.5 |
φ1,000~1,500 |
手繰幹線 |
5.4 |
5.4 |
φ700~900 |
印西幹線 |
8.3 |
8.3 |
φ1,000~2,000 |
桑納幹線 |
4.5 |
4.5 |
φ1,100~1,650 |
八街幹線 |
4.1 |
4.1 |
φ700~1,500 |
磯辺幹線 | 3.1 | 3.1 | φ900 |
富里幹線 | 2.9 | 2.9 | φ800~1200 |
印旛沼-江戸川左岸連絡幹線 |
25.3 |
15.4 |
φ1,350~2,000 |
小計 |
217.6 |
166.4 |
|
豊砂幹線 |
2.9 |
2.9 |
φ1,350 |
菊田川放流幹線 |
1.6 |
1.6 |
φ1,650~2,000 |
浜田川放流幹線 |
1.8 |
0.0 |
φ2,000~3,000 |
小計 | 6.3 | 4.5 | |
合計 |
223.9 |
170.9 |
|
ポンプ場名 |
現状(令和2年3月末現在) |
---|---|
成田ポンプ場 |
|
酒々井ポンプ場 |
|
鹿島ポンプ場 |
|
手繰ポンプ場 |
|
平戸ポンプ場 |
|
八千代ポンプ場 |
|
柏井ポンプ場 |
|
物井ポンプ場 |
|
習志野ポンプ場 |
|
施設名 |
現状(令和2年3月末現在) |
---|---|
水処理施設 |
8系列 |
沈砂池 |
4.2m×18.0m:6池 |
揚水ポンプ |
|
前反応槽 |
4.0m×52.2m×4.5m×1池:4系列 |
最初沈殿池 |
|
反応槽 |
|
最終沈殿池 |
|
送風機 |
|
塩素混和池 |
4.0m×34.3m×2.0m×2回路:8池 |
汚泥濃縮槽 |
重力濃縮φ13.0m×4.0m:3槽 |
汚泥濃縮機 |
遠心濃縮 |
汚泥脱水機 |
|
汚泥焼却炉 |
|
施設名 |
現状(令和2年3月末現在) |
---|---|
水処理施設 |
3系列 |
沈砂池 |
3.6m×22.0m×2水路:1.5池 |
揚水ポンプ |
|
最初沈殿池 |
|
反応槽 |
|
最終沈殿池 |
|
送風機 |
|
塩素混和池 |
9.6m×19.0m×4.7m×2階:1池 |
汚泥濃縮槽 |
重力濃縮Φ15.0m×4.0m:2槽 |
汚泥濃縮機 |
遠心濃縮 |
汚泥脱水機 |
|
汚泥焼却炉 |
150t/日:2基 |
場内中継ポンプ場 |
|
放流ポンプ棟 |
φ1,000×154m3/min:2台(菊田川放流用) |
急速ろ過棟 |
|
太陽光発電設備 |
年間発電電力量 |
印旛沼流域関連13市町の公共下水道普及率は下表のとおりです。
市町村名 |
普及率 (令和2年3月末現在) |
---|---|
千葉市 |
98.9 |
船橋市 |
94.5 |
成田市 |
97.7 |
佐倉市 |
94.3 |
習志野市 |
95.3 |
八千代市 |
95.9 |
鎌ケ谷市 |
96.7 |
四街道市 |
90.6 |
八街市 |
69.1 |
印西市 |
94.1 |
白井市 |
84.9 |
富里市 |
92.4 |
酒々井町 |
93.8 |
備考:普及率は、各市町の行政人口に対する処理区域内人口の割合を示しています。
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