令和5年6月定例会商工労働常任委員会県内調査報告書

令和5年7月6日

千葉県議会議長伊藤昌弘様

商工労働常任委員長田中　幸太郎

本委員会が所管事務調査のため、県内調査を実施したところ、その概要は下記のとおりでした。

記

1. 用務:商工労働常任委員会県内調査
2. 調査先:
   （1）マザー牧場グランピングTHEFARM(富津市)
   （2）マザー牧場グランピングGreenBase（君津市）
3. 期間:令和5年7月6日（木曜日）
4. 概要:以下のとおり

参加者名簿

日程表

調査の概要について

マザー牧場グランピングTHEFARM（富津市）、GreenBase（君津市）

(1)日時：令和5年7月6日（木曜日）13時56分から15時18分

(2)調査項目：観光振興について

(3)経過
　初めに、マザー牧場の総支配人及び鹿野山ゴルフ倶楽部の宿泊課長から概要等について説明があった。その後、グランピング施設を視察した。

(4)概要説明
　マザー牧場は房総半島の山々や、東京湾や富士山の雄大な景色が見渡せる鹿野山にあり、都心から近い場所にありながら、豊かな自然とふれあうことができ、子供から大人まで楽しめる観光牧場として親しまれている。季節によりお花畑の散策、動物ふれあいイベントや体験教室、食事（ジンギスカン）などを楽しむことができる。
　その敷地内にあるTHEFARMについては、2021年6月に開設され、11種類のテントと1種類のコテージからなる24棟があり、人数や好みに合わせた宿泊が可能である。手ぶらで快適にキャンプ体験ができる設備やホテルのような入浴設備等が揃っている。
　GreenBaseは、マザー牧場のグループ会社である鹿野山ゴルフ倶楽部のコースに隣接しているグランピング施設で、2023年3月7日に開設したところであり、9種類21棟のグランピング施設からなる。
　千葉県内はグランピング施設が多いが、牧場の中にグランピング施設があるという強みを生かして、国内外にセールスしているところである。

(5)主な質疑応答

問:リピーターの割合はどうか。
答:2022年は23％ほど、2023年の3月から6月で27％程度がリピーターであり、割合は非常に高い。毎年来ていただいている方、1年に3回来ている方、友達家族を連れてくる方などもいる。特段広告を出しているわけではないので、いかに満足していただいて、そのお客様の紹介などで次につなげていただくことが大事だと考えている。

問:利用者の地域別の状況はどうか。
答:東京都内が50％と一番多く、その次に多いのが神奈川からのお客様である。マザー牧場の利用者については千葉県内が多いが、泊まるとなると県外の利用者が多くなる。
　海外だとシンガポールや香港の利用者が増えてきている。

問:グランピング施設は、ここ数年で急増したと感じているが、厳しい競争を勝ち抜くための今後の戦略、計画を教えていただきたい。
答:山の上にあるので街中と違って星空が綺麗に見える。そのあたりをまだ謳っていないため、今後アピールしようと考えている。また、お客様を迎えるにあたって、建物をきれいな状態のままいかに維持していくかが重要だと考えているので、メンテナンスに時間、費用をしっかりかけていく。

問:マザー牧場全体を含めて、外国人観光客の状況はどうか。また、具体的にインバウンドの受入れにどう取り組んでいるのか。
答:以前より海外のお客様の受入れに取り組んでおり、海外のお客様はアジアが多く、東アジアからは香港とシンガポール、台湾や中国の方も見えている。また東南アジアのタイやベトナムからお越しのお客様も増えてきている。県の観光誘致促進課とはターゲットが同じこともあり、連携して取り組んでいるところである。

参加者名簿

委員

職名	氏名	会派
委員長	田中幸太郎	自民党
副委員長	森　岳	自民党
委員	小高伸太	自民党
委員	高橋秀典	自民党
委員	川村博章	自民党
委員	鈴木　均	立憲民
委員	栗原直也	立憲民
委員	篠田哲弥	公明党
委員	松澤武人	無所属
委員	雨宮真吾	無所属

随行

所属・職名	氏名	備考
商工労働部長	野村宗作	-
商工労働部地域産業推進・観光担当部長	石井慶範	-
商工労働部観光企画課長	安部康弘	-
商工労働部観光誘致促進課長	田中憲一	-
商工労働部経済政策課副課長	山端清勝	-
環境生活部環境政策課副課長	竹内俊之	議事課主幹（併任）
議会事務局議事課副主査	藤崎悠一	-
議会事務局総務課主事	加藤岡里奈子	-

日程表

7月6日

場所	着	発	備考
県議会	-	12時40分	-
マザー牧場THEFARM	13時56分	14時43分	調査
マザー牧場GreenBase	14時54分	15時18分	調査
県議会	16時30分	-	-