千葉県ホームページへ

ここから本文です。

千葉県議会 > 本会議・委員会 > 常任委員会 > 県内調査報告/県外調査報告 > 令和8年2月定例会環境生活警察常任委員会県内調査報告書

更新日:令和8(2026)年4月1日

ページ番号:842941

令和8年2月定例会環境生活警察常任委員会県内調査報告書

令和8年3月5日

千葉県議会議長 武田 正光 様

環境生活警察常任委員長 岩井 泰憲

本委員会が所管事務調査のため、県内調査を実施したところ、その概要は下記のとおりでした。

  1. 用務:環境生活警察常任委員会県内調査
  2. 調査先:
    (1)ふなばし三番瀬海浜公園(船橋市)
    (2)市川市人工干潟造成予定地(市川市)
  3. 期間:令和8年3月5日(木曜日)
  4. 概要:以下のとおり

参加者名簿

日程表

調査の概要について

1 ふなばし三番瀬海浜公園(船橋市)

(1)日時:令和8年3月5日(木曜日)14時40分から15時10分

(2)調査項目:三番瀬の概要及び人工干潟について

(3)経過
 移動のバス内で、環境生活部環境政策課長から三番瀬の概要について説明があり、ふなばし三番瀬海浜公園に到着後、ふなばし三番瀬環境学習館館長から施設の概要等について説明を受けながら、施設の視察を行った。

(4)概要説明

  • 三番瀬の概要
     三番瀬は、東京湾沿いに広がる約1,800ヘクタールにわたる干潟・浅海域である。 
     かつて戦後の高度経済成長を支えるため、三番瀬の周辺を含む東京湾の干潟や浅瀬の多くが埋め立てられ、東京湾の干潟は90%以上が消失したが、平成以降、貴重な生態系を維持し、渡り鳥の重要な中継地である干潟を保全しようという機運が高まり、都市部に残る貴重性から、三番瀬の保全は特に注目された。
     こうした状況の中、有識者会議での計画見直しを求める意見や住民運動の高まりを背景に、三番瀬周辺の埋立計画を縮小し、平成13年には三番瀬の埋立計画を白紙に戻した。
     その後、三番瀬の保全と再生を目指す新たな計画を作るため、住民参加の三番瀬円卓会議の提言をもとに、県では、県議会での議論なども踏まえながら、平成18年に「三番瀬再生計画(基本計画)」を策定した。同計画では、「生物多様性の回復」をはじめ5つの再生目標を掲げており、その実現に向け、関係事業に取り組んでいるところである。これらの効果として、漁業に影響を与える青潮の原因となる海域の水質は緩やかに改善し、東京湾内湾の船橋や市川の貴重な漁場が維持されている。
     特に船橋の漁場では、味と香りが全国でもトップクラスと言われる海苔や、スズキ・コハダといった高級魚が水揚げされ、江戸前ブランドとして市場でも人気を集めていると聞いている。
     県では、県の事業に関する概要を報告し、地元住民・漁業関係者などから広く意見を聴く場として、平成23年度から令和7年度まで毎年度、計16回の三番瀬ミーティングを開催し、延べ約500名の方に御参加いただいた。ミーティングでは様々な立場から御意見等があり、生の声を聴く貴重な機会として、三番瀬再生の各種事業を進める参考としている。
  • 施設の概要等
     ふなばし三番瀬海浜公園は、三番瀬に隣接しており、公園内には三番瀬を一望できる展望デッキや噴水公園、BBQエリア等がある。また、併設されている、ふなばし三番瀬環境学習館では三番瀬の生き物やその生態について楽しく学ぶことができる。
     豊富な餌を求めて飛来する鳥類をはじめ、多くの生き物を観察することができ、干潟では底生生物であるゴカイやカニなどが見られるとともに、浅瀬は稚魚が成長するための「ゆりかご」としても寄与している。
     毎年春から秋にかけては、学校団体の受入れも行っており、子どもたちが三番瀬について学ぶ貴重な機会を提供している。

(5)主な質疑応答
問:どの時期にどのような生き物が見られるのか。

答:底生生物に関しては通年で見られ、特にこれからの時期、「コメツキガニ」というカニは最も身近に見られる生物の1つである。
 ゴカイ類は基本的に地中にいるため、掘り返さない限りは出てこないが、野鳥はこのゴカイ類を餌にしているため、野鳥を観察していると目にすることが可能である。
問:学校団体の受入れは、県内の各小学校を対象としているのか。
答:船橋市内の全小学校をはじめ、最近では近隣市町村や都内からも団体学習を受け入れている。

2 市川市人工干潟造成予定地(市川市)

(1)日時:令和8年3月5日(木曜日)15時35分から15時50分

(2)調査項目:三番瀬の概要及び人工干潟について

(3)経過
 移動のバス内で、環境生活部環境政策課長から事業の経緯等について説明があり、市川市人工干潟造成予定地に到着後、市川市行徳支所臨海整備課長から事業の概要等について説明を受けながら、現地を視察した。

(4)概要説明

  • 事業の経緯等
     市川市人工干潟は、かつて市川市から県に対して造成の要望があったものであるが、県としては検討の結果、人が海と触れ合える親水性については一定の効果が認められるが、三番瀬全体の自然環境再生への効果は限定的として、平成26年度に、県事業としては実施しないこととした。
     これを受け、市川市が自ら干潟造成を進めることとして令和11年度の完成を目指している事業であり、今年度は、砂の定着具合を検証する事前覆砂が実施された。
  • 事業の概要等
     本事業は、市民からの海域環境の改善を求める声や地元の漁業関係者の期待の高まりを受け、三番瀬再生計画に基づき、海辺の保全・再生に取り組んでいるものである。
     今年度は、航路浚渫の砂を有効活用し、6月から7月にかけて事前覆砂を行い、砂の動きや定着具合を検証したところである。
     結果として、潮の高さによっては干潟が現れるようになったとともに、干潮時は護岸から10メートル付近までは稚魚や底生生物などが観察できたことから、干潟の環境を好む生物の生育が期待できることが判明した。
     今後の予定として、事前覆砂によって得られた成果を活かしながら、本格的な干潟の設計・施工に向けた準備を進めていく。
     なお、周辺のまちづくりとして、本事業地に隣接する市有地については、プールなどのスポーツ施設の整備計画が進められており、民間事業者へのマーケティング・サウンディング調査を実施しているところである。

(5)主な質疑応答
問:本事業について、市議会からはどのような意見があるのか。

答:反対の立場からの意見としては、人工的に造成することにより生態系が崩れることへの懸念や予算面を心配する声をいただいている。
 その都度、丁寧に説明をさせていただいているところであり、今後の設計業務の中で、最小の費用で最大の効果を得られるよう、精査してきたいと考えている。

問:覆砂に当たり、多量の砂が必要と思われるが、どのように調達するのか。
答:事前覆砂では、市川市内の漁船が出入りする航路の砂を使用したが、この航路浚渫事業は今年度で終了となることから、令和8年度は砂をどこから調達するかも含めて設計をしていく予定である。

参加者名簿

委員

職名

氏名

会派

委員長

岩井 泰憲

自民党

副委員長

雨宮 真吾

自民党
委員 信田 光保 自民党
委員

江野澤 吉克

自民党
委員

森 岳

自民党
委員 河野 俊紀 立憲民
委員 横山 秀明 公明党
委員 保坂 康平 千政団
委員 川口 絵未 未来ち

随行

所属・職名

氏名

備考

環境生活部長

井上 容子

-

環境生活部環境政策課長 二川 健一郎 -
環境生活部環境政策課副参事(兼)政策室長 針谷 和成 -
環境生活部環境政策課主幹

高橋 崇暢

-
環境生活部環境政策課副課長 山口 一樹 議事課主幹(併任)
警察本部総務部理事官

小島 健一

議事課主幹(併任)

議会事務局政務調査課副主査

田中 ゆり

-
議会事務局総務課主事

地引 浩貴

-

日程表

3月5日

場所

備考

県議会 - 13時55分 -
ふなばし三番瀬海浜公園

14時40分

15時10分

調査

市川市人工干潟造成予定地 15時35分 15時50分 調査
県議会

16時40分

- -

お問い合わせ

所属課室:議会事務局議事課委員会班

電話番号:043-223-2518

ファックス番号:043-222-4073

・議員個人あてのメール、ご意見、ご質問はお受けできません。
・請願・陳情はこのフォームからはお受けできません。「ご案内・情報」から「請願・陳情」のページをご確認ください。

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

最近閲覧したページ 機能の説明