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千葉県議会 > 本会議・委員会 > 常任委員会 > 県内調査報告/県外調査報告 > 令和7年6月定例会文教常任委員会県内調査報告書
更新日:令和7(2025)年7月18日
ページ番号:789072
令和7年6月19日
千葉県議会議長 瀧田 敏幸 様
文教常任委員長 関 政幸
本委員会が所管事務調査のため、県内調査を実施したところ、その概要は下記のとおりでした。
記
(1)日時:令和7年6月18日(水曜日)15時から16時24分
(2)調査項目:千葉商業高校におけるアントレプレナーシップ教育の取組状況について
(3)経過
初めに、各委員が2組に分かれ授業風景を視察した。
その後合流し、千葉商業高校会議室にて珠算部の生徒における暗算の実践を視察した。
その後、校長から同校におけるアントレプレナーシップ教育の取組状況について説明を受け、質疑応答を行った。
(4)概要説明
千葉商業高校は商業高校として本県商業教育の拠点校であり、いすみ、木更津、市川、船橋、成田、茂原などから約1,000人の生徒が通学し、 進学や就職をしている。様々な地域から集まった生徒たちが日々切磋琢磨し、様々なところへ飛び立つ環境があることがこの学校の特徴である。
専門の課程は1週間30時間の授業のうち10時間となっている。
本校は、商業科と情報処理科があり、1年生の時は学科を特定しない、くくり募集をし、2年生になったらどちらかの科を選択する。商業科は4クラス、情報処理科は2クラスである。
アントレプレナーシップコースは3年生の授業に「アントレプレナーシップ」という科目として設定しているが、学習指導要領にはないため学校で独自に設定している。
この科目は来年の3年生からスタートするが、1~2年生の時に基礎となる知識・技術をしっかり見に付けておく課程となっている。
また、千葉大学がアントレプレナーシップ教育の機会を高校生等へ拡充させる活動を行っており、同大学との相互協力の連携により、同大学院生が中心となって開発した、楽しく会社づくりの基礎を学べるアントレプレナーシップ教育教材「-企業シミュレーション教材-ひな社長の挑戦」を活用した授業実践も行っている。
この教材は過疎が進む地域での架空の会社を起業するストーリーとなっており、会社づくりの基礎を学ぶことができる。
また、この教材は無償で提供いただき簡単に導入できるようになっていて、絶えず千葉大学の先生方には関わっていただきアドバイスもいただいている。
(5)主な質疑応答
問:起業することも大事だが、創造していく考え方を学ぶことはさらに大事であると思うがどうか。
答:卒業式などで生徒に対し「社会に出たら正解がある問題はない。自分で問を作れる人間になりなさい。」と伝えている。
問:生徒たちがやりたいことを支援する際に、予算の関係など学校として必要なものはなにか。
答:アントレプレナーシップは今までにない教育課程であるため、教員がゼロから作るのは大変だが、今は千葉大学の協力を受けて進めることができている。
タブレットなどのICT対応は既に行っているので、予算的な支援の必要はない。生徒たちには、たくさんの成功例を伝えたい。
職名 |
氏名 |
会派 |
---|---|---|
委員長 |
関 政幸 |
自民党 |
副委員長 | 野田宏規 |
自民党 |
委員 | 宍倉 登 |
自民党 |
委員 | 瀧田敏幸 | 自民党 |
委員 | 小路正和 |
自民党 |
委員 | 小高夕佳 | 自民党 |
委員 | 河野俊紀 | 立憲民 |
委員 | 伊藤ちかこ | 立憲民 |
委員 | 仲村秀明 | 公明党 |
委員 | 石川りょう | 千政団 |
委員 | 浅野ふみ子 | 共産党 |
委員 | 榎本 怜 | 野田民 |
所属・職名 |
氏名 |
備考 |
---|---|---|
教育長 |
杉野可愛 | - |
企画管理部財務課長 | 田中憲一 | - |
企画管理部財務課副課長 | 佐久間守一 | 議事課主幹(併任) |
議会事務局総務課副主査 | 齋藤史織 |
- |
議会事務局政務調査課副主幹 | 石塚春美 | - |
6月18日
場所 |
着 |
発 |
備考 |
---|---|---|---|
県議会 | - | 14時45分 | - |
千葉県立千葉商業高等学校 | 15時 | 16時24分 | 調査 |
県議会 | 16時40分 |
- | - |
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