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更新日:令和8(2026)年7月14日
ページ番号:8586
香取農業事務所
香取の主要農業農村整備の歴史と動向
香取市佐原区の北部、利根川左岸に開ける通称「十六島」は、利根川、横利根川、浪逆川浦に囲まれたおよそ二千八百ヘクタールの広大な水田で、千葉県でも有数の穀倉地帯を形成している。また、地域は「水郷」の名で古くから農業の歴史、風土をふまえ国定公園として観光名所となっている。
この地の開発は天正18年、徳川家の新田開発から始まり、その後利根川の増水のたびに水害との戦いを繰り返してきている。
明治年代の香北水害予防組合の洪水との戦いをへ、利根川の改修工事、県営農業水利改良事業などを経て、県で制度化したばかりの県営ほ場整備事業および湖岸堤防事業などを取り組み、「香北地区」として昭和39年から25年の工期で現在に至っている。
かつて、地区内は低平地で、中央部の与田浦に向い、わずかな勾配があり、標高YP.0.9メートル平均しかなかった。
農作業は「えんま」と呼ばれる無数の水路で船による運搬と人力水車、バーチカルポンプなどで灌漑を行い、また生活も水路を中心に営まれていた。
香北地区は利根川の浚渫工事に伴う、およそ650万立方メートルを利用し、えんまを埋め舟運から陸運に変えるべく土地改良の整備が実施されたものである。
農道、排水路施設、パイプラインによる用水設備を備え、当時としては125メートル×40メートルの50アール区画の画期的なほ場として生まれ変わり、大河に囲まれた大輪中を形成し、その周長は26キロメートルに及ぶものである。
しかしながら、現在も輪中の低平地はかわらないことで洪水など外水位(河川の水位)に対して内水位の調整が常に必要であり、排水機場による水位調整は水田、ならびに生活にとって必要不可欠な重大な要件である。
平成9年から進めている湛水防除事業「香北地区」では、これらの改修を行い防災的な要素を組入れ、地域内農耕地の冠水、住宅地の浸水被害を防止して、農業経営の安定を図るとともに、住民の民政安定を図るものである。
さらに、昭和39年度から53年度にかけて整備された用水管については、石綿管が多く使用されており、石綿に起因する影響を未然に防止する目的で石綿を含有しない製品に代替えし、農業経営の安全及び農業の持続的発展を図ることを目的に【特定農業用管水路等特別対策事業】を平成19年度より実施中である。
関係土地改良区・・・香北土地改良区
関係市町村・・・・・・・香取市
香北地区概略図
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