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更新日:令和4(2022)年11月28日

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第4回議事録:議題2(障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり推進会議)

議題2「障害のある人に対する理解を広げる取組について」

(乗越課長)
事務局の乗越でございます。お手元の資料2を御覧ください。表紙に『駆け抜けた1000日』ということで、「障害者条例の3年の軌跡」と書いてある資料でございます。障害者条例につきましては、全国に先駆けて施行をされまして、本年の7月で、丸3年を経過したところでございます。
この間条例の様々な取組が、着実に進んでいるところでございます。今回3年ということで、これまでの成果を取りまとめましたものが、この成果集でございます。
この中身につきましては、時間の関係上、説明を省略させていただきますが、委員の皆様方におかれましては、併せて配付しております、21年度の相談活動実施状況報告書と併せまして、後ほど御覧いただきまして、条例の取組状況について、御確認いただければと思います。また、この成果集を持ちまして、条例の周知に、更に力を入れてまいりたいと、考えているところでございます。
障害のある人に対する優しい取組についてでございますが、資料2の14ページを御覧ください。「障害のある人へのやさしい取組の応援」と中段にあります。前回の会議におきまして、こうした取組について、募集を行うということを御報告いたしたところでございますが、この応募につきましては、昨年の12月11日から、今年の3月31日までの間、取組事例を募集したところでございます。
その結果、136件の応募があったところでございます。いずれも素晴らしい取組でございましたが、この中から、優れた取組を選考するために、7月に条例の調整委員会の中から、選考委員を選びました。その皆様方で選考委員会を開催いたしまして、優れた取組として13件を選考いたしたところでございます。
このうち特に優れた取組として認定されました、NPO法人市川市民文化ネットワークの「チャレンジドミュージカル」につきましては、知事が先日、9月17日でございますが、直接訪問をして、激励それから認定書の授与を行ったところでございます。この状況につきましては、お手元の資料に新聞記事がございますので、御覧いただければと思います。
また、この優れた取組につきましては、隣のページの表の7の方に、選ばれました13件の概要を紹介させていただいております。このうち2つ目の大学生による、ボランティア活動ということで、城西国際大学のボランティア活動団体スターダスト・キッズの取組でございますが、手話や精神障害関係など、7チームに分かれて、地域の団体や施設の活動に、ボランティアとして協力しているという活動でございます。
この取組につきましては、委員の皆様方からは、内容も勝ることながら、次代を担う若い人達が、こうした活動を行っているということを広く周知して、更に取組を広げていくことが重要だといった意見がありまして、非常に高い評価をされたというところでございます。本日は、この城西国際大学のスターダスト・キッズの方から、活動の内容につきまして、御報告をいただくということで、考えているところでございます。
優れた取組につきましては、チャレンジドミュージカル以外の取組につきまして、健康福祉部長から認定書の授与を行う予定としているところでございます。また、応募のあった全件につきまして、今後ホームページで広く紹介していくなど、こうした取組を更に広げていけるような、後押しをしていきたいと考えております。
事務局からの説明については、以上でございます。

(坂巻座長)
ありがとうございました。こういう取組がどんどん広がっていけば、素晴らしい県になるだろうと思います。今日は若者の代表ということではないですが、城西国際大学のボランティア団体の代表の方が、来てくださっています。石井あみさん、4年生だそうです。ちょっと御説明をいただきたいと思います。

(石井あみさん)
こんにちは。城西国際大学スターダスト・キッズ、昨年度精神チーム副リーダーの石井あみです。この度は障害のある人へのやさしい取組として、選定していただきまして、総勢155名の代表として、お礼を申し上げたいと思います。
まず、スターダスト・キッズについて、紹介させていただきます。スターダスト・キッズとは、1993年城西国際大学設立の翌年、女性3名、男性1名の4名からスタートし、現在では総勢155名の、城西国際大学最大規模のボランティアサークルとなっております。地域や施設との交流を目的としまして、ボランティア活動をしております。
全7チームで構成されておりまして、1つ目の手話チームですが、こちらは84名おりまして、主に五十音や基本的な挨拶といった手話を、ゲームなどを通して、様々な単語を学んでおります。また、大学祭やイベントにおいて、手話コーラスを披露しています。
2つ目のマザーズチームですが、こちらは25名おりまして、主に障害の有無にかかわらず、小さな赤ちゃんから中学生までを対象として、ボランティアを行っております。子育て中のお母さんや、そのお子さんと触れ合いながら、主にコミュニケーションを取ったりいたします。
3つ目の学童チームですが、こちらは18名おりまして、主に大学近くにある小学校へ出向き、小学生を対象として、活動を行っております。夏にはナイトウォーク、冬にはクリスマス会などの、イベントの補助を行っております。
4つ目の特養チームですが、こちらは49名おり、大学近くにあるデイサービスや、大網白里町にある特別養護老人ホームにおいて、主に利用者の方とのコミュニケーションをメインとした活動を行っています。
5つ目の保育所チームですが、こちらは46名おりまして、授業の空き時間において、東金市内にある保育所へ出向き、子供達と一緒に遊んだり、イベントのお手伝いや奉仕作業を行っています。
6つ目の環境チームですが、こちらは26名おりまして、今年度できた新しいチームです。現在メダカの繁殖を行っておりまして、今後地域の小学校において、メダカを配布するといった活動を行う予定です。
7つ目の我が精神チームですが、こちらは37名おりまして、4年生15名、3年生5名、2年生14名、1年生3名で構成されていて、昨年度に、スターダスト・キッズ新チームとして設立いたしました。新チーム設立に当たっての理由としましては、我が城西国際大学に、精神保健福祉士育成のための福祉心理コースが創設されたことを機に、精神障害者への理解を広めることを目的として、立ち上げました。
各チーム併用可能となっておりまして、私の場合ですと、精神チーム以外にも、手話チームや特養チーム、保育所チームといった、各々関心があるチームを併用して、活動しています。
続いて精神チームの活動場所について、御説明をします。社会福祉法人ワーナーホーム、特定非営利法人スペースぴあの2ヶ所で活動を行っており、第1の活動拠点である社会福祉法人ワーナーホームは、大網白里町にありまして、“We are not alone”私達は一人ではない、仲間がいるという意味を持つ、第二の家族でありたいといった想いを込めた施設です。
スターダスト・キッズ精神チームの設立に伴い、活動拠点の一つとして、主に季節毎のイベントや、月に一度行われるカラオケ、演奏会などのイベント行事の参加や補助、あるいは利用者の方の付き添い、または毎週日曜日には、ワーナーホーム内において喫茶店があるのですが、そちらでパフェやお菓子作りといったお手伝いをさせていただいています。
第2の活動拠点である特定非営利法人スペースぴあは茂原にありまして、今年度から新しいボランティア先として、活動させていただいています。主にバザーのお手伝いや食事介助、あるいは我が精神チームとの食事会といった、交流会を行っています。
昨年12月のことですが、社会福祉法人ワーナーホームの冬の演奏会コンサートにおきまして、我が精神チームと手話チーム合同で、手話コーラスを披露させていただく機会がありました。ボランティア20名が集いまして、クリスマスソングでお馴染みの「赤鼻のトナカイ」や、冬のバラードソングの代名詞であるMISIAの「Everything」の2曲の手話コーラスを披露しました。
途中利用者の方も、見よう見まねで手話を行ってくださったり、地域の方々もいらして、御家族や子供達、利用者の方はもちろん、私達スターダスト・キッズと一体となった演奏会となりました。
また、私が活動を行っていくに当たって、うれしかったエピソードというのがあるのですが、同年齢ほどの女性の利用者の方と、お話をする機会がありました。言葉のキャッチボールはうまくできなかったのですが、流行のファッションの共通のお話をすると、にこっと笑ってくださったり、そういったうれしかった経験もありました。
ボランティア当初は、どのように接してよいのか分からない、または偏見があるといった仲間の声もありました。私自身初めからうまく、コミュニケーションが図れたわけではなく、声をかけることさえできないといったところからのスタートでした。
しかし、活動に参加していくにつれ、どのようにしたら相手を理解していけるのか、あるいはいかに楽しんでもらえるかといった方向へ変わり、立ち上げ当初の目的である、精神障害者への理解を広めるといった目的に、近づきつつあります。精神チームや手話チームをはじめ、我がスターダスト・キッズは、今後更に成長し、励んでまいりたいと思います。御清聴ありがとうございました。

(坂巻座長)
ありがとうございました。石井さん、学校からは、何か援助とかサポートはあるのですか。

(石井さん)
精神チームの設立に当たりまして、社会福祉法人ワーナーホームや、特定非営利法人スペースぴあは、大学の先生からの御紹介でボランティア先として、活動させていただいています。

(坂巻座長)
活動資金なんかは無しですか。

(石井)
そういった金銭的な援助も、大学の方からございます。

(坂巻座長)
そうですか。活動先を見つけるとか、学校に入るというのは、非常に難しい部分があると思うのですが、川島さん、学校にこういうボランティアを受け入れるというのは。

(鬼澤委員代理・川島教育次長)
今は小・中義務教育、県立学校、高等学校も含めまして、開かれた学校づくり、魅力づくりということで、学校を開いて施設を使ってもらうだけじゃなくて、学校の中に、地域のボランティアとか地域の人に入ってもらって、学校を支えていく。地域コミュニティーの核みたいな形で、学校が機能するような形。家庭教育とか、地域の団結力が落ちてきていますので、そういう中で、そういうことを今積極的に県の教育委員会、市町村の教育委員会も含めまして、進めておりますので、それは大歓迎です。

(坂巻座長)
是非そういう形で、学校が地域の拠点になれば、素晴らしいと思います。石井さん、どうもありがとうございました。これからも頑張ってください。こういう若い方だけではなく、高齢者もどんどん関わりを持てるような、活動の場が広がれば、素晴らしいと思います。今の御発言、発表だけではなく、理解を広げる取組について、何か皆さん方アイディアがございましたら、この機会に県の方に聞かせていただきたいと思います。
何か。はい、横山さん。

(横山委員)
NPO法人ぴあ・さぽ千葉の横山です。啓発活動のことで、御意見を申し上げたいと思います。この条例が知られるようになってきまして、私どものぴあ・さぽ千葉にも、障害のある人のことを理解したいのでということで、講演の依頼が来ております。ありがたいと思って、断らずに受けているのですが、講演に行った場所で、いろいろな質問を受けます。
答えられる範囲で答えればいいと思っていたのですが、プライバシーに関することを聞かれることがありまして、答えたくありませんということを言ったら、何で第6条の暮らしにくさを発信するという条文があるのに言わないのかと、言うのが義務ではないかと、逆に叱られてしまって、言いたくもないことを言わされて、不快な思いをしている障害者というのもいます。
こういうことも御理解いただきたいと思って、御意見を申し上げました。以上です。

(坂巻座長)
プライバシーの問題というのは、非常に奥の深い問題で、プライバシーを守ったら、私も田舎で小さな施設をやっているのですが、個人情報保護というのは分かるのですが、それを隠したら、なかなか地域に溶け込めない部分も出てくるし、その辺は難しい問題があります。これからの大きな課題だと思うので、この会議の中心の、一つのテーマにしていきたいなと思います。他に何か御発言。どうぞ、高梨さん。

(高梨委員)
名簿の1番目にあります高梨といいます。県の事務局の方々には、大変日頃の御努力に対して、感謝申し上げるところです。時間もないようですので、3点事務局の方に、お願いをさせていただきたいと思います。
今、国において、障害者権利条約の批准に向けた、国内法の整備がされております。先進国では、障害者の権利につきましては、公民権として解釈をされていますので、日本のように、互いの理解ということにはならないのですね。権利と義務という関係になっていきます。恐らくかなりの部分で、義務化がされていくのではなかろうかと思います。
ただ、先ほども触れましたように、日本の場合には、権利と義務という形では、必ずしも割り切れていない。お互いを理解し、支え合うことを尊ぶ国柄でございますので、当然のことながら、せっかく制度ができたり、あるいは法律ができても、実際には守られていかないという問題が、多々起きるだろうと思います。車いす駐車場の問題も然りだと思います。
そうしますと、人によっては権利条約が批准されたら、千葉県の条例は要らなくなるのじゃないかという方がおられますが、私はそうではなくて、それぞれの地域で法律の理念をどう理解していくのかという検討が、非常に大事になってきますので、恐らくこの推進会議の役割というのは、ますます増していくのだろうと思います。
先程来、障害のある方に対する理解が一番大事だということで、御指摘がございまして、私もそのとおりだと思いますが、実は厚生労働省の科学研究で調査をしてみますと、障害関係の方々のこの条例に対する認知度というのは、50パーセントを超えているのですが、一般県民の認知度は、10パーセント台なのですね。非常に低いという問題がございます。ですので、いかにこの理解を広げるか、条例の認知度を高めるかというのが、当面の大きな課題だろうと思います。
特に先程課長からもお話がありましたように、全国各地で条例ができております。千葉県の動きを注目しておりますので、先行している千葉県としては、何としてでも、その辺期待に応えていかないといけないだろうと思います。そこで3つの点をお願いしたいと思います。
1つは、この条例案をつくる前にできました、障害者の差別をなくす研究会で、いろいろ意見が出ていたことでもあるのですが、PRの方法を考えていただきたい。幾つか事例を申し上げますと、今日は教育関係の方もいらっしゃいますが、相談に寄せられた事例をうまく加工して、小・中学生の道徳教育の教本として、提供できないかということです。これは大変意味があると、私は思っています。
ここの教本を通じて、ボランティア活動をされたり、あるいは障害者理解につながるような活動をされた方、今内閣府が、心の輪を広げる作文コンクールなどをやっておりますが、是非例えば県社協さんなどで、千葉県版のこういう体験発表の場を設けていただいて、ここで子供達を表彰する、あるいは実践事例を県民に提供していくという活動も、考えられるかと。
理解について漫画にするとか、一コマのPRの番組、よく公共広告機構などでちょっとやっておりますが、今日マスコミの方もたくさんいらっしゃっているようですので、是非こういうものを、一コマだけ入れていただく。交通機関の方もいらっしゃいますので、タクシー、バスに吊ってある広告がありますよね。あれに条例のことを書いて、どこのバスにも吊っていただくとか、そうしたことでも非常に大きな意味があるのじゃないかと思います。
2つ目は、こうしたアイディアを出す分科会ができないかなと思うのです。推進会議の中でアイディアを出し合って、それを実現するような、分科会のようなものがあると、PRの方法、アイディアがいろいろ生まれてくるのではないかなと思います。是非この設置についても、2つ目の問題として、検討していただきたいと思います。
3つ目です。一昨年とその前と、民間から施策提案型事業の募集が行われました。条例の精神を踏まえて、それぞれの民間の分野で取り組める事業について、発案していただいて、これに県が助成をして、実現を図って県内に普及していただくということです。歯科医師会なども取り組まれたと思います。これが予算の都合かどうか分かりませんが、今中断になっております。
費用対効果を考えますと、わずかな金額で、非常に大きな意味を持っていると思います。是非この復活と活用を、御検討いただきたいと思います。以上です。

(坂巻座長)
ありがとうございました。大変いい御意見です。一つは福祉教育の中に、しっかりと位置付けていくということ。公共交通機関などの電車の中吊りなどで、一般市民の教育をすると。昔小田急が、全車両の壁の広告と中吊りを、障害者問題で埋めた電車を走らせたことがございます。当時私は新聞記者をしておりまして、取材をしたのですが、社会的な反響を呼びました。そういうアプローチの仕方もあるのじゃないかと思います。
アイディアが様々出てくると思います。本当は、ここでどんどん出てこなければおかしいのですが、人数が多過ぎてなかなか出にくいので、県の方が、そういったアイディアを募集するような分科会をつくるということも、これからの検討課題にしていただければと思います。
5時までということで、時間が来てしまいましたが、御発言のない方、どなたかいらっしゃると思いますが、是非これはということがございましたら、遠慮無しに最後でございますので、御発言いただきたいと思います。特にありませんでしょうか。赤田委員、マスコミの役割は、大変大事でございますので、是非。

(赤田委員)
ただいま御発言がありましたことに、関連して申し上げますが、実は私も今初めて気が付いたのですが、『駆け抜けた1000日の軌跡』の中に、ただいま東金の城西国際大学の学生のお話がありましたが、障害のある人へのやさしい取組の応援ということですが、これを初めて目にしたのですね。
こういった事例は、13の事例を、その都度各紙にアピールしておられると思いますが、例えばメディア各社、千葉県の報道機関で、今日NHKの千葉放送局長もおられますから、あまり余計なことは申し上げませんが、各社の支局長クラスで、九社会という組織をつくっております。支局長・編集局長クラスでございますが、ここはいわば千葉県のメディアの窓口になっておられるわけです。そういうところへの働きかけも大事だと思いますし、13の事例を意外に知らなかった、もっとアピールしてもらえばよかったなと思います。
それから、先程の御提案の中に、もっと取組の状況を、全県下で知らしめてもらいたいというお話がありましたが、県民だよりに載せるのはかまわないのです。県民だより、あるいはいろいろな市町村の広報誌に載せるのはかまわないのですが、基本的には、新聞の折込でそれがいくわけですね。
ところが、新聞の折込でいく時に、新聞を購読していない人が、数多くおられるわけです。その人のところに行かないわけです。ですから、活字メディアの扱い方も、別途考えなければいけないのです。もう少し新聞の折込に頼らず、全所帯に配布するような折込の方法も考えていただいて、できるだけ周知徹底を図る。
電波メディアのあり方は、一瞬の時間帯でできるわけですから、それは多いに可能性大であると思いますが、活字メディアに関しましては、そんな事例もございますので、もう少し活字メディアを活かすような広報のあり方は、私どももそれなりに研究させていただきますが、そんな印象を持ちましたことを、申し上げておきます。

(坂巻座長)
ありがとうございます。市民啓発という部分では、マスメディアの果たす役割というのは、とても大きいと思うのですね。ですから、情報提供をどんどん県の方からもしていただきたいし、市民運動をされている方も、情報提供を恥ずかしがらずにやっていく。日本人の場合は、いいことをしても、「桃李もの言わねど、下自ずから蹊(みち)を成す」ということで、自分がいいことをしていることを、あまり言いたがらないのですが、もっと積極的に情報を出していただくことを、県の方にもお願いしたいと思います。
また、活字メディアもさることながら電波メディア、特にテレビなどはとても大きな影響力がある。米本さん、たまたまこちらに来ておられるので、NHKとしての取組など、千葉としての何か御意見があれば、ありがたいと思います。

(米本委員)
NHKの米本です。NHKではこういった福祉関係の番組は、教育テレビを中心に、いろいろな番組がございます。それぞれの各地の取組も紹介しておりますので、情報提供をいただければ、そういう番組化することも可能であります。
NHK千葉の場合は、独自で電波を出していないものですから、なかなかその辺の制約はあるのですが、テレビ電波に乗る時には、必ずそれは関東一円、それから全国放送で、全国に流れるということになっております。皆さんの取組を、そういうものを使って、あらゆる機会を捉えて、紹介させていただきたいと思いますので、是非情報提供をお願いしたいと思います。
こんなことを言っても、取り上げてくれないかもしれないと思われるかもしれませんが、私達の視点は、それぞれ皆さんがこんなことと思われている中でも、それを紹介する価値があるということを思えば、いろいろな機会を捉えて、放送で流していきたいと思っておりますので、是非お願いしたいと思います。
千葉放送局では、テレビ電波は出していませんが、ラジオのFM放送の電波は出しております。県民向けのFMのラジオ番組も、午前中と夕方に1時間ずつ出しております。そこにいろいろな方に御出演願って、様々な話題を提供しておりますので、そういう場も是非御活用いただきたいと思います。

(坂巻座長)
ありがとうございました。情報提供する側も、だめもと精神でどんどん情報を出していただく、それを取捨選択するのは、マスメディアの見識と役割でありますから、情報提供したから全部載せてくれるとは限りませんが、遠慮しないで出していただければと思います。他に何か御意見ございませんでしょうか。松永委員、何かございますか?

(松永委員)
いろいろと考えさせられる御発言が多くて、こんなところで私が発言して、ちょっと場違いな感じもするのですが、一番私が気になっているのは、それぞれに今、各委員さん達が御発言なさったことというのは、当事者だったり、目に見える方達だと思うのです。
最近うちの地域でもそうですが、近隣の関係というのが、非常に希薄になってきています。たまたまうちの近所で、肢体不自由の方が一人で家の方に留守番をしていて、そのことを知らないで、私がそこのうちに電話をしましたら、若い人達は旅行に行っていて、肢体不自由の方が一人で留守番している。そのときにどうして一言、こういうことだからと言ってもらえなかったのだろうかということが、非常にショックでした。
いろいろな障害のある方達が、地域の中できっちり関心を持たれて、支え合えるような地域づくりというのが、非常に大事なのじゃないかと、私自身は考えています。そういう意味で、先程大網白里町の町長さんがおっしゃっていたような取組を、もっともっと広げていけるような、そういうことが必要だろうなということを、この会議の中で、ひしひしと感じました。ありがとうございました。

(坂巻座長)
ありがとうございました。まさに家族関係もばらばらになって、親が死んでもそれを届けないで、年金をもらっているなんていうのも出てくるわけで、日本の社会がおかしくなっている部分があります。社協などが中心になって、その辺りをしっかり、早川さんに頑張っていただかないと困りますが、そういう地域の力というものを、もう一回再確認、再構築することが大事だろうと思います。他に何かございますでしょうか。
5時で終わるところを、ちょっと過ぎてしまいました。特になければこれをもちまして、本日の会議を終わりにしたいと考えます。よろしいでしょうか。それでは御協力感謝いたします。どうもありがとうございました。

(事務局)
以上もちまして、会議を閉会といたします。本日はありがとうございました。

 

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所属課室:健康福祉部障害者福祉推進課共生社会推進室

電話番号:043-223-2338

ファックス番号:043-221-3977

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