12.観音様のみち
関東ふれあいの道(千葉県)12
コース概要
昼でも暗くひんやりとした参道を登りきると、笠森寺にでます。大きな岩の上に建つ観音堂は国の重要文化財で、境内は起伏にみ、暖帯性照葉樹林の自然林におおわれています。
笠森寺から、長南町野営場への道は、スギ、シイ、タブ、クスなどの樹林に包まれた尾根道。野鳥のさえずりを耳にしながら、しばらく行くと野見金公園が見えてきます。
野見金公園を後に東に進むと、長南町の中之台につきます。

笠森寺
コースの行程
- JR茂原駅
- 笠森(起点、JR茂原駅からバスで35分)
小湊バス長南営業所 0475-46-3581
- 野見金公園(笠森から5.0キロメートル、120分)
- 中之台(終点、野見金公園から6.3キロメートル、90分)
- 小湊バス長南営業所(中之台から1.7キロメートル、25分)
- JR茂原駅(小湊バス長南営業所からバスで30分)
小湊バス長南営業所 0475-46-3581
※中之台バス停が廃止されましたので、 本ルートをご利用の際は、長南営業所バス停を御活用ください。

見どころ
別格大本山坂東31番笠森寺
開創は延暦3年(784年)、最澄により開創されたと伝えられ坂東33霊場の31番札所です。笠森観音の名で知られる観音堂は山頂の巨岩の上に建てられ、四方懸造りという特異な構造で、国の重要文化財に指定されており、はじめ後一条天皇の勅願によって長元元年(1028)に建立されたといわれます。回廊からの南房の山々を望む眺望は格別です。観音堂の十一面観音は秘仏で丑年と午年に開帳され、像高2.6メートル、応永33年(1426年)の刻文があります。ほかに六角堂・鐘楼堂・山門・紫金閣などがあります。境内は起伏に富んだ地形で、スギ・マツ・シイ・タブ・クスなどの樹林に包まれ、切通しの参道は崖が迫り、昼もほの暗くひんやりとして霊場の雰囲気にみちています。一帯は暖帯性照葉樹林の一典型で、笠森寺自然林として天然記念物に指定されています。参道の途中に”子授け楠”といわれる巨木があり、山門手前には芭蕉の句碑が立っています。
五月雨やこの笠森をさしもぐさ
芭蕉は五月雨に濡れながら山中の道を歩いて参詣したと思われます。
ヤマボウシ(春)

サルトリイバラ(秋)

チェックポイント

位置:長南町
地点名:笠森保養センター展望台(ユートピア笠森)
撮影対象:解説標識
※「ユートピア笠森」は閉鎖されており展望台に入ることはできませんが、撮影対象の解説標識は「野見金公園」入口付近の道路沿いにあります。
コースマップ
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