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報道発表案件

更新日:令和3(2021)年10月18日

ページ番号:469835

腸管出血性大腸菌(O157)による溶血性尿毒症症候群(HUS)の発生について(令和3年10月18日)

発表日:令和3年10月18日

千葉県健康福祉部疾病対策課
043-223-2672

千葉市在住の5歳の男児が、発熱や腹痛、下痢等の症状を呈し、四街道市内の医療機関に入院し、腸管出血性大腸菌感染症及び溶血性尿毒症症候群(HUS)と診断され、印旛保健所に発生届が提出された。その後、患者は八千代市内医療機関に転院となった。
なお、現在、患者は快方に向かっている。

感染者の概要

県民の皆様へ

  • 調理や食事の前、動物や土に触った後は、必ずせっけんを使用して十分に手を洗いましょう。
  • 肉を調理する場合は、中心部まで十分に加熱しましょう。また、「生肉を扱う調理用の箸やトング」と「焼けた肉を扱う食事用の箸」とを必ず分けましょう。
  • 溶血性尿毒症症候群(HUS)など非常に重症な状態になる場合がありますので、下痢、血便等の症状がみられた時は、早めに医療機関を受診しましょう。
  • 社会福祉施設、介護保険施設、学校等においては、日頃から施設利用者等の健康管理に注意しましょう。

(参考)腸管出血性大腸菌とは

1.感染経路

  • 腸管出血性大腸菌は牛など家畜の腸管内にいることがあり、その糞便で汚染された食品や、糞便で汚染された場所を触った手指から、経口的に感染する。

2.腸管出血性大腸菌とは

  • 腸管出血性大腸菌感染症はO157、O26が主な原因であり、その他にはO111、O121、O145などがある。

3.潜伏期間

  • 2~5日がもっとも多い。

4.症状

  • 水様便から血便まで見られる。
  • 嘔吐
  • 溶血性尿毒症症候群(HUS)になる場合もある。

HUSとは

  • 溶血性貧血、血小板減少、急性腎傷害の3つの症状をもって診断する。
  • 一般にHUS は腸管出血性大腸菌感染症の患者の約1~10%に発症し、下痢あるいは発熱出現後4~10日に発症することが多い。

5.治療

  • 対症療法(脱水に対する処置など)
  • 抗菌薬療法

6.県内の発生状況(腸管出血性大腸菌感染症届出数)

  2017年 2018年 2019年 2020年 2021年※
千葉県

179

213 148 124 110
全国 3,904 3,854 3,744 3,088 2,393

※千葉県分は1月1日~10月18日までの累計(本件を含む)。全国分は10月3日現在。

7.参考

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部疾病対策課感染症予防班

電話番号:043-223-2691

ファックス番号:043-224-8910

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