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診療科・部門の紹介

泌尿器科診療案内

診療日程

曜日別担当医表

曜日

月曜日

火曜日

水曜日

木曜日

金曜日

午前

東條※

杉浦

東條※

東條※

佐塚

午後 加賀 加賀 - 加賀

加賀

(第1・第2・第3・第5)

※が付いている医師は予約のみとなります。

千葉県立佐原病院泌尿器科診療のご案内

  • 診療内容について

泌尿器科外来のご案内

  • ウロリフト導入

業務案内

方針

当科は千葉県北総地区の基幹病院として、一般的な泌尿器疾患全般に対応いたします。急性期から慢性期までの治療を行います。

主な治療対象症状

  • トイレが近い
  • 尿漏れ
  • おしっこが出づらい
  • 残尿感
  • おしっこする時や溜まった時の痛み
  • 下腹部の痛みや違和感
  • 片側の腰、脇腹の痛み
  • 血尿、濁った尿
  • お子さんのおねしょ

診療体制

これまで非常勤医師3名の体制でしたが、2022年4月より常勤医師が加わり、常勤医師1名非常勤医師3名体制で診療を行っています。

医師 資格など

加賀 勘家

(月曜日、火曜日、木曜日、・2・3・5・5金曜日)

常勤医師

日本泌尿器科学会専門医・指導医

日本排尿機能学会専門医

日本ボツリヌス治療学会認定施注医

日本性感染症学会認定医

日本化学療法学会抗菌化学療法認定医

日本医師会認定産業医

難病指定医

東條 雅季

(月曜日・水曜日・木曜日)

日本泌尿器科学会専門医

杉浦 正洋

(火曜日)

-

佐塚 智和

(金曜日)

日本泌尿器科学会専門医・指導医

当科の特徴

当科は排尿障害(下部尿路機能障害)の検査、治療に力を入れています。
膀胱や尿道の機能を調べる尿流動態検査(ウロダイナミクス検査)が実施可能です。
下部尿路機能障害は高齢の方のみではなく、お子さんや神経疾患・難病を有する方にも起こります。
過活動膀胱や夜間頻尿、前立腺肥大症の他、おねしょや神経因性膀胱など「おしっこ」が関わる病状、原因のはっきりしない排尿障害があれば、一度当科の受診をご検討ください。

手術は尿道から内視鏡を入れて行う手術を積極的にしています。尿道カテーテル留置を止めたくても止められない方にもカテーテル管理から離脱できるよう最大限対応いたします。
2022年4月より前立腺肥大症の保険適用となった経尿道的前立腺吊上術が実施できます。
この手術は、従来の前立腺肥大症の手術に比べて入院日数や手術時間が短く、出血量が少ない、低侵襲手術です。前立腺肥大症のお薬は減らしたいけど、長期の入院はできない、体に負担の少ない手術をしたいという方は当科にご相談ください。
また、当科ではお薬が効かない尿失禁などを伴う過活動膀胱や神経因性膀胱に対してボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法を行っております。

当科には、日本間質性膀胱炎研究会より紹介されている「間質性膀胱炎・膀胱痛症候群の専門的診療を行う医師」がおります。膀胱炎症状を繰り返しているのに原因菌が検出されず、他の医療機関では異常がないと言われている方の中にも間質性膀胱炎が原因の方がおります。そのような方は一度当科の受診をご検討ください。

診療実績(2022年度)

手術件数:84件

<手術の内訳>
症例 件数
尿管ステント留置術 7
尿管ステント抜去術 2
経尿道的膀胱腫瘍切除術 19
膀胱憩室切除術 1
経尿道的電気凝固術 1
経尿道的膀胱結石破砕術 2
ハンナ型間質性膀胱炎手術 1
前立腺生検 33
経尿道的前立腺切除術 12
経尿道的前立腺吊上術 1
尿道ステント前立腺部尿道拡張術 2
尿道異物摘出術 1
環状切除術 1
陰嚢水腫根治術

1

<当科を特徴付ける診療データ>

  • 尿流動態検査(ウロダイナミクス検査):16件
  • 清潔間欠導尿 導入患者数:45件
  • 1年以上の尿道留置カテーテル管理からの離脱率:81.8%
  • 尿道留置カテーテル管理からの離脱率:88.9%

診療実績についての解説

当科は常勤医が1名のため、ロボット手術や腹腔鏡手術などの高度な手術は行えませんが、経尿道的手術を主体に一般的な泌尿器科診療が行えます。

日本排尿機能学会専門医がいるため、当科を特徴付ける診療データより、排尿障害(下部尿路機能障害)に特化した診療に強いです。2022年度は、1年以上にわたって尿道留置カテーテル管理を行っていて「カテーテルを抜去して欲しい」と受診された方が11名おり、そのうちの6名が薬物治療、2名が清潔間欠導尿への切り替え、1名が前立腺手術によりカテーテル管理から離脱していました。その他、尿が全く出ない状態(閉尿)のため他施設、または、他科で尿道カテーテルを留置され、その後当科を受診した54名のうち48名は、留置から3ヶ月以内にカテーテル管理から離脱していました。

以上より、カテーテルを抜去して欲しいけど、どこに相談したらよいか分からないとお困りの方がおられましたら、当科を一度ご検討ください。