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更新日:令和3(2021)年3月8日
ページ番号:343529
サケ目アユ科アユ属
標準和名:アユ
英名:Ayu
学名:Plecoglossus altivelis(Temminck et Schlegel)
分布:北海道西部以南の各地:朝鮮半島、台湾、中国
アユは、日本、朝鮮、中国、台湾に分布する1年魚です。川で育って川で産卵し、ふ化仔魚はその川を流れ下り仔稚魚期を海で過ごし、再び川を遡っていくという生活史をもつものと、琵琶湖産のアユのように仔魚期に下り場所が淡水湖であり、生涯を陸水中で過ごすという生活史を持つものがあります。
本県におけるアユの産卵期は、10月下旬から12月上旬であり、生息する河川の下流域に流下して、小砂利場などで産卵します。卵は、径が0.8~1.2mmの沈性付着卵で、小石などに付着しその場で発生が進み、水温15~20℃では12~16日でふ化します。ふ化仔魚は、全長4~5mmほどの大きさで、そのまま海へと下っていき、冬の間は海でワムシなどの動物プランクトンを主に食べて生活します。翌春、全長50~70mmに成長した稚魚は、川を遡り中・上流域で石に付着する珪藻類、藍藻類を主に食べて成長し、秋には全長20~30cmとなり成熟します。
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