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更新日:令和5(2023)年10月20日
ページ番号:8973
種苗生産した稚魚の一部を飼育し、良い卵を採るための親として仕立てます。
この間は淡水で生活しますので、水産総合研究センターの内水面研究所で飼育管理を行っています。
成熟を調節するために、6月下旬以降は、外部光を遮断した室内水槽において、日照時間を長くして飼育します。
雌の中から成熟し排卵状態にある個体を選び出します。
雌のお腹を押して卵を絞り出します。
容器に半分ほど卵が採れたところで、複数個体の雄から精子を絞り、鳥の羽を用いて混ぜ合わせ授精させます。
キュービテナー(容量20リットル)の中に授精させた卵を入れ、淡水で満たします。
この状態で当室へ運びます。
当室に到着したら、すぐに卵をキュービテナーから出し、陶土液につけて付着性を失わせます。
その後、ろう斗を用いて円筒型孵化器に収容します。
円筒の構造は左図のようになっており、下部から水流が流れて来るため、卵は常に流動しています。
逆流防止のためにビー玉が入っています。
卵を収容した状態の孵化器です。
この状態で卵管理を行います。
卵収容後7日目で卵を取り出し、飼育水槽の底面にまいてふ化を待ちます。
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