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更新日:令和5(2023)年3月22日

ページ番号:16320

羽田再拡張後の飛行ルートに関する確認書(平成22年3月19日)

趣旨

国土交通省と千葉県及び関係市町で構成する「羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会」との間で、平成22年3月19日に「羽田再拡張後の飛行ルート等に関する確認書」を締結しました。

これは、国土交通省と「深夜早朝時間帯の飛行ルート」及び「神奈川・都心北上ルートの撤回」について、平成22年3月15日に合意したことから締結したものです。

確認書内容

平成22年3月19日付け千葉県知事(羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会会長)と国土交通省航空局長間で締結

羽田再拡張後の飛行ルートに関する確認書

1神奈川・都心北上ルートについて

横田空域の一部削減に伴う離陸経路の変更により安全性に問題が生じるため、D滑走路供用時点における南風悪天時の「神奈川・都心北上ルート」の運航を取りやめること。

2深夜・早朝時間帯について

  1. 千葉県への騒音影響に配慮し、23時から6時までの深夜・早朝時間帯の着陸ルートを、富津沖を通過し東京湾内を飛行する「海上ルート」とし、高度6,000フィート未満では千葉県陸域を通過しないこと。更に、浦安市や木更津市など沿岸部への配慮のため、陸域まで一定距離を確保すること。
  2. 国土交通省は、深夜早朝時間帯の飛行ルートについて、将来の管制技術等の進展を踏まえ、深夜早朝時間帯の更なる騒音軽減に向けた検討をさらに進めること。
  3. 深夜・早朝時間帯の隣接時間帯の取扱いについて、国土交通省は騒音に配慮した飛行方法(飛行ルート、通過高度、運用機材等)の検討を進めること。
  4. 予期せぬ事象により千葉県陸域を通過する大幅な経路逸脱があった場合、国土交通省は連絡協議会に対する早期の連絡を徹底すること。

3将来の管制技術等の進展に合わせ検討する事項について

国土交通省は、飛行ルートが集中する千葉市や木更津市などにおける飛行ルートの分散化、千葉県内の着陸ルートの更なる高度引き上げ、海上を通過するルートへの移行などのため、管制技術等の進展を図るために必要な予算確保に努めるとともに、航空機機材の技術革新にあわせ、平成17年確認書及び本確認書で確認した「将来の管制技術等の進展に合わせ検討する事項」を着実に進展させること。

4航空機騒音監視システムの整備について

国土交通省は、羽田飛行ルート及び騒音影響に対する県民の関心が高まっていることを鑑み、航空機騒音測定に関する情報共有について、連絡協議会の意見を可能な限り踏まえたシステムづくりに努めること。

5管制技術等の進展について

国土交通省は、千葉県への騒音影響を低減し、また首都圏全体で騒音を共有するという理念の実現に向け、管制技術等の進展が図られるよう努めること。

参考資料

お問い合わせ

所属課室:総合企画部空港地域共生課羽田空港騒音対策室

電話番号:043-223-2283

ファックス番号:043-224-8250

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