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更新日:令和6(2024)年4月3日

ページ番号:20613

知事定例記者会見(平成21年12月24日)概要

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[平成21年12月24日知事定例記者会見(動画)]

知事定例記者会見概要

日時

平成21年12月24日(木曜日)10時30分~11時02分

場所

本庁舎1階多目的ホール

項目

  1. 不正経理問題について(詳細情報)
  2. 年末特別就労相談の実施について
  3. がん検診促進企業連携事業について
  4. 平成21年県政10大ニュースについて(詳細情報)

件名をクリックするとそれぞれの知事発言がご覧になれます。

また、詳細情報をクリックするとそれぞれの発表資料等がご覧になれます。

 知事発言

不正経理問題について

(知事)

おはようございます。

本日は、初めに不正経理問題の追加調査結果について申し上げます。

今回行った調査の結果、9月の調査とあわせ、総額約36億6,000万円の不正経理が確認され、特に悪質な行為が認められた職員4名を告訴するとともに、4名を懲戒免職、1名を停職とするなど、2,000名を超える職員を処分いたしました。

現知事として、県民の皆様に心からおわびを申し上げます。

そして、私は、この問題に関して2,000名を超える処分者を出した県庁の最高責任者といたしまして、また、未来の千葉県をつくるために、私自らも減給処分といたしました。

これまで県民の皆様からたくさんのお叱りの言葉をいただきましたが、「森田県政においては、このようなことは決して許さないし、決してやらせない」という信念のもと、県民の皆様の信頼を一日も早く回復させたいと、そのように思っております。

そして、今回の大きな試練を乗り越え、暮らし満足度日本一を目指し、光輝く千葉県を築くため、職員一丸となってチームスピリットを発揮し、全力で取り組んでまいります。

 年末特別就労相談の実施について

(知事)

それでは、本日の会見項目に入ります。

まず最初に、県の緊急雇用対策の一環として、年末に実施する特別就労相談についてお話をいたします。

経済情勢の悪化の影響を受け、求人数の大幅な減少や有効求人倍率の低迷など、依然として厳しい雇用情勢が続いております。

こうした中、来春卒業予定の高校生・大学生の就職内定率が昨年に比べ大きく減少するなど、多くの若者が就労活動に苦慮しております。

そこで、こうした若者たちに前向きな気持ちを持って新年を迎えていただくため、県の若者向け就職支援施設である「ジョブカフェちば」では、年末の29日と30日に特別相談窓口を開設いたします。

ここでは、一人ひとりの就職活動の課題を発見して、それを解決するためのノウハウを伝授する相談を実施します。また併せて、「不況時おける就活セミナー」や特別講話なども実施いたします。

ぜひ、1人で悩まず、「ジョブカフェちば」を活用し、多くの仲間たちと希望を持って、この厳しい就職戦線を乗り切ってほしいと、そのように思います。

また、解雇や雇い止めなどによって職を失った方に、生活の安定と再就職支援のワンストップサービスを行う「千葉県求職者総合支援センター」でも、同じく29日と30日に年末の個別相談等を実施いたします。

今年7月に開設したこのセンターでは、就職支援だけでなく、住宅の確保や生活福祉資金の貸し付け、生活保護の相談など、国や市町村と連携して一体的な支援を行っており、これまでに延べ1,000人を超える方々にご利用をいただきました。

年末も、求職者の皆様の不安を少しでも解消するため、生活相談や就労相談、ハローワークと連携した求人情報の提供などを行いますので、ぜひご利用ください。

 がん検診促進企業連携事業について

(知事)

次に、がん検診の受診率向上のため、県と企業が連携して取り組む新たな事業についてお話をいたします。

「がん」は、国民病とも言われ、2人に1人は一生のうちに「がん」にかかり、亡くなった方の3人に1人は、「がん」が原因という状況にあります。その一方で、医療の進歩も著しく、早期に発見して適切な治療を行えば、治る確率が高まっております。このため、大切なのは「がん検診」ですが、千葉県ではその受診率が、何と平均20%程度しかありません。

そこで県といたしましては、一人でも多くの方にがん検診を受診していただくため、毎年、がん予防展やピンクリボンキャンペーンなどのさまざまな啓発事業を行っているところでございます。

そして今回、新たに窓口などで住民と接する機会の多い企業の方々にご賛同いただき、協力して、がん検診受診の普及啓発に取り組むことといたしました。

この事業の主な柱は3つあります。

まず1つ目は、千葉銀行、東京海上日動、アフラック、日本興亜損保の4社と連携して、本日からスタートする事業でございます。県内の各店舗等の窓口で、県民の皆様にがん検診の啓発リーフレットを配布するとともに、受診された方には各社からチーバくんグッズをプレゼントいたします。

2つ目として、イオンなどの商業施設と連携して、ショッピングモールでの啓発イベントや、検診車による検診体験などを行ってまいります。

3つ目として、薬局等に協力いただき、女性来店者には乳がん模型による触診体験などを行う予定でございます。

なお、これは記者の皆様へのご案内でございますが、この後、11時30分から6階の知事応接室で、この事業について各企業の代表者との協定締結式を予定しております。

県といたしましては、こうした取り組みを通して、受診率50%以上を目標に、「がん」による死亡の減少につなげていきたいと考えております。今後、さらに多くの企業の方々にこの事業にご参加いただきたいと思います。

そして、県民の皆様には、健康で生き生きとした毎日を過ごしていただくために、ぜひ、定期的に「がん検診」を受けていただきたいと思います。

 平成21年県政10大ニュースについて

(知事)

今年も残すところわずかになりました。今日は、最後に平成21年の「県政10大ニュース」を発表いたします。これは、報道機関の皆様と県関係者、合わせて30人の投票により選定されたものでございます。

どんな項目が選ばれたかといいますと、今年の第1位は、8月からスタートいたしました「東京湾アクアラインの通行料金引き下げ」の社会実験により、普通車800円などを実現したことでございます。得票数は満票の30票でございました。

続く、第2位は、3月に行われた「千葉県知事選挙」、第3位は2つありまして、先ほども申し上げました「不正経理問題の発生」と「成田空港の2,500メートルB滑走路」が供給開始されたことでございます。

第5位は、「警察本部新庁舎の完成」で、千葉県警察の司令塔として6月から運用を開始いたしました。

また、第6位には「北総鉄道の運賃値下げに係る合意」、第7位には8月に行われた「衆議院議員総選挙」がそれぞれ選ばれました。

第8位は、市川市で起きました「英国人女性殺人・死体遺棄事件の被疑者の検挙」など、重大事件に対して警察が捜査本部を設置して、懸命に捜査したことでございます。

そして、第9位は、県内でも多くの方が感染している「新型インフルエンザの世界的な大流行」、第10位は、本県が3年ぶりに「農業産出額全国第2位を奪還」したことでございました。

今年のトップニュース、「アクアライン800円」を実現することができたのは、まさに千葉県民の皆様のおかげです。この千葉県という県に観光や食、企業の立地優位性など、たくさんの魅力、ポテンシャルがあるから、国もこの社会実験に協力し、そして県民の皆様の民意がこれを後押ししてくれたのだと思っております。

8月1日から開始した料金引き下げの社会実験では、ETC車は平日休日問わず、24時間、普通車800円など、全車種で料金を引き下げました。その結果、11月末まで4カ月間の実績を見ると、前年の同期と比べて交通量が約52%増加し、観光入込客数も約10%増となりました。

また、平日の大型車の交通量も59%増と、1日平均で2,000台も増加していることから、物流にもよい影響が出ております。

県といたしましては、この効果を最大限に活用して、県内経済の活性化や地域振興に確実に結びつけるため、6月に「アクアライン活用戦略本部」を設置いたしました。そして、9月にはアクアライン活用戦略の基本方針を策定し、観光振興や拠点地域の整備、企業立地の促進、関連道路網の整備などに重点的に取り組んでおります。

今後も国や市町村、民間事業者などと連携し、県民の皆様にもご協力をいただきながら、チームスピリットで、このアクアライン値下げの効果を徹底的に地域の活性化に生かしていきたいと、そのように考えております。

次に、第3位に選ばれました「成田空港2,500メートルB滑走路」につきましては、関係の皆様のご努力により、予定よりも約5カ月早く、10月22日に供用を開始いたしました。

これにより、B滑走路からも大型機の離着陸が可能になり、アメリカ西海岸などの長距離路線が利用できるようになりました。来年3月末からは、年間発着枠が22万回となり、路線が一層充実する予定でございます。

また、今後も中長期的に増加が見込まれている国際航空需要に適切に対応するため、さらなる容量拡大に向けた検討も進めてまいります。

さらに、空港を活かした県内経済の活性化策などを検討するため、「成田空港緊急戦略プロジェクト会議」を設置いたしまして、12月21日に第1回の会議を開催したところでございます。経済界や事業者、自治体などの各界の皆様から広く意見を伺いながら、成田空港の利用拡大と本県経済の活性化を目指してまいります。

第6位の「北総鉄道の運賃値下げ」は、沿線住民の皆様にとっては切実な問題であり、県にとっても長年の懸案でありました。私は、就任以来、この運賃値下げを実現すべく、沿線6市2村と連携し、前原国土交通大臣に要望するなど、積極的に取り組んでまいりました。

そして今回、来年7月の成田新高速鉄道、これは愛称が「成田スカイアクセス」に決まりましたが、その開業に併せて通学定期の運賃を全線にわたり25%値下げするなど、国から示された調整案を基本的に受け入れることで、関係者が合意に至ったものでございます。

今回の運賃値下げは、県と6市2村の要請内容がすべて実現したものではありませんが、私たちが目指す運賃の是正に向けた「第一歩」であると考えております。この一歩を千葉ニュータウンを初めとする沿線地域の活性化に何としてもつなげてまいりたいと、そのように思っております。

今年1年を振り返って、県政10大ニュースと、関連する県の事業などについてお話をいたしました。

このほかにも10位までには入りませんでしたが、今年20周年を迎えた幕張新都心には、インターナショナルスクールや県立保健医療大学が開校し、救急医療体制を担うドクターヘリは2機目の運行を開始いたしました。

また、来年開催する国体の開催準備や、総合計画の策定作業など、多くの事業を進めた1年でございました。私にとっては、まさに「動」の1年でございました。

確かに、今年は本当にいろいろと動き回りました。私は、知事に就任したとき、知事というものは、政治家というものは、口先だけではなく、どんどん動き回ること。どんどん動いて、必ず成果、結果は出るものだと。政治家は結果であると、そういう信念のもと、気持ちのもと、一生懸命やらせていただきました。来年は、より一層、県民の皆様としっかり腕を組んで、思いっきり動き回りたいと思っております。頑張ります。

さて、年明けからは「きらきら房総春いっぱい」をテーマに、早春の観光キャンペーンが始まります。冬でも温かい南房総では、もうスイセンの花が咲き始めました。ぜひ、多くの皆様に一足早く春を迎える千葉県にお越しいただきたいと思います。どうぞ皆様、親戚だとかお友達に、すごいのよ、千葉というのは1月からお花が咲くのよ、一回いらっしゃいよ、おもしろいわよ、房総は暖かいわよ、こういう一人ひとりの口コミというのは非常に大事でございます。私もどんどんPRしてまいります。

そして、元旦から日本一早い犬吠埼の初日の出や初詣スポット、次々に見ごろを迎える南房総の花々、旬のおいしい食べ物、温泉など、きらきらと輝く早春の千葉の魅力を思いきり満喫していただきたい。

特に来年は、国体も含めて、こういう千葉の魅力を多くの人に知ってもらうためにも、どんどんPR活動に力を入れてまいりたいと思います。皆様にもご理解を賜りたいと思います。

私からは以上です。

 質疑応答

(記者)

今回の10大ニュースの3位に入っている不正経理の問題について、改めて確認したいのですが、知事の減給処分についてですが、県議会の方では継続審議となってしまいました。これについて、まず率直な感想を伺いたいのと、議会の理解を得るために、どのようなことを考えていらっしゃるかというのを伺います。

(知事)

私は、現知事として、新生千葉の再構築、これをしっかりやらなければいけないということで、その姿勢を示すために、今回の減給処分を行ったところでございます。

そして、議会に諮っていただいたのでございますが、こういう私の気持ちをご理解賜りたいなと、そのような気持ちでございます。

(記者)

今回、議会側からはいろんな不満もあると思います。その中に今回、18日まであらゆる質問、議会側からの質問、我々の質問もそうですが、答えることができなかったと。議会の質問に対して、県からの答えが返ってこなかったという事実がありましたね。
今後、18日を過ぎて発表されたわけですから、質問に対して積極的に答えていく姿勢が問われるかと思うのですが、その点については、どう思われますか。

(知事)

これは、記者さんもご存じのとおり、外部審査の先生方のアドバイス、そういう意見も得ながら、今まで言っているとおり、途中で話すというよりも、ある程度、決着をつけてからお話ししなければならないと、そういうアドバイス等もございましたので、18日となりました。これからは、また委員会もあることでございますし、それはそれなりに検討していくと思います。

(記者)

国の来年度予算案の関係でお伺いします。間もなくまとまると思いますが、その中で民主党の目玉政策に上げられている子ども手当ですが、方向性としては地方にも負担を求めるという形になりそうですが、この点に関してどのようなお考えをお持ちかというのをお話しいただけますでしょうか。

(知事)

この子ども手当、これも初めは国でやると。そのことが一夜にして、今度は地方に負担を求める。今までの事例でもそうですよね。全部、結論が先に来てるんですよね。それで、私たち地方が右往左往しちゃってるんですね。私は、鳩山総理は個人的にすごく好きなんですよ、いい人ですしね。でも、鳩山総理は、よく言う地方を大事にする。地方の意見を十分に聞く、友愛の精神。そういうことを言ってくださるから、私たちはそれを信じて、また、甘えたり、お願いしたりしようと思っちゃうわけですね。

ところが、現実は非常に、言い方はちょっときついかもしれませんが、問答無用になっちゃっていると。だったら、私たちを喜ばすような言葉は使ってほしくないなと、私は思いました。それがまず、私が一番感じたところでございます。

しかし、政権をとった初めのときですから、いろいろ混乱もあるのも理解しますが、一日も早く、全国知事会でも約束したとおり、国と地方が話し合う協議の場、これを法制化するとおっしゃっているのですから、早くこういうものをつくっていただいて、そうじゃないと、本当に信頼関係がなくなってしまいます。それをものすごく危惧するところでございます。

(記者)

今の子ども手当に関してですが、方針が急に国の負担ではなくて自治体の負担がというところで・・・。

(知事)

自治体の負担も入っている。

(記者)

それ以外にも先行きが不透明だったりとか、あるいは自治体が議論に加われなかったりというところもあると思うのですが、知事としては、今回の方針がある程度定めてきた段階で、どこに一番、今回の問題点があったとお考えですか。

(知事)

多分、鳩山総理の性格からいくと、本当に地方の話を聞きたいとか、地方を大事にしたいとか、友愛の精神というのは本当だと思うのです。でも、それが全部に行き渡ってないところに悲劇の始まりがあるのです。

ですから、初めですからいろいろあるのでしょうけど、あまりにも言っていることが閣僚によって違ったり、まず、そこからのボタンのかけ違えですよね。ですから、意思統一をはっきりしていただきたい。地方とは話さないなら話さないで結構ですよ。国からこういう言うから、おまえたち、そういうふうにやれというんだったら、またそれで私たちは考え方があるわけですよ。初めにものすごくいいことをおっしゃってくださっているから。ところが、出てきたものは全然違うものが出てくるから、私たちは焦ってしまうのです。そこがまず問題ですよね。そこを何とかしてほしい、そう思っています。

(記者)

神奈川県の知事などは強く抗議をするという話も出ているようですが、知事としてはそういうお考えはどうでしょうか。

(知事)

これは、まずは全国知事会でちゃんと要請、抗議文も出しています。まずは、とりあえずは全国知事会として足並みを揃えて、それから、現実的なものも出てきます。今度は、児童手当等の各事務方の動きだとか、いろいろここでまた問題が出てきますよ。
そういうことも踏まえて、今度はどうするかということも、また一つの検討材料だと思います。

(記者)

ありがとうございました。

(記者)

お願いします。先ほども上がったのですが、知事の減給処分ですが、知事自らご自身で判断されたということですが、外部審査委員の先生方の意見も賜ったかと思うのですが、例えば、岩手県だと知事が30%、京都府なら、裏金問題とかで事例は違いますが、減給60%などの事例がありますが、今回の10分の3、3カ月を決めた基準、他県の事例ですとか、総額を考慮したですとか、基準を教えていただけますか。

(知事)

特に私は基準はありません。外部審査員の先生の意見を賜りながら、最後は自分で決めました。

(記者)

よろしくお願いします。10大ニュースでも1位になっているアクアラインの値下げの関係ですが、ここ数カ月、南房総の観光地の入り込みが少し少なくなっていると思うのですが、これについて、どうしていったらいいのかをお考えになっているかというのを一つと、もう一つ、アクアラインの値下げは社会実験として税金が投入されていると思うのですが、車を保有している人とか、ETCを持っている人しか税の恩恵を受けられないということが一部で指摘されていると思うのですが、この点について、税の公平性の観点から、改めてどう考えていらっしゃるのか、お伺いできますか。

(知事)

観光客の入り込み客数がちょっと減っているというのは事実でございます。これは、要因をいろいろ検証しなきゃいけないと思いますけども、はっきり言って、自動車の往来は増加しているのも、これまた事実ですから、そうなってくると、これは経済的なものもあるのかなと、そういうのもあります。

ただ、私は思うのでございますが、もうちょっと経済が安定してくるならば、もっと上がっていくのではないかな。今の経済状況にしてみれば、ちょっとの落ち込みというのは健闘している方ではないかなと、そのようには思っています。

ETCだけで割り引きになって、そうじゃない人は割り引きにならないのは、ちょっとおかしいんじゃないかと。これ、私も頑張ったんですよ。何とかETCじゃなくともと、当時やったんですけども、とりあえず、これはETCでやらせてくれと。社会実験の結果を見て、また考えようじゃないかと。当時、何しろ、これを早く実現させようと思っていたこともありまして、そのようにしたのでございますが、でも、記者さんがおっしゃるとおり、ETCじゃないものも割り引きにするということは、今後も検討していかなきゃいけないと、そのように思っています。

(記者)

こんにちは。成田空港のことについてお聞きしたいのですが、この間、戦略プロジェクト会議も開かれましたし、規制緩和などで積極的な意見が出る一方で、過去の円卓会議の合意を反故にするのではないかと心配する声も上がっていますよね。その中で近く、騒音コンターが発表されますが、改めて成田空港問題に対しての知事の今後の取り組みについて、お考えをお聞かせください。

(知事)

これは、記者さんもご案内のとおり、私はいつも言うのですが、今まで国に絶えず協力してきたと。今度は、国からまず協力させるということも、私たちはもっと積極的にこの成田国際空港をアピールし、私たちはこの国際空港をより一層活性化させるためにこういうことをしたんだ、ああいうことをしたいんだと、それをどんどん国に提言し、名実ともに成田国際空港、成田と羽田が共存共栄、一体化、そのようなことを私、言っていましたし、今までも言っているのでございますが、この間の協議会で芝山町長でございますが、成田空港の運用時間の緩和と提案もされました。それも一つのお考えだと思っています。

非常にいいことだと思うんですよ。これからは、こうした方がいいんじゃない、ああした方がいいんじゃないって、いろんな提案が出てきました。そういう意見が出る中で、しかし、円卓会議の合意事項を超えるような内容である場合は、これまた関係者と十分協議しなければいけない、そのように思っています。

(記者)

鳩山政権になって自治体から国への要望のやり方も随分変わったと思うのですが、千葉県として国にいろいろ要望すべき事項も多いと思うのですが、知事として、今後、例えばですが、小沢幹事長に要望する等々、そんなご予定があるのかどうか、また、今後、どういった要望方法をとると考えていらっしゃるのか、お伺いしたいのですが。

(知事)

私は、幸運にも、参議員、衆議員をやらせていただきまして、いろんな角度からいろんな方々とコンタクトのラインを持っていることも、また事実です。ですから、私は県から国にお願いするとき、また協力をいただきたいときは、そういうラインを通じながらやっていきたいと、そのように思っております。

(記者)

当面、小沢幹事長にお会いしたいというお気持ちはないと。

(知事)

小沢先生は大変お忙しいでしょう。ですから、私のほうも、また大きな懸案が出てきたり等がございましたら、ぜひ、もしお時間があるならば、お会いさせていただきたいなと、そのようには思っています。

(記者)

最後、1点だけお願いします。先ほど、振り返って、「動」の1年だったということをおっしゃっておりましたが、知事が就任されてから、ご自身で点数をつけるとすると、これまでの活動、功績、振り返ってどのくらいだと思いますか。

(知事)

自分で言うのは難しいもんでね。でも、とりあえず、及第点はいただけるのかなと、そんなような気持ちです。

ありがとうございました。

内容についてのお問い合わせ先

  • 年末特別就労相談の実施について
    →商工労働部雇用労働課【電話】043-223-2741
    →千葉労働局職業安定部職業安定課【電話】043-202-5121
  • がん検診受診促進企業連携事業について
    →健康福祉部健康づくり支援課【電話】043-223-2400
  • 平成21年県政10大ニュースについて
    →総合企画部報道広報課【電話】043-223-2068

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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