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更新日:令和5(2023)年5月30日

ページ番号:19916

14・15.海の幸と大地の恵み-ふさの国のたからもの

千葉県は三方を海に囲まれ、変化に富んだ海岸線は約530キロメートルの長さがあります。

黒潮と親潮が混じり合った太平洋沿岸では、実にさまざまな種類の魚介類が獲れ、波静かな内湾の東京湾では、アサリや上質の海苔が採れます。

千葉県を取り巻く海は魚介類の宝庫です。

そして広い県土と温暖な気候に恵まれ、さらに生産者がたゆまぬ努力を注いで育て上げた千葉県の農産物。

全国上位の産出額を誇る品目がそろっています。

各季節の主な特産品

春(3月~5月)

春(3月~5月)の主な特産品一覧
特産物 市町村 説明
マダイ 銚子市、いすみ市 特に春先のものは「桜ダイ」と呼ばれ、適度に脂がのっておいしいことで人気があります。日蓮上人生誕にまつわる伝説など、千葉県とゆかりが深いことから「県の魚」になっています。
カツオ 勝浦市、御宿町、鴨川市、銚子市 勝浦漁港は全国有数のカツオの水揚げ港です。春先に北上してくるカツオは「初ガツオ」と呼ばれ、さっぱりとした味わいで人気です。秋に南下してくる「戻りガツオ」は脂がのり、春とは違ったおいしさが楽しめます。
アサリ 東京湾 遠浅で波の静かな東京湾の干潟で多く獲れるアサリは、春にかけて身が大きくなり、旬を迎えます。多くの観光客が訪れる「潮干狩り」は千葉県の春の風物詩です。
さやいんげん 全国屈指の栽培技術に支えられています。
びわ 大ぶりで肉厚、果汁たっぷりの千葉県のびわは、明治時代から皇室に献上されています。5月から始まるびわ狩りでは、完熟したびわを味わえます。
そらまめ 暑さにも寒さにも弱いので収穫時期が限定されます。塩ゆでやサヤのまま蒸し焼きにして、季節限定の味を楽しみましょう。
キャベツ
※冬も収穫されます
全国的にも有名な銚子の「灯台キャベツ」は、玉が柔らかくて甘みがあるのが特徴。春キャベツは、巻きが多少ゆるくても緑色が濃いものがおすすめです。

夏(6月~8月)

夏(6月~8月)の主な特産品一覧
特産物 市町村 説明
マイワシ 銚子市、旭市、匝瑳市 千葉県の代表的な魚の一つとして古くから親しまれています。春から夏にかけてが旬の時期で、特に梅雨入りの頃のマイワシは「入梅イワシ」と呼ばれ、脂がのっておいしい時期を迎えます。
スズキ 富津市、船橋市 セイゴ、フッコ、スズキと大きさで呼び名が変わる出世魚。千葉県は全国有数の水揚げ量を誇ります。淡白な白身は、洗いや塩焼きのほか、ムニエルやパイ皮包みなど洋風の料理にもよく合います。
アワビ 勝浦市、鴨川市、南房総市 高級食材のアワビは千葉県を代表する海産物の一つ。奈良時代、税として朝廷に納められていたとの記録もあります。外房地域に多く、海士や海女が潜って獲っています。
サザエ 勝浦市、鴨川市、南房総市 アワビやイセエビと並んで千葉の磯の主役。夏の千葉の浜々では、さし網で獲られたサザエが市場を賑わせています。旬真っ只中の8月に、海で食べるサザエの壺焼きは格別です。
すいか 千葉のすいかは6月が旬。すいかの名産地・富里市では毎年「スイカロードレース」を開催。多くの出場者で賑わいます。
とうもろこし とうもろこしも一足早く6月頃から出荷されます。もぎたてのものほど甘いので、早めに茹でたり、焼いたりして食べましょう。
えだまめ※秋も収穫されます 県内でも野田市の生産量はトップクラス。7月に種をまき10月から11月頃に収穫する品種もあり、君津市では「小糸在来(こいとざいらい)」、鴨川市では「鴨川七里(かもがわしちり)」といった在来種の復活が進められています。
栽培面積、産出額ともダントツの全国1位。江戸時代から栽培され200年を超える歴史があります。

秋(9月~11月)

秋(9月~11月)の主な特産品一覧
特産物 市町村 説明
イセエビ いすみ市、勝浦市、鴨川市、南房総市 千葉県は全国一の水揚げ量を誇ります。素材のおいしさを味わうなら刺身や鬼殻焼き。味噌汁はエビの風味が十分に味わえます。
サンマ 銚子市 8月中旬頃に南千島沖で始まるサンマ漁は徐々に南下し、晩秋には銚子沖が漁場になります。一般的な塩焼きや蒲焼きのほか、新鮮なサンマの刺身も格別です。
アジ 銚子市、鴨川市、南房総市、館山市 3枚におろしたアジとネギ、味噌、しょうが、シソなどを一緒に包丁で細かくたたき、生のままいただく「なめろう」や、これを焼いた「さんが焼き」は、千葉の郷土料理の一つです。
サバ 銚子市、旭市、鴨川市、南房総市 千葉県ではカタクチイワシに次いで多く水揚げされる魚。焼き物、煮物、しめ鯖や干物など、サバ独特の風味が味わえます。
落花生 国内生産量の約7割を占める、千葉県を代表する特産物です。最近では、ジャンボな落花生「おおまさり」も、ゆで落花生用として人気があります。
さつまいも 千葉県のさつまいも栽培は歴史が古く、種類も豊富です。香取市栗源で開催される「ふるさといも祭り」では、幻のさつまいも「ベニコマチ」の焼き芋が食べられます。
さといも ぬめりが少なく、大きな丸型で調理しやすい「ちばまる」は千葉県で開発した注目の新品種です。
やまのいも 広義のヤマイモ(ヤマノイモ)には、ナガイモ、やまといも、自然薯(じねんじょ)などがあります、縄文時代から食べられていたようで、精がつくことから「山ウナギ」との異名もあります。

冬(12月~2月)

冬(12月~2月)の主な特産品一覧
特産物 市町村 説明
キンメダイ 銚子市、勝浦市、鴨川市、鋸南町 千葉県では銚子、勝浦、館山の沖合に漁場があります。白身の魚で煮付け、椀だね、鍋に最適。頭やアラも煮付けて美味で、新鮮であれば刺身やしゃぶしゃぶにしても格別です。
ヒラメ 銚子市、旭市、いすみ市、御宿町 ヒラメの旬は冬。冬のヒラメは脂がのっていて、身がきりりとしまり、鮨だねや刺身の高級品として珍重されています。
イナダ、ワラサ、カンパチ、ヒラマザ 銚子市、いすみ市、鴨川市 成長につれて名前が変わる出世魚。千葉では主に「イナダ」、「ワラサ」の時期に漁獲されています。冬場は脂がのり、最もおいしい時期。仲間のヒラマサは夏、カンパチは秋に水揚げされます。
ノリ 東京湾 東京湾で養殖されている千葉の海苔は、「色よし、味よし、香りよし」と全国的にも高い評価を得ています。
かぶ 産出額、作付面積ともに全国1位。県内一の生産地柏での栽培は、大正時代にさかのぼるといわれています。
だいこん、にんじん、ほうれんそう いずれも秋冬の食卓に欠かせない旬の野菜たち。どの品目も千葉県は産出額で全国上位を占めています。千葉県は首都圏そして全国に新鮮な野菜を供給しています。
ねぎ 松戸市の「矢切ねぎ」は全国的にも有名。海水をかけて育てられた九十九里の「海っ子ねぎ」は、海のミネラルを栄養に、太陽の光もたっぷり浴びて、太さも甘さも十分です。
なばな ほろ苦い味と鮮やかな緑は、一足早い春の訪れを告げてくれます。菜の花は、千葉県の花として広く親しまれていますが、食用のなばなは、苦みやアクを少なくするなど、食べやすいように改良されています。

 

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