平成15年人口動態統計の概況(概数)

健康福祉部健康福祉指導課
企画情報班
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調査の概要

1.調査の目的

出生、死亡、婚姻、離婚及び死産の人口動態事象を把握し、人口及び厚生労働行政施策の基礎資料を得ることを目的とする。

2.調査の対象

「戸籍法」及び「死産の届出に関する規程」により届け出られた出生、死亡、婚姻、離婚及び死産の全数を対象としているが、本概況は、平成15年に日本において発生した日本人の事件を客体とした。

3.調査の期間

平成15年1月1日から同年12月31日

4.調査の方法及び報告経路

市区町村長は、出生、死亡、婚姻、離婚及び死産の届出を受けたときは、その届書に基づいて人口動態調査票を作成し、これを保健所長、都道府県知事を経由し、厚生労働大臣に送付する。

調査の方法及び報告経路

5.結果の集計

厚生労働省大臣官房統計情報部において行い、本概況は本県の結果について、まとめたものである。

利用上の注意

(1)表章記号の規約

計数のない場合 -
統計項目のありえない場合・
計数不明又は計数を表章することが不適当な場合 …
比率が微小（0.05未満）の場合 0.0
減少数(率）の場合 △

(2)この概況に掲載している割合の数値は四捨五入しているため、内訳の合計が「総数」に合わない場合がある。

(3)人口対比率算出に用いた人口は、国の集計については総務省統計局発表「平成15年10月1日現在推計人口」である。なお、一部については、千葉県毎月常住人口を用いた。

(4)用語の解説

自然増加・・・・・・・・・出生数から死亡数を減じたもの

乳児死亡・・・・・・・・・生後1年未満の死亡

新生児死亡・・・・・・・生後4週未満の死亡

早期新生児死亡・・・生後1週未満の死亡
死産・・・・・・・・・妊娠満12週以後の死児の出産

周産期死亡・・・・・・・妊娠満22週以後の死産に早期新生児死亡を加えたもの

合計特殊出生率・・・15歳から49歳までの女子の年齢別出生率を合計したもの
（1人の女子が仮にその年次の年齢別出生率で一生の間に生むとしたときの子どもの数に相当）

結果の概要

総覧

表1 人口動態総覧

	実数		差 A-B	率		平均発生間隔（時間：分：秒）
	平成15年(A)	平成14年(B)	差 A-B	平成15年	平成14年	平成15年	平成14年
出生	52,791	54,607	△1,816	8.9	9.2	9時57分	9時38分
死亡	40,578	39,748	830	6.8	6.7	12時57分	13時13分
乳児死亡	154	153	1	2.9	2.8	56時52分59秒	56時09分15秒
新生児死亡	83	91	△8	1.6	1.7	105:32:32	96時15分49秒
自然増加	12,213	14,859	△2,646	2.1	2.5	-	-
死産	1,614	1,635	△21	29.7	29.1	5時25分51秒	5時21分28秒
周産期死亡	323	337	△14	6.1	6.1	27時12分17秒	25時59分39秒
婚姻	37,132	37,739	△607	6.2	6.4	14時09分	13時56分
離婚	13,366	13,6334	△267	2.24	2.30	39時20分	38時33分

注1）出生・死亡・自然増加・婚姻・離婚率は人口千対、乳児・新生児死亡率は出生千対、死産率は出産（出生＋死産）千対、周産期死亡率は出産（出生＋妊娠満22週以後の死産）千対である。

注2）平成15年の率算出には、総務省統計局の「平成15年10月1日現在推計人口」（千葉県5,955千人）を用いた。

注3）平成14年の数値：厚生労働省「人口動態統計」

出生

出生数は52,791人（平成14年より1,816人減少）

出生数は、第二次ベビーブーム（昭和48年・82,960人）をピークに、減少し続けていたが、平成3年（54,187人）からは増減を繰り返している。

平成15年は、52,791人（144.6人/日）（全国1,123828人3,078.9人/日）で、前年の54,607人（全国1,153,855人）より1,816人（全国30,027人）減少し、出生率は、人口千人に対して（以下「千対」という。）8.9（全国8.9）で、前年の9.2（全国9.2）を下回った。（表5）
出生数を母の年齢（5歳階級）別に見ると、35～39歳以下の階級で増加しているものの、20歳代での減少が続いている。

表2 母の年齢（5歳階級）別にみた出生数

出生数					対前年増減
母の年齢	平成12年	平成13年	平成14年	平成15年	13年-12年	14年-13年	15年-14年
総数		55,511	54,607	52,791	△807	96	△1,816
～14歳	2	2	2	3	0	0	1
15～19	890	944	1,006	938	54	62	△68
20～24	6,561	6,549	6,579	6,105	△12	30	△474
25～29	21,292	21,201	18,991	17,450	△1,091	△1,210	△1,541
30～34	19,641	19,878	20,561	20,451	237	683	△110
35～39	6,204	6,166	6,646	6,978	△38	480	332
40～44	703	749	797		46	48	46
45～49	24	20	24	23	△4	4	△1
不詳	1	2	1	0	1	△1	△1

構成割合は、30～34歳階級（38.7%）が最も多く、次いで25～29歳階級（33.1%）、35～394歳階級（13.2%）の順となっている。

表3 母の年齢（5歳階級）別にみた出生数の構成割合

区分	～15歳	15～19	20～24	25～29	30～34	35～39	40～44	45歳～
構成割合	0.0%	1.8%	11.6%	33.1%	38.7%	13.2%	1.6%	0.0%

合計特殊出生率（一人の女性が一生の間に生む平均の子供の数を表す）は、昭和51年に2.0を下回ってから一時的な上昇はあるものの低下傾向が続いており、平成15年は1.20（全国1.29）で前年の1.24（全国1.32）を下回り、全国順位第42位である。（表6）

図1 出生数、合計特殊出生率の年次推移

出生数、合計特殊出生率の年次推移（GIF：12KB）

死亡

死亡数は40,578人（平成14年より830人増加）

死亡数は、長期的には増加傾向で推移しており、平成15年は40,578人（全国1,015,034人）で、前年の39,748人（全国982,379人）より830人（全国32,655人）増加した。（表5）

平成15年の死亡率（人口千対）は6.8で前年の6.7を上回った。また、全国の死亡率8.0（全国前年7.8）をかなり下回っており、全国第4位の低率県である。

第一位沖縄県6.3、第二位埼玉県6.4、神奈川県6.4
平成15年の死因順位は、第一位・悪性新生物30.7%、第二位・心疾患16.7%、第三位・脳血管疾患13.1%（全国一位悪性新生物30.5%、二位心疾患15.7%、三位脳血管疾患13.0%）となっている。
これら上位3死因が全死亡数に占める割合は、60.5%(全国59.2%)で、前年の61.0%（全国59.8%）を若干下回った。（表7）

表4 主要死因別死亡数及び構成割合

千葉県					全国
死因	平成15年		平成14年		平成15年
死因	死亡数	構成割合	死亡数	構成割合	死亡数	構成割合
1悪性新生物	12,467	30.7	12,503	31.5	309,465	30.5
2心疾患	6,771	16.7	6,530	16.4	159,406	15.7
3脳血管疾患	5,328	13.1	5,216	13.1	132,044	13.0
4肺炎	3,684	9.1	3,489	8.8	94,900	9.3
5不慮の事故	1,411	3.5	1,488	3.7	38,688	3.8
6自殺	1,324	3.3	1,212	3.0	32,082	3.2
7老衰	1,060	2.6	1,069	2.7	23,446	2.3
8腎不全	681	1.7	665	1.71	18,797	1.9
9肝疾患	664	1.5	604	1.5	15,729	1.5
10糖尿病	637	1.6	550	1.4	12,865	1.3
その他	6,551	16.1	6,422	16.2	177,612	17.5
計	40,578	100.0	39,748	100.0	1,015,034	100.0