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更新日:平成22(2010)年7月29日
佐藤稔
佐藤さんは、平成三年度に県の伝統的工芸品に指定された「上総和竿」の製作者で義父である忠章氏とともに和竿の製作にあたられ二代目「竿つる」の商号を引き継がれています。
原材料である竹の採取から製作までを一貫して行い、釣り竿としての実用性のみならず丹念な仕上げによる美しさを兼ね備えた竿に仕上がっています。製作する竿の種類は、幅広く、しゃくり竿、磯竿、へら鮒竿、渓流竿にまでおよびます。

芳澤幸二
芳澤さんは、利根川に近い栄町で茶籠や花籠を作る竹細工師である。
県内産の真竹や女竹を用い、漆を塗った製品は精巧なうえに美しさを追求している。
最近では各種の工芸品展などに数多くの出品をし、新しい造形にも意欲的に取り組んでいるという。

八木澤祐三
竹を素材に、表皮削り、ヒゴ作りから仕上げまで、すべて手仕事である。継承した昔からの技術・技法を生かし、美術的な要素を加えた花籠や茶筥などを製作している。

小川勝義
小川さんは、県南の館山市で豊富な竹材を素材として、竹製の茶道具を製作している。
竹のもつ素朴な味わいと肌ざわりを生かした製品は、漆とよく調和し、使う人にひとときの安らぎを与える竹工芸品である。
「竹のもつ独特な味わいを一人でも多くの人に知ってもらいたい」と今日も、竹工芸品づくりに励んでいる。

宮内桂三郎
本県の東端、銚子で竹すだれを製作する宮内さん。
昭和六十年度に県の伝統的工芸品に指定された「銚子竹すだれ」の製作者で、平成六年に他界した義父の丈宜さんのもとで修業を重ね、江戸時代に始まるすだれの技術を受け継いだ。
現在は、日よけ用や室内装飾用のすだれのほか、その技術を生かしたすだれ障子、ラン チョンマット等も製作している。

関元義
関さんは、海と海女の町、御宿で小鳥籠作り一筋に励む竹細工職人である。
小鳥籠作りの道に入って五十四年間、江戸時代以来の製作技術と県内産の孟宗竹を用いて、すがすがしさと暖みのある素朴な製品作りに努めている。
一つの小鳥籠には百三十本から百五十本の竹ひごが使われており、製品の仕上げまで五十工程以上にもなる作業である。

塚本昇
塚本さんは、祖父と父が「日置流雪荷派」のそれぞれ十二代目、十四代目の家元という弓道家の家系に生まれた弓師である。
戦後、義兄が都内に設立した弓具メーカーに入社し、二人の師から弓作りを学び研さんを積んだ後、昭和四十一年、郷里に「アサヒ弓具店」を開業して独立した。日本古来の伝統を守り続ける一方で、近年は、新素材を用いた弓作りにも精力的に取り組んでいる。

鳥山眞
鳥山さんは、先代「安国」さんの二代目として技を受継ぎ、県内では唯一人の矢師である。
先代の祖父は、宇都宮藩の弓術師範の生まれで、大正天皇に矢を献上したこともある。
現在全国に矢師は三十人程しかいない。鳥山さんはこの道四十九年であるが、人一倍厳しかった父の仕事を、少年時代から学び、矢づくりの技法を受継いだという。

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