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更新日:平成29(2017)年8月4日

伝工:木工品

雨城楊枝

 君津市

森隆夫

江戸時代中頃から続く久留里の楊枝作り。その伝統を引き継ぎ、大正期から楊枝作りを続ける森家では、先々代が細工楊枝を考案し、久留里城の別名である「雨城」の名を冠し、数々の技工を凝らした楊枝は人気を呼んでいる。

森さんは父である先代光慶氏から手ほどきを受け、その後継者として認められた。名も「光慶」を引き継ぎ、今日も伝統の楊枝作りを続けている。 

森隆夫さんの写真

森隆夫さんの作品の写真

 

畑沢楊枝

 木更津市

中山幸雄

木更津市畑沢地区で楊枝作りに励む中山さん。

君津市久留里の「雨城楊枝」の製作者である森光慶さんに入門し、十年間楊枝作りに精進し、平成十六年に技能後継者として「畑沢楊枝」の銘を許された。

材料採取から製作に至るまで、全ての行程を一人の職人が手作業で行う楊枝作り。削りや細工の熟練した技能が、黒文字の香りを一層引き立たせている。

 

中山幸雄さんの写真

中山幸雄さんの作品の写真

 

いすみ楊枝

 いすみ市

髙木守人

夷隅川に沿って肥沃な沖積地が開け、いすみ鉄道が東西に走る旧・夷隅町、高木さんは、かつてこの町の役場に勤務した経験を持つ。退職後、「雨城楊枝」で知られる森光慶さんに入門、昭和六十三年には、その流れをくむ製作者として「岬小楊枝」の銘を許され、その後、当時の夷隅町長の命名により「いすみ楊枝」と改める。

楊枝の材料となる黒文字は、木肌の美しい香木である。そして、「いすみ」の名にも、かなならではのしなやかさが香る。

 

高木守人さんの写真

高木守人さんの作品の写真

 

 

長生楊枝

 睦沢町

村杉達雄

肥沃な農地が展開し、上総地区屈指の穀倉地帯である睦沢町。この地に住む村杉さんは、退職後に「いすみ楊枝」を製作する高木守人さんに師事し、平成十六年に、その流れをくむ製作者として「長生楊枝」の銘を許された。

材料の採取から製作に至る全てを、自らの手作業で行うことにより、江戸時代に始まる楊枝づくりの伝統を、今日も守り続けている。

 

村杉達雄さんの写真

村杉達雄さんの作品の写真

 

 

いすみ楊枝

 いすみ市

池田和彌

いすみ市で、楊枝の製作に励む池田さん。

同市内の「いすみ楊枝」の高木守人さんに入門し、十三年間楊枝作りに精進、平成十六年に製作技能保持者の証を授与された。

江戸時代から伝承される楊枝は、装飾品・茶道用品として人気が高い。君津地域産の黒文字を伝統の技で削りだした楊枝は、香り高く、木肌も美しく、人の心を癒してくれる。

 

池田和彌さんの写真

池田和彌さんの作品の写真

 

 

 野田市

小峯吉一

桶は生活用品として、昔から広く使われてきた。

小峯さんは、東京から疎開してきた父の家業を継ぎこの道一筋に生きてきた。

桶作りには、内丸鉋や外丸鉋など特別な工具を使用する。たがに洋銀を用いるのは、小峯さんの工夫という。需要の減ってきた飯櫃や風呂桶に代って、現在では、伝統的な技術を生かした工芸的な桶の製作に力を注いでいる。

 

小峯吉一さんの写真

小峯吉一さんの作品の写真

 

 

 野田市

小峯穣二

三代にわたって桶を作り続ける小峯さんは、父であり、昭和63年度に県の伝統的工芸品に指定された「桶」の製作者である吉一さんから技術技法を受け継ぎ、磨きをかけてきた。

飯台や飯櫃には、木曽・上松産の椹しか使わないという職人のこだわりを持つ。風呂桶を中心にしながら、寿司飯を作るときに使う飯台やメダカを鑑賞するメダカ桶など、伝統技法を生かした様々な桶の製作に意欲的に取り組んでいる。

 

小峯穣二さんの写真

桶の写真

 

 

木地玩具

 南房総市

太田衞

南房総市で、木地玩具の製作に励む太田さん。

昭和五十四年より、修業を重ね現在では、ケンカ独楽、ダルマ回し等を製作している。

「江戸時代からの伝統技術を用いながら、単純な動きの中に、人の気持ちをくすぐるような洒落っ気のある木地玩具を作っていきたい」と語る。

 

太田衞さんの写真

太田衞さんの作品の写真

 

 

上総木彫

 九十九里町

倉持進

九十九里町の片貝で上総木彫の製作に励む倉持さん。

二十一歳の時から、関東各地で修業を重ね、昭和五十五年に千葉県に戻り、食器、盆、素彫品等を製作している。

「作品の表情を出すのが非常に難しい」と語る。

現在は、千葉市内において、木彫教室を開設し、技術の伝承にも力を入れている。

 

倉持進さんの写真

倉持進さんの作品の写真

 

 

木象嵌

 市川市

戸島甲喜

木象嵌の技術は、古く奈良時代の正倉院の宝物にも見ることができます。

戸島さんは、この木象嵌の技術をもとに明治時代に完成された機械象嵌の技術を受け継ぐ者で、全国でも数少ない木象嵌師の一人です。

戸島さんの作品は、材料である木材の色や木目を生かし造形化されたデザインによりブローチやペンダントなどの装身具の他木工品の装飾にいかされます。

楊枝の材料となる黒文字は、木肌の美しい香木である。そして、「いすみ」の名にも、かなならではのしなやかさが香る。

 

戸島甲喜さんの写真

戸島甲喜さんの作品の写真

 

 

楽堂象嵌(木象嵌)

 我孫子市

内山春雄

木象嵌とは、切り抜かれた色合いの異なる木片を、地板に空けた穴にはめ込む工程を繰り返すことで、模様や絵画を作成する工芸技法である

機械式糸のこぎりを用いた「糸鋸象嵌」には、厚さ約三ミリ(一分)の板を完成品とする「一分象嵌」と、地板をかんなで紙状に削って完成させる「セン象嵌」とがあるが、内山さんは両方の象嵌作品を製作する。

野鳥のシリーズや、浮世絵を精密に再現した作品などが代表作である。

 

内山春雄さんの写真

内山春雄さんの作品の写真

 

 

建具組子

 いすみ市

最首實

東京で組子の技術を学んだ先代(父)より伝統技術・技法を受け継ぎ、更なる技術の向上に意欲を注いでいる。

最首さんは、木片と木片を微妙な角度をつけてつなぎ合わせ、組子の細工を施した衝立を製作している。

外枠の接合部分にも釘を用いず緻密で美しい製品である。

 

最首実さんの写真

最首実さんの作品の写真

 

 

江戸唐木細工

 野田市

望月悦二郎

明治二十年の創業以来、四代にわたって技術を継承している望月さんは、現在では、数少なくなった唐木職人です。唐木細工は、「黒檀」や「紫檀」などの硬質な唐木を使用しているのが大きな特徴です。非常に硬質なため、独自の道具を多く使い、釘を一切使わず組み上げます。唐木でつくられたものは、独特の光沢と質感、木のぬくもりがあり、他の木材では表現できない品格と重厚な存在感があります。

 

望月悦二郎さんの写真

望月悦二郎さんの作品の写真

 

 

木彫刻

 市川市

藪崎保治

江戸時代から神輿作りが盛んな市川市行徳地区。藪崎さんは十五歳からこの地の神輿店で彫刻の修行を始め、堂宮彫刻の技法を習得した。東京での経験を経て、昭和三十年代中ごろから行徳の彫刻師として、数多くの欄間、神輿、山車、向拝などの彫刻を手がけている。

一木から生み出された躍動感あふれる彫刻に、熟練した職人技を感じずにはいられない。

 

薮崎保治さんの写真

薮崎保治さんの作品の写真

 

 

いちはら小楊枝

 市原市

宍倉敏志

江戸時代から上総久留里藩では、周辺に多く自生する黒文字を使った楊枝作りが奨励されており、これらの楊枝は、上総小楊枝と呼ばれていた。

昭和に入り、君津市の森光慶さんにより、久留里城の別称である「雨城(うじょう)」に因んで、「雨城楊枝」として製作されるようになった。

市原市の宍倉さんは、この雨城楊枝の第一人者である森光慶さんに師事し、技術・技法を修得した。

黒文字の香りと工夫を凝らした独特の技法が、茶席の雰囲気作りにも一役買っている。

 

宍倉敏志さんの写真

宍倉敏志さんの作品の写真

 

 

ちば楊枝

 千葉市

清水吉郎

千葉市若葉区の工房で楊枝作りに励む清水さん。平成三年度に県の伝統的工芸品に指定された「いすみ楊枝」の製作者である髙木守人さんに平成五年より弟子入りし、楊枝作成の伝統技術を習得した。

作る楊枝は「末広」「鉄砲」「刀」「キセル」「梅」「白魚」など約三十種類。

「伝統的に生き残っている楊枝の型を生かして、次の世代へ広く伝統技術を普及させていきたい」と清水さんは語る。

 

清水吉郎さんの写真

清水吉郎さんの作品の写真

 

 

梅ケ瀬楊枝

 市原市

髙橋章雄

養老渓谷梅ケ瀬等で、四十三年間自ら原材料の黒文字を採取し、楊枝作成に励んでいる髙橋さん。

楊枝の作成にあたっては、伝統技術を継承しながらも、新しい形の楊枝作成にも取り組んでおり、後継者である弟子にその優れた技術を伝授している。

「実演・講習の場を多く設け、沢山の人に黒文字楊枝制作を体験していただき、その良さと技法を広めていきたい」と髙橋さんは語る。

 

髙橋章雄さんの写真

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ちば黒文字楊枝・肝木房楊枝

千葉市

浮原忍

黒文字(クスノキ科落葉低木)楊枝は1600年頃に誕生してから、現在まで約400年の歴史がある。また、肝木(スイカズラ科落葉低木)房楊枝は、奈良時代に日本に伝わったもので、爪楊枝、舌掃除、歯ブラシの3つの機能を備えるものである。

楊枝作りに励む浮原さんは、多くの楊枝職人を歴訪し、楊枝に関する文献調査等にも参加、研究を深めてきた結果、その作品は数多くの博物館に展示、所蔵され、歌舞伎や時代劇においても、貴重な小道具として使用されている。雅号は「守破離」。

 

浮原忍さんの写真

浮原忍さんの作品の写真

 

 

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