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更新日:令和5(2023)年11月16日

ページ番号:6678

伝工:金工品

関東牛刀(かんとうぎゅうとう)

市町村名

柏市

製作者名

八間川義人(やまかわよしと)

紹介文

関東牛刀は、東京周辺で生産されていた牛刀(洋包丁)であり、原材料の鋼材から成形、焼入焼戻、研ぎ、柄付けなど、全ての工程を伝統的な総手づくりで仕上げています。
八間川さんは、代々刃物鍛冶の故関守永氏が継承していた伝統技術を受け継いでいます。銘は「光月」。

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関東牛刀 八間川義人

佐倉鍛造刃物(さくらたんぞうはもの)

市町村名

酒々井町

製作者名

稲坂徳太郎(いなさかとくたろう)

紹介文

佐倉鍛造刃物は、農具を中心に作られてきましたが、現在では、包丁や小刀等の日常生活用品を製作しており、使い込むほど手に馴染み、愛着を持って長く使える鍛造刃物です。
稲坂さんは、13歳から父の手ほどきを受け、総火造りの手法を受け継ぎ、半世紀以上にわたり刃物造りに取り組んでいます。

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佐倉鍛造刃物 稲坂徳太郎

下総鋏(しもうさばさみ)

市町村名

松戸市

製作者名

北島和男(きたじまかずお)

紹介文

明治初期に厚手の服地と一緒に輸入された裁断用の鋏は、大きく重くて日本人には扱いにくかったため、扱いやすく改良したものが下総鋏です。
北島さんは、日本のラシャ切鋏の創製者である吉田弥十郎氏の流れをくみ、製法は全て手作りの「総火造り」にこだわりながら、2代目平三郎として鋏づくり一筋に打ち込んでいます。

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下総鋏 北島和男

市町村名

松戸市

製作者名

宇梶國雄(うかじくにお)

紹介文

明治初期に厚手の服地と一緒に輸入された裁断用の鋏は、大きく重くて日本人には扱いにくかったため、扱いやすく改良したものが下総鋏です。
宇梶さんは、日本のラシャ切鋏創製者の吉田弥十郎氏の流れをくみ、親子二代にわたりラシャ切鋏を専門に製作しています。

 

 

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下総鋏 宇梶國雄

市町村名

松戸市

製作者名

野﨑吉之(のざきよしゆき)

紹介文

木鋏には、花鋏、植木鋏など、用途、植物の種類によって多種多様な形があります。
野﨑さんは、県指定を受けた伯父の喜一郎さんと父の吉之助さんからその技術を受け継ぎ、日々研鑽しています。鋏の刃と刃の噛み合わせは、物が楽に切れ、しかも軽量に作られています。銘は初代より「光吉之(こうよしゆき)」。

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下総鋏 野﨑吉之

房総打刃物(ぼうそううちはもの)

市町村名

成田市

製作者名

石塚洋一郎(いしづかよういちろう)

紹介文

房総打刃物は、日本のラシャ切狭の創製者である吉田弥十郎氏の流れをくむ、総火造りによる鋏などの刃物です。
石塚さんは、吉田氏に師事した祖父と父正次郎さんの技術を受け継ぎ、昭和56年度に「現代の名工」に選ばれた偉大な父を超えることも後継者としての使命だと語り、製作活動に情熱を傾けています。

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房総打刃物 石塚洋一郎

成田打刃物(なりたうちはもの)

市町村名

成田市

製作者名

石塚祥二朗(いしづかしょうじろう)

紹介文

成田打刃物は、刀匠の流れをくみ、裁ち鋏の形状の利点を取り入れた、独特の風合いのある刃物類です。総火造りで製作される刃物は、強靭な粘りがあり、切れ味の良さが続くとともに、錆びにくいことが特長です。
石塚さんは、伝統技法を守りながら、現代の生活にも受け入れやすい工芸品づくりを目指しています。

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成田打刃物 石塚祥二朗

房州鋸(ぼうしゅうのこぎり)

市町村名

鴨川市

製作者名

粕谷雄治(かすやゆうじ)

紹介文

船鋸は、堅い木材を使用する和船を製造する際に用いた鋸で、切れ味と耐久性が求められたため、数十工程を経て製作されていました。現在は、その製造技術を活かし、剪定用鋸をはじめ、生け花や工芸向きなどの用途に応じて製作されています。
粕谷さんは、「中屋雄造正直(なかやゆうぞうまさなお)」の銘を先代から受け継ぎ、その伝統を守っています。

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房州鋸 粕谷雄治

日本刀(美術刀剣)(にほんとう)

市町村名

千葉市

製作者名

松田周二(まつだしゅうじ)

紹介文

松田さんの作る刀剣は古刀の味わいがあり、物静かで繊細な刃文が特徴です。
昭和49年に刀匠故高橋次平氏に師事し、昭和55年に文化庁より作刀承認許可を受け、以降鎌倉時代の刀の再現にこだわり製作しています。
文化庁長官賞や高松宮記念賞などを受賞し、平成21年には刀鍛冶の最高位である無鑑査に認定、平成27年には千葉県指定無形文化財保持者となっています。刀匠名「次泰」。

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日本刀(美術刀剣) 松田周二

日本刀(にほんとう)

市町村名

南房総市

製作者名

江澤利春(えざわとしはる)

紹介文

古来から美術品としても価値のある日本刀。
江澤さんは、昭和49年に人間国宝である隅谷正峯氏に師事し、昭和54年に文化庁より刀剣製作の承認を受け、昭和55年に独立し、鍛錬所を開設しました。新作名刀展において特別賞(日本美術刀剣協会長賞)など数々の受賞があります。刀銘は「利宗」。

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日本刀 江澤利春

お問い合わせ

所属課室:商工労働部観光企画課観光事業・団体支援班

電話番号:043-223-2416

ファックス番号:043-225-7345

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