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更新日:令和5(2023)年2月14日

ページ番号:823

自然毒による食中毒に注意しましょう(有毒植物・ふぐ毒)

有毒植物にによる食中毒について

毎年、特に春先から初夏にかけて、有毒植物を食用の植物と誤って喫食したことによる食中毒が多く発生しています。

  • 有毒植物による食中毒については、高齢者の事例が高い割合を占めています。
  • 観賞用として栽培されている植物の誤食による食中毒が散見され死者も出ているため、幼児・児童の保護者や認知症又は認知機能が低下した方の介護者の皆様は特に注意してください。

食用と確実に判断できない植物について

絶対に「採らない」「食べない」「売らない」「人にあげない」よう、十分に注意しましょう

ふぐ毒による食中毒について

千葉県内において、釣り舟利用客が釣ったふぐを自宅に持ち帰り、調理、喫食したことによる食中毒の発生がありました。
ふぐを食用とするためには、種類の鑑別や有毒部位の除去等専門的な知識と技術を必要とします。
一般の方が、ふぐを調理し(素人調理)、喫食することは非常に危険な行為であり、最悪の場合には死亡する恐れがあります。
ふぐの素人調理は絶対に行わないようにしましょう。
釣ったふぐの処理は、ふぐを取扱う資格を持つ専門の方にお願いしてください。

事例紹介

ニラとして販売された有毒植物(スイセン属)について 

  • 概要

令和元年11月21日(木曜日)に、市川市内の住民から「市川市の野菜販売業者から購入したニラを家族3人で11月19日(火曜日)に喫食したところ、全員が嘔吐した。」旨の連絡が市川保健所にあり、調査を開始しました。調査の結果、当該販売者が11月11日(月曜日)から11月14日(木曜日)頃にかけてニラ様植物を販売しており、通報者が保管していた残品及び野菜販売業者による自主回収品を検査したところ、スイセン属に含まれる有毒成分を検出したことから、市川保健所長は、当該野菜販売業者に対して回収を命じました。

  • スイセン属について
有毒成分 アルカロイド(リコリン、ガランタミンなど)   
主な症状 悪心、嘔吐、下痢、頭痛など
発病時期 30分以内の短い潜伏期間ののちに発症
間違いやすい植物

スイセンの葉をニラやノビルと間違える。

スイセンの球根を玉ねぎと間違える。

スイセンとニラの違い

葉を揉む(または切る)とニラはニンニクのような

強い刺激臭(ニラ臭)があるが、スイセンの臭いは弱く青臭い。

有毒部分が除去されていないふぐの販売について

  • 概要

令和5年1月6日(金曜日)午後4時半頃、一般の方から「南房総市内の魚介類販売施設において丸ふぐが販売されている」旨の通報が安房保健所にあり、調査を開始したところ、魚介類販売施設において丸ふぐを一般消費者に店頭販売していることが確認されたことから、安房保健所長は回収等の指導を行った。
なお、当該品の喫食による健康被害の届出はない。

  • ふぐ毒について

食後20分から3時間程度の短時間で、 しびれや麻痺症状が現れます。 麻痺症状は口唇から四肢、全身に広がり、 重症の場合には呼吸困難で死亡することが あります。 

ふぐによる食中毒はふぐの体内に含まれるテトロドトキシン(TTX)が主な原因であり、日本においては毎年、ふぐによる食中毒が発生し、死亡例も報告されています。

関連リンク

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部衛生指導課食品衛生監視班

電話番号:043-223-2626

ファックス番号:043-227-2713

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