「千葉県版熱中症警戒アラートモデル事業」（令和5年度）の実施について

東京ドイツ村など県内6か所で熱中症予防の注意喚起を行いました

　環境研究センター（千葉県気候変動適応センター）は、2023年（令和5年）夏季に、東京ドイツ村、千葉市及び佐倉市の協力を得て、県立都市公園を含む県内6か所において暑さ指数（WBGT）を測定し、熱中症発生が懸念される状況となった場合に、来園者に対し注意喚起の放送を行う「千葉県版熱中症警戒アラートモデル事業」（令和5年度）を実施しました。
　本事業は令和4年度に新規事業として県内6公園で実施したものであり、令和5年度は、より幅広い層への普及啓発を行うため、実施場所を一部変更し、民間施設を含む、公園以外の場所でも実施したほか、実施期間中に来園者を対象としたアンケートも行いました。

事業概要

（1）【暑さ指数の測定】各実施場所に暑さ指数計等を設置し、各管理事務所及び当センターにおいてその値をリアルタイムに把握する。

（2）【注意喚起の放送】暑さ指数が熱中症発生の懸念されるレベル（28以上）となった場合に、来園者に対し、熱中症予防策の実施（1.水分・塩分の補給、2.こまめな休憩、3.日よけ対策など）について、園内放送で呼びかける。

（3）【実施結果の公表】本事業で測定した暑さ指数と、国が情報提供する各実施場所付近の地点における暑さ指数、各実施場所が立地する地域の熱中症患者発生数との関係を整理するなどし、その結果をホームページで公表する。

（4）【アンケートの実施】本事業の効果や今後の事業内容を検討する際の参考とするため、来園者を対象としたアンケートを実施する。

実施場所

東京ドイツ村（袖ケ浦市永吉419）
千葉市昭和の森（千葉市緑区土気町22）
佐倉草ぶえの丘（佐倉市飯野820）
県立柏の葉公園（柏市柏の葉4-1）【注】
県立行田公園（船橋市行田2-5-1）
県立青葉の森公園（千葉市中央区青葉町977-1）

【注】県立柏の葉公園については、放送設備の故障により、2023年（令和5年）8月15日から、園内放送に替えて、現地管理事務所入口にて注意喚起の掲示を行いました。

実施期間

2023年（令和5年）7月1日（土曜日）～9月30日（土曜日）

実施結果

「千葉県版熱中症警戒アラートモデル事業」（令和5年度）実施結果_2024年（令和6年）3月（PDF：4,072.9KB）

1 事業概要
2 事業目的
3 実施期間
4 実施場所
5 実施方法
（1）暑さ指数計等の設置
（2）事業の周知
（3）暑さ指数の測定
（4）注意喚起の実施
（5）アンケートの実施
6 暑さ指数の測定結果と関連データ
（1）暑さ指数の測定結果
（2）国が情報提供した実施場所付近の地点における暑さ指数との関係
（3）実施場所が所在する区域の熱中症患者発生数との関係
7 アンケートの実施結果
（1）概要
（2）分析
8 まとめ・今後の予定
9 参考
（1）測定データ一覧
（2）引用資料
（3）アンケートの設問及び回答