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更新日:平成29(2017)年6月6日

統計グラフの作り方

はじめに

統計的観察(調査)によって得られた数量間のいろいろな問題点(増減の傾向の型,集団の構成,相関関係など)を数字から直接理解するためには,高度な計量観念や経験が必要とされ,情報化社会といわれる今日でも困難な場合が多いと思われます。それに対し,グラフは「目で見る統計である」とも言われますように,数字だけではわかりにくい複雑な構造や原因の探求,規則性をとらえることが可能となり,理解がきわめて簡単になります。また,グラフに表してみて初めて意外な事実に気がつくこともあります。これらは,誰もが生まれながらに持っている「視覚による本能的な計量観念」に,グラフが直接訴えるからです。

そこで,現状把握や客観的判断の手助けとなる統計グラフについて,その種類や作成手順等を簡単にまとめてみましたので,ぜひご活用ください。

統計グラフの作成手順

統計グラフを作成するのは,統計をグラフ化し,見る人に情報をわかりやすく提供するという目的を持っています。そのためには大勢の人々に,どのようなことを知ってほしいのか,どうしたら共鳴してもらえるかという視点から,作成する統計グラフの主題を決め,必要と思われる資料を集め,更にその資料を選択し,どのようなグラフで表せばよいのか,などを総合的に工夫しなければなりません。そうすることによって目的に最も適した統計グラフを作ることができるでしょう。

その一般的な手順を示すと次のようになります。

ステップ1主題の決定
どういう目的で,どういうことを表現するか決めます。その際,問題意識を持ち,独創性,ニュース性,規則性,
話題性を考慮します。ステップ2統計数字の収集・加工
主題にふさわしい資料(数値)を収集します。
1既存のデータを利用する。
2自分で調査,観察した結果を利用する。
3加工したほうが効果的なデータは,必要な計算加工をする。(比率,平均値,構成比(割合),指数)

ステップ3グラフの選定
データの内容等主題の特性を考慮し,その内容にふさわしいグラフを選びます。ステップ4表題・注意などの決定
グラフ全体の表題を考えます。表題はグラフの中で最初に見て,読んでもらいたい文字であり,
内容や問題点を表現した動的な,魅力ある題名を考えます。問題点を強調する副題や,それぞれのグラフの題名,
簡潔なグラフの解説文等を考えます。

ステップ5図面構成の決定(レイアウト)
グラフ,表題などの位置とそれらが占める広さのバランスを考えます。その際,一番伝えたい項目は何か,
それは視覚的観点から見てどこに置くかを考慮します。展示用グラフなどで,色彩や絵画的要素を入れる場合は,
あくまでも理解を助けるための手段であることに留意し,こり過ぎないように注意します。ステップ6試しがき
試しがきを他の人に見せ,その意見を聞くことは,自分と違った視点から見ることにもなり有益です。
ここでグラフの数,大きさ,全体の印象などについて最終的なチェックを行います。

ステップ7本作図
鉛筆で下書きをし,目盛り,単位のとりかたなどを考慮しながら,グラフを仕上げます。ステップ8仕上げ
最後の点検(再確認)
1グラフの目盛り,単位は正確か。
2グラフの構成要素に漏れがないか。資料名,資料の出所,調査の時間,凡例,など。

グラフを書くとき,こんなことに注意しましょう!

単位グラフ
・点は同じ形,同じ大きさに揃えます。
・1単位の凡例を表示します。
・点の始まりを揃え,点は同じ間隔で配置します。棒グラフ
・棒は基線(0線)の上に立てます。
・棒の幅や間隔を一定にします。
・棒の順序は基本的に数値の大きい順から並べます。

折れ線グラフ
・基線は「0」で示します。
・縦に数量,横に時間をとります。
・時間目盛りは,時間を示すので,時間が経過した長さと時間目盛りの間隔は比例させます。帯グラフ
・帯が横の時は,左端を,縦の時は下端を基線(0線)とします。
・内訳は基本的に数値の大きい順に並べます。帯が横の時は左から右に,縦の時は下から上にとり,「その他」は,
最右部または最上部に書きます。

 

よくある質問

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所属課室:総合企画部統計課企画情報班

電話番号:043-223-2213

ファックス番号:043-227-4458

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