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更新日:令和3(2021)年6月1日

ページ番号:101

意外とカンタン!節水の方法

私たちは普段、水に不自由しない毎日を送っており、蛇口をひねればいつでも欲しいだけ水が得られると思いがちです。

しかしながら、この水が水源地域から蛇口へ無事届くまでには多くの人の様々な努力が払われていることや、水が有限で貴重な資源であることを私たちは十分に理解しなければなりません。そして、ムダはなくして必要なだけ水を使用することに努めて節水型社会を目指す必要があります。

そのためには、私たち一人ひとりが今一度、毎日の暮らしの中で水の使い方を見直し、節水を心がけることが節水型社会への確実な第一歩です。

Step.1まずできること

まずは、日常生活ですぐにでも実行できる「節水」です。一番簡単に実行できる反面、「意識をもって実行し続ける」ということは一番難しいことであり、一番重要なことでもあります。

一日の行動を振り返り、水の使い方をもう一度見直してみましょう。

  • 朝、起きて・・・
    • 洗面、歯みがきは洗面器やコップを使う
      →流しっぱなしは、1分間に約12リットルのムダ
  • 台所で・・・
    • 炊事は水の出を調節して、野菜や食器は「ため洗い」する。
      →1日約80リットルの節水
  • 洗濯は・・・
    • 「注水すすぎ」ではなく「ためすすぎ」で行う。
      →1日約55リットルの節水
  • 洗車を・・・
    • バケツ洗いで行う(一回約30リットル)。
      →流しっぱなしのホース洗いは一回約240リットルで、約210リットルのムダ

洗面、歯みがきは洗面器やコップを使いましょう

節水に御協力を(洗面、歯磨き)

流しっぱなしは、1分間に約12リットルのムダ

節水に御協力を(洗車)

バケツ洗いなら3~4杯ですむ洗車も流しっぱなしのホース洗いでは24杯以上の水が必要です。

  • お風呂は・・・
    • シャワーはこまめに閉める。
    • お湯をため過ぎない。
    • 足し湯が少なくてすむように家族が続けて入浴する。
    • 残り湯を洗濯、掃除、散水に使う。
      →残り湯半分を利用すると約90リットルの節約

-メモ-入浴剤入りの残り湯を洗濯に使っても大丈夫?

洗剤洗いに使う分には問題ありません。ただし、柔軟剤と一緒に使うと、衣類がピンク色になってしまうことがあります。これは、入浴剤中のウラニン色素と柔軟剤中の陽イオン界面活性剤とが反応してピンク色の化合物をつくるためです。この化合物は不溶性であるので再度きれいな水で洗濯すれば落とすことができます。

  • トイレで・・・
    • 何回も水を流さない。
    • 大小レバーを使い分ける。

-メモ-トイレのタンク内にペットボトルを入れると良い?

旧式の大型タンクの場合は、水を入ったペットボトル等を入れることによって一回の洗浄水量を節約することができます。ただし、節水型のトイレの場合はすでにタンク容量が小さいので、水量不足により流れにくくなったり、本管が詰まりやすくなる可能性があります。

また、タンク内の故障の原因となることもあるので、注意が必要です。

Step.2節水グッズの活用

ホームセンター等で、あると便利な節水用品を入手することができます。節水行動の手助けをするものから使うだけで節水になるものまで、価格も手頃なものからありますので、探してみてはいかがでしょうか。

そのいくつかをご紹介します。

節水コマ

コマ内蔵タイプの蛇口内部に取り付けると、半回転程度の開度までは吐水流量を約半分に抑えます。ただし、現在主流のレバー式蛇口には取り付けることができません。

節水アダプター

蛇口先端に取り付けるもので、水の勢いを変えずに水の量を減らす工夫がしてあります。

節水型シャワーヘッド

節水アダプターと同様、水の勢いを変えずに水の量を減らします。手元スイッチ付きのものはこまめに止水ができますので、より節水効果が望めます。

風呂水用ポンプ

風呂の残り湯を洗濯機に汲み上げるもので、バケツで運ぶ手間が省けます。

風呂用ブザー/タイマー

お湯の溜めすぎや沸かしすぎを防ぎます。

トイレグッズ

トイレタンク内の排水弁に取り付けて流出量を調節したり、重りを取り付けてレバーを離すと弁が閉じるようにするものなどがあります。洗浄水の水量不足に注意が必要です。

トイレ用擬音装置は、トイレでの音を聞かれないようにトイレを流すことを防ぎます。また装置を使用する際に節水への意識向上にもつながります。

雨水貯留タンク

他の「節水グッズ」とは少し異なりますが、雨水を貯めて散水や清掃用水に使うと、その分だけ水道水が節約できます。

-メモ-「節水グッズ」の無駄遣いに注意!

水栓やシャワーヘッド、トイレ等、最近の機器は当初から節水型となっているものが増えています。そのようなものに節水グッズを取り付けても、効果がないどころか逆に機能が低下する可能性もありますので注意が必要です。

洗濯物

Step.3節水型機器のおすすめ

近年は、節水等による省資源・省コストを重視した製品が多くなっています。買い換えや新規購入をされる際は、そこに着目して検討されてはいかがでしょうか。

ここでは、代表的な機器における節水効果をご紹介します。

洗濯機

いくつかのメーカーのデータによると、最新式の洗濯乾燥機では一回の洗濯に使用する水量は約80リットルで、旧機種と比較すると約60パーセントの減となっています。

また、多くの機種には風呂の残り湯を給水するポンプや、洗濯物の量に応じて水位を調節する機能等が装備されています。

食器洗い乾燥機

主要なメーカーのデータを比較してみると、手洗いの場合の一回に使用する水量は110~150リットル。それに対して、食器洗い機では10~15リットルで、10分の1~15分の1の使用水量になります。

トイレ

主要なメーカーのデータによると、従来型のトイレの洗浄水量は一回あたり13リットルであるのに対して、最新式の節水型のトイレは便器の形状や洗浄方式の工夫により、6リットル以下となっています。中には、大が4リットルで小は3リットルという機器もあります。

水栓

吐水量調整やスイッチ付きシャワーヘッドなど、「節水グッズ」で紹介した機能をもつものの他、シャワーの湯温を調節するまでの間の「捨て水」を減じる効果があるサーモスタット付きの水栓などがあります。

-メモ-節水型機器の落とし穴!

節水型機器の特徴は、使うだけで意識することなく節水できることです。たいへん便利な反面、節水の意義を忘れて水の流しっぱなしなどの無駄遣いをしてしまっては、元も子もありません。ここでもう一度Step.1に立ち返って日頃の節水に努めましょう!

コップとハブラシ

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所属課室:総合企画部水政課水資源・水利班

電話番号:043-223-2273

ファックス番号:043-222-0046

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