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更新日:令和5(2023)年11月24日

ページ番号:3040

平成29年度第3回議事録(入所・地域生活支援専門部会)

1.日時

平成29年11月10日(金曜日)午前10時00分から午前11時35分まで

2.場所

千葉市ビジネス支援センター会議室3

3.出席者

(1)部会委員

高梨部会長、内山委員、海上委員、大越委員、上谷委員、川上委員、倉田委員、小林委員、斉藤委員、千日委員、田上委員、平井委員、水越委員

(2)千葉県(事務局)

  • 障害者福祉推進課:吉田課長
    • 共生社会推進室:小菅室長、加藤主査、勝山副主査、牲川主事
    • 精神保健福祉推進班:野口班長
    • 障害保健福祉推進班:今成班長
  • 障害福祉事業課:岡田課長、吉武副課長
    • 法人指導班:板橋班長
    • 事業支援班:井上班長
    • 県立施設改革班:鈴木班長
    • 地域生活支援班:在原班長
    • 療育支援班:池田班長

4.議題

(1)報告事項

(1)障害福祉サービス利用待機者調査について

(2)審議事項

(1)関係団体へのヒアリング結果について

(2)第1回「入所・地域生活支援専門部会」における委員意見等について

(3)第六次千葉県障害者計画各分野の素案(案)について

第1部「総論」

第2部「現状と課題及び今後の施策の方向性」

「1入所施設等から地域生活への移行の推進」

「7障害のある人一人ひとりに着目した支援の充実」

「8様々な視点から取り組むべき事項」

「計画の推進」

第3部「障害福祉サービス等の必要見込量等について」

(3)その他

5.議事概要

1開会

(事務局)
本日は、皆様お忙しい中ご出席いただきまして、ありがとうございます。
ただ今から、千葉県総合支援協議会(第六次千葉県障害者計画策定推進本部会)入所・地域生活支援専門部会の第3回会議を開会いたします。
私は、本日司会を務めさせていただきます、障害者福祉推進課共生社会推進室の牲川と申します。どうぞ本日はよろしくお願いいたします。
本日の会議では、第2回会議に引き続き、第六次千葉県障害者計画における各分野の素案(案)の新たに書き込みをした事項についてご検討いただきます。
それでは、はじめに配布資料の確認を行います。資料1から資料9までお配りしております。お手元の配布資料一覧と合わせてご確認いただければと思います。不足等がありましたら、事務局までお申し付けください。
また、本日ご欠席のご連絡をいただいている委員は、荒井委員、楯委員、吉田委員の3名でございます。

2あいさつ

(事務局)
それでは、会議に先立ちまして、吉田障害者福祉推進課長から一言ごあいさつ申し上げます。

(吉田障害者福祉推進課長)
皆様おはようございます。障害者福祉推進課長の吉田でございます。第3回の部会の開催に当たりまして、事務局を代表してご挨拶申し上げます。
委員の皆様におかれましては、本日も、先月に引き続きまして大変ご多忙の中ご出席いただきまして誠にありがとうございます。日頃から本県の障害者福祉の推進にご尽力をたまわっておりますことに厚く御礼を申し上げる次第でございます。
10月23日に開催いたしました第2回の会議では、第1回の会議でご審議をいただいた次期障害者計画策定に係る骨子案を基に、計画の素案についてご審議をいただいたところでございます。
今回の会議では第2回の会議で皆さんからいただいたご意見を基に、新たに計画素案に書き込みをした事項等を中心にご審議をいただくこととしております。委員の皆様には今回も忌憚のないご意見をいただければと考えております。
終わりに、本県の障害者福祉の推進のため、一層のご支援ご協力をお願い申し上げまして、簡単ではございますが挨拶とさせていただきます。
本日はどうぞよろしくお願いします。

(事務局)
ありがとうございました。

議題に入る前に、事務局からお願いがございます。ご発言をいただく際には、先にお名前を名乗っていただき、その後にご発言をお願いいたします。
また、議事録作成のため、本会議は録音をさせていただいておりますのでご了承くださいますようお願いいたします。

それでは、議題に入りたいと思いますので、会議の進行を高梨部会長にお願いしたいと思います。高梨部会長お願いいたします。

 

3議題(1)報告事項
(1)障害福祉サービス待機者調査について

(高梨部会長)

改めましておはようございます。お忙しい中、午前中からご出席いただきましてありがとうございます。

課長からもお話がありましたが、今日の会議の主な目的は、前回いただいたご意見、それからその後にございました団体ヒアリングの結果等から、事務局で対応していただいた素案(案)につきまして、皆様に確認していただき、来週の火曜日に本部会がございますので、ここに報告をし、審議を経て12月のフォーラムへとつながっていくことになります。したがって今日時間が大変タイトでございますけど、何とか素案の案について、まとめにしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

もう一点、本日会場をお借りしておる関係で、12時にはすべて退席しないとならないということですので、若干早めに終えるようご協力をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは早速議事に入ります。

まず、議題(1)報告事項(1)障害福祉サービス利用待機者調査について、事務局から説明をお願いします。

(事務局)
【説明】

(高梨部会長)
ありがとうございました。
それではただ今の説明に対しまして、皆様からご意見・ご質問等がありましたらお願いいたします。

(千日委員)
少し教えていただきたいのですが、3ページの居住系・入所系サービス、知的障害の場合29年4月で532というのは、4ページと5ページを足した数字になっているのでしょうか。
1名違うのですが、4ページの障害者入所支援が400、次の5ページのグループホームが131となっているので、これを足した数字が合算で、ここに532とあるのでしょうか。

(事務局)
足した数字とほぼ同数ですが、一部入っていない部分があります。数名の部分ですが、居住系サービスのうち施設入所と共同生活については入っており、その他の宿泊型自立訓練等については除かれている状況です。

(千日委員)
分かりました。足し算だけをすると少しずれているので分からなかったのですが、これは23年から29年までの待機者数のデータで、もちろんそこから入所しているとかグループホームに移行している人があるはずで、まったく止まっているわけではなく、待機者が何名かはグループホームに移行し、数が減り、また待機者が増える、という意味合いでよろしいでしょうか。

(事務局)
そのとおりです。

(高梨部会長)
他にございますでしょうか。特にないようでしたら時間もタイトになっておりますので、次に進ませていただきます。

3議題(2)審議事項
(1)関係団体へのヒアリング結果について
(2)第1回「入所・地域生活支援専門部会」における委員意見等について
(3)第六次千葉県障害者計画各分野の素案(案)について

(高梨部会長)
次は、審議事項に入りたいと思います。
審議事項では、(1)の「関係団体へのヒアリング結果について」から(3)「第6次千葉県障害者計画各分野の素案(案)について」の第2部、「現状と課題及び今後の施策の方向性」までを続けて事務局から説明いただき、その後にまとめて質疑の時間を設けたいと思いますのでご協力の程よろしくお願いいたします。
それでは事務局から説明をお願いします。

(事務局)
((1)関係団体へのヒアリング結果について、(2)第1回「入所・地域生活支援専門部会」における委員意見等について及び(3)第六次千葉県障害者計画各分野の素案(案)について説明)

(高梨部会長)
ありがとうございました。だいぶ駆け足で説明いただきましたが、ここから質疑応答に移りたいと思います。

審議事項の(1)「関係団体へのヒアリング結果について」と(2)「第1回『入所・地域生活支援専門部会』における委員意見等について」、先ほど説明がありましたが、これに関してご意見・ご質問等がありましたらお願いしたいと思いますが、いかかでしょうか。

<意見等なし>

(高梨部会長)
皆さんから出た意見ですので、特にご質問がなければ、それがどのように書き込まれて来たのかということが本題ですので、そちらに移らせていただいてよろしいですか。

それでは、審議事項(3)「第六次千葉県障害者計画各分野の素案(案)」の中の第1部「総論」について、ご意見・ご質問等がありましたらお願いします。

(小林委員)
資料4「総論」の1ページの一番下から2ページの1、2行目ですが、ここで「犯行動機としてこのような差別的な考えが繰り返し報道されたことから、多くの人に強い不安を与えました。」という書き方をしていますが、これを読むと、何か繰り返し報道されたので不安をあおられたみたいな書き方なんです。
私としては、「犯行動機として著しい差別・偏見があったことから、障害を持つ方はもちろんのこと、多くの人に強い憤りと不安を与えました」というような書き方が適切なのではないかと思っています。

それから、資料5の2ページでは「待機者は29年4月現在705人います」とあり、一方、先ほどは(待機者調査で)532人という話がありましたが、同じ29年の4月で数字が変わったのでしょうか。

それと、資料5の19ページに、袖ケ浦福祉センターの定員を半減するということが出てくるのですが、そもそも定員が何名なのか分からないので、最後の表のところに現定員というのを入れていただいたうえで、28年度実績が83名ですとしたら如何かと思います。数字を明確にしていただけたらと、以上です。

(高梨部会長)
ありがとうございました。事務局の方で何か今の意見について、お答えありますか。

(事務局)
まず、「総論」の神奈川県における事件関係の記述について、確かに繰り返し報道されたことが原因で不安を与えたというような表現になっていますので、委員のご意見を参考に修文したいと思います。

資料5素案の2ページにある待機者の状況については、前回お示しした内容に修正を加えております。
今回説明させていただいた待機者調査との関係では、4ページにある施設入所支援の待機者の530名、それと5ページにあるグループホームの待機者の175名、これを合わせて705名となっています。

次に資料5の19ページ、袖ケ浦福祉センター更生園の入所者数の数値目標ですが、平成28年度実績の83のほかに、定員90名と記載させていただきます。
以上でございます。

(高梨部会長)
他にはよろしいでしょうか。途中でお気づきであったら述べていただいて結構ですので、次のところに移りたいと思います。

素案の第2部「現状と課題及び今後の施策の方向性」のうち「1入所施設等から地域生活への移行の推進」について、何かご意見ございますでしょうか。

(小林委員)
資料6の4ページで、「通所サービスだけでは支援が困難な障害に対する支援の推進」ということで、重症心身障害の状態にある人たちのために福祉型短期入所事業所が必要と言っているんだと思いますが、その中での数値目標が一般の短期入所の事業者数を書き込んでいるのではないかと思います。
そういう事ではなくて、そういう通所施設ではみられない、重症心身障害者も使える短期入所を何件増やすのかという数値目標を入れるべきであって、これだと親御さんたちは納得しないと思います。「うちの子に本当にもっと光が当たるのかどうか」ということのページだと思うので、以上です。

(事務局)
ご意見をふまえまして、検討させていただきたいと思います。

(斉藤委員)
意見ではないのですが、資料7素案の16ページの数値目標で、「障害者スポーツの指導員の養成者数」と「障害者スポーツの指導者数」の見方について、「指導員の養成者数」の方は28年度実績が35人で30年度以降の目標は40人となっていますが、これは延べ人数なのでしょうか。それとも30年度新たに40人を養成するという事なのでしょうか。「障害者スポーツの指導者数」の方は「増加を目指します」とあるのですが、もし40人が延べ人数だとすると増加しないという理解になりますが、その辺はどうなんでしょうか、教えてください。

(事務局)
「指導員の養成者数」ですが、毎年40名ずつ新たに養成していくということになります。

(内山委員)
資料5の8ページですが、下から3段落目、「介護する家族等の疾病等により、在宅での介護を受けることが一時的に困難になった人が施設に一時的に入所する短期入所事業の整備を促進していきます」とありますが、家族のご事情だけではなく、単身生活の不安や疲れで利用される方もいらっしゃいますし、あとご家族との葛藤が高まり、一時的に家族と離れる必要がある方もいらっしゃるので、理由の部分に付け加えていただきたいと思います。

あと資料7の部分について、2ページ目の(5)に、「また、道路や建造物等の公共施設については、バリアフリー化やユニバーサルデザインの普及に努めます」と書いてありますが、「公共交通機関」という意味ももう含まれているのかもしれませんが、敢えてここに入れていただけたらなと感じています。

つづきまして、同じ資料7の19ページの(3)で「鉄道駅のエレベーターやホームドア、内方線付き点状ブロック等の整備及びバス事業者におけるノンステップバスやタクシー事業者における福祉タクシー車両の導入を促進するため、引き続き支援を行います。」とありますが、国土交通省が定めるように、例えば「乗降客数10万人以上の駅には鉄道事業者等にホームドアの設定を働きかけます」という言葉も入れた方が具体的ではないかと思います。というのも、今日来る前に調べたのですが、県内で1日10万人以上の乗降客数のある駅が、船橋駅、西船橋駅、柏、千葉、津田沼、松戸という風に、国土交通省がやりなさいと言っている10万人以上の駅が既にある状況です。お金がかかって大変だという鉄道事業者の事情もあると思いますが、県と市の補助等を予算化する中で、公共交通機関を運営する会社に働きかけていくという文言にしていただきたいと考えています。

あともう1点ですが、同じく22ページの部分で、この間も申し上げたのですが、少なくともホームドアについて、今の6駅に関しては国土交通省が言う利用者数を越えているので、ホームドア設置の目標数を明確に出して、32年度までには少なくとも6駅が入っていくような形で目標数値を入れていただきたいと思いました。お願いします。

(事務局)
今のご意見に対してですが、資料3の(13)をご覧いただきたいと思います。この内容につきましては、ホームドアの設置事業を県の方で担当している、総合企画部の交通計画課に確認を取っております。
乗降客数10万人以上の駅に対して、設置促進を32年度までに進めるという国の方針があるということについてですが、国の方針は乗降客数10万人以上の駅の中で、車両の種類として扉の位置が一定であるなど整備条件が整っているものについて、重点的に、原則として32年度までに整備をするということだそうです。
千葉県内で乗降客数10万人以上という駅がいくつかある中でも、扉位置が一定でない駅に関しては、ホームドアの設置の前に、まず車両の更新を求めていくような方針だと聞いており、数値目標についても打診してみたのですが、なじまないという形でお答えがありましたことを報告させていただきます。

(倉田委員)
実際ヘルパーを利用させていただく中で、多くのヘルパーから色々状況を伺います。施設職員も同様だと思いますが、ヘルパーは、さらに人材が少なく(中心となっていただきたい20代30代は、ほぼいない)、とくに夜間の時間帯にて、ヘルパー確保が困難な現状があり、私自身も困っている状況であります。
ヘルパーは主婦層以上(40代~)がほとんどで、小さなお子様がいる人も多く、夜お母さんがヘルパーとして出歩くと、子供にも良い影響を与えないというお話しを聞くことが多いです。
また、私が単身生活を4年以上前から始めた頃に比べ、男性ヘルパーが大変少なく、ヘルパー全体の人材(男女問わず)の確保が大きな問題になっていると私は肌で感じています。
このことを、ぜひ書き込んでいただきたいと思っています。

(事務局)
ご意見ありがとうございました。人材の確保、定着ということについては資料7「素案」の2ページから厚めに書き込ませていただいておりまして、健康福祉指導課を中心に健康福祉部全体で取組んでいるところでございます。また、社会福祉協議会等も含めて取組を行っており、その旨を計画に書き込んでおりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

(倉田委員)
もう一点ですが、これは県の方で、どうにもならないかもしれないですが…、ヘルパーは、施設職員とは違い、資格が必ず必要な現状の中で、資格を取得する敷居がとても高くなってきています。これは国に要望してもらいたいのですが、例えば、無資格で働きながら資格等を取るといった、(最初は)無資格でも、すぐに気軽に働きやすい仕組み作りに変えることで、もっとスムーズに入り口から入れるようにしていただけたらと、提案です。

(内山委員)
いま倉田委員がおっしゃっていた同性介助、あと夜間の支援の数が足りないということは、現状と課題というところに明記をして、その解消に向けて取り組みを作るというようなことを明確にしていかないと、解決できないのではないかと思うのですが如何でしょうか。

(事務局)
現状等を確認いたしまして、記載について検討してみたいと思います。

(上谷委員)
資料6の「ひきこもりに関する支援の推進」というところで、11ページの方では、取組の方向性(1)でアウトリーチ型の支援に力を入れていくというのですが、やはり次の12ページではアウトリーチ型の訪問件数が20となっていて、これは20ケースのひきこもりの方に何回もアウトリーチをかけていくということなのか、それとも本当に月2回くらいのアウトリーチの数値目標なのか。これは少なすぎるのではないかと思うのが1点です。

資料4の23ページ、就労関係の話で、特別支援学校の高等部卒業生の就職者数というところが、就職ということで強調されているのかもしれませんが、しっかりとご家庭も含めアセスメント後の就職なら良いと思いますが、3年後5年後に定着していない方たちと出会うことが沢山あります。就職者数がこんなに伸びているという書き方をすると、就職するのが良い結果に映ってしまい、就職ありきではなく福祉サービスを使っていくことも悪くないですし、これだけ載せられてもという気持ちになりました。

あともう1点ありまして、細かく精神障害のある人・知的障害のある人と人数を書いていただいて、0歳から18歳未満、またそれ以上の方の違いなどあったのですが、特別支援学校に通っている現在の高校3年生の方の人数から、就労予想される人数を引いた方たちが福祉サービスに乗れるような予想数値になっていればいいのにと思いました。

(高梨部会長)
ありがとうございます。確か以前に、就労については卒業だけでなくて、5年後10年後にどうなっているのかも把握する必要があるという意見が出たと思うのですが、そういうデータは今のところないのでしょうか。

(事務局)
データは今手元にないのですが、定着の部分につきまして、今日の部会の資料には入っておりませんが、就労支援専門部会の中で3年後の定着率等を指標にさせていただいているところですので、ご了承いただければと思います。

(高梨部会長)
上谷委員の意見としては、そういうものがあればそれも載せた方がいいのではないかということですか。

(上谷委員)
あった方がいいなとは思いました。

アウトリーチの方は増えないのですか。

(事務局)
ごもっともなお話だと思っております。ひきこもりの支援につきましては、上谷委員も現状をご承知とは思いますが、ひきこもり地域支援センターがアウトリーチに出かけるということについては、今後どういう風にやっていくのか見直しをしようと考えております。
この訪問件数につきましては、延べ件数かと思っているところです。ただ、基本的にはひきこもりの支援は市町村にやっていただきたいと考えています。あとは、中核地域生活支援センターさんに一緒に回っていただくといったこともお願いしたいと思っています。
市町村でも、今、ひきこもりはどこが受けるか部署が決まっていないところもありますが、ひきこもりの支援については市町村の理解を得ないと進んでいかないと考えています。県だけでは、ひきこもり地域支援センターは仁戸名に一ヶ所あるだけで、また嘱託さんとして雇用していますから、外で支援をしていくということは難しく、その辺の体制についても考えていきたいと思っていますので、引き続き中核地域生活支援センターさんの協力をいただきながら、アウトリーチの方も進めていきたいと考えています。
また、ひきこもり地域支援センターは精神保健福祉センターの中にありますが、精神保健福祉センターの方でも、今年度から少しずつですが積極的にアウトリーチに出かけるということを始めていますので、そういったところと協力しながら積極的にアウトリーチに入っていきたいと思いますので、しばらくお待ちいただければと思います。

(大越委員)
前回の会議の時に、グループホームは増えているのにグループホームの待機者も増えているというお話をさせていただいたのですが、今回の資料で修正がなされまして、横ばいもしくは若干減っているということが確認できたので、それはよかったと思います。
ですが、数値目標の設定について、私が記憶している限りではグループホームは第四次計画で3,350、第五次計画で4,680、今回の六次計画で5,900となっています。四次計画から五次計画では増加数が1,330、今回の五次から六次の増加数が1,220ということで、増えてはいますが、前回に比べると若干弱気な数値設定という気がします。
この計画を拝見すると、入所施設も目標通り定員数は減っているし、グループホームも順調に増えていますというような計画になっているのですが、現状ではやはりそういった居住のサービスを望んでいる方々に対しては十分に対応できていないという現状はあると思います。
ですので、数値目標を達成することも大事かとは思いますけども、目標をある程度高めに設定して、達成するためにはどうしたらいいのかお考えいただいた方がいいという気がいたしました。
それで、前回の会議で、住宅については既存住宅の有効活用について、県の方でもお考えいただけないですかと発言したのですが、それについては前回と同様の回答だったので、少し残念と思いました。以上です。

(事務局)
既存住宅の各種の法規制につきましては、他の都道府県等と連携して国には要望しているところでございますので、ご理解いただければと思います。

(川上委員)
資料8「計画の推進」の2番目の「広報・啓発活動の推進」の所で、福祉教育の部分について記載していただいたのは大変ありがたいのですが、もう一つ、障害者差別解消法が昨年度施行されているわけですが、差別解消法を切り口とした取組について、計画の中のどういうところに書き込みがあるのか、教えていただけますでしょうか。

(事務局)
障害者差別解消法が昨年度施行されまして、現在千葉県の障害者条例と合わせて取り組んでいるところでございます。
障害者差別解消法については、障害のある人に関する差別や偏見をなくすということで、広報などの取組を進めております。「計画の推進」の中では差別解消法については特に記載されておりませんが、主要施策3にあたる権利擁護部門の方で、障害者差別解消法や障害者条例に関する啓発活動について、必要な記載をしているところでございます。

(高梨部会長)
ありがとうございました。他にはいかがでしょうか。特になければ、時間が許すようでしたら最後にまとめてまたお伺いしたいと思いますので、次に進めさせていただきます。

第3部「障害福祉サービス等の必要見込量等」について、事務局から説明をお願いいたします。

(事務局)
【説明】

(高梨部会長)
ありがとうございました。ただ今の説明に対して、何かご意見・ご質問がございましたらお願いしたいと思います。

【意見等なし】

(高梨部会長)
特にご意見がないようですので、予定していた審議事項は全て終わるのですが、冒頭に申し上げましたように、本日の審議を終えますと素案の修正はこれで完結するということになります。調整が必要な部分については、メール等でお示しして調整したいと思いますが、この会議の後にメールで皆さんからいただいて対応する時間がほとんどございません。来週の火曜日の本部会で素案の取りまとめを確認することになっております。
ですので、まだ若干時間ございますので、全体を通じましてご意見がございましたら、お出しいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

(上谷委員)
資料9を今説明していただきましたが、この福祉サービスの必要見込み量というところで、3ページに圏域ごとに出していただいて、ありがとうございました。
私は習志野圏域なのですが、人口は47万人となっています。見たところ、君津圏域が32万人で近い人口かと思いますが、そこで36ページの君津圏域の所を見ると、生活介護が今(28年度実績)724名で、平成30年は801名と、毎年40名くらい増えていくのだと。そう思って14ページの習志野圏域を見たところ、かなり見込み量に違いがあり、生活介護については今の実績が542名で、30年見込みが561名と毎年10名ずつくらいしか上がっていない。こういう見込を見た時に、圏域によって福祉サービスの見込み数値も格差があるのかと思いました。

(千日委員)
各市町村で調査したのだと思いますが、今の段階で、就労定着支援とか、自立生活援助とかもう決まっているのでしょうか。来年の新規事業ですよね。そこにもう見込み数が入っており、やはり圏域ごとにばらつきがあるのですが、その辺の数字の根拠というのは市町村からの回答ということでよろしいでしょうか。

(事務局)
いま委員の方からおっしゃっていただきましたとおり、例えば就労定着支援や自立生活援助が平成30年度から施行になりますが、これらは全て市町村から見込みを上げていただいた数値になっております。やはり新規事業ということで、まだ最終段階の正確な情報というものが出ていない中で、例えば就労定着支援であれば市町村の管内の就労移行者数であるとか、そういった基礎情報のようなものをもとにして、あくまで見込みという形で現在算出していただいているのが、こちらに掲載している数値となっております。

ただ、計画自体も平成30年度からの計画ということで、まだ数字自体も今後見直していきたいという市町村さんがいらっしゃいまして、県としてもそのあたりの状況は把握させていただいています。国の動向等も踏まえまして、市町村からの数値の修正等の受け付け、こちらからの働きかけ等も含めてやってまいりたいと考えており、変更がありましたら今後の各会議等でもお示ししていきたいと思っております。よろしくお願いします。

(高梨部会長)
ありがとうございました。他には何かございますか。
特にないようでしたら、若干時間がございますが、おおよそ素案についての取りまとめということにさせていただきたいと思います。

先ほど言いましたように、この案文をもちまして、11月14日に行われます障害者計画の本部会の方に提出させていただき、取りまとめをしていただくということになります。

今後の予定も含めまして、皆さんの意見に対する想い等ございましたら両課長からコメントをいただいてまとめとしたいと思います。

(吉田障害者福祉推進課長)
皆さん、本日も貴重なご意見をいただきまして、本当にありがとうございました。
今、高梨部会長からお話がありましたように、本日のご意見を踏まえまして、来週14日に開催されます本部会に、より充実した素案をかけていきたいと考えております。
その後、今月の27日に障害者施策推進協議会がございまして、そこで素案を確定するという段取りになります。
12月には県民向けのフォーラムがあったり、年明けにはパブリックコメントがあったり、まだいろいろな手続がありますが、とりあえずここで部会としては一つの区切りという風に考えております。ここまで本当にどうもありがとうございました。
あと、お手元にありますフォーラムの関係ですが、準備期間があまりなかったということで、周知が、例えば県民だよりに載せることができなかったということがありますので、お持ち帰りいただきまして、お近くの方にお声がけいただくなりして、できるだけ参加者を増やしたいと考えておりますので、ご協力をいただければと思います。
私からは以上でございます。どうもありがとうございました。

(岡田障害福事業課長)
本日は皆さん活発なご意見をいただきまして、ありがとうございました。いただいたご意見を踏まえて修正すべき点は修正したいと思います。
また、ご意見の中で文言に反映できない部分につきましても、皆様のご意見を踏まえて今後の施策に反映させられるように努めていきたいと思いますので、今後ともご意見をどんどんお寄せいただきたいと思います。本日はどうもありがとうございました。

(高梨部会長)
ありがとうございました。それでは以上を持ちまして、すべての議事を終了することとなります。事務局の方で何か連絡等ありましたらお願いいたします。

(事務局)
【連絡】

(高梨部会長)
ありがとうございました。

それでは全ての議事を終了し、進行を事務局にお返しします。久しぶりに早く終えることが出来まして、ご協力ありがとうございました。

4閉会

(事務局)
本日は長時間にわたりありがとうございました。以上をもちまして、第3回千葉県総合支援協議会(第六次千葉県障害者計画策定推進本部会)入所・地域生活支援専門部会を終了いたします。
本日はありがとうございました。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部障害者福祉推進課共生社会推進室

電話番号:043-223-2338

ファックス番号:043-221-3977

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