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更新日:令和5(2023)年10月5日

ページ番号:3075

平成29年度第2回議事録(千葉県総合支援協議会)

1.日時

平成29年9月8日(金曜日)14時30分から16時30分まで

2.場所

千葉県教育会館本館2階203会議室

3.出席者

(1)協議会委員

高梨会長、寺田副会長、阿部委員、飯田委員、植野委員、蒲田委員、亀山委員

小林委員、斉藤委員、佐藤(彰)委員、佐藤(愼)委員、澤田委員、白井委員

新福委員、杉田委員、田上委員、角田委員、藤尾委員、貫井委員、松田委員

三好委員、吉田委員、渡邉委員

(2)千葉県(事務局)

障害者福祉推進課:吉田課長、國本副課長

共生社会推進室:小菅室長、加藤主査、勝山副主査、牲川主事

精神保健福祉推進班:野口班長

障害保健福祉推進班:今成班長

障害福祉事業課:岡田課長、吉武副課長

虐待防止対策班:桐原班長

法人指導班:板橋班長

事業支援班:井上班長

県立施設改革班:鈴木班長

地域生活支援班:在原班長

療育支援班池田班長

4.議題

(1)報告事項

(1)障害福祉における最近の状況について

(説明事項内閣府「障害者基本計画案」について)

(2)次期千葉県総合計画案について

(3)第五次千葉県障害者計画の進捗状況について

(4)袖ケ浦福祉センター更生園・養育園指定管理者(候補者)の選定結果について

(2)審議事項

(1)第六次千葉県障害者計画の策定について

(説明事項1第六次千葉県障害者計画(第5期障害福祉計画及び第1期障害児福祉計画)の骨子案について)

(説明事項2関係団体へのヒアリング結果について)

(説明事項3フォーラムの実施について)

(2)平成30年度重点事業の策定に向けた検討について

(3)第1回千葉県総合支援協議会における委員からの意見等について

(3)その他

5.議事概要

―開会―

【事務局】

皆様お待たせいたしました。定刻となりましたので、始めさせていただきたいと思います。本日は、皆様お忙しいところお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。ただ今から、千葉県総合支援協議会(第六次千葉県障害者計画策定推進本部会)の第2回会議を開会いたします。

私は、本日の進行を務めさせていただきます、障害者福祉推進課の國本と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

皆様のお手元にお配りしております資料と併せまして、配付資料の一覧をお配りしております。資料の不足等がございましたら、事務局までお申し出くださいますようお願いいたします。なお本日、欠席の御連絡をいただいている委員の方は、朝比奈委員、荒井委員、海上委員、片岡委員、鈴木委員、川上委員でございます。

それでは、会議に先立ちまして、事務局を代表して吉田障害者福祉推進課長からご挨拶申し上げます。

―あいさつ―

【吉田障害者福祉推進課長】

みなさんこんにちは。障害者福祉推進課長の吉田でございます。会議開催にあたりまして、事務局を代表してご挨拶申し上げます。委員の皆様におかれましては、ご多忙の中ご出席くださいまして、本当にありがとうございます。また日頃より障害者福祉の推進にご尽力を賜り、この場をお借りして厚く御礼申し上げる次第でございます。

6月に開催いたしました第1回本部会では、現障害者計画の進捗や、県総合計画の計画案を踏まえ、次期障害者計画の策定方針についてご審議をいただいたところでございます。その方針に基づきまして、6つの専門部会においてご意見をいただきながら、計画骨子案の策定作業を進めてまいりました。本日の会議では、計画骨子案や県民の皆様のご意見をうかがうためのフォーラムの開催などにつきまして、ご審議をいただくとともに、関係団体のヒアリング結果にて説明いたします。

次回11月に予定している会議では、いよいよ具体の事業が入りました計画の素案について、ご審議をいただく予定となっております。素案の策定に向けまして、忌憚のないご意見を賜りますようお願いいたします。

結びとして、障害者福祉の推進のため、引き続きご理解ご協力をお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

―議題(1)報告事項―

【事務局】

それでは、早速議題に入りたいと思います。議事進行を高梨会長にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

【高梨会長】

あらためてこんにちは。お忙しいところご出席いただきまして、ありがとうございます。

本日は報告事項、審議事項、内容が多数ございます。質疑の時間も大変タイトになっておりますので、議事進行にぜひご協力をお願いしたいと思います。それでは早速議事に入ります。

まず(1)報告事項(1)「障害福祉における最近の状況」について事務局から説明をお願いいたします。

(事務局から説明)

【高梨会長】

ありがとうございました。ただ今の説明につきまして、何かご質問がございましたらお願いいたします。

ないようでしたら、議事がたくさんございますので、次に移らせていただきます。(1)報告事項(2)「次期千葉県総合計画案」につきまして、事務局から説明をお願いいたします。

(事務局から説明)

【高梨会長】

ありがとうございました。ただ今の説明につきまして、ご質問等がございましたらお願いいたします。よろしいでしょうか。本日全力疾走で進みますので、よく見ている間がないかと思います。大変恐縮ですが、よろしければ次に進めさせていただきますが、よろしいでしょうか。

それでは特にないようですので、(1)報告事項(3)第五次千葉県障害者計画の進捗状況につきまして、事務局より説明をお願いいたします。

(事務局から説明)

【高梨会長】

ありがとうございました。ただ今の説明につきまして、ご質問等ございましたらお願いいたします。

【貫井委員】

資料3-1の進捗状況について、ひとつひとつはA3版に詳しく書いてあり、進捗状況の平均は67.9%となっているんですけども、(主要施策)1から8までの中で、特に1、2、5と50%以下というようになっているものがあり、これはどうしてこうして低い数字になっているのか、説明できたらお願いしたいと思います。

【事務局】

主要施策の1番の項目については、「その他」という評価が8個を占めておりまして、これについては、計画の中間年で評価が付かないものが、「その他」ということでA評価が少なくなっています。2番につきましては、精神障害の地域移行関連のものとなっておりますが、例えば「遠隔地退院支援者の実数」や「地域移行・定着協力病院」等の指標が低い水準でとどまっているため、達成率が低い状況となっています。5番については、ここも「その他」の部分が多いのですが、例えば「相談支援アドバイザー派遣事業」の派遣件数、こういったところの数値が低いために評価が低くなっております。

【高梨会長】

他によろしいでしょうか。ないようでしたら、次に進ませていただきます。

報告事項の最後になります。(1)報告事項(4)袖ケ浦福祉センター更生園および養育園指定管理者選定結果について、事務局よりお願いいたします。

(事務局から説明)

【高梨会長】

ありがとうございました。ただ今の説明につきまして、ご質問等ございましたらお願いいたします。よろしいでしょうか。ないようでしたら、次に進ませていただきます。

―議題(2)審議事項―

【高梨会長】

以上を持ちまして議題(1)の報告事項を終了いたしまして、ここから議題(2)の審議事項に入ります。ここからが本日の本番ということになるかと思います。

審議事項のまず(1)ですが、「第6次千葉県障害者計画の策定について」という審議案件につきまして、3つの説明事項がございます。その1が「千葉県障害者計画の骨子案について」、2が「関係団体ヒアリングの結果について」、3が「フォーラムの開催について」ということでございますが、そのまず最初の説明事項1「第6次千葉県障害者計画の骨子案」について、事務局から説明をさせていただきます。

なお、説明につきましては、分野ごとに専門部会に担当していただいておりますので、専門部会ごとに説明をさせていただきます。そしてすべて説明が終わったところで、それぞれの担当分野ごとに質疑をさせて頂きたいと思いますので、ご協力の方お願いしたいと思います。説明時間の関係で、予定では説明が2分質疑が4分と、6分で片付けないといけないような割り振りになってしまいますので、恐れ入りますが説明をうかがいながら気になったところ、意見を述べたい、質問等につきましてはチェックをつけておいていただきたいと思います。そのようにしながら聞いていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

では、最初に入所・地域生活支援専門部会から説明をお願いいたします。

(事務局から各専門部会の担当分野ごとに説明)

ありがとうございました。大変駆け足で骨子案の大項目・中項目を中心にご説明いただきました。ここより質疑に入りたいと思います。時間の関係ございますけど、できるだけ各専門部会の担当分野ごとに質疑をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。恐れ入りますけど、発言の際には手を挙げると同時に、ご自身のお名前をお伝えいただけると助かりますので、よろしくお願いいたします。

それではまず、入所・地域生活支援専門部会担当分野で、主な施策の1、7、8につきまして、ご質問等ございましたらお願いいたします。

【三好委員】

いつも相談支援専門員の方と接遇をしていて、矯正施設からの出所者も地域移行の支援をするということで、今回ここに入ったのはうれしいことだと思っています。ここなんですけど、「千葉県地域生活定着支援センターにおいて、千葉保護観察所等関係機関と連携し」とあります。今回1番で、「入所施設『等』から地域生活への移行の推進」となっているので、もしかしたら、矯正施設も含まれるのであったら、こちらの方に動かしたらよろしいのではないかなという風に感じました。

そしてできれば、保護観察所等に私たちも入るかもしれないんですけども、相談支援事業所とか、弁護士とか、障害者福祉サービス事業所とか、すごく連携して今動いていますので、ここをもう少し含んでいただけるとありがたいなと思います。ご検討ください。

【小林委員】

5-8で、「人材の確保定着」という分類がありますが、ここで「各種研修を実施し、人材育成、資質向上及び確保に取り組む」と書いてありますけど、研修を実施するというよりも、研修をする前に職場に人が来ないという現状があるわけです。研修をやれば、資質向上にはつながりますけど、人材確保には関係ない話なんです。

今現在、例えば保育士を確保するために千葉県が補正予算組みましたよとか、あるいは高齢者の福祉の方においては、福祉介護人材確保対策事業、大規模に何十億という単位で行われていますよというのがあるんですけど、実は障害福祉については、人材確保については積極的に行われていないというのが現状です。相談支援もそうだろうと思いますし、就労もそうだし、地域移行もそうですけど、すべて人材がなくてはならない事業なんです。

たまたま地域移行のところに入っていますけど、もっと大きな問題だろうと思うんです。障害福祉の人材確保をするために、千葉県においても人材確保対策事業を創設して人材確保を後押しするとか、ぜひ積極的な文章を書きこんでいただきたいと思います。

【佐藤(彰)委員】

袖ケ浦福祉センターのことについて、資料5-1地域の大項目のところに文章が入っておりまして、その裏の2ページのところに中項目が入っている。ご承知の通り、袖ケ浦福祉センターにつきましては進捗管理委員会を置いているわけですけど、進捗管理委員会と言ったら来年の8月で多分終了して、最終報告を出して終わりになるかと思うのですが、最終報告に向けて色々作業を進めている中で、現状でいいますと更生園については当初目標の定員減が出来ていないということがありますし、支援の水準も足りないということで、現に問題があるということを中間報告で指摘させていただいたわけです。

今日ご報告の中にあるように、これまでの計画では、他の施設が応募して更生園と養育園については分離して管理するという両園整備を進めていたわけですが、結局どの施設からも他の法人からも応募がなく、同じように更生園と療育園が事業団の方で運営をされるという結果となりました。大変残念ですけども、これは事業団の責任ではなくって、千葉県全体が変わっていないということですから、これは県の責任だというふうに我々は認識していますけど、こういう現状でいきますと、県としてはこれまで我々が目標としてきたものがほぼ達成できないという見通しになっています。

その中で、来年の最終報告がどんなものになるか分かりませんが、今回の計画では、計画期間が平成30年度から32年までの3年間で、しかし事業団に対する指定管理は5年間という期間が設けられていますので、私ども進捗管理委員会としては、計画期間3年の間にやはり当初目標を達成するという要望を中間報告で出させていただいたわけです。そして3年の間に、この計画の間に当初目標を達成できなければ、県立施設としては如何なものかとなるわけで、そのことを3年の間に判断して、もし県立施設としての存続に値しないと判断されれば、残りの指定管理期間が2年間ありますから、2年間の間に民間施設への移行をはかるというような報告をさせていただいたところでございます。

今日の資料5-1の1ページ目の大項目並びに2ページ目の説明では、県立施設として続けるのだという前提で記載があるので、もちろん目標として掲げることはいいのかもしれないが、場合によっては県立施設としては見直すということを明言していますので、今度の計画3年間の計画を起案する際には、そのことを文章の中に入れていただかないと、なんのために進捗管理委員会をやったか分からないとなりますので、そこはご配慮いただきたい。

【岡田障害福祉事業課長】

佐藤委員からご指摘ございました袖ケ浦福祉センターの見直しにつきましては、進捗管理委員会の先生方からご意見いただきながら進めているところでございますので、計画での記載の仕方についても先生方の意見を聞きながら、また部会の委員の皆様の意見を聞きながら検討したいと思いますので、よろしくお願いします。

【植野委員】

資料5-3の下の方の右側数値目標について、よくわからないところがあるので質問させていただきたい。下の方(13)のところに関して、A市とB市との関係調整を県が担うというのか、どういう数値目標なのか説明をお願いしたい。

それに関して、119番の消防関係といった現場の声もありますし、また市の行政、障害福祉課の現場の声と消防等の現場とは、ずれている部分もありますので、改めて数字の考え方を教えていただきたいと思います。

【事務局】

障害福祉の基本指針の中の数値目標ということで定められていますが、いただいた質問については改めて確認の上回答したいと思います。

【植野委員】

分かりました。ちょっと心配しているところがあるのですが、各市との連携調整というのは市が独自でやるという考え方と、それから県が、県のセンターが中核的な調整をするという考え方があり、まとめ方が分からないのでよろしくお願いします。

【高梨会長】

他にご意見あろうかと思いますが、時間の関係ございますので次に進ませていただきます。時間が残りましたらまとめてお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

続きまして、権利擁護専門部会担当分野でございます。主な施策の3につきまして、ご質問、ご意見等ございましたらお願いいたします。

【吉田委員】

5-3の権利擁護専門部会について、意思疎通支援(5)で手話通訳要約筆記がございますけども、失語症者の意思疎通支援が新たに始まって、確か県の必須事業になって、市町村に派遣を行うことになりますので、失語症者の意思疎通支援の事業の記載がある方がいいんじゃないかという風に、意見です。

【高梨会長】

他にはございますでしょうか。よろしいですか。それではとりあえず次に進ませていただきます。

精神障害者地域移行推進専門部会担当分野でございます。主な施策の2につきまして、ご質問等ございましたらお願いします。

【吉田委員】

地域包括ケアの記載があって大変よろしいんですけども、パッと見た感じでは今進んでいる地域包括ケアシステムづくりとは別に、精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築を推進します、もう一つ作りますというようなイメージを受けます。今進められているのが、そもそも全世帯とかあらゆる人に対応、と言い始めているので、そのあたりの記載が混乱をしなければよいなと思っております。

【高梨会長】

他にはございますでしょうか。よろしいでしょうか。よろしければ次に進ませていただきます。

療育支援専門部会担当分野でございます、主な施策の4につきまして、ご質問等がございましたらお願いいたします。

【飯田委員】

障害のある子どもが増えていまして、また難しいタイプの子供さんが増えているということもあって、専門職の質の向上というのと、あと専門職が少ないと、具体的に言うと言語療法士とか、作業療法士だとか、あるいは発達障害にアドバイスできるようなスタッフが少ないという話が現状ありますので、そのあたりを打開するようなそういったテーマを盛り込んでいただければありがたいなと思います。

【杉田委員】

「(4)障害のある子どもの医療・福祉サービスの充実」部分について、ご質問とご意見ということでお願いしたいと思います。「医療的ケア児の支援に関して、連携の一層の推進を図る」ということで、この連携の推進を図るのは多分コーディネーターの存在だと思うのですが、このコーディネーターについてはここではなく、相談の方かもしれませんけども、現状今後予定としてどのような計画があるのか教えていただきたいというのが一点と、これは意見ですが、「連携の一層の推進」の部分については書き込みの中で少し強く、様々な機関との連携ということを加えていただければと思います。

【事務局】

コーディネーターにつきましては、「(15)医療的ケア児に対する関係分野の支援を調整するコーディネーターの配置人数見込」という形で数値目標になっております。県といたしましては、国で医療的ケア児等コーディネーターの養成を始めておりますので、そうしたものを行う方向で来年度以降検討してまいりたいと考えております。

【新福委員】

「放課後等デイサービス事業所の支援の質の向上」ということでご提示いただいてるんですけど、実際には県の方も指定基準があれば、通常放課後等デイサービス事業所は開設されるかと思いますが、その辺の指定基準の部分と実際の支援の部分の差異がどうしても出てるんじゃないかと思われますので、その辺の質の向上を、具体的に県の方としてどのようにお考えになって盛り込んでいくのかということが一つと、あと医療の部分なんですけど、医療的ケアのお子さんについてはこちらに書かれているかと思いますけども、発達障害のお子さんの中でうつ病が併発されていたり、統合失調症であったり、その辺の医療的な部分をどのようにサポートできる体制を取り組んでいるのかというところを、少し盛り込まれればよかったなと思います。

【事務局】

指定基準につきましては、国の基準省令に沿った形で県条例を定めておりますので、すぐに規制を強化するのは難しいと思います。

事業所の支援の質の向上につきましては、健康福祉センターによる実施指導の機会や、6月議会で条例が可決され、7月から放課後等デイサービス事業者につきましては、事業所による自己評価とともに、保護者による評価を受け、改善内容について、ホームページ等で公表することが義務付けられましたので、そういった事業所自らが支援の質の向上を図っているということを、県としても何らかの形で確認しつつ、支援の質の向上の確保を図ってまいりたいと考えています。

【高梨会長】

それでは他にもご意見あろうかと思いますが、恐縮ですが次に進ませていただきます。

相談支援専門部会担当分野でございます、主な施策5につきまして、ご質問等がございましたらお願いいたします。

【角田委員】

ここの発達障害云々というところはあるんですけども、相談支援の中で高次脳機能障害というのは、支援は県の事業となっています。市町村が相談支援だけをやっていまして、相談支援の担当者とか相談支援の事業者は、高次脳機能障害についてあまりよく知っていないのが実情です。研修ほかとなっていますので、この辺について、高次脳機能研修の回数と参加人員を数値目標に掲げていただきたいと思います。要望させていただきます。

【植野委員】

資料5-5の部分で、一番右側の数値目標の一番下のところ、(6)のところに書いてありますが、この相談支援事業は市町村でやっており、しかし「都道府県・・・」と書かれてあります。その数字の計算の仕方とか、範囲、考えかたというものについて教えていただきたいのですが。

【事務局】

相談支援事業自体は市町村が実施しますが、その体制整備にあたって県の方でアドバイザー派遣事業をやっておりまして、そこに派遣するアドバイザーの見込み数ということになります。

【高梨会長】

他にはございますでしょうか。ないようでしたら次に進ませていただきます。

就労支援専門部会担当であります、主な施策6につきまして、ご質問等がございましたらお願いします。

【藤尾委員】

私の方から3点なんですけども、(2)(3)のところで、障害者就業・生活支援センターの部分のところで、「就職している障害者等への相談支援」というふうに書いてあるんですけども、これだと就職中の方が含まれないという意味が非常に強くなるので、後々記載していただきたいと思います。

それと先ほどご説明の中にもあったのですが、まだ見えてこない就労定着支援事業ではあるのですが、下の取組の方向性のところで、「・・・企業支援員を配置するとともに、同センターへの就労定着支援事業所としての役割の追加」という記載があるんですね。これは、県が単独でこう言った事業を追加するという意味合いですか。おそらく国の方向性では、なかぽつセンター(障害者就業・生活支援センター)にはこういう事業はつかないという方向で動いていると思うので、県単でつくのであればそういった事業をつけていただいてもありがたいんですけども、国の出すものが出てくるのかなという気がしました。

それと関連して、サービス見込み量の資料6の方に、就労定着支援の見込み量が入っているのですが、これページをめくってみると、千葉県域は0・0・0、船橋圏域は100・206・316というような形で、どういう形で出したらいいか多分指針もなく、これまでの経緯もなく、何もない中で書いてきたものなので、この積算がここに見込み量として載ることは、あまり意味がないという気がしましたので、必要であれば載せなければいけないのですが、なければ無理に載せなくてなくてもいいのかなと思います。

【高梨会長】

他にはいかがでしょうか。それでは次に進めさせていただきます。

第5期千葉県障害福祉計画及び第1期障害児福祉計画における障害福祉サービス等の必要見込量に関する部分につきまして、ご質問等がございましたらお願いいたします。

【藤尾委員】

質問ではないですが、懸念している材料として、就労継続支援のA型の方、伸びるというような見込み量が記載されていますけでも、昨今報道されているように、他県では大部分が補助事業から撤退するところが出ているということで、今後注意深く見ていかなければいけないのかなと思います。

【事務局】

A型につきましては、6月議会等で規制を強化するような形で条例改正を行っておりまして、ただ今A型事業所に対する実態調査を行っているところです。これによって、十分な事業実施ができていないA型事業所については、改善計画の作成を指示し、指導に入っていくということでございまして、指導については千葉県障害者就労事業振興センターの有効性評価を活用できないかということで、また千葉市、船橋市、柏市とも連携を図りながら具体的な指導ができるよう、現在話し合いを持っているところですので、また状況が見えてきましたら報告等させていただければと思っています。

【飯田委員】

療養介護のところの数値なんですけど、療養介護の施設は県内6ヶ所ぐらいしかなくて、「申し込みたいんですけど」というような話をすると、「待機者が100人くらいいますので、かなり先になります」というようなことをずいぶん前から言われているんですけど、そんな状況があって、かなり重い方が行き場がなくて困っているという状況がある中、この数字が本当に妥当であるのかどうか、増えてはいますけども、この辺りを検証する必要があると思います。

【小林委員】

今の飯田委員と同様に、施設入所支援の方が98%という数字が出ていますが、待機者600とか800とか言われている中で、どんな形で整合性が付くのかと思うんですね。例えば市原市は102%とか、千葉市100%とか、都市部の方で98.何%とかと書いてあるんですが、そういった都市部から、実際ロングステイをしているとか問い合わせが多数来ている中で、この数値の扱いは慎重にやっていただきたいなと。

本当に千葉県そのものが、10万人当たりの入所施設の整備率は全国でも本当に低い方なんですね。そういった中で、単純に市町村がなんでこんな数字を上げてくるのか私には分からない。国から2%下げろと言われて守って上げてきているのか何か、本当に現場の実態を知っているのかどうか、各市町村の障害福祉課がもうすでにそういったところから遊離した数字を出しているんじゃないかと思っています。

【高梨会長】

小林委員の今の質問に関しては、何か調査をされることになっていたかと思いますが、それとの関係はどうなっていましたでしょうか。

【事務局】

待機者調査につきましては、現在市町村それから児童相談所に照会しているところで、それが取りまとめ終わるのが、これからまとめることになりますので、10月くらいには取りまとめる予定となっています。

【高梨会長】

それを受けて見込み量が確定していくということになりますね。

【事務局】

はい。

【高梨会長】

他にございますか。よろしいですか。

よろしいようでしたらば、後でお気づきの点もあったかと思いますので、骨子案全体を通してのご意見等ございましたらお願いいたします。

【貫井委員】

先ほど言い忘れてしまいまして、今日配付された資料で10番目に委員の発言の要旨があって、県の考え方が載せてあります。その中の一つに、「重度心身障害者医療費助成制度の対象に精神障害者も入れてくれるように検討してください」と前回申し上げまして、今日お配りされた要旨のなかに、「精神障害者も対象とすることを検討する」と書いてあるんですけども、今日の骨子案の中では7番のところで、「重度心身障害者医療費助成制度の現物給付化」と書いてありますけども、これは本編の中に、どこかは分かりませんが、何らかの形で入れていただくことは考えられるのでしょうか。

【事務局】

重度医療について精神障害者を対象とするかにつきましては、現在検討中でございます。障害者計画の方に「今後検討していきます」というような表記を入れることを検討しておりますけど、ただ、どこの項目に入れていくのか、精神ですと地域移行になってしまいますので、そこではあまりよろしくないといったところもありますので、そういったところも含めて検討させていただきたいと思います。

【高梨会長】

ありがとうございます。他にはございますでしょうか。

まだ、よくよく見ますとお気づきの点が出てくるんではないかと思います。そこで、ご意見をメール等でお寄せいただくようにしたいと思いますけども、事務局の方いつ頃まで大丈夫でしょうか。

【事務局】

出来ましたら、本日より一週間程度でメール等でお寄せいただければ幸いです。よろしくお願い致します。

【高梨会長】

それでは、今日申し述べられなかった点については、メール等で一週間くらいのうちに事務局の方にお寄せいただきたいと思います。

それをふまえて、とりあえず今日のところ、全体の構成案、各専門部会において作成した施策分野別の骨子案、及び第5期千葉県障害福祉計画・第1期障害児福祉計画における障害福祉サービス等の必要見込量について、本日の案のとおりにしたいと思いますが、よろしいでしょうか。よろしかったら拍手かなにかで意思表示をお願いします。

(拍手)

【高梨会長】

それでは、ただ今いただいた意見、それから今後メール等でいただいた意見等を踏まえまして、骨子案をもとに各専門部会で担当分野の素案作成を進めていただきますようお願いいたします。

それでは、議題(2)審議事項(1)「第六次千葉県障害者計画の策定」について、これに関連します説明事項の2「関係団体へのヒアリング結果」及び説明事項3「フォーラムの実施」について、あわせて事務局から説明をお願いします。

(事務局から説明)

【高梨会長】

ただ今説明がございましたが、フォーラムの開催方法につきましては色々工夫されておりまして、第4次計画の時には確か中核地域生活支援センターが中心になって会場等設営したと思います。第5次の時には各専門部会ごとに行ったかと思います。今回につきましては、せっかく地域自立支援協議会があるわけですので、この地域自立支援協議会の活性化と今後の活動の機運を高めることも含めた形での計画ということのようですので、その辺も含めましてヒアリング結果とフォーラムの開催方法等、ご質問等がございましたらお願いいたします。

【植野委員】

フォーラムの考え方は非常に面白く、興味深かったと思います。残念ながら3か所だけですよね。もちろん開催は大変だと思いますけども、3つのエリアの周りの各市、自立支援協議会をオブザーバーとして呼ぶことは考えていないか、うかがいたいと思います。

【事務局】

今回、千葉市、市川市、山武圏域に呼び掛けておりまして、まず地域的に千葉を中心として、市川、山武ということで、もっと南の方もあればよかったと思うのですが、日程的に限りもあるので今回3か所ということで企画させていただきました。もちろん中心となるのは千葉、市川、山武圏域の協議会ですけども、参加いただくことは可能かと思います。

【植野委員】

オブザーバーという形ではどうですか。

【事務局】

そういう形になるかと思いますが、お越しいただければと存じます。

【白井委員】

フォーラムの開催について、開催予定以外の圏域で開催できたらと思います。特に県内東部と南部の地域での開催がないことが多いですけども、計画策定にあたって、地域住人等を含めた関係者への周知は策定プロセスへの参画ということも含め非常に大きな意味があると思います。

小規模な市町村でこのような事をやるということの手を上げない市町村が多いかと思うんですが、別の意味で刺激をするというか、単独でやるというのもいいんだよというか、そのような話を改めてしていただけると有難いと思います。地域の規模は小さくとも、こういう活動的な事が出来ればいいのではと感じていますので、よろしくお願いします。

【高梨会長】

他にはいかがでしょうか。他にないようですので、ヒアリング結果については、各専門部会での検討をお願いすることとしたいと思います。またフォーラムに関しましては、事務局において、ただ今の意見も含めて調整を進めてくださるよう、よろしくお願いいたします。

それでは議題(2)審議事項(2)「平成30年度重点事業の策定に向けた検討」につきまして、事務局より説明をお願いします。

(事務局より説明)

【高梨会長】

ありがとうございました。既にある程度検討も進んでいるようですが、皆様からご意見をいただきたいということでございます。いくら計画ができましても、予算がなければ絵に描いた餅ということですので、御意見ございましたら遠慮なくどうぞ。

【小林委員】

佐藤委員の方から、「事業団で指定管理者の希望が集まらなかったのは県の責任です」というような話があったと思うのですが、この重点事業の継続事業の中で、単発で金額が出ているとこういう風に使っているんだなと思われますけども、継続事業で、民間で出来ない部分で県がやってますよという部分で、一番大きいのは事業団に指定管理していることだと思うんです。7億円お金を投入しているわけです。継続事業7億円と書くべきなんだと。

自分達で運営出来ないなかで、7億円県が出しているというなかで、先日新聞を読んでいたら事業団の建て替えというのが、もう読売新聞の中で出てましたけど、来年の重点事業の中に、建て替える時にどういう風にするのか、神奈川県の相模原の事件のようにいろんな関係者を集めて、どういう風な形態をとるのかというのを検討会を作っていただきたいと思います。15万くらいの予算で結構ですから、今の進捗管理委員会のメンバーもそうですし、あるいは民間の我々福祉施設の代表とか、あるいは事業団の理事の方にも入ってもらって、ただ単純にあの地に建て替えをするということのないように、パタパタと誰が決めたのかよく分からないということがないように、来年度の重点事業の中で事業団の建て替えについて考えられるのではないかと思いますので、ぜひ15万円くらい予算をつけていただいて。以上です。

【高梨会長】

ありがとうございます。関連して佐藤委員、何かご意見ございますか。

【佐藤(彰)委員】

袖ケ浦をどうするかということを、この計画の3年間の間にはっきりと見通しをつけなければいけないと思いますので、建て替えかどうかも含めて、今小林さんがおっしゃったように、見通しをつけたことを県全体の問題として考える会合を開催するということについては、私も大賛成です。

【亀山委員】

精神障害者のピアサポートの推進についてというところで、ピアサポートといってもなかなか周知されないところが多いので、もっと身近な存在に居るということを周知していくことが大事だと思うんですけども、そこら辺のところを今後来年度の計画において実施いただきたいなと思います。

【高梨会長】

他にはいかがですか。よろしいでしょうか。それではただ今の意見につきまして、事務局は参考によろしくお願いいたします。

それでは、議題(2)の審議事項(3)になります「第1回千葉県総合支援協議会における委員からの意見等について」、事務局より説明をお願いします。

(事務局より説明)

【高梨会長】

皆様からの意見につきましては、このような形で検討した結果も踏まえて公表していただくことにしておりますけども、これについて何かご意見ございますか。

【吉田委員】

言葉のことですが、例えば発達障害といった場合に、発達障害者支援法でいう発達障害という風に理解している方もいれば、知的障害も含めて非常に幅が広い部分で発達障害と捉えているところもあるので、失語症の対応が高次脳機能障害というのは理解するところではありますが、例えばカッコ失語症とするとか、高次脳機能障害がどのような範囲であるか、注釈等説明の部分が付いておると思いますが、そのあたりでの整理がされているとありがたいと思います。

【高梨会長】

それではただ今の件につきましては、事務局の方で検討を進めていただきたいと思います。

―議題(3)その他―

【高梨会長】

最後に「その他」ということになりますが、事務局から何かございましたらご説明・報告等お願いいたします。

(事務局より説明)

【高梨会長】

以上で本日予定されていた議事はすべて終了いたしますが、皆様方から大変貴重な、また厳しいご指摘もございました。両課長に出席していただいておりますので、最後に両課長から今後の意気込み等についてお話をいただいてまとめたいと思います。

【吉田障害者福祉推進課長】

みなさん、長時間にわたりまして本当にどうもありがとうございました、また高梨会長には円滑な議事進行をやっていただきまして、本当にありがとうございます。非常に限られた時間の中で、大変多くのことを審議いただきましてありがとうございました。時間の関係もありまして、説明の不十分なものもあったと思います。その点についてはお詫び申し上げます。

この場で全部ご意見が出されなかったという方もあろうかと思いますけども、先ほどお話ありましたようにメール等で受け付けておりますので、お家に帰りましてまた資料等読み込んでいただいて、お気づきの点がありましたらお寄せいただければと思います。次回はいよいよ計画の本文が出来上がってきます。具体的な事業名が入ってきますので、またご意見を色々といただけるものと期待しておりますので、次回またよろしくお願いいたします。本日はどうもありがとうございました。

【岡田障害福祉事業課長】

本日は色々ご意見いただきまして、ありがとうございました。現状の県の取組に関して厳しいご意見も色々いただきました。いただいたご意見を踏まえて、今後また具体的な計画づくりを進めていきたいと思いますので、今後ともぜひ忌憚のないご意見をいただきたいと思います。本日はどうもありがとうございました。

【高梨会長】

皆様からいただいたご意見につきましては、今後事務局の方で整理していただいた上で、各分野ごとに専門部会の方で、具体的な素案につきまして検討していただくことになりますので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたしたいと思います。

事務局から最後に何か連絡等ございましたらお願いいたします。

(事務局から連絡)

【高梨会長】

本日審議事項が多かったため、時間がタイトで、皆様には大変急かしてしまいまして、恐縮でございます。おかげでなんとか時間内に終わることができたと思いますので、どうぞご容赦いただきたいと思います。

それではすべての審議を終了し、進行を事務局にお返しいたします、ありがとうございました。

―閉会―

【事務局】

高梨会長、委員の皆さま長時間に渡りまして誠にありがとうございました。以上をもちまして、第2回千葉県総合支援協議会(第六次千葉県障害者計画策定推進本部会)を終了いたします。

本日は、誠にありがとうございました。

以上

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部障害者福祉推進課共生社会推進室

電話番号:043-223-2338

ファックス番号:043-221-3977

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