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ホーム > くらし・福祉・健康 > 福祉・子育て > 障害者(児) > 障害福祉に関する施策 > 千葉県障害者施策推進協議会 > 令和6年度第2回千葉県障害者施策推進協議会議事録
更新日:令和7(2025)年5月1日
ページ番号:752381
令和7年3月21日(金曜日)
15時から15時55分まで
オンライン開催(公開)
委員:石田会長、本宮副会長、朝倉委員、荒井委員、荒木委員、岩野委員、川名委員、久保田委員、今野委員、佐久間委員、椎名委員、芝田委員、千日委員、橋本委員、半澤委員、平野委員、細井委員、松浦委員、横川委員
事務局:岡田部長
障害者福祉推進課:中里課長、山之内副課長、吉原副課長、小佐野共生社会推進室長、西障害者手帳審査班長、三和障害保健福祉推進班長、杉浦精神保健福祉推進班長、共生社会推進室 川﨑副主査、寺田副主査
障害福祉事業課:丸山課長、坂本副課長、町田副課長、大滝千葉リハビリテーションセンター建設室主幹兼室長、井上虐待防止対策班長、酒井法人指導班長、中嶋暮らしの場支援推進班長、和田事業支援班長、小泉地域生活支援班長
(1)第七次千葉県障害者計画の進捗状況について
(2)令和7年度重点事業について
(3)その他
(事務局)
本日は、皆様お忙しいところお集まりいただきましてありがとうございます。ただ今から、令和6年度第2回千葉県障害者施策推進協議会を開会いたします。私は、本日の司会を務めさせていただきます、障害者福祉推進課副課長の山之内と申します。どうぞよろしくお願いいたします。それでは、まず本日の配付資料の方を確認させていただきたいと思います。本日の配付資料につきましては、お手元の「配付資料一覧」のとおりでございます。皆様よろしいでしょうか。それでは本日の会議でございますけれども、障害者施策推進協議会は、障害者基本法に基づき設置された協議会でございます。議事録の作成のため、録画・録音をさせていただいておりますのでご了承いただければと思います。会議に先立ちまして、本日の出席状況を御報告いたします。委員21名のうち19名の方に御出席いただいており、定足数の過半数を満たしておりますので、会議が有効に成立していることを御報告いたします。それでは、次第に沿って順次進めてまいります。はじめに岡田健康福祉部長よりご挨拶申し上げます。
(岡田健康福祉部長)
健康福祉部長の岡田でございます。委員の皆様におかれましては、年度末の大変お忙しい中、本日の会議に御出席いただき、誠にありがとうございます。また、日頃から、本県の障害者施策の推進に格別の御理解、御支援を賜り、厚く御礼申し上げます。前回の12月に開催しました第1回会議では、昨年の3月に策定しました第八次千葉県障害者計画の概要と第七次千葉県障害者計画の最終年度である令和5年度の進捗状況等について、多くの御意見をいただきありがとうございました。さて、次年度予算については、3月に知事選挙を控えていたことから、「骨格予算」として編成し、健康福祉部では、県民の生命、健康、生活に関わる予算で、継続して取り組むべき事業に必要な経費を措置したところであり、在宅で医療的ケア児者の介護を行う家族の負担を軽減するため、医療型短期入所事業所の開設の支援や社会問題化しているアルコールや薬物、ギャンブル等依存症について、面談による専門相談を拡充するなどの施策に取り組んでまいります。本日の会議では、第七次千葉県障害者計画の進捗状況について、前回会議以降に判明した数値を御説明させていただくほか、令和7年度重点事業についても御報告させていただきますので、委員の皆様には忌憚のない御意見をいただければ幸いに存じます。結びに、本日ご出席の皆様のご健勝とご活躍をお祈りいたしますとともに、障害のある人が地域でその人らしく暮らせる共生社会の実現のため、今後とも一層の御支援と御協力をお願い申し上げまして、挨拶とさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
(事務局)
大変恐縮ではございますが、岡田部長につきましては、所用のためここで退席させていただきます。では、ここから議事に入りますが、議事に入る前に、事務局からお願いがございます。ご発言の際には、リアクションボタンで挙手をしていただき、会長から指名の後、お名前を名乗った上でご発言をお願いいたします。なお、御発言なさらない間は、ミュート設定にしていただきますようお願いいたします。それでは、この後の議事の進行につきましては、協議会運営要綱第5条の規定により、石田会長にお願いしたいと存じます。石田会長、よろしくお願いします。
(石田会長)
それでは、ここからは私石田が進行を務めさせていただきます。議題に入る前に協議会運営要綱第6条第2項の規定5より、議事録署名人の指名を行います。本宮委員、岩野委員にお願いしたいと思います。よろしくお願いします。まず、議題(1)「第七次千葉県障害者計画の進捗状況」について、事務局から説明をお願いします。
≪事務局説明≫
(石田会長)
ありがとうございました。ただ今の説明について、ご意見、ご質問等がありますでしょうか。
(橋本委員)
資料1-1の5頁の令和6年度の【取組結果への対応】(3)に「入院者訪問支援員養成研修を実施し、今後のピアサポーターの活躍の場の充実を目指します。」とあります。事業は来年度から開始されると思いますが、まさにピアサポーターの活躍が期待される事業だと思っております。そこで、今年度実施された養成研修の受講者数、受講者の内訳、その内ピアサポーターの人の割合はどのくらいであったのか、この3点について、お分かりになる範囲で結構ですので教えていただけますか。
(事務局)
令和6年度は、養成研修を2回実施して、合計で80名に受講いただき、その内の3割弱がピアサポーターになります。来年度の研修については、今後、具体的な内容について検討を進めていきたいと考えております。
(石田会長)
他にご質問等はございますか。無いようですので、議事を次の「(2)令和7年度重点事業」へ進めさせていただきます。事務局からご説明お願いします。
≪事務局説明≫
(石田会長)
ありがとうございました。ただ今の説明について、ご意見、ご質問等がありますでしょうか。
(細井委員)
資料2の2頁「措置入院費」に関して質問があります。措置通報に関しては、徐々に減少はしておらず増加傾向もしくは並行であると思うのですが、令和7年度の予算額が減っている理由について教えてください。そして、これは意見ですが、依存症対策に関して、再犯防止の中で、性依存による性犯罪、窃盗など依存症的な犯罪があるが、これらに関する回復プログラムも必要ではないかという意見もあり、この点について県として何かお考えがあるようでしたらお願いします。
(事務局)
まず、ご質問の1点目の措置入院費について説明します。措置入院者数については、手元に具体的な数字がないのでお示しすることができないのですが、傾向としては、例年増えているということはなく、横ばい、あるいは年度によっては前年度と比較して減少した、というような状況です。当初予算は、その前年との傾向を見ながら予算を立てています。また、年度の途中で予算が足りないというような状況があれば、年度の中で対応いたします。また、措置入院の件数が変わらなくても入院期間が短くなれば費用が抑えられますので、予算が減少している理由として措置入院の日数の短縮化も要因と考えられると思います。
(細井委員)
非常に明快に答えていただきました。措置入院ではなく医療保護入院にしているのではないかという懸念がありましたので、敢えて質問させていただきました。
(事務局)
ご質問の2点目の依存症に対する対応ですが、現在、精神保健福祉センターで実施しているのは、薬物とギャンブル等依存症の治療回復プログラムになっており、細井委員がおしゃっていた性依存による性犯罪や窃盗の治療回復プログラムについては、こちらも必要性は認識しておりますが実施には至っておりません。今後、厚生労働省から性依存症の治療回復プログラムが示されるなど、国の動きも踏まえつつ、精神保健福祉センターと一緒に検討していきたいと考えております。
(石田会長)
状況を見つつ検討を進めていくということですね。他にご意見等ございますか。
(朝倉委員)
資料2の6頁の「障害福祉のしごと魅力発信事業」について、令和6年度から予算が計上されておりますが、実際に、事業所の方にお話しを伺ってみますと、やはり人材の確保が大変難しい、苦労しているということでした。例えば、グループホームでも建物を建てることについては、いろいろな方々から建てて提供しますというようなお話をいただくのですが、やはりそこで働く人の確保、また、数だけでなく質やその人のスキルが非常に重要です。ですから、この事業に取り組んでいるということで非常に期待しております。令和6年度においては具体的にどのようなことを行ってきたのか、また、令和7年度はどのようなことを計画されているのか教えていただけますか。
(事務局)
令和6年度の実績について説明いたします。大きく6つあります。まず1点目は、法人の採用担当者に向けて障害福祉のしごとの魅力をどうやって伝えたらいいか、その手法を学んでもらう研修を行いました。2点目として、中高生などの若者向けのシンポジウムとして、学校においてワークショップなどの開催を行いました。3点目は、大学等を卒業予定、あるいは就職を希望している方達に向けて合同職員説明会を実施しております。明日、千葉駅のペリエホールで「FUKUSHI LIVE CAFE」という名前で実施しますが、大学生自ら企画してもらいました。4点目は、大学の文化祭などのイベントを開催される際に、大学生と共同した形で障害福祉のしごとの魅力を発信しています。5点目は、今、若い方はSNSの時代になっていますので、SNSを活用してどのように魅力を発信するかという研修を実施しています。6点目は、キャラバン隊と称して、大学のゼミ等に講師として伺い、障害福祉のしごとの魅力を伝えるという事業を行っています。
(石田会長)
他にご意見はございますか。
(半澤委員)
資料2の5頁の「障害者の工賃アップのための事業」の中にある「障害者優先調達推進法」に関することで、県に協力願いたい案件がございます。私ども千葉県精神障害者家族会連合会は、千葉県精神保健福祉協議会のイベントに協力しており、心の健康フェアと心の健康フェスティバルの2つの事業を県と市から受託してイベントを開催しています。これには合わせて100名ほどの実行委員スタッフがおります。このスタッフの昼食用のお弁当の発注を、障害者の就労継続支援B型事業所に依頼したいと考えているのですが、それに当たって問題が生じております。B型事業所に依頼した場合、イベントが土曜日に開催する場合、お弁当を作って提供することはできるのですが、空の弁当箱の回収ができないとのことで、キャンセルすることになってしまいました。一方、民間事業者ならば、空箱回収を始め、発注から支払い、あるいはキャンセル等に至るまでいろいろな条件をクリアしていただける。以前は実行委員のメンバーの中に、弁当を受託したB型事業所の職員の方がいて、お弁当をそこへ発注することができ、また、県の職員さんが弁当箱の回収をしてくださっていた。つまり協力体制が整っていたということでした。障害者優先調達推進法を少しでも推し進めるためにも、年に1度2度の行事ですので、県にご協力をいただけないかと思っております。
(事務局)
障害福祉事業課において、障害者優先調達を推進しているところです。少しでも協力できるところがあれば、検討させていただきたいと考えております。
(石田会長)
それでは、密に連携を取っていただき問題が解決できるようにしていただければと思います。
(半澤委員)
県の職員さんが実行委員に入っていらっしゃるので、直接、問合せをしたいと思っております。
(石田会長)
他にご意見はありますか。
(平野委員)
先程、千葉リハビリテーション再整備事業のお話がでましたが、私はその隣に建っている千葉県こども病院を利用することがあります。そこの電波環境が悪く、Wi-Fiも通っていない状況です。電話もなかなか繋がらず、家族への連絡といった基本的なことが難しくて困りました。長期入院しているお子さんが沢山いるので、今、ICT教育等と言われているのに、オンラインのものは全てシャットアウトという状況です。災害が起こった時には危険ではないかと思います。千葉リハビリテーションセンターの再整備の後に千葉県こども病院のオンライン環境を整えるといったことはあるのでしょうか。
(事務局)
今、ご指摘のあったWi-Fi等につきましては、立地条件的に悪いという話は聞いております。千葉リハビリテーションセンターにおいても電波の繋がりが悪いということは聞いており、今後、千葉リハビリテーションセンターの再整備に向けてWi-Fi環境等を整えていきたいと思います。
(石田会長)
平野委員、今の説明でよろしいですか。また声をこちらへ届けていただければと思います。平野委員がおっしゃる通り、Wi-Fi等の整備は、本当に命に関わることに繋がって参りますので、ぜひとも早急に整備をしていただければと思います。
(椎名委員)
まず、報告が2点ございます。1点目は、資料2の3頁の「手話等の普及のための事業」及び「手話通訳者等の派遣体制整備事業」に関することです。令和6年度手話通訳者全国統一試験が昨年12月に実施され、その結果が先日発表されました。千葉県から受験された方は60名、その内20名が合格されました。この千葉県の20名は、全国の都道府県の中で、合格者数で見れば2番目か3番目の数になり、合格率で見れば3番目か4番目の率の高さになります。合格者が0という都道府県も3か所ございました。また、この千葉県の20名の方には、次のステップとして、今後実施する千葉県独自の認定試験を受けていただき、それに合格したら登録試験を受けていただきます。2点目は、皆さまご存知のことと思いますが、今年11月にはデフリンピックが東京で開催されます。我々は、これを契機に手話に興味を持つ方、あるいは手話通訳者になりたいという方が増えてくれるのではないかと期待しており、魅力をより伝えることができるよう検討しております。以上が報告です。また、先ほど、精神障害及び発達障害、アルコール依存症及びギャンブル依存症の方々のお話がございましたが、その中に聴覚障害の方も含まれているのではないかと思います。そのような方がおりましたら、我々の千葉聴覚障害者センターが協力させていただきたいと考えております。次に質問があります。資料2の6頁の「パラスポーツ振興事業」です。現状、パラスポーツという文言の中に、聴覚障害者の行うデフスポーツは含まれておらず切り離されています。したがって、この資料の「パラスポーツ振興事業」には、聴覚障害者の行うデフスポーツも含まれているのかどうか確認したかったのですが、いかがでしょうか。
(事務局)
ただ今のご質問に関しましては、担当課に確認して後ほど回答させていただきます。
(石田会長)
状況について確認をしてから、またお伝えするということですね。それでは、他にご質問、ご意見はございますか。それでは、議題3(3)その他、全体を通して何かございますか。どなたの手も挙がらないということですので、以上をもちまして、議事を終了したいと思います。事務局の方にお返しいたしますので、よろしくお願いいたします。
(事務局)
委員の皆様、本日は長時間にわたり、会議にご参加いただきありがとうございました。以上をもちまして、令和6年度第2回千葉県障害者施策推進協議会を終了いたします。本日は、ありがとうございました。
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