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更新日:令和4(2022)年12月1日

ページ番号:549773

令和4年度第1回千葉県障害者施策推進協議会議事録

1.日時

令和4年11月8日(火曜日)
10時30分から12時まで

2.場所

オンライン開催(公開)

3.出席者

委員:石田会長、本宮副会長、秋山委員、朝倉委員、荒木委員、植野委員、伊豫委員、岩野委員、大矢委員、木名瀬委員、
久保田委員、古山委員、里見委員、橋本委員、畑中委員、藤尾委員、細井委員、山﨑委員、横川委員
(欠席:荒井委員、佐藤委員、笠井委員)

事務局:高梨部長
障害者福祉推進課:中島副課長、小佐野共生社会推進室長、小泉障害者手帳審査班長、山下精神保健福祉推進班長、
矢嶋精神通報対応班長、共生社会推進室城本副主幹、飯沼副主査、田中主事
障害福祉事業課:鈴木課長、鈴木副課長、高木副課長、久保田副課長、川嵜虐待防止対策班長 千代田県立施設改革班長、
堀事業支援班長、佐藤療育支援班長
教育庁教育振興部生涯学習課:柳生社会教育振興室長

4.議題

(1)会長・副会長の選出

(2)第七次千葉県障害者計画の進捗状況について

(3)次期障害者計画の策定について

(4)千葉県読書バリアフリー推進計画の策定について

5.議事概要

(事務局)
本日は、皆様お忙しいところお集まりいただきましてありがとうございます。ただ今から、令和4年度第1回千葉県障害者施策推進協議会を開会いたします。私は、本日の進行を務めさせていただきます、障害者福祉推進課共生社会推進室長の小佐野と申します。よろしくお願いいたします。本日の配付資料につきまして、お手元の「配付資料一覧」と併せて御確認ください。なお、障害者施策推進協議会は、障害者基本法に基づき設置された協議会でございます。議事録の作成のため、録画・録音をさせていただいておりますので御了承ください。また、本日は傍聴人が3名入られておりますので、併せて御了承ください。会議に先立ちまして、本日の出席状況を御報告いたします。委員22名のうち19名の方に御出席いただいており、定足数の過半数を満たしておりますので、会議が有効に成立していることを御報告いたします。それでは、次第に沿って順次進めてまいります。はじめに、委員の皆様を御紹介いたします。

 

≪委員紹介≫

 

(事務局)
続きまして、本日出席の事務局職員を紹介いたします。

 

≪事務局職員紹介≫

 

(事務局)
続きまして、高梨健康福祉部長より御挨拶申し上げます。

 

(高梨健康福祉部長)
健康福祉部長の高梨でございます。委員の皆様におかれましては、本協議会の委員に御就任いただき、また、大変お忙しい中、本日の会議に御出席いただき誠にありがとうございます。また、日頃から、本県の障害者施策の推進に格別の御理解、御支援を賜り、この場を借りて厚く御礼申し上げます。さて、本県では、障害者計画に基づき、障害のある方の地域生活の推進、相談支援の充実、就労の促進等の施策に取り組んでいるところですが、本年度の取組状況について幾つか御報告いたします。まず、県立の障害児者支援施設である袖ケ浦福祉センターについては、令和2年8月に、「利用者全員の希望する民間施設等への移行を行った上で、令和4年度末までに廃止する」と県の方針を発表しておりましたが、本年9月に移行が完了いたしました。今後は、条例上の整理等、本年度末のセンター廃止に向けて必要な事務を進めてまいります。次に、医療的ケア児等への支援としましては、本年7月に、県内の医療的ケア児等及びその御家族等からの様々な相談にワンストップで対応する「千葉県医療的ケア児等支援センター」を開所しました。今後は、このセンターにおいて相談支援だけでなく、地域における多職種連携を図るための協議の場づくりを支援するとともに、看護師や保育士等、専門職に対する研修会を開催する等、人材育成にも力を入れてまいります。また、本年4月からは、視覚と聴覚の両方に障害のある盲ろう者に対する支援として、盲ろう者やその家族等からの日常生活や福祉制度等に関する様々な相談に対応する盲ろう者向け相談支援事業を新たに実施しており、盲ろう者が地域で自立した生活を送ることができるよう支援に努めています。本日の会議では、現行の第七次千葉県障害者計画の進捗状況について御報告するとともに、次期障害者計画の策定に向け、その策定体制やスケジュール等について御審議いただくこととなっております。委員の皆様には忌憚のない御意見をいただければ幸いに存じます。結びに、今後とも障害のある方の福祉の推進のため、一層の御支援と御協力をお願い申し上げまして、挨拶といたします。

 

(事務局)
ここから議事に入りますが、議事に入る前に、事務局からお願いがございます。御発言の際には、ミュートを解除の上、お名前を名乗っていただき、指名された後、御発言をお願いいたします。なお、御発言なさらない間は、ミュート設定にしていただきますようお願いいたします。なお、協議会の議事は会長が務めることとされていますが、会長が選出されるまでの間、引き続き私の方で進行役を務めさせていただきます。はじめに、『議題(1)会長、副会長の選出』です。会長の選出に当たっては、千葉県行政組織条例第30条第1項の規定により、委員の互選により選出することとなっております。どなたか御意見等ございませんか。

 

(橋本委員)
継続して、会長石田委員、副会長本宮委員にお願いするのはいかがでしょうか。

 

(事務局)
ただいま、会長に石田委員を、副会長に本宮委員を推薦という御意見がございましたが、皆様いかがでしょうか。

 

≪異議なし≫

 

(事務局)
石田委員、御了承いただけますでしょうか。

 

(石田委員)
はい。ありがとうございます。宜しくお願いいたします。

 

(事務局)
ありがとうございます。本宮委員、御了承いただけますでしょうか。

 

(本宮委員)
かしこまりました。

 

(事務局)
よろしくお願いします。それでは、石田会長から一言御挨拶をお願いいたします。

 

(石田会長)
ただいま会長に御指名いただきました石田でございます。引き続き皆さんと一緒に積極的な議論を続けていきたいと思っております。今、物価が高騰しており、経済生活が大変脅かされるという状況でもあります。こんな時に、施策の推進にブレーキがかかるというようなことがないように、今日の会議も皆様方から様々な御意見をいただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

 

(事務局)
続きまして、本宮副会長から一言御挨拶をお願いいたします。

 

(本宮副会長)
皆様方の御理解と御支援をいただき、精一杯努めていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。

 

(事務局)
それでは、この後の議事の進行につきましては、協議会運営要綱第5条の規定により、石田会長にお願いしたいと存じます。石田会長、よろしくお願いします。

 

(石田会長)
それでは、ここからは私の方で進行を務めさせていただきます。次の議題に入る前に協議会運営要綱第6条第2項の規定により、議事録署名人の指名を行います。朝倉委員、畑中委員にお願いしたいと思います。よろしくお願いします。まず、『議題(2)第七次千葉県障害者計画の進捗状況』について、事務局から説明をお願いします。

 

≪事務局説明≫

 

(石田会長)
今事務局から御説明がございました。委員の皆様の中から御質問のある方は、リアクションの方で手を挙げていただきますようよろしくお願いします。橋本委員よろしくお願いいたします。

 

(橋本委員)
千葉県相談支援アドバイザー派遣事業についてですが、3年度の実績が1件でE評価となっています。資料1-3の5-(1)-(3)を拝見したところ、『各市町村協議会が、地域共生社会の実現に向けて関係機関と連携し、地域の実情に合った相談支援体制を構築できるよう、相談支援アドバイザーの派遣による助言や研修会の開催等により支援します。』と書かれていますが、研修を企画する方達に、アドバイザー派遣事業が浸透していない気がします。自立支援協議会や様々な協議会等で研修を企画運営していますが、会議の場でアドバイザー派遣事業の利用について話が出てきません。どのような会議で使えて、どういう方がどういった話をしてくれるかが具体的に分からないと、なかなか利用できないと思いますし、企画している方に情報が届いていないと感じますので、その辺りをどうぞよろしくお願いします。

 

(石田会長)
御要望ということで承らせていただきます。他にいらっしゃいますか。

 

(伊豫委員)
就労の問題ですが、就労支援施設の質の評価をどうされているか教えていただきたいです。私の患者さんで、不安が強くパニック障害が起きそうな方がいて、職場で「パニック発作起こしたら、辞めてくれ」と言われたり、疼痛性障害の方で疼痛がひどくて、就労が滞ったときに強く言われたりしています。福祉的就労の質の評価や担保をどのようにされているのか教えていただきたいと思います。

 

(石田会長)
ありがとうございました。では、事務局の方から御説明いただけますか。

 

(事務局)
計画の数値目標としては、事業所の質に関して調査はできておりませんが、保健所等の指導監査の中で、問題があれば指導しております。今後も保健所による監査をしっかり行い、質を確保していこうと考えております。

 

(伊豫委員)
将来的には利用者からの評価を取っていただき、その事業所や施設の評価に加えていただければと思います。

 

(石田会長)
御要望ということでありがとうございました。それでは植野委員お願いいたします。

 

(植野委員)
3つほど申し述べたいと思います。1つは、相談支援についてですが、いくつかの市でセルフプランがかなりまだ残っています。相談支援専門員の絶対数が不足しているということや、研修人数に上限があり相談支援専門員がなかなか増えないという、市レベルの悩みがあるようです。そういった部分について調査をし、絶対数が不足している地域への配慮をするのも今後必要ではないかと思います。その辺りどのようにお考えか伺いたい。それから2点目ですが、先ほどの部長挨拶で、盲ろうについて言及がありました。盲ろうと言っても様々な種類がございます。手話言語等条例では、聞こえないということをベースに後になって見えなくなった人たちもここに入っているわけです。そういったところへの配慮も改めてお願いしたいと思っています。最後に3点目ですが、各市町村における連携の視点ですが、災害時におきまして県と市町村との連携が非常に重要になります。また、障害の制約がある場合も、支援ということを考えてもなかなか連携がうまくいっていない市町村がいくつかあると思いますので、今後の展開の考え方について県の御見解を伺いたいと思います。

 

(石田会長)
それでは、事務局の方から御説明をお願いいたします。

 

(事務局)
相談支援専門員の不足についてですが、市町村と連携しながら今後も人材の確保を図っていきたいと考えておりますので、その点について御理解いただければと思います。

 

(事務局)
盲ろう者の方についても手話言語等条例の対象でございますので、その意識を持ちながら施策を進めていきたいと思います。また各市町村の連携という点につきましても、各自立支援協議会等とも連携しながら、県と市町村の連携に努めていきたいと思っております。

 

(植野委員)
手話言語条例等というのは、聴覚障害者の他に、聞こえないことをベースに他の障害も重複障害された方も包括します。彼らはそれぞれにおいて様々なコミュニケーション方法で生活しています。その中で、聞こえないことをベースに「ろう盲」となった方も含まれます。条例の中でも反映できるように展開していく必要があり、この点についてあらためて是非とも御理解いただければと思います。

 

(石田会長)
最後は御要望で承ります。ありがとうございました。それでは、藤尾委員お願いいたします。

 

(藤尾委員)
8次に向けての要望になりますが、進捗管理表を見ていると、県が目標にする数字なのかと思うものがたくさんあります。数値目標自体も少し古く感じていまして、例えば、精神障害の方の雇用の数というのは、今、職業紹介される方の半数以上が精神で、身体や知的の方の方が少ない状況にある中で、これが目標値になっていること自体、少し遅れてしまっている気がします。8次計画策定の際は、今ある進捗管理の中で千葉県独自に手を入れられるものについて、どういう内容にしていくのか委員の皆さんから意見をいただいて、ゼロから作っていただきたいなという要望です。

 

(石田会長)
藤尾委員が特に着目する分野というのはどこかありますか。

 

(藤尾委員)
私は基本的には就労支援の者なので、就労分野がかなり大きいなと思っております。先ほど伊豫委員も質の問題を言われていたのですが、雇用労働で言うと、今雇用の質についてかなり言われています。それと就労に関する福祉施設等々考えると、今民間の営利企業が入ってくる中で質は本当に壊れていると思います。でもこれは、各市町村や地方自治体に委ねられていて、国としてもこういうふうにやらなきゃいけないよということを言っているかというとそういったものが一切ない。ない中で今進んでいることが大きな問題なので、少なくとも県としての指針や、方向性というものを示していただくと良いと感じています。それと、相談に関しては基幹の役割がすごく大きいなと、千葉市に立ち上がったのを見て感じるので、これの設置を県としてどうサポートしていくのか、この辺りは気になります。

 

(石田会長)
ありがとうございました。やはり、千葉県独自と言いますか、千葉が率先して先進的に行うというような形が色濃く出るならば、それは本当に期待できるところだと思いますので、これは御要望ということで承ります。ありがとうございました。畑中委員お願いします。

 

(畑中委員)
例えば、就労支援であれば、人数だけではなくて質の問題、そしてそれをどのようにやっているかというのを、圏域ごとにいい方向を考えてもらいたいと思います。例えば、精神障害の入院にしても、何人退院したではなく、どういう状態で退院できたかというような話し合いの機会を持たれると、もっと内容的に深まるのではないかと思います。我々の方も地元で色々と連携してやっているわけですが、それが分かる資料もできるといいのかなと。圏域ごとにまとめて出す数字も大事ですが、どういうやり方をしているとか、事例として数ペーパーでも資料ができると嬉しいのですが。

 

(石田会長)
今そういう御要望が出ました。事務局の方から、その辺の御検討等いかがでしょうか。

 

(事務局)
質について評価の方法等も非常に難しいと思いますし、また、事業所数も非常に多く実務上大きな問題もあると思いますので、御意見として承らせていただきます。現状では数を充実させる中で、選択肢を増やしていき、相談支援事業所や市役所での相談の中で、御本人に合った事業所を選べるように選択肢を増やしていくのがいいと考えております。

 

(石田会長)
ありがとうございました。質を評価するのは大変難しい操作でもございますが、課題として今御意見が挙がりましたので、是非これから考えていっていただきたいということだと思います。

 

(畑中委員)
袖ケ浦の施設がなくなったと、全員がどこかに行かれたというのは非常に良いことだと思います。ただ、袖ケ浦の施設のようなものが必要だという声も出てくるんですね。そういった所の御検討を是非やっていただきたいと思っております。今後の課題だと思いますけども、よろしくお願いします。

 

(石田会長)
ありがとうございました。今、内容管理表について委員の皆様から様々な御意見をいただきました。様式をもう少し新しい形で追求していく必要があるのではないかとかですね。私も見ていて、目標数の中でその他のところが非常に多くなっていたりすると、もう少しそれを見る指標等は工夫して考えていく必要があるかなとも思います。今後、県の方ではそれについて御検討いただきたいと思います。それでは、『(3)次期障害者計画の策定について』事務局の方から御説明をお願いいたします。

 

≪事務局説明≫

 

(石田会長)
今、事務局から次期千葉県障害者計画の策定について御説明がございました。委員の皆様の方から御意見、御質問がございましたらお手を挙げていただきたいと思います。藤尾委員お願いいたします。

 

(藤尾委員)
進捗管理表の項目の中で、国から入れなければいけないと言われている指標と、県独自で定めている指標がそれぞれ何割位あるのか、感覚的でいいので教えてください。

 

(石田会長)
事務局の方から御説明いただけますか。

 

(事務局)
感覚的に言いますと、現在計画で定められている数値目標のうち約7割から8割は、国の指針や基本計画で指定されているものです。残りの2割程度が県独自で定めているものになります。

 

(石田会長)
ありがとうございます。藤尾委員の方から加えて御質問とかございますか。

 

(藤尾委員)
このうちの8割ということになると、結構外しているものが多いのではないかなという気はしますね。逆に残りの2割が千葉県独自ということであれば、ここは一生懸命考察しなければいけない内容なのかなと感じました。

 

(石田会長)
ありがとうございました。またこのような形で、各現場の声も色々聞いてという計画になっておりますので、委員の皆様方も、直接的に関わるチャンスがあると思いますので、是非その点については、よろしくお願いしたいと思います。それでは、植野委員お願いいたします。

 

(植野委員)
1つ意見を申し上げたいと思います。2頁の表ですが、当事業団体と障害者団体に分かれた表になっていますが、障害者団体の中に、障害福祉サービス事業も兼ねた団体も入っているようです。ですので、例えば障害者団体が障害福祉サービス事業も兼ねる団体の場合は印を付けるとか、対外にも分かるように工夫をしていただけないでしょうか。

 

(石田会長)
配意の御要望です。事務局はこの辺ついて、大丈夫でしょうか。

 

(事務局)
ただいまの植野委員の意見につきましては今後の参考にさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

 

(石田会長)
それでは他の委員の方からお手が挙がりますでしょうか。荒木委員お願いいたします。

 

(荒木委員)
成育医療等の提供に関する施策の総合的な推進に関する基本的な方針の見直し案が9月21日に厚生労働省で示され、その中の小児医療体制という箇所で、障害児に対応できる歯科医の育成や小児在宅歯科医療体制の充実を図るという文言が追加されました。それについて県から何もお知らせ等は来てないのですが、そういった方面にはいずれ障害者に対する施策として進めていただけるのかというのをお聞きしたいです。

 

(石田会長)
ありがとうございます。ただ今の御質問ですが、事務局の方から御回答いただけますでしょうか。

 

(事務局)
御質問いただいた点につきまして、正確には把握をしていないところですが、来年度の計画策定につきましては、そのような国からの通知等も踏まえまして、関係課とも連携を図りつつ、総合的に内容を検討しながら策定していきたいと思います。

 

(石田会長)
ありがとうございました。それでは久保田委員よろしくお願いいたします。

 

(久保田委員)
うちの事業所では重度心身障害児を見させていただいております。そのお子さんを見たときに、うちは専門の看護師さんが今いるので、重度をやっていても大変安心してできています。実は、重度の専門の間、小児科の専門と言いますか、そういう専門の小児科にいた看護師さんであったとしても本当に重度の、常にチューブをつけている状況の中で生きているお子さんたちで、時々そういうお子さんって体を沿ってしまうとカニューレが抜けたりするんですね。それをその場で入れなければ死んでしまうわけなので、そういうことができる看護師さんっていうのはなかなかいないです。やはり教育がものすごく重要だなと、お仕事させていただく中で感じています。もう1つは、そういうお子さんを抱えている御家族、そのお子さん1人じゃなく、他にもお子さんがいるわけです。そうすると、その他のお子さんのこともしっかり見ながら、重度のお子さんを見ていくというところで、ものすごくストレスがかかっています。ですから、やはり人材育成が必要だなというのと、それからその家族全体を守っていく体制が必要だなというのを日頃すごく感じております。児相から上がってくるケースも扱っていると余計にそれを感じます。家庭の中の育児支援というところも充実して欲しいというのもあるのですが、やはりそこも気にかけていただきたいなと思っております。あともう1つ、精神疾患の方たち非常に多いです。精神疾患があっても、体調の良いときは働きたいと思うわけですね。またその波が崩れてくるという、それの繰り返しをしていくのですが。医療や職場や就労支援等、色々な方の理解がないと生活していけないということについて教育をもっとしていかないといけないと思います。

 

(石田会長)
ありがとうございました。今、色々御要望があったようです。この計画を策定していくに当たり、当事者御本人のみならず、その周りの方達に対するケアや配慮が非常に重要だという御意見だったと思います。重要な御指摘だと思います。ありがとうございました。細井委員よろしくお願いいたします。

 

(細井委員)
市民後見人の養成に関して、高齢者福祉課の方が所管しているようで、アンケートをとると、小さい自治体で市民後見の養成が独自に開催できないんですね。これに関しては、県が開催できない小さい自治体をまとめて市民後見人の養成講座を開くとか、自治体ができないことを県がやるということが重要だと思っておりますので、その辺に関しても御検討いただければと思います。

 

(石田会長)
ありがとうございました。今の市民後見人養成のことですが、事務局の方から何か御説明いただけますか。

 

(事務局)
御意見承りましたので、今後の課題ということで検討したいと思います。よろしくお願いします。

 

(石田会長)
これからますますニーズが高くなってくるテーマだと思いますのでよろしくお願いいたします。植野委員お願いいたします。

 

(植野委員)
今後の新規計画で議論をどこでするかについて質問させてください。1つは、看護士をなかなか確保できないという課題が出ております。例えば生活介護事業所とか、事業所立ち上げの際に必須という条件が付帯していることがあります。医療的ケア等でも看護師が必要で、なかなか確保が難しいという課題がありますが、その辺りをどこで議論するのか。2つ目は、作業所を立ち上げるとき今基準が非常に厳格になっています。厳しい制約がある中で、例えば事業所を改築するために一時的に移転するといった場合、仮移転先の建物の基準について新築同様に厳しく対応するケースもあるようです。この課題をどこに相談して意見交換したらよいか、教えてください。それから、今年5月に障害者情報アクセシビリティコミュニケーション施策推進法が制定されました。それについて、どこの場で議論されるべきかこれも併せて教えていただきたいと思います。

 

(石田会長)
今、御質問と御要望があったと思いますけれども、事務局の方から御説明できますか。

 

(事務局)
具体的な部会の所掌については、今後検討していくことになりますので、今の御意見を参考に提示させていただきたいと思っています。

 

(石田会長)
ありがとうございます。植野委員からの御指摘については今後検討をしていただけるということです。それでは、次の議題に移ります。『議題4千葉県読書バリアフリー推進計画の策定』というところです。事務局の方から御説明をよろしくお願いいたします。

 

≪事務局説明≫

 

(石田会長)
ただいま千葉県読書バリアフリー推進計画の策定ということで御説明がございました。今の御説明につきまして、委員の皆様の方から御質問、御意見ございましたら、お手を挙げていただきたいと思います。植野委員、お願いいたします。

 

(植野委員)
視覚障害者等と書かれていますが、当初は、視覚障害者中心での展開であったかと思います。現在は、「等」も盛り込まれて、幅広く対応していく考え方に変わってきているかと思います。大切なことは、今年、障害者情報アクセシビリティコミュニケーション施策推進法が制定されたため、これとの整合を図ることだと思います。この法律は、あらゆる障害者の情報保障に関するもので、障害に応じた機器の設備についても書かれております。そういった面で計画と重複する部分もありますので、視覚障害者のみならず他障害についてもどのように配慮していくか気になっておりますので、よろしくお願いいたします。読書ということですが、例えば、皆さんの場合、小さい頃から自然に日本語を耳から覚えます、話し言葉として覚えて、言語を獲得して小学校に入ると国語という授業があります。日本語教育ではなく国語ですね。ところが、ろう者の場合には、幼いときから聴こえないが故に話し言葉を覚えることに制約が出てきます。ですので、日本語教育が必要になります。ろう者は文が苦手、読み書きができないとよく言われていますが、日本語をマスターしていくためには、多くの本を読まなくてはいけないという、そういった環境づくりの配慮が求められる一面があるわけです。それも併せて、議論する場がもっと欲しいと願っています。あらためて要望させていただきます。

 

(石田会長)
この視覚障害者等の解釈の仕方も幅広い視野の中で検討されると良いという御要望だったと思います。ありがとうございました。これは、今後どんどん進められていくものだと思いますので、進んでいく段階で、また委員の皆様からの御要望や御意見が出てきた場合には、それを反映されるような仕組みというものをこれから考えていっていただければと思います。それでは、委員の皆様の方からお手が挙がらないということであれば、次に進みます。『その他』になりますが、委員の皆様や事務局の方から何か説明したいこと等ございますか。

 

(事務局)
その他で報告事項はございません。

 

(石田会長)
ありがとうございます。それでは、御意見が出揃ったというところで、以上で議事について終了させていただきます。進行につきましても私の方から事務局にお戻しいたしますので、よろしくお願いいたします。

 

(事務局)
本日は長時間にわたり、会議に御参加いただきましてありがとうございました。以上をもちまして、令和4年度第1回千葉県障害者施策推進協議会を終了いたします。ありがとうございました。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部障害者福祉推進課共生社会推進室

電話番号:043-223-2338

ファックス番号:043-221-3977

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