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更新日:令和6(2024)年3月12日

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令和2年度第1回千葉県障害者施策推進協議会議事録

1.日時

令和2年12月23日(水曜日)
午後1時30分から3時30分まで

2.場所

千葉県文書館6階多目的ホール

3.出席者

委員:石田(路)会長、本宮副会長、朝倉委員、荒井委員、荒木委員、井上委員、伊豫委員、植野委員、江澤委員、岡田委員、笠井委員、久保田委員、古山委員、里見委員、名嘉委員、橋本委員、横川委員(欠席:岩野委員、小野﨑委員、佐藤委員、藤尾委員、細井委員)

事務局:21人

4.議題

(1)会長、副会長の選出

(2)報告事項

  • 第六次千葉県障害者計画(第五期障害福祉計画及び第一期障害児福祉計画を含む。)の進捗状況について

(3)審議事項

  • 第七次千葉県障害者計画素案について

5.議事概要

(事務局)

本日は、皆様お忙しいところお集まりいただきましてありがとうございます。
ただ今から、令和2年度第1回千葉県障害者施策推進協議会を開会いたします。私は本日の進行を務めさせていただきます、障害者福祉推進課副課長の河内と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
本日の配付資料につきましては、お手元の配付資料一覧と併せてご覧いただきまして、不足等がありましたら、事務局までお申し出くださいますようお願いいたします。よろしいでしょうか。
なお、障害者施策推進協議会は、障害者基本法に基づき設置された協議会でございます。議事録の作成のため、録音をさせていただいておりますのでご了承ください。また、本日、報道機関による取材、録音が入る場合もございますので、併せて御了承ください。それでは次第に沿って順次進めてまいります。はじめに加瀬健康福祉部長よりご挨拶申し上げます。

 

(健康福祉部長)

健康福祉部長の加瀬でございます。令和2年度第1回千葉県障害者施策推進協議会の開催に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。
委員の皆様におかれましては、本協議会の委員に御就任いただき、また、大変お忙しい中、本日の会議に御出席いただきまして、誠にありがとうございます。また、日頃より本県の障害者福祉の推進につきまして、様々な場面で、御尽力、御支援、御協力をいただいておりますことを改めまして、厚くお礼申し上げます。
今年度は、第六次千葉県障害者計画の最終年度でありまして、また、次期千葉県障害者計画の策定年度でもございます。これまで、総合支援協議会とその専門部会において、委員の皆様から様々なご意見をいただきながら、「第七次千葉県障害者計画」の策定を進めてきたところでございます。
本日の会議では、現計画の進捗状況を御報告申し上げますとともに、新計画の素案につきましても、御審議をいただく予定でございます。委員の皆様にはそれぞれの専門的なお立場から、忌憚のない御意見を頂戴できればありがたく存じます。
終わりに、皆様には本県の障害福祉の推進のため、今後とも一層のご支援とご協力をお願い申し上げまして、あいさつとさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

 

(事務局)

大変恐縮ではございますが、加瀬部長につきましては、所要のためここで退席させていただきます。
続いて、会議に先立ちまして、本日の出席状況を報告いたします。本日、委員22名のうち、17名の方にご出席いただいております。定足数の過半数を満たしておりますので、会議が有効に成立していることをご報告いたします。
続きまして、委員の皆様をご紹介いたします。

 

≪委員の紹介≫

 

続きまして、本日出席の事務局幹部職員を紹介いたします。

 

≪職員の紹介≫

では、ここから議事に入ります。なお、協議会の議事は会長が務めることとされていますが、会長が選出されるまでの間、引き続きわたくし河内が進行役を務めさせていただきます。
議題に入る前に、協議会運営要綱第6条第2項の規定により、議事録署名人の指名を行います。橋本委員、本宮委員にお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
それでは、議題に入ります。はじめに、議題(1)会長、副会長の選出です。会長の選出に当たっては、千葉県行政組織条例第30条第1項の規定により、委員の互選により選出することとなっております。どなたか御意見等ございませんでしょうか。

 

(朝倉委員)

障害者計画の策定年度でもありますので、継続して、会長を石田委員、副会長を本宮委員にお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。

 

(事務局)

ただ今、会長に石田委員を、副会長に本宮委員を推薦する意見がありましたが、皆様いかがでしょうか。
石田委員、本宮委員ご了承いただけますでしょうか。
それでは石田委員は会長席へ、本宮委員は副会長席へご移動願います。それでは石田会長から一言ご就任のご挨拶をお願いします。

 

(石田会長)

ただ今、ご推薦いただきました石田でございます。宜しくお願いいたします。今年は、コロナに始まりコロナに終わるという翻弄された1年で、皆様方も今までに予想もしなかった局面で、色々な困難を乗り越えていらっしゃる今真っただ中ではないかと思っております。ワクチンのニュースがちょろちょろと出てきてはおりますが、実際には年が明けてもまだ完全に終息するというビックニュースが入ってくるのは少し時間がかかるかな、と思っております。障害福祉の現場の様々な困難を現在乗り越えている真っただ中にいらっしゃると思いますけども、今回これで策定ということになっております。皆様方から様々なご意見をいただいて、是非、より良い方向へ進む形で、皆様と一緒に力を合わせて、今日の会議も行っていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

 

(事務局)

続いて、本宮副会長から一言ご就任のご挨拶をお願いします。

 

(本宮副会長)

不束者ではございますけども、健康に留意し、会長を補佐して参りたいと思いますので、どうか皆様方の御理解を宜しくお願いいたします。

 

(事務局)

それでは、この後の議事の進行につきましては、協議会運営要綱第5条の規定により、石田会長にお願いしたいと存じます。石田会長、よろしくお願いします。

 

(石田会長)

では、ここからは私が進行を務めさせていただきます。宜しくお願いいたします。
まず、報告事項になります。「第六次千葉県障害者計画の進捗状況」について、事務局から説明をお願いします。

 

≪事務局説明≫

 

(石田会長)

ありがとうございました。ただ今の説明について、委員の皆様の方からご意見、ご質問等がありましたらご発言お願いします。

 

(荒井委員)

数値目標番号3-6『全分野の地域相談員が委嘱されている圏域数』について、実績が0であるのは、現状では達成している圏域が1つもないのでしょうか、また、3年間ずっと0できているのでしょうか、一方で理由として「地域相談員の任期は2年」と記載がありますが、本来28年度の時点で増えていてもおかしくはないのかな、と思ってしまいます。
また、「商品、サービスの分野の地域相談員」との記載があるが、それはどういった方になるのでしょうか。
もう1点、数値目標番号6-23『県内官公需実績』について、「前年度の実績を上回った」と記載がありますが、県では、28年度から30年度にかけてガクッと下がっているように感じるので、ここの理由を教えてください。

 

(石田会長)

ありがとうございました。今、いくつかご質問がございましたので、順を追って、事務局の方からご説明をお願いいたします。

 

(事務局)

ご質問にありました地域相談員の関係ですが、資料1-3の数値目標番号3-6『全分野の地域相談員が委嘱されている圏域数』になります。まず圏域数ですが、千葉県内で16圏域ございまして、それぞれの圏域ごとに地域相談員を配置しております。
この地域相談員ですが、福祉・医療・教育等の8分野にわたっての地域相談員をそれぞれ全分野で配置に努めております。ただ、商品・サービスの分野に関しては、通常のお店とかですが、具体的には従業員の方とかそういった方々になっていただくような形になっておりまして、なかなか商品・サービス分野で地域相談員になる方がいない地域があるということで、増加ができなかったと、もともと少し足りなかったので増加をしようと思ったのですが、それが難しかったということでございます。

 

(植野委員)

地域相談員のことなのですが、現場の状況は断るということも多いと思いますので、その辺の影響もあるのではないでしょうか。

 

(石田会長)

それでは、御意見ということで承りまして、事務局の方から引き続きご説明をお願いいたします。

 

(事務局)

官公庁の県の発注実績で、平成30年度大きく下がってしまった理由について、明確な理由を申し上げるのは難しいのですが、担当としてやっている中で感じているのは、県の発注では、それぞれの課や所属の発注担当者が、障害者施設に対する随意契約等に対し理解、経験がある場合に発注があるようですが、担当者が代わった場合などに、その所属の障害者施設に対する発注がなくなってしまうことが見受けられるようです。
そういったところで、発注担当者の理解等を促進するため、庁内の説明会を積極的にやっていきたいと考えております。

 

(石田会長)

ありがとうございました。それでは、先に進めさせていただきます。

続いて、議題(3)審議事項「第七次千葉県障害者計画素案」に入ります。初めに第1部「総論」について、事務局から説明をお願いいたします。

 

≪事務局説明≫

 

(石田会長)

ありがとうございました。何かここで確かめておきたいこと等はありますでしょうか。

 

(植野委員)

2点あります。まず1点目ですが、障害に関する支援が必要だということは、当然計画に盛り込む必要がありますが、今コロナ禍で支援者の方も非常にご苦労されている面があります。要約筆記者、ガイドヘルパー等、支援者の方で二次的な影響ということも障害者支援の中に出てきているという状況です。支援者に対する配慮も必要であるということを文言として加えていただければいいかと思います。
2つ目は、障害のある人は医学モデルを指しているかどうかを確認したいと思います。障害者手帳のことばかり記載されていますが、障害者基本法において社会モデルという考え方を打ち出しております。障害者手帳を持っていない障害のある方もいらっしゃるので、それについても言及されたらいいのではないかと思います。宜しくお願いいたします。

 

(石田会長)

ありがとうございます。今、御意見等ございましたが、事務局の考え方はどうでしょうか。

 

(事務局)

支援者への支援に関する御意見について、これについては、内容的に第2部各論と併せて検討させていただきたいと思います。
それから2点目の社会モデルについてですが、基本的には社会モデルを念頭に、障害者計画を策定するものですが、ここの総論としましては、数字的な把握のために障害者手帳について掲載させていただいているものであります。社会モデルにつきましては、書きぶり等につき検討させていただきたいと思います。

 

(植野委員)

1つ目の御回答ですけど、各論にもあまり触れられていないようですので検討をお願いいたします。
また、社会モデルにつきましては、数年前から共生社会づくりということが盛んに言われておりますので、総論の中に省くのはいかがなものかなと感じております。

 

(石田会長)

ありがとうございました。貴重な御意見として承っておきます。
続いて、第2部「現状と課題及び今後の施策の方向性」について、事務局から説明をお願いいたします。なお、ここからは、各施策を担当した千葉県総合支援協議会の専門部会ごとに説明をいただきたいと思います。質疑につきましては、主要施策の「1、7、8、3」と「計画の推進」についての説明終了後に1度、「2、4、5、6」についての説明終了後に1度、それぞれ行いたいと思います。それでは、説明を宜しくお願いいたします。

 

≪事務局説明≫

 

(石田委員)

ありがとうございました。それでは、今ご説明いただいた分について、委員の皆様からご意見・ご質問等がありましたらお願いいたします。

 

(里見委員)

非常に良く書けていると思うのですが、2つ3つ言わせていただきます。
入所施設の役割についてですが、入所施設からの地域移行という言葉をまだ使っているのですが、入所施設も今は立派な地域の資源となっていると思うのですが、その辺はいかがなのでしょうか。求められているものは入所施設の在り方だと思います。措置時代からずっと入所施設から地域へ地域へと言っていましたが、相変わらず、入所施設への入所希望者はもの凄い数で待機者がいる、また、緊急時の対応の役割を担っていく、その意味で、数値目標に地域移行、地域移行という言葉が出てくるのは少し古いのかと思います。
もう1つは、グループホームの在り方です。サービスの質が問われていると思うんですよね。例えば、放課後等デイサービス等については随分議論がされましたが、果たしてグループホームはどうかと、そちらも問題ではないかと思います。
さらに障害者の就職に関しても、代行業のような業者が参入してきてかなり問題視されていますので、そういうことも含めて障害者の生活の場の在り方について考えたらいいのではないでしょうか。

 

(石田会長)

ありがとうございます。大変の貴重な御意見として承っておきます。これから次の計画の中でもこのテーマについては随時考えて、進めていきたいと考えております。
その他に御意見のある委員の方いらっしゃいますか。

 

(植野委員)

資料4-8の15ページになります。厚生労働省の方で、障害者芸術文化促進に関する各都道府県のセンター設置について前々から話がでています。これについて啓発等、ホームページにアップする等しているようですが、非常にわかりづらいということで、多くの方が参加しやすい仕組みづくりについて、もう少し課題として盛り込んでいただく必要があるかと思います。
もう1つ障害者パラ国民文化祭のようなものがあると思いますが、全部自分の負担で参加してくれと通知が来ているのですが、今後、検討課題として参加しやすいサポート・環境を考えていただければと思います。
それから、資料4-8でマークのことについて記述がありますが、手話、要約筆記のマークというものがあったのですが、今消えてしまっていますが、これは削除されてしまったのかどうかということですね。千葉では手話言語等条例が既にもう立ち上がっています。条例がある以上は、手話マーク等も啓発の一環として含めていただければありがたいと思います。
それから、資料4-3の9ページになります。取組の方向性(2)のところで、広域専門指導員、地域相談員と連携というのは十分承知しているところだと思います。しかしながら様々なケースでは拒否されるという、なぜ地域相談員を拒否するのかはわかりませんが、地域相談員は半分以上障害をもっている方々が多いんですね。だから分かるような説明の仕方が必要かなと思っているところです。ですから連携だけではなく、仕組みづくり等も提示して、ちょっと書きぶりを工夫していただければと。連携という言葉自体は前々から十分わかっていながら現状では上手くいっていないことを御理解いただきたいと思っているところです。
2つ目は、資料4-3の11ページ(6)のところ。手話通訳・要約筆記の派遣市町村の連携というような文脈になっています。特に夜間について問題が発生するんですね。手話通訳の派遣について困っていることは夜間に発生することが多いです。今Net119それから消防の組織法が改正されまして、それに伴って消防の119番緊急指令室が広域化し、ネットワークを組んでいます。しかし、一方で手話通訳・要約筆記については法律上市町村の必須事業という建前になっています。Net119は広域レベル、その辺りでずれている面があるんですね。それをうまく連携するための努力というものを組み入れていただければと思います。

 

(石田会長)

ありがとうございました。ご要望ということで。あと1点マークの点について事務局の方からご説明いただけますか。

 

(事務局)

手話通訳等のマークについては、権利擁護の資料4-3の15ページで掲載させていただいているところであります。

 

(植野委員)

啓発の取組については、共にお願いしたいところなのですが。

 

(事務局)

啓発の取組につき、掲載について検討させていただきたいと思います。

 

(植野委員)

地域相談員についてはどうでしょうか。

 

(事務局)

地域相談員につきましては、委員のおっしゃったように様々なケースがありますので、計画としては「連携」という記載をさせていただきましたが、様々なケースがございますので、差別の解決に向けた対応を個別に図っていきたいと思います。

 

(植野委員)

「連携」というと実態に即していないと思います。「連携」という言葉では理解できないので、一工夫した記載をお願いいたします。

 

(事務局)

こちら計画の関係ということでございますので、個々のケースについて、連携だけでなく密接な打ち合わせや会合等あると思いますので、そこを含めて個別に対応していきたいと思います。

 

(植野委員)

夜間の対応についてはどうでしょうか。

 

(事務局)

手話通訳の夜間派遣につきましては、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。

 

(植野委員)

実際、千葉市ではもう始まってるんですね。コールセンターに任せるという形で夜間の緊急対応への実績があります。千葉市の困ることは、千葉市に住んでいる聞こえない人達が他の市へと出たとき支援ができないということで困っているということで、是非、手話通訳は市町村の負担、コールセンターは県の負担など、その辺の工夫を具体的にお願いしたい。

 

(石田会長)

これは、ご要望ということでよろしかったでしょうか。

 

(植野委員)

要望というよりも「連携」という言葉については、書きぶりの工夫をお願いします。

 

(石田会長)

ありがとうございました。他に委員の皆様の方からご意見ございますでしょうか。

 

(名嘉委員)

資料4-3の5ページについてですけども、リハビリ専門職の講座の実施ということで計画されていますが、3校程度希望する公立小学校と記載がありますが、年間で3校程度ということでしょうか。それとも計画3年間で3校程度ということでしょうか。

 

(事務局)

これにつきましては、年度ごとに3校程度と聞いております。

 

(名嘉委員)

講習を受けるのが4年から6年というのはとても良いタイミングだと思います。皆に講座を受けてほしいと思うので、計画3年間にわたって継続的により多くの学校で実施されることを要望します。

 

(石田会長)

ありがとうございました。ご要望ということで承っておきます。
他に委員の皆様の方からご意見ございますでしょうか。

 

(伊豫委員)

資料4-7の6ページ「ひきこもりに関する支援の推進」について、アウトリーチ型の支援を充実させるということで、実際私の患者さんのご家族もこちらの方で救われたという方もいらっしゃいます。一方で、ひきこもり地域支援センターの啓発をもっとしていただければと思います。ネットとかで出てくるんですけども、やはり多くの方がこのような支援についてご存じないので啓発の方にも力をいれていただければと思います。

 

(石田会長)

ありがとうございました。ご要望ということで承っておきます。
もし他にお手が挙がらないようでしたら、先に進めさせていただきます。それでは、後半になりますけど、計画素案から残りの主要施策「2,4,5,6」について、事務局から説明をお願いいたします。

 

≪事務局説明≫

 

(石田会長)

ありがとうございました。それでは、ただ今ご説明のありました主要施策の「2、4、5、6」の内容について、ご意見、ご質問等がありましたらお願いします。

 

(荒木委員)

要望したいことがあります。私達は食べることの専門家として発達支援センターやマザーズホームで食べることの支援を行っていますが、基本的にそこで支援を行って、そのまま子ども達が特別支援学校に行かれるんですけども、そこで特に知的の方に行くと後戻りして、窒息事故の原因になりやすいと私どもは不安に思っているんですね。実際に、交通事故よりは窒息事故で亡くなられる方が多いです。もちろん、ほとんどの方が老人ですが、まれに子どもでも窒息事故が起きます。それを防ぐに当たって、いかに特別支援学校と連携をしていきたいかということを常々考えていたのですけれでも、過去に特別支援学校の校長会の御協力を得て、危険な事を少しでも防ぐようにとやっていただいたんですが計画に入っていないと実際には指導が上手くいかない。私、大学にも籍がありまして、大学でも新規の学校とやっているんですけども、やはり、肢体不自由児の学校は頑張るんですけども、知的の方はほとんど皆無ですね。一緒に会合やろうとしてもなかなか来てくれなったりする。また、小さいうちにできるだけ覚えておくと三つ子の魂百までもではないですが、ずっと成人になってもある程度安全な食べ方ができる。成人施設でももちろん摂食指導をやられているが、なかなかうまくいかないと。私たちは、十年近く長くやっていて、計画に全く入っていないと事が進まないと良く理解していますので、子どもの安全や子どもの命は大切なので入れていただけないかというのが要望です。宜しくお願いいたします。

 

(石田会長)

ありがとうございました。今、『障害のある子どもの療育支援体制』の中で、食べる・飲むということについてご意見いただきました。これはご要望として承っておきまして、今後、要検討ということでよろしいですか。貴重な御意見をありがとうございます。他に委員の皆様の方から御意見ございますか。

 

(橋本委員)

これまでグループホームを増やす施策は推進されてきて、結果、グループホームも増えて、入居者も増えているところですが、今後、グループホームから地域のアパートに出て一人暮らしをするための施策の推進をしていく必要があるのではないかと思います。資料4-2にもあるように、特に精神障害者は共同生活より一人暮らしを望んでいる方が多くいらっしゃって、計画でもサテライトや相談に応じる不動産仲介業者等が示されておりますが、実際にグループホームから退所できないのは、経済的問題である方が多く、グループホームは家賃補助もあり、安い家賃で利用ができますが、そこからアパートへ出て生活するのはかなり厳しく、そのギャップから退所が進まないこともあると思います。軽度の方は本人の希望によって退所が推進できて、グループホームには今後より重度の方が入居していくためにも、なかなか難しいことと思いますが、アパートへ暮らす方への経済的な補助が検討できるとよいのではないかと思います。要望です。宜しくお願いいたします。

 

(石田会長)

ありがとうございました。これもご要望ということで。経済的な自立への支援ということで。他にいらっしゃいますか。

 

(名嘉委員)

資料4-4の5ページの「医療的ケア児等が利用できるよう介護老人保健施設の空床を利用した短期入所事業所の拡充」というところですけども、短期入所が増えるのはとてもありがたいことだと思います。広まっていけばとても助かると思うのですが、ベッドがあればいいというわけではなく、子どもですので、人の方の研修も同時に進めていただければ安心して預けられるかなと思いますので、是非、人の研修も含めていただければと思います。

 

(石田会長)

ありがとうございました。ご要望ということで。今回これがスタートした時点で、そういったニーズも出てくると思いますので、ご希望ということで承っておきます。ありがとうございました。
他に委員の皆様の方から何かございますか。

 

(里見委員)

凄く良く書けているんですけど、ちょっと見直してほしいのが、数値目標が必要な部分とそぐわない部分があると思うんですね。根拠があっての数値目標なんでしょうけども、その辺を検討していただきたいのが1つと。あと、相談の方なんですけども、千葉県は中核ができて、それを見倣って国が基幹相談支援センターという制度を作ってですね、さらに地域生活拠点事業というものができてきて、どこが何を担っているのか、かなり被っているところがあるんですよね。その辺の整理をそろそろしていくべきではないかなと思っているので、その辺の検討もお願いしたいと思います。

 

(石田会長)

ありがとうございました。ご要望ということで。他に委員の皆様の方からお手が上がりますでしょうか。
それでは引き続きで、計画素案から、第3部の「障害福祉サービス等の必要見込量等」についてということで、事務局から説明をお願いいたします。

 

≪事務局説明≫

 

(石田会長)

ありがとうございました。それでは、今の説明に関して、何かご質問等ございましたらお手を挙げてご発言ください。

 

(植野委員)

先ほどの里見さんのご発言と関連するのですが、千葉県におきましては、障害者条例があります。その他、色々ありますが、中核地域生活支援センターも全国にない千葉独自の幅広いとても優れた仕組み、それを大事にしてほしいと思います。
同じように、広域専門指導員もそうですけども地域相談員の仕組みについても全国にない、千葉県ならではの仕組みです。最近、差別に関する地域協議会の意味が分からないということで、あまり議論もされていないといった報告を伺っていますけども、千葉県のやり方に対し非常に関心をもっている方々いらっしゃいます。ですので、今後より良い発展的な形で仕組みづくりをしていただければと思います。千葉ならではを大切にしていただきたい。

 

(石田会長)

ありがとうございました。千葉らしさというか、独自性ということで。
他にこの場で御発言、ご希望ある方いらっしゃいますか。

 

(荒井委員)

全体的なことですけども、今回の計画策定に関しては、コロナの影響もあって、かなり短期間でやらざるを得なかった状況というのは重々承知しています。その中でここまでまとめていただいたのはありがたいのですが、できれば、間でもある程度の修正をするということを前提に置いていただければありがたいと思います。特に新規項目の追加について、今回に関しては、そういったこともありうるということも含めて進めていただいて、来年度に入ってもある程度、柔軟な修正ができるとありがたいかなというのが1点。
もう1つ、総論の3ページのところなんですけども、私どうしても違和感があるのがですね、『障害のある人が地域でその人らしく暮らせる共生社会の構築』というスローガンなんですが、計画の中身を見ると、例えば難病やひきこもりの方が入っていたりとか、県民全体が対象になっていくはずなんですよね、ですので、障害がある人だけの計画ではないというような書きぶりの方がいいのかな、と改めて感じましたので、今後、ご検討いただければと思います。

 

(石田会長)

ありがとうございました。御意見として承っておきます。
最後、『その他』になりますが、事務局の方から宜しくお願いいたします。

 

≪旅費に関する説明≫

 

(石田会長)

委員の皆様から様々な御意見をたくさんいただきありがとうございました。
それでは、以上で私のほうから事務局の方へお返しいたします。

 

(事務局)

皆様、本日は長時間に渡り、会議にご参加いただきありがとうございました。以上をもちまして、令和2年度第1回千葉県障害者施策推進協議会を終了いたします。本日はありがとうございました。 

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部障害者福祉推進課共生社会推進室

電話番号:043-223-2338

ファックス番号:043-221-3977

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