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更新日:令和4(2022)年12月23日

ページ番号:554912

おばあちゃんの話(令和4年度心の輪を広げる体験作文入賞作品)

おばあちゃんの話

小学生区分

千葉県知事優秀賞

木更津市立請西小学校4年
坂上 颯亮(さかがみ そうすけ)

 

お母さんが小学生に入るころ、ぼくのおばあちゃんは、病気でたおれました。頭の中で出血が起きたそうです。その後、体の左側がうまく動かすことができなくなりました。

病気でたおれてからのおばあちゃんは、今までのように、子育てができませんでしたが、できる限りのことをしていたそうです。

ぼくの知っているおばあちゃんは、一人で歩くことができなくて、どこへ行くときも、おじいちゃんやお母さんが手伝っていました。

ようち園のころ、家族で旅行に行きました。おじいちゃんとおばあちゃんもいっしょでした。自動車に乗って、みんなで楽しくいきました。車いすも持っていきました。そして、長野県の山や、お城のある場所まで行きました。昔、おばあちゃんは、山に登ることが好きだったから、久しぶりの旅行がうれしかったように見えました。ぼくは、まだ小さかったから、おばあちゃんがのった車いすを一人で押すことはできなかったけど、おじいちゃんやお母さんが押しているのを見て、いっしょに押して見ました。おばあちゃんはとてもよろこんでくれました。

その日の宿は、体の不自由な人でも過ごすことができるところでした。入口の段があるところのそばに、車いすが通ることのできるスロープがあって、おばあちゃんは車いすのままホテルの中に入れました。それから、部屋の中も車いすで移動することができるようになっていて、ベッドまで楽に行けることができました。お風呂もおばあちゃんが入れるように、特別ないすに乗って入れるようになっていました。いつもおじいちゃんはおばあちゃんのお風呂のとき手伝うのがたいへんそうだったけれど、このホテルではたぶんゆっくりできたのだと思います。

ぼくのまわりには、体の不自由なおばあちゃんがいて、おばあちゃんができないことは、手伝うのがふつうのことです。でも、そうじゃない人もたくさんいます。近くに困っている人がいれば、声をかけたり、手伝ってあげたりすることができるのがふつうな世の中であってほしいと思います。

最後に、おばあちゃんは今年亡くなりました。でもおばあちゃん、おじいちゃん、お母さん、みんなでがんばったと思います。これからも、体の不自由な人がいたら、やさしくしたいと思います。

 

 

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所属課室:健康福祉部障害者福祉推進課共生社会推進室

電話番号:043-223-2338

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