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更新日:令和5(2023)年12月22日

ページ番号:3002

第四次千葉県障害者計画の策定について(平成24年4月改訂)

この計画はすでに計画期間が終了しています。平成27年4月からの計画については、「第五次千葉県障害者計画策定推進情報」をご覧ください。

県では、平成20年度を以って終期を迎える「第三次千葉県障害者計画」に続く新たな障害者計画を策定するため、平成20年1月に民間の幅広い分野の委員で構成する「第四次千葉県障害者計画策定作業部会」を設置し、丸一年をかけて計画づくりを進めてきたところです。

また、計画策定に先立ち、障害のある当事者・家族などを含む幅広い県民の声や現場の実態等を計画に反映するため、関係者へのヒアリング、ミニタウンミーティングを実施しました。昨年9~10月にかけて計画(素案)に係る県内7か所でのタウンミーティングの開催や、パブリックコメントを行い、皆様の御意見を踏まえ計画案の修正を行い、この度計画として決定したものです。

なお、平成24年4月に、法改正に適切に対応するとともに、災害時における障害のある人への支援体制を整備するため、障害福祉サービスの供給量等を定めた第3期千葉県障害福祉計画を策定するとともに、第四次千葉県障害者計画についても施策の追加を行うなどの見直しを行いました。

  1. 計画の位置づけ
  2. 計画策定の経緯
  3. 計画の構成及び概要
  4. 計画の特徴
  5. 計画書のデータ

 1.計画の位置づけ

  • 本計画は、障害者基本法に基づき、健康福祉分野をはじめ、教育、雇用、余暇、生活環境、情報コミュニケーションなど障害のある人の生活全般にわたる施策を位置づけた総合計画です。
  • 障害者自立支援法に基づき、今後の障害福祉サービス量を見込む障害福祉計画を含む計画として策定しています。
  • 計画の期間は、平成21年度から平成26年度までの6年間(ただし、「第3期計画障害福祉計画」部分については平成24年度から平成26年度までの3か年。)
  • 本計画は、障害者基本法第11条第2項において規定される都道府県障害者計画として、平成16年7月に策定した「第三次千葉県障害者計画」(平成16年度~平成20年度)に引き続き、千葉県における障害者施策の推進を目的として策定する計画です。

 2.計画策定の経緯

計画の策定に当たっては、幅広い民間委員で構成する計画策定作業部会での議論やタウンミーティング等の開催など、徹底した県民参加により計画を策定しました。また策定段階から市町村の参加協力のもとに策定を行いました。

(1)作業部会での議論

  • 計画に多くの当事者や現場の声を反映させるため、障害当事者やその家族、事業関係者、公募委員等からなる「第四次千葉県障害者計画策定作業部会」を設置。丸一年26回の会議を経て計画をとりまとめました。
  • 作業部会のもとに、特定分野の施策・事業等の検討のため、「障害児療育支援」、「権利擁護」の2つの研究会を設置。議論の成果を計画に反映しています。

(2)タウンミーティングの開催等

  • 計画により多くの県民の声を反映させるため、県内各地の実行委員会との共催等により、県内24か所でタウンミーティングを開催するとともに、パブリックコメントを実施しました。
  • 幅広い関係団体、市町村等から2回にわたり意見をもらいました。

(3)千葉県障害者施策推進協議会(法定審議会)で継続的に審議を実施

 3.計画の構成及び概要

(1)第四次千葉県障害者計画の目指すもの(第1章)

計画の基本理念、本計画の特徴(ポイント)、本県における障害のある人やそれを取り巻く状況、第三次障害者計画の実施結果・課題等をわかりやすく整理し示しています。

(2)障害のある人もない人も共に生きる地域社会の実現に向けて(第2章)

障害のある人の自己決定や自己実現を支える支援の基本であり、あらゆる支援や取組みを繋ぐ基盤となる相談支援と権利擁護の支援体制構築等のための施策を位置づけています。

(3)ライフステージに沿った施策展開(第3章、第4章、第5章)

障害のある子どものための施策(療育支援、教育)、障害のある人のための施策(健康と生活支援、雇用・就業、余暇、生活環境、情報コミュニケーション)、高齢社会と高齢期に向けた支援など、ライフステージに沿った施策を位置づけています。

(4)障害福祉計画としての数値目標及びサービス見込量(第6章、第7章)

「障害福祉計画」部分として、地域生活の実現という目標に即した数値目標を設定。平成23年度までの3年間に提供を見込む「障害福祉サービス量」を位置づけています。

(5)計画の推進及び数値指標(第8章、数値指標など)

計画推進のための具体的な取組みを位置づけています。また施策の実効性を確保するため、計画全体に62の指標を設定しました。

 4.計画の特徴

<ポイント1>

どのような障害があっても、当事者本人の意向を適切に汲み取りつつ、当事者の自己決定や自己実現を目指した支援や取組を行うことができるよう、その基盤として、相談支援体制や権利擁護体制等の構築、障害のある人への理解を促進するための施策などを位置づけています。

<ポイント2>

障害のある人の多様な生活を生涯にわたって支えるという視点に立って、乳幼児期から高齢期に至るまでのライフステージに沿った施策や、生活・余暇・就労など多様なライフスタイルに即した支援策を位置づけています。とりわけ、誕生から成人へと至る子どもの時期は、生涯の中でも特に人間としての成長や生活・環境の変化など課題が凝縮された時期であることから、障害のある子どものための施策として個別の章を設け、ライフステージに沿った切れ目のない支援を位置づけています。

<ポイント3>

障害のある人の置かれた状況や障害特性、支援の必要性などを踏まえ、障害のある人一人ひとりに着目した支援の充実を目指しています。このため、発達障害者や高次脳機能障害など、これまで社会の認識が進んでこなかった障害のある人への支援にも積極的に取り組むこととしています。

<ポイント4>

相談支援、権利擁護、療育支援など今後、重点的に取り組む必要のある施策分野について施策の事業化等を進めるための専門部会を設けるなど、「健康福祉千葉方式」をさらに発展させ、官民協働により施策の施策に取り組みます。また、より実効性のある施策・事業の実現に向け、障害保健福祉圏域ごとに市町村との政策協議の場を設置するなど、これまで以上に市町村との緊密な連携を進めます。

<ポイント5>

第四次障害者計画関係(主な障害者施策の追加等)

(1)障害者自立支援法・児童福祉法の改正への対応や新たなサービス供給目標等の達成のための施策

  • グループホーム等の整備促進
  • 相談支援体制の充実
  • 障害児の通所サービスを提供する児童発達支援センター等の設置促進
  • ライフステージを通じた療育支援
  • 在宅医療の必要な障害児を対象とした「訪問看護ステーション」の育成等

(2)災害時における障害のある人への支援体制の整備

  • 障害者施設などの広域防災支援拠点としての整備の促進
  • 災害発生時の避難情報など重要な情報提供の体制づくりの促進等

施策の追加等の見直しを行いました。

計画書の入手方法

  • 印刷物で必要な方

県障害福祉課まで、「第四次障害者計画冊子希望」と郵便番号、住所、電話番号を明記のうえ、ハガキ、ファックス、メール等で請求ください。郵送でお送りします。点字資料版もあります。無料。

  • 電子(でんし)データで必要な方

この下の「計画書のデータ」からダウンロードできます。

そのほか計画の入手についてご要望があれば県障害福祉課に相談ください。

 計画書のデータ

「第3期千葉県障害福祉計画」の策定及び「第四次千葉県障害者計画」への施策の追加等について

<2ページPDF版>(PDF:98KB)

一括ファイル(改訂版)

<一括ファイルPDF版>(ZIP:9,020KB)

計画全体分割ファイル(改訂版)

<表紙・裏表紙>(PDF:1,834KB)

<はじめに>(PDF:2,588KB)

<目次>(PDF:647KB)

PDF版

1章

第四次障害者計画の目指すもの

(PDF:1,994KB)

2章

障害のある人もない人も共に生きる地域社会の実現に向けて

(PDF:2,525KB)

3章

障害のある子どものための施策の展開

(PDF:1,085KB)

4章

障害のある人のための施策の展開

 

-

1.健康と生活支援

(PDF:728KB)

-

2.雇用・就業

(PDF:952KB)

-

3.余暇

(PDF:274KB)

-

4.生活環境

(PDF:808KB)

-

5.災害時における障害のある人への支援体制の整備について

(PDF:215KB)

-

6.情報コミュニケーション

(PDF:404KB)

5章

高齢社会と高齢期に向けた支援

(PDF:1,470KB)

6章

地域生活を実現するための施策と目標

(PDF:544KB)

7章

障害福祉サービス提供の見込

(PDF:1,975KB)

8章

計画を力強く推進していくために

(PDF:522KB)

-

数値指標一覧(各章に掲げた指標の再掲)

(PDF:298KB)

-

参考資料

(PDF:1,153KB)

-

奥付

(PDF:623KB)

《参考》計画策定の経過

(1)ミニタウンミーティングの開催・関係団体からの意見聴取

  • 県内の団体と共催により14箇所で意見交換を実施。900名が参加。
  • 関係団体約200団体に提言や意見を求め63団体から提言や意見を得た。
  • ミニタウンミーティングでの意見と合わせ、分野ごとに整理し、作業部会での議論のスタートとした。

(2)作業部会・研究会での議論

  • 平成20年年1月、民間の幅広い分野の委員28名で構成する「第四次千葉県障害者計画策定作業部会」を設置。平成21年1月の最終会議までに全26回開催。

【作業部会名簿】(PDF:14KB)

計画策定作業部会

  • 今計画で新機軸となる分野について重点的に検討するため研究会を設置。
  • 「障害児の療育支援体制のための研究会」平成20年4月設置、16回開催。
  • 「障害者の権利擁護のための研究会」平成20年6月設置、8回開催。
  • 作業部会、研究会では当事者、家族、支援者約30名からヒアリングを実施。

障害児療育研究会
障害者権利擁護研究会

(3)タウンミーティングの開催

  • 計画策定作業部会の検討結果及び障害者施策推進協議会での審議を踏まえとりまとめた「第四次千葉県障害者計画(素案)」について、障害当事者や関係者をはじめとする県民の皆様の意見・提案や地域の課題等を聴くため、県内に実行委員会を募り、各地域の実行委員会との共催により平成20年9月から10月にかけて県内7か所でタウンミーティングを開催。
  • 総計2,130名の県民が参加、479件の意見を踏まえ計画案に反映。

(4)パブリックコメント・団体意見照会の実施

  • タウンミーティングに参加できなかった幅広い県民の皆様の意見を聴くため、平成20年11月31日~12月17日を期間としてパブリックコメントを実施。また同様に、平成20年10月1日~10月22日を期間として、県内の障害者施策関係団体に意見照会を実施。
  • 50個人・団体から149件の意見が寄せられ、これを踏まえ計画案に反映。

(5)千葉県障害者施策推進協議会での審議

  • 障害者施策に係る法定の審議会である「千葉県障害者施策推進協議会」において、計画(素案)のとりまとめ(平成20年9月10日開催)及び、計画(案)のとりまとめ(同年12月24日開催)段階において、それぞれ計画の策定状況及び内容について審議をいただいた。
  • 協議会からの意見を踏まえ修正を行って最終の計画(案)をとりまとめた。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部障害者福祉推進課共生社会推進室

電話番号:043-223-2338

ファックス番号:043-221-3977

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