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報道発表案件

更新日:令和5(2023)年10月30日

ページ番号:4899

平成29年度第2回インターネットアンケート調査の結果について

アレルギー疾患対策について

千葉県健康福祉部疾病対策課
電話:043-223-2662

1.調査の目的

現在、約2人に1人が気管支ぜん息、アトピー性皮膚炎、花粉症、食物アレルギーなどのアレルギー疾患を有していると言われており、依然として増加傾向にあります。今回アレルギー疾患に対する意識やニーズを把握し、アレルギー疾患を有する方の今後の生活の質の維持向上のための対策を検討することを目的として、皆様のご意見を伺いました。

2.調査の実施状況等

(1)調査対象:アンケート調査協力員1,413人

(2)調査時期:平成29年8月29日~9月11日

(3)調査方法:インターネットアンケート専用フォームへの入力による回答

(4)回答状況:アンケート調査協力員1,413人のうち168人が回答(回答率11.9%)

(5)調査項目

  • 問1.あなたは、アレルギー疾患に関する情報に関心がありますか。
  • 問1-1.あなたは、アレルギー疾患に関する情報でどのようなことに関心がありますか。
  • 問2.あなたは、自身又は家族のことで、アレルギー疾患に関してお困りのことがありますか。
  • 問2-1.どのアレルギー疾患でお困りですか。
  • 問2-2.困っているのはどのようなことですか。
  • 問3.あなたは、「千葉県アレルギー相談センター」の電話相談やホームページを知っていますか。
  • 問4.あなたは、アレルギー疾患対策に関して、どのようなことを県に期待しますか。
  • 問5.その他アレルギー疾患対策に関してご意見、ご要望があればお聞かせください。

3.回答者の構成

(1)年齢

(回答者数:168人)

年齢については、『70歳以上』が29.2%と最も多く、次いで『40歳~49歳』及び『50歳~59歳』が20.8%となりました。

(2)性別

(回答者数:168人)

性別については、『男性』が72.0%、『女性』が28.0%となりました。

4.調査結果

問1.あなたは、アレルギー疾患に関する情報に関心がありますか。(1つ選択)

(回答者数:168人)

アレルギー疾患に関する情報への関心度についてたずねたところ、『ある』が47.6%と最も多く、次いで『どちらかといえばある』が25.6%でした。

【問1で「ある」又は「どちらかといえばある」と答えた方に聞きました。】
問1-1.あなたは、アレルギー疾患に関する情報でどのようなことに関心がありますか。(いくつでも)

(回答者数:123人)

アレルギーに関する情報として関心がある事柄をたずねたところ、『予防策』が73.2%と最も多く、次いで『アレルギー食品情報』が64.2%、『医学的知識』が63.4%、『医療機関情報』が42.3%でした。

また、『その他』の答えの中には、「アナフィラキシーショック時の応急措置」、「栄養学、調理法、掃除法、運動法、リラクゼーション法」、「自己管理を主体的に学べる方法」などの意見がありました。

問2.あなたは、自身又は家族のことで、アレルギー疾患に関してお困りのことがありますか。(1つ選択)

(回答者数:168人)

アレルギー疾患に関するお困りごとがあるかたずねたところ、『ある』が58.9%でした。

【問2で「ある」と答えた方に聞きました。】
問2-1.どのアレルギー疾患でお困りですか。(いくつでも)

(回答者数:99人)

お困りのアレルギー疾患についてたずねたところ、『花粉症』が69.7%と最も多く、次いで『食物アレルギー』が35.4%、『アレルギー性鼻炎』が28.3%、『アトピー性皮膚炎』が27.3%でした。

また、『その他』の答えの中には、「薬のアレルギー」、「蕁麻疹」、「タバコの煙による目、鼻、喉の痛み、咳の出現」、「季節に応じたアレルギー症状」などの意見がありました。

【問2で「ある」と答えた方に聞きました。】
問2-2.困っているのはどのようなことですか。(いくつでも)

(回答数:99人)

アレルギー疾患がある方がどのようなことで困っているかたずねたところ、『日常生活への影響について』が67.7%と最も多く、次いで『受診・治療について』が46.5%、『正しい情報を得る方法』が38.4%でした。

また、『その他』の答えの中には、「原因が不明」、「保育所や学校での理解」、「金銭的、精神的負担」などの意見がありました。

問3.あなたは、「千葉県アレルギー相談センター」の電話相談やホームページを知っていますか。(1つ選択)

(回答者数:168人)

「千葉県アレルギー相談センター」の電話相談やホームページの認知度をたずねたところ、『知らない』が85.7%と最も多く、次いで『知っているが、利用したことがない』が13.1%、『利用したことがある』が1.2%でした。

問4.あなたは、アレルギー疾患対策に関して、どのようなことを県に期待しますか。(いくつでも)

(回答者数:168人)

県に期待するアレルギー疾患対策についてたずねたところ、『情報の発信』が64.9%と最も多く、次いで『相談窓口の充実』が45.8%、『診療費用の援助』が43.5%でした。

また、『その他』の答えの中には、「夜間、祝日に受診できる」、「飲食店等での対策」、「根治療法等の情報提供」などの意見がありました。

問5.その他アレルギー疾患対策に関して、ご意見、ご要望があればお聞かせください。

(寄せられたご意見・ご要望には次のようなものがありました。)

(1)情報発信の充実について

  • 次々新しい情報が出てくると思うので、その都度、情報がすぐに入手できるようにしていただけるとありがたい。長く付き合わなければいけない疾患なので、正しい知識を持ち、その知識や情報を生かしていきたい。
  • アレルギー反応を起こされた方を発見した時の対処法などを知りたいです。
  • 現在は疾患はないが、いずれ疾患が生じる事は否定できないので、知識は備えていたいので、情報の発信を期待したい。

(2)相談窓口の周知

  • 永年花粉症に悩まされている。相談センターがあると聞いて、来年春は是非利用したい。
  • 色々なアレルギーについて、相談する窓口がわからないので、相談しやすいよう増やして貰いたい。

(3)講習会の充実について

  • 自己管理の方法を主体的に学ぶ場があるとよいと思います。ただ、薬を飲んだりするだけではなく、日常生活で自分で気を付けることで症状を抑える方法があるかもしれません。アレルギーは人によって症状も違いますし、それぞれの日常生活も異なりますので、得られた医療知識を自分の生活に取り入れるセルフマネジメントができるとよいと思います。そのような取り組みを行っているNPOなどの患者団体と、県との協働の勉強会などを希望します。

(4)生活環境の改善について

  • ブタクサなどの発生を抑えるなど、地域と一体となり駆除の方法を検討する。地域でできることを始めたい。
  • 化学物質等のアレルギーで肉親が困っています。根本的な治療法はなく、予防的にその物質を避けなければなりませんがなかなか困難です。タバコ煙の化学物質の受動喫煙でも困っています。早くすべての建物内の全面禁煙と歩行喫煙を禁止していただきたいと願っています。

(5)保育、学校等での対応について

  • 特に食品アレルギーについては知られるようになったが、保育や教育の現場には新しい情報も含めて、知っていて欲しい。

(6)受診等に係る負担軽減について

  • 休日、夜間の病院を作ってほしいです。
  • 食物アレルギー対応で、専門の食品を取り寄せるなど、食費の負担は膨大です。特定疾患に指定などされて、助成があればと思います。

(7)治療方法等の開発等について

  • 国民病ともいえる花粉症について、安価で手間なく完治できる治療法の確立に力を入れてほしい。
  • この疾患は、年々増加傾向化と思います。専門家の研究成果に期待しております。

(8)その他

  • 年齢を重ねるごとにアレルギー反応が変化すように思います。余り敏感になりすぎないことが肝要に思います。
  • 流山の小児アレルギーエデュケーターが在中する医療機関にかかっています。流山はアレルギーの過疎の地域ですが、医師以外の専門職の存在はとても大きいです。研修や相談、公演など幅広く活動されて市民を支えてくれる存在です。
  • 日本一の対策県になってほしい

※たくさんのご意見ありがとうございました。みなさまからいただいたご意見は、今後、本県のアレルギー疾患対策に役立ててまいります。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部疾病対策課難病・アレルギー対策班

電話番号:043-223-2662

ファックス番号:043-224-8910

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