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更新日:令和5(2023)年3月28日

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主な県有林の紹介

豊英(とよふさ)県有林

豊英島

君津市清和地区の県有林の内、豊英県有林は、約874ヘクタールで、森林の状況はスギ・ヒノキなどの人工林が15%、広葉樹林84%、その他林道敷等1%となっています。この地区は清和県民の森の中心的エリアで、森林館・木のふるさと館・キャンプ場・ロッジ村などがあり、林道・遊歩道も整備され、最近は年間36万人を超える利用者が来訪しています。

豊英県有林が、清和県民の森の中心的エリアであるとともに、豊英湖・三島湖の最上流部に位置し、重要な水源林ともなっております。
そのため、森林の形態は、出来るだけ自然の遷移にまかせて、安定的な森林となるよう努め、一方で、森林や林業の理解を深める場や、森林レクリエーションの場として整備し、奥地水源林整備のモデルのひとつとして育成しています。

嶺岡(みねおか)県有林

複層林(二段林)

嶺岡県有林は、鴨川市及び南房総市に位置し、総面積は約150ヘクタールとなっています。

嶺岡県有林は昭和29年度から主伐事業として皆伐施業を開始しましたが、昭和50年代始めに、皆伐施業の見直しを行いました。

当地域は、水源涵養保安林、地すべり防止区域、県立自然公園等に指定されており、風致の維持、林地の保全などの公益的機能を高度に発揮させる必要があることから、一定の収穫を得ながら120年を伐期とした優良大径材の生産を目標とし、間伐(風致的重間伐と称した)を実施する方針としました。

この方針により、昭和51年度から54年度の4年間にわたり、間伐率を材積で概ね3割、本数で4割として施業を実施しました。

以後、複層林化計画が決定し、平成元年度から10年度まで、主伐(択抜)による生産を行い、下層木の植栽を行いました。

現在は、下層木の成長促進を図るため、下層木の間伐を実施しています。

鬼泪山(きなだやま)部分林

広大な部分林

県が模範林造成の適地として選んだ鬼泪山は、富津市の鹿野山山系の一部で、血染川の水源となっています。明治維新前から乱伐と野火により林野は荒廃し、広漠とした原野となっていました。明治17年には牧畜種芸会社がこの国有林野の一部を借り受け牧場として使用していました。

県は明治39年国に部分林設定願を出し、部分林設定契約を締結、造林をすすめました。以後契約面積を順次拡大、昭和34年からは主伐事業が開始され、これに伴う伐採跡地の再契約及び再造林が行われ、現在の面積は713ヘクタールとなっています。

お問い合わせ

所属課室:農林水産部森林課県有林班

電話番号:043-223-2947

ファックス番号:043-225-7448

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