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更新日:令和4(2022)年8月31日

ページ番号:535464

館山野鳥の森指定管理者管理運営状況評価(令和3年度)

1概要

(1)施設名称

施設名

館山野鳥の森

指定管理者

一般財団法人千葉県観光公社

指定管理期間

平成31年4月1日~令和6年3月31日

評価対象年度

令和3年度

第三者評価の有無(今回)

なし

施設所管課

農林水産部森林課

(2)施設の設置目的等

設置目的

県民が自然に親しみつつ、自然のもたらす恩恵を享受する機会を県民に提供することにより、県民の健康の増進及び青少年の健全な育成を図るため

指定管理者が行う業務の範囲

1森林、園地、展示施設その他の施設の提供

2野外活動に関する指導助言

3その他県民の森の設置の目的を達成するため知事が必要と認める業務

(3)施設の運営状況

年度

利用者(人)

事業費等の内訳(千円)

指定管理料

(A)

その他維持

管理費(B)※1

利用料金

(C)

事業費総額

(A+B+C)

使用料等

県収入(D)

県の収支

(D-A-B)

R3

52,366

22,000

2,562

0

24,562

62

-24,500

R2

36,544

22,038

6,349

0

28,387

61

-28,326

※1維持補修費、委託料、工事請負費、備品購入費(指定管理料に含まれるものを除く)

2評価結果

(1)管理運営状況評価

評価項目

評価

評価理由等

管理業務の実施状況に関する事項

施設の設置目的・法令等の遵守等

A

施設の設置目的を理解し、千葉県立県民の森設置管理条例等に基づいた管理運営が行われている。個人情報保護に係る教育は新型コロナの影響で研修が中止となったため実施できていないが、個人情報は適切に管理され、事故等の報告も遅滞なく行われている。

また、関係法令も遵守されており、ほぼ期待する水準どおりであった。

安全性の確保

S

日常の巡視や点検、定期的な設備点検等により安全な施設の維持管理に努めている。また、危機管理マニュアルが整備され、定期的な防災訓練を行うなど、危機管理体制が整備されていた。

施設周辺のナラ枯れ被害木を伐倒・くん蒸処理する等、安全確保のための積極的な整備が行われており、期待する水準を上回っていた。

適切な管理運営

A

事業計画どおりに、施設の管理、清掃、警備等が適切に行われている。また、車いすを整備し適宜点検する、遊歩道散策用に無料の貸出し杖を配備する等、社会的弱者への配慮もなされており、ほぼ期待する水準どおりであった。

適切な財産管理

S

文書は項目毎、年度毎に編冊されており、備品の保管は良好。

施設の点検記録、修繕記録が整備され、展望台や広場の木柵修繕、遊歩道沿いベンチの更新等により、維持管理に努めている。特に遊歩道の台風被害について、継続した復旧作業により着実に通行可能区域を延長させており、期待する水準を上回っていた。

事業の企画運営に関する事項

事業の実施

(必須事業)

A

新型コロナ等による中止を除き、事業計画どおりに事業を実施している。また、図書コーナー等の設置、樹木ラベル及び案内看板の設置、柵改修等による展望台の適切な維持管理等により施設の活用が図られており、ほぼ期待する水準どおりであった。

サービスの向上

自主事業

地域の連携等

S

双眼鏡や野鳥観察テント等の無料貸出し、野鳥観察のためのマイクロスコープ付き巣箱の設置、地域と連携した商品、製作品の販売等によりサービス向上に努めていた。

また、館山市観光協会主催のクラウドファンディングやスタンプラリーへの参加協力等により、地域活性化に貢献していた。

自主事業においては、特に、販売している木工製品の完成度が高く施設の良い特色にもなっており、木と親しむ機会の提供としても貢献していた。よって、期待する水準を上回っていた。

施設利用状況に関する事項

A

利用者数は、前年対比143%であり、新型コロナの影響から概ね回復した。

関連施設のチラシ配布やDMの発送、新聞や広報誌への投げ込み、関係団体への情報提供、ツイッターでの情報発信等利用拡大に努めており、ほぼ期待する水準どおりであった。

管理運営体制

A

概ね計画通りの組織体制により管理されていた。

新型コロナの影響により職員研修が実施できなかったものもあるが、必要に応じて刈り払い機、チェーンソー等の特別教育やHACCP講習等の受講を実施しており、ほぼ期待する水準どおりであった。

収支状況

A

計画では新型コロナの影響による自主事業収入減を見込んでいたが、計画より収入が大きかったこと、人件費等で支出を抑えたこと、雇用調整助成金の受給等により、財務状況は健全な範囲を保っている。

利用者意見の反映

利用者満足度

A

アンケートにより、利用者の意見の把握、及び対応に努めている。アンケート回答件数も多く、満足度も高いため、ほぼ期待する水準どおりであった。

総合評価

良好

各評価項目の対応数値の平均2.3点

(2)特記事項

特に評価される点

施設周辺のナラ枯れ被害木を伐倒・くん蒸処理する、R1台風による遊歩道被害について着実に復旧作業を進める等、施設の安全で快適な環境の維持に積極的に取り組んでいる。

地元作家の作品の展示・販売、オリジナル木工製品の販売等、サービス向上の取組みに工夫がみられる。

地域イベントへの参加協力や地域と連携した自主事業販売の充実により、地元地域へ貢献している。

次年度に向けて

改善が望まれる点

  • 個人情報保護に係る教育について、新型コロナの影響等で研修への参加が難しい場合は、社内教育を企画する等工夫して、計画どおり実施すること。
  • 行為の許可をおこなった際は、業務報告書及び事業報告書で必ず報告すること。

前年度評価で改善が望ましいと指摘された点とその改善状況

(指摘事項)

  • 個人情報保護に係る職員教育を内部で随時行っているとのことだが、記録が無いため確認できるよう記録に残すこと。

(改善状況)

  • 個人情報保護に係る職員教育は、新型コロナウイルスの影響により研修自体が中止になり、実施できていないため該当なし。なお、新型コロナの影響等で研修への参加が難しい場合は、社内教育を企画する等、工夫して計画どおり実施し、記録に残すこと。

3その他

第三者評価におけるその他の意見

第三者評価は実施していない。

お問い合わせ

所属課室:農林水産部森林課県有林班

電話番号:043-223-2947

ファックス番号:043-225-7448

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