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更新日:令和5(2023)年5月19日
ページ番号:344113
カシノナガキクイムシという昆虫が媒介する「ナラ菌」によってナラ類、シイ・カシ類等のブナ科に起こる樹木の伝染病に、ナラ枯れがあります。
本県のナラ枯れ被害は、平成29年9月に鴨川市のマテバシイ林で初めて確認され、以降、主に県南部地域で発生していましたが、徐々に県北部地域でも被害が報告されています。
主な防除方法は、予防(未然防止)として樹幹注入、駆除(拡大防止)として伐倒くん蒸、搬出・焼却または破砕する方法などがあります。
防除を行う際は、被害拡大防止のため、以下の点にご留意ください。
(1)翌年の羽化時期(5月頃)までにくん蒸、焼却等の処理を行うこと。
(2)伐倒は、10月以降に実施すること。
(3)伐倒は、地際に多く虫が穿入しているため、極力低い位置(10センチ以下を推奨)とすること。
(4)被害木は、未発生地への移動は避け、移動した場合は羽化時期前に焼却・破砕等の処理を行うこと。
カシノナガキクイムシ
左:オス、右:メス
(県森林研究所撮影、1目盛0.5mm)
マテバシイ林の枯損
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